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● 第52回いたスト関東オフのレポート ●

 2013年8月24日〜8月25日の2日間で、第52回いたスト関東オフが開催されました。今回は普通の土日でしたがフル参戦と言うことで、思いっきり楽しんできました。いつも通りのレポートです。


- 1日目 本戦 -

 今回は、両日ともに 3卓の開催で、マップの抽選は事前に行っています。2面打ちを含むので、メンバーの入れ替えもあります。マップについては、先週の更新をご覧ください。

●1戦目 宇宙星雲(GK)

 1戦目は、初代いたストからの宇宙星雲です。序盤スムーズにお店もとれて、銀行にも帰れたのですが、エリアがそこまでそろわない形になりました。3軒以上を 3人がそろえる展開でしたが、そろったのは3番目。増資に向かう時間がなかなかとれず買い物料が上がらない展開に。

 とはいえ、適度に銀行に戻れていることと、流動資産を削っての 5倍買いが入って、自主競売のお店をつかんでから、流動資産が少ない展開に。エリアはできたので手広く攻めることができそうなのですが、終局はもっと早いところにきていました。

 いち早くエリアをそろえたプレイヤーが、店売りで沈みだしてきました。総資産が 10000 にのらないくらいの早い段階で、これからというところで、破産の危機が。宇宙星雲は同じ目で高いお店に入るゾーンが組めるマップでもあります。チャンスカードからの「1」で 3900G の振り込み確定で破産者が出てのゲーム終了でした。

 宇宙星雲は破産者がそこまで出ないマップではあるのですが、打ち切られた形での 3位終了でした。

 ここは戦略というより、強引な5倍買いで高い店を作られた感があるので、押し切られた感じの強いゲームになりました。中盤に流動資産がないタイミングがあったことと、買い物料の高いお店が作れなかったことが敗因でしょうか。

 とはいえ、流動資産がショートすると立て直しにくいマップなので、攻めるタイミングが難しいところではあります。内周に入るタイミングもしかりですね。

●2戦目 呪いの館(GK)

 2戦目は、いたストGKの呪いの館です。序盤から足が速く、スムーズな周回ができています。空き地はとられましたが、銀行周りが 2軒になり、増資が入っていい 300Gのお店ができあがりました。このお店は強い印象がありますね。

 飛び地でうまく周回を稼いだプレイヤーが出たのと、それ以外のプレイヤーが適度に飛び地に捕まったので、ワンサイドに近い展開になりました。とはいえ、銀行周りの独占が入り周回させない展開に持ち込むことになったのですが、ここも終局が早くにやってきました。

 飛び地のアーマゲドン3軒から 2000G 越えのいただきが出て、店売りに。原点割れのプレイヤーが出ました。飛び地に絞り込んだワンサイドの展開だったので、強制競売で店がばらつく事に。ここも適度にブロックしないと不利になるので、流動資産が削られつつという感じになりました。

 破産寸前のプレイヤーが出た中で、税務署に止まって 5倍買いで 3位に転落。流動資産確保のために総資産 500Gから独占の銀行に突っ込まざるを得ない展開で、破産させ 2点のチャンスが転がり込んできました。

 ここで、サラリーを取られ、独占エリアを完全に抜けられて、税務署で 150G だけもらうという形に。トップとの資産祭が 5000G 近くあったので、サラリー直後に1200、その後 3500 くらいを取ることが条件だったようです。

 結局税務署直後の飛び地に捕まり、一発で破産の目を出してのゲーム終了でした。タイミング悪く 3位終了です。これは、展開的にはどうしようもない部類に入りますし、飛び地に捕まらないだけよかったともいえます。

 早く終わったので、エキシビジョンでかいがら島をプレイ。いち早く3軒をそろえて、全員から買い物料をとったのでワンサイドの展開になりました。ビッグシェルも3軒から独占に伸びて、そのまま逃げ切りの形に。終盤の出足の遅さで増資が入り 3456G のいただきで総資産 16000G の終了でした。

