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● 第66回いたスト関東オフのレポート ●

 2018年4月29日、第66回いたスト関東オフが開催されました。今回は PS2での開催ということでしたが、HDMI化をするということで持ち込み機材を大きく変更しています。7人で変則的なオフですが、いつも通りのレポートをお送りします。


 今回も事前マップ選定ですが、選定には関わっていません。当初の予定で、アレフガルド(SP)はローカルルールありのマップなので、その当たりの補足を入れていたのですが、実際にはマップが差し替えになりました。

●1戦目 フリーウェイ(GK)

 1戦目はいたスト2から登場のフリーウェイです。このマップの特徴は 12エリア 48軒と店数が多いのと、ルートの自由度がかなり低いこと、そして、お店価格が全体的に高いことが特徴です。買い物量勝負のマップですが、資金繰りが厳しく、いかに早く3軒以上のエリアを作り、増資して収入を獲得するかがポイントになります。

 48軒もあるのに、お店自体が変えない展開に。こんな時は大抵出目が大きく、他のプレイヤーのお店に止まっているという感じになります。1周目で2軒、2周目で強制売却を1枚引いて、4軒しか買えていません。

 1周は、最短ルートで 36マス、お店は 24軒、平均出目は 4なので、十分な資金があれば 6軒くらいは購入できる計算です(ワープとチャンスカード、他人のお店は考慮に入れずですが)。体感的には 5軒くらいが標準、高いお店を抱えると 4軒くらいという感じです。

 自分にお店がないと、他のプレイヤーにお店が流れるということもあり、六本木は早々に独占。ナイトツアーのカードも出ていない状態でしたが、所有者が引いて危機回避に。3周目くらいで、銀座3軒、赤坂3軒+高輪2軒、六本木独占+お茶の水独占に対して、渋谷2軒と火力の差が出る展開に。

 ただし、六本木独占+お茶の水独占のプレイヤーは流動資産を渡さない展開に流れたので、買い物料は 3桁中盤で止まっていました。いずれにせよ交渉を回さないと厳しい展開には変わりありません。

 終盤の交渉が回り、原宿3軒+渋谷3軒に。店取りの都合から株を押さえられにくい形になったので1000G程度の買い物料はとれる形になりました。最終盤は、頭1つ抜け出して、そのままゴールかと思われたのですが、独占交渉からの銀座の3000Gで逆転があり、ゲームが延長することに。結局はこれが決定打になりました。

 17000Gくらいまで伸びたのですが、最後の一投で振り込んで、37G差での最下位でした。振り込むお店で順位が変わるやっかいな展開ですが、こればかりはどうしようもないので。合計の店数は 7軒でした。フリーウェイの平均は 12軒なのでかなり少ない方です。

●2戦目 ムーンライトクルーズ(3)

 2戦目は、いたスト3のこのマップを。左右の島のバランス感覚が重要なゲームですが、いたスト3らしい派手なイベントカードが多く入っています。お店2軒買い取り、無料増資、増資効果2倍、橋の通行止め、船に強制乗船、全エリアの株が15%アップなどがあります。

 基本は買い物料勝負なので、3軒以上をいち早く作って歩きにくくさせるのがポイントですが、船があるので思ったよりもよけられる感じです。船を奪うなどのプレイングもあるので、その辺りは少しテクニカルです。

 いたスト3のマップは、4軒以上の増資あまりが大きいので、そのあたりも考慮に入れる必要があります。増資あまりは 9倍→12倍、MAX時の買い物料は初期値の 95倍→125倍です。このあたりの差は、80Gくらいのお店で顕著です。具体的には、8/80のお店は、760/800→1000/1040 になります。

 お店2軒+銀行+お店2軒の形のマップはそれなりにありますが、この形の銀行周りは株購入を支配できるので、基本は強いエリアです。最大出目は 7なので、やや抜けられにくいという感じですね。

 ところが、1ターン目の各プレイヤーの出目は、1, 2, 2, 3 で 3人が銀行周りのレッドブリッジを購入し平和な展開に。このマップの銀行周りは、やや高いお店があるので、すぐに5倍買いでというのが起こりにくいですね。そして、4人目の出目3で引いたカードが 102番で、お店 2軒買い取りチャンスに。銀行周りは取りにくく、進行方向先の 2軒を購入することに。

 じりじりとした展開でしたが、こちらもお店がなかなか変えず、2軒+2軒の形が精一杯でした。さらに、片方の2軒は一等地が予約済みのため 79番がない限りは入手できない展開に。

 総資産的にはトップでしたが、他のプレイヤーに 3軒ができている中で、1人だけ 2軒+2軒で重い展開、5倍買いでひっくり返すか、交渉で回すかしかないので、徐々に沈むのは目に見えています。これが、3軒エリアが絡むと、次の一手で独占になり、伸びが大きいので十分ひっくり返せるのですが、2軒だとそこまでの伸びがありません。

 予約されていた 459Gのお店は、3回ほど止まりましたが、予約者が全く止まれず、75番で 2倍で購入する珍事が起こりました。早さ的に、このタイミングで購入しないと手遅れになるので仕方がない部分はありますが。

 終盤は、目標金額ギリギリのじりじりした展開に。エリアがないと、3軒エリアを作ってもその株を押さえられてどうしようもなくなるので、あとは、他のプレイヤーの動向を見る形に。最初に突破したプレイヤーが、じりじりと削られて届かないうちに、差しきるという形になりました。

 20200くらいで目標金額を超えると、途中の買い物料で削られることがあり、伸ばせる形が株購入しかなかったので、もう1伸び必要な展開だったでしょうか。チャンスカードがらみはありますが、船の関係でチャンスカードマスからまでには 1マスしかありませんし。

 ここからの逆転の目は、株価上昇で相乗りをかけられているエリアのお店を、チャンスカードで売却して、落ちた隙に増資をかけて、1000Gくらい買い物量をもらってギリギリという感じでしょうか。

●3戦目 ソフィーの洞窟(GK)

 今回は 7人でプレイしていたので、1戦目と2戦目は2面打ちがありましたが、3戦目は決勝卓があるので 2面打ちはせずに、下位卓はCOMを入れる変則的な形になりました。ここで、アレフガルド(SP)はCOMがローカルルール通りに動かないのでマップを変更することに。協議の結果、GKマップをランダムに選択し、ソフィーの洞窟(GK)になりました。

 ここは 1周目から銀行下の地下水の池が 3軒になり、早い展開になりましたが、B3Fも染まり短期戦になりやすい展開に。1人だけで遅れる展開になりました。

 B3Fはある程度水物なのと、今回は COMもいるので、早めに高いお店を作り、対抗できる展開になればという感じでしたが、今回は B3Fの方が早く育ちました。

 1000G台のいただきから、競売でどんどんお店が出る展開になったので、いかに値段をつり上げられるかというところになりましたが、取捨選択で B1Fを伸ばす展開に集中することに。ここまで来ると 2位まではほぼ確定する感じですね。

 あとは、どのタイミングで誰が破産させるかがポイントになってきますが、資産差があるので破産させの得点がとれるかどうかという感じでした。

 独占になる、B3Fの輝きの宝石店は、トップが独占取らずで 2000Gで獲得できましたが、これがちょっとした波乱