2012年8月25日〜8月26日の2日間で、第49回いたスト関東オフが開催されました。年3回の開催なので、今年の開催はこれが最後になります。というわけで、いつも通りレポートしましょう。
今回も 1日目 4卓、2日目 3卓の変則的な開催です。この場合、対戦相手の抽選は2日目にやり直します。マップは事前抽選済みです。
1戦目は相性の非常によい日本列島です。いたストオフでは 10戦で 7勝もしています。とはいっても、今回は序盤から染められる展開に。
東北3軒+上越3軒、関西3軒、北陸3軒と本土が染まる中、北海道での長期滞在が影響してこちらは北海道が 5軒まで伸びました。空き地1軒が税務署になっていてそこからの振り込みで 2200Gに、本土のお店は1ターン目に購入した関東の 1等地、値上がりして 880G になっています。流動資産はほぼ 0の状態で、1週目から競売のタイミングに。
といっても、この関東は手放すと 3軒を取られてしまうのでうかつなタイミングで競売に出せません。ギリギリまで粘った物の、北陸 3軒が抜けられず、自主競売することに。代わりにフリーの甲信越が 1軒増えました。
北海道は防衛増資済みで、MAX2回 1400G、1000Gという買い物料、ただ、東北も独占して 1軒 1700Gができています。本土はかなり歩きにくい状態になっていて、どうやって北海道で攻めるかと思っていたら、東北独占のトップから 1400Gをもらい、立て直しに成功。
とはいえ、本土に店が乏しい状態でしたが、北海道のフィーバーが止まりませんでした。東北独占+上越3軒まで伸びていたのが、気づいたら店売りで何もキープできない状態に。北陸独占+関東3軒+東海道3軒と店どりに恵まれたプレイヤーが出て、北陸は 198株近いインサイダーになったのですが、79番でヘリポートをつかませて失速させることに成功。
九州も 4軒まで育っていたのですが、先取りの有利と北海道の脱出力の低さで、破産に持ち込むことに成功。破産させトップで終了しています。総資産が 10000G ちょっと、株もうけ 700Gくらいという結果です。
これで、日本列島は 8勝目、相性以上の何かがあるマップかもしれませんね。かなり早く終わったので、つけ麺にありつくことに成功しました。
2戦目のオラクルベリーは、いきなり最初のマークで 99番を引いてサラリー確定に。周回が遠いマップでのこのカードは強力です。とはいえ、エリアどりはあまり進まず、レース場が 2等地、3等地の2軒のみ、他はこれといったエリアはありません。格闘場の2、3、5等地を押さえられ、スロット置き場が 3軒になったプレイヤーが出た時点で交渉が始まりました。
銀行回りの大舞台の安めを持っていて、ここを材料にする手もあったのですが、他のプレイヤーがあまり回してもらいたくない雰囲気を出していたので、本線から外しました。控え室を2軒にする交渉が入り、安全なルートがなくなることに。このエリアが伸びると酒場は弱くなります。
こちらは、中盤で格闘場の高め2軒に阻まれ周回のアドバンテージがとび、店どりも悪い状態になりました。こちらも交渉を回すことにして、結局は、レース場の1等地と、酒場の1等地を交換することに。
資産差が 3000G 程度あったのと、大舞台のゾーンが完成すること、酒場は株30%アップが当たっていたこと、相手はサラリー直前で株が買えることなど相手に有利な条件がそろっていたので、店価格 340 に対して 300 をもらってくるところで 1200G まで要求しています。結果は 900 まで下がりましたが、ほぼ 5倍条件の提示です。
結局この交渉で、当面の伸び目とゾーンを獲得した事が勝負に響いています。こちらもゾーンの 700Gを振り込んでいますし、独占が最終盤までできず、店どりからお客もろくに来ないことに。といっても奥目の控え室狙いのプレイヤーから 910Gはもらっています。
作戦ミスがあるとしたら、ループを方向転換できたときに周回方向を変えないほうがよかったですね。分岐から「2」マスに銀行と5倍買いしたい店があるので、出目分散の意味で散らしたほうがいいのです。