●3戦目 マーメイドシティ(3)

 3戦目のマーメイドシティは、いきなりエリアがそろい出す怪しい展開になりました。ほぼ全員が 2軒ずつという感じだったのですが、早々に下側のクラゲよこちょうとイルカよこちょうが独占になり、歩きにくい展開に。流動資産が入ったので、2強2弱の体制になりました。

 イルカよこちょう所有者のほうが流動資産が入らず、左側のポットセンターも 4軒の手広い展開になったのですが、流動資産と株数の差で資産差がつくはめに。残りの2人もフィッシュエリアとシェルブロックが 3軒ずつになるのですが、最後の1軒が非常に重い展開になりました。止まれる止まれないで運命が完全に分かれた感じです。

 こちらは、フィッシュエリアくらいしかまともなエリアがなく、交渉がききにくい展開だったので、独占のお店に泊まるのを待つことに。結局最後まで止まれませんでした。人魚橋の関係で独占エリアを完全に横断することになり、11000G から資産を 2000G削られ、その間にトップがゴールできる体制に。完全なワンサイドになりました。

 最終局面で、うまく目標金額を割れる展開になったので、独占交渉が入り、阻止のための独占エリアができました。ここから 1900G の収入で延長戦と思ったのですが、他のプレイヤーがトップのお店に流れ込み終了確定に。銀行手前の1で1ターン伸び、ルートどりの妙でもう1人捕まえることに成功し、資産2位の状態で終了しました。

 スイッチの動きが面白いマップではありますが、店数が少ない印象はあります。中盤までの資金繰りが続いたのは、1週目の呼吸税の影響かもしれません。


 全体的に早く終わり、19:00 には夕食でした。宿舎もいろいろとプレイできました。創作ゲームから、「スシ・ゴー」「魚河岸物語」などをプレイしています。

 朝の風物詩の花札は、2か月でマイナス点が見られる展開に。一時期プラスに持ち直しましたが、結局はマイナス1点での終了です。プレイヤー2人に対してギャラリー3人といううっかりした感じになっています。朝の開催前は、クイズ企画とか。事前に話は聞いていましたが、なかなか悩ましいですね。


- 2日目 本戦 -

●4戦目 まちゅぴちゅ(3)

 2日目の最初はまちゅぴちゅから。スタートから同じ方向に回られる微妙な展開に。最初のカードで島が浮きましたが、店どり自体は微妙な感じに。ルートどりで1週目からほしのもんをとって様子をうかがうことに。ヘリポートを立てています。

 いかずちのとうが早めに3軒になって、怪しい展開だったのですが、ここの相乗りは全員が押さえる形で、5倍買いも適度に入りました。独占のタイミングもあったのですが、何とか崩れています。

 にじのかいだんも怪しい状況だったのですが、予約チケットで1軒つぶれたので、一気にメインランドが落ち着いた感じになりました。

 勝負所は中盤かぜのかいろうが5倍買いで独占、ここの相乗りに乗り遅れました。半周に1回株は買えるのですが、タイミングが悪いとこういうこともあります。ひかりのしんでんも一時期独占が入り、ここでの振り込み 2000G も大きいですね。

 このマップ、お店がなくても流動資産があれば持ちこたえられるのですが、流動資産がなくなると一気に逆転が難しくなります。完全なパターンに入ったので、戦略を変えることに。

 ひかりのしんでんの独占の高め直撃回避からのいただきを狙うことにしました。33番も視野に入れつつの一点張りです。増資効果2倍は引かなかったものの無料増資を1回引いて、定価 550G のお店は最終盤では 6950G まで伸びました。ヘリポートで独占していたので買い物料は 17000G に。マハラジャは出ていたので、完全な事故狙いです。

 終局ですが、いかずちのとうが独占に戻らず、かぜのかいろうのよけられないお店で 5800 のいただきが入り、展開が一変しました。あと半周が店どりの妙でセーフティーリードに近い形に。3軒あったみずのかいろうの独占が最後までとれなかったこともありますが、予約券と店どりで 2000G が削れない形になりました。

 予約券を 79番でつぶすというシーンも見られたのですが、結局はそのまま逃げきりで勝負がつきました。ここは 14000G の 4位終了ですが、他の2人にはない逆転の目はありました。33番で一点張りのお店を崩せば 14000G 近くの利益が出て差しきれます。

●5戦目 日本列島(3)

 5戦目日本列島は、序盤はスムーズな立ち上がりで関西が2軒になりました。1週目、2週目と調子がよく、四国の増資も完了できたのですが、3週目で飛び地のロングステイがありました。

 北海道3軒、東海道2軒のプレイヤーが他のプレイヤーの飛び地のタイミングをうまくついて周回を重ね、店どりがいい形になりました。上越3軒、東北3軒など他のプレイヤーも3軒が入っていたものの、飛び地の伸びについてこれないような形に。

 中盤から終盤にかけて、交渉は入るものの、ワンサイドの展開は変わりませんでした。こちらは四国3軒+関西3軒を持っていたのですが、株を押さえられて伸ばしにくい展開に。独占が入った頃には 8000G の差で増資がままならない感じに。

 株をためる方向を選んで、四国が 200株越えに。その間に 1000G を振り込んでトップの資産は 24000G を超えていました。目標金額を超えないように刻むつもりが、買い物料収入で目標金額越えになったので、そのまま伸ばす展開に。結局目標金額は突破しましたが、トップは 30000G 越えで 8000G の差が少ししか埋まらずの 2位終了でした。

 事故が起こる飛び地を押さえられていたことと、他のお店に独占が入らず事故が起こらなかったのが一番のポイントでしょうか。1人だけ振り込みが極端に少なかったという状況でした。

 ちなみに、ここで証券取引上での操作ミスが発生しています。移動確定後、○ボタンを押さないと株買いに入れないことと、方向ボタンでもキャンセル扱いになってしまうのが原因のようです。後者はインターフェイスとしてはあまりよろしくないですが、そういう仕様なので気をつけて行きたいですね。

●6戦目 ロンダルキア(SP)

 最終戦はギリギリ2番卓でのロンダルキアです。ここはいつもはお店がばらける展開が多いのですが、1週目は順調に、2週目で木の店のインサイダーが入りました。ここまでは順調でしたし、飛び地にも捕まらなかったのですが、他のお店が伸びてくる展開に。

 このマップも株が買えるので、株を押さえられて伸ばせない展開がかなり長く続きました。一方でこおりのたてが 3軒、しっぷうのバンダナが交渉での2軒から無理矢理独占と怪しい展開に。

 飛び地は中盤で入ったのですが、株を押さえていたことと、木の店のインサイダーが入り、比較的順調でした。中盤までは 2000G差でトップを追いかける展開に。2強2弱の強い方にはいたのですが、武器となるお店ができず、株を押さえられて伸ばせない展開に。

 流れが変わったのは 33番で、飛び地の木の店を崩したあたりです。これで資産差で差しきり、逆に増資できる形になりました。ただ空き地が空いたので、当然酒場を狙うプレイヤーが出てきます。このあたりはプレイヤーによって大きく展開が変わりますが、今回は 3卓とも酒場が建ちました。

 200株のインサイダーが入り、先に目標金額突破で徒競走を仕掛けることに。ここまではよかったのですが、最後の飛び地に捕まり展開がもつれました。酒場の入れ替えなどでの延長戦はあったのですが、結局は全員集合はおきず、資産2位での終了でした。このマップ、飛び地の脱出率の低さと、ワープ系のカードの少なさがあり、このような事故もよく見られます。


 結局は0勝での終了でした。破産しなかったものの、破産させもなく、2位 3回という微妙な感じに。いただきに行けない展開が多かったのと、長引く前提の展開が破産の打ち切りになったのが影響しています。

 次は、来年の1月でしょうか。現体制での50回目だそうです。


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