お店が重要すぎて死蔵せざるを得なかったのがきついですね。格闘場の一等地も、大舞台の独占店舗もどちらもタイミング良く交渉なり、競売なりに出せばかなりの値段がつくのですが、終盤まで勝負がもつれたためそのタイミングもありませんでした。
こういう展開だと株を押さえているプレイヤーが有利で、こちらはにぎやか3人組狙いで一点張りをするしかなかったです。最終版でカード自体は引くことに成功していますが、いただきもなく 4位終了です。このゲーム 33番と22番が早めに出てしまって、倍売りシフトにならなかったのも終盤に響いています。
カードの都合にもよるのですが、交渉の札が全く切れない状態が続いたのが痛いですね。酒場の値段要求は流動資産を飛ばすつもりでつけています。これでも戦略上残した 60株とかを切れば、普通に回ることは知っていての提示ですが。奥目にもう1軒くらい店があると変わってくるのかもしれません。
時間がなかったので、3戦目は時短マップで。こちらも序盤から自分以外の3人に3軒が作られる中、自分はハワイ滞在でハワイが 3軒になろうとしていたところです。店もちょっと気を抜くと伸びるので破産の危機まであります。
といいつつ、店どりが比較的分かれていたので、テキサスを 5倍買いで 3軒、コロラドを 5倍買いで 3軒まで伸ばし、ここか主軸になりました。最終的にはどちらも独占まで伸びています。
この2エリアなので下手をすると事故まであるかと思ったのですが、その通りで中盤からリードを取っていた物の、最後のひと伸びが足りませんでした。目標金額突破からロサンゼルスの 720G振り込みで延長戦に。底からシカゴの 2100Gを振り込んで 3位転落、17800G くらいからサラリー+株購入で銀行に向かったのですが、これで 20040Gの 3位終了が確定しました。
計算すればいいのではというのもありますが、この時点で 20:30 過ぎとかなり押していたこともあり、ゲームを終わらせる方を優先させました。どちらも 3000G、5000Gのお店があったので、事故が1回起これば簡単に逃げ切れたのですが、マハラジャも含めこのあたりが完全回避されたのが痛いですね。
宿舎では秋のゲームマーケット向けの作品をテストプレイしていただきました。内容が内容だけに、いたストオフの宿舎で試してみたいと思ったので。翌朝は「はなふだ」はちゃんとプレイされています。朝の時間も久しぶりにゲームをやりました。
4戦目カジノタウンは、1周目に遠回りでヘリポート含む3軒を獲得、銀行右側は動物園もできてロックしやすい体制になりました。といっても遠回りのせいで若干資金繰りに苦労することに。2週目で増資先着で若干伸び、基本的に待つ展開に。独占したあとは、動物園を中心に増資して、歩かせない展開に。
中盤 2700Gを休日で取り逃したのがありましたが、あれが拾えていると楽勝ですね。とはいえ周回ルートでの休日マスではあるのですが。ゲーム中唯一起こった事故は、ヘリポートを5倍買いされた後に 1000、400、1400 の3連続いただきがあったことでしょうか。
これで、資金繰りが一気に苦しくなったプレイヤーが、株持ち 3軒を指し値交渉に。2位のランニングゲームときになったところですが、6.5倍の1150Gで阻止しました。1000Gちょっとの値段でつかませるのもアリだったかもしれませんが、このあたりは微妙かも。
ビッグジョーが伸びるのが遅かったというより、ここぞとばかりの銀行停止で収入の機会が全くなく、こちらは飛ばされる事故で、隣のロイヤルストレートに捕まって戻ってこられなくなったりで、流動資産が増えずにずるずると遅れてきました。株価委の機会が自分だけ取れないのと、どこでもカードの枚数も効いていますね。
最終版はマッチレースになりました。出遅れていましたが、マハラジャからのいただきでどうにかなるという場面でしたが、こちらにはビッグジョーの 1000Gだけ。最終局面の交換交渉でできたお店に捕まり 4位終了でした。中盤の銀行停止率の低さと、停止され率の高さ、ここぞとばかりに振り込むのが致命傷になりました。
いたストGKと3での違いはマイホームの有無と、4軒の増資あまり 3倍分があります。ルーレットは価格が安いのでこの差が大きいですね。あとは、関東オフではGKはスロットのみなのでどこでもカードの入手率がかなり違います。ワープも出るので若干ロックしにくい印象はありますね。
5戦目の世界樹は、序盤からお店があまり買えない展開に。スイッチで事故含みの展開になったあげくに、3軒+3軒を作られることに。ここは2強2弱の展開になりやすいのですが、まさにその通りでした。
5倍買い後の交渉で2軒エリアを持つも、本筋は銀行右上のおばけきのこです。高めを含む2軒で1軒フリーになったのを自力で3軒に、交点はありませんでしたがここで戦うしかない状態に。
銀行回りのいっかくうさぎとその下のじんめんじゅが高くなりましたが、そのほかは育つのに時間がかかる展開に、若干のランニングゲームの様相になりました。こちらはすっかり出遅れていたもののおばけきのこ独占で買い物料だけ狙える展開に。
最終版は3軒が多いところでしたが、おばけきのこで延長戦を獲得しました。ここから 2000G×2回をいただいています。それでも流れは止めきれず、3位終了でした。このマップの場合株の購入機会の差が出やすく、1エリアしかないと押さえ切れてしまう事が多いのですが、今回がまさにそんな感じに。最後は株が10枚しかありませんでした。
最終戦までのポイントは 9ポイント、3番テーブルかと思ったら 2番テーブルに残りました。相性の悪いロンダルキアが残っています。ここは基本的に一本道のマップで脱出率の低い飛び地が特徴です。
といっているそばからいきなり飛び地に捕まり、脱出不能に。2人が飛び地に入る面倒な展開で、マークが割れて半周以上の遅れに。そうこうしているうちに有効な店も、木の店インサイダーもどんどん取られていきます。トップ 3500Gに対して、2200Gで2度目の飛び地入りに。本土にお店がないととことんつらいマップですね。
木の店インサイダーの相乗りでもうけ、飛び地は3軒+飛空挺乗り場の形になりましたが、本土の足がかりがありません。といっても本土にも有力なエリアがあまりない状態でしたが。木の店を絡むところがどこまで伸びるかがポイントになりそうでした。
巡り巡ったチャンスは、銀行左上の氷の盾を5倍買いで安め3軒に。銀行通過と方向転換で 198株に、全員集合で 265株まで伸びましたが、増資できず 5倍買いでつぶされました。これが当たっていると 2000Gは伸びていたでしょう。
後は3軒の飛び地で事故を待つだけでしたが、まったりしている展開で株を押さえてのランニングゲームの形に。ゲームメイクできる体制でもないので他の2人の様子を見守るしかありませんでした。独占エリアを協定4倍買いで崩し、独占店舗と交換交渉で逆転の目をつかみました。
といっても、飛び地は結局フィーバーせずで終了しました。トップも入り込みましたが、どれも脱出が早かったですね。この飛び地の怖いところは脱出率が低く、ターン数を持って行かれるところです。独占すれば 2000Gクラスが並びますし、目標金額は 2000Gなので長期滞在で一気にひっくり返ります。
最後は、賞金後のまる1周事故待ちの展開でしたが、事故が起こらずに 3位終了でした。
ここは、飛び地の滞在があまり似長すぎたのでどうしようもないところが多かったですね。氷の盾は1回外すのもありましたが、株を外したところであまり意味がない状態になっていたので。相乗りプレイヤーの 290G増資見落としも痛いですが、ブロックできるプレイヤーを 1人減らしたのは全体の展開に影響したかもしれません。
このマップ、本土に 6エリアしかないので、不幸なプレイヤーは 1人は出る印象があります。ダーマ神殿やまちゅぴちゅの本土と同じ店数と考えると想像に難くないのではと思います。
結果10ポイントの終了でしたが、6試合すべてで、おしなべて厳しい展開が続きました。事故待ちでしたが目標金額突破までの道までは作れたのですが。次は年明け1月でしょうか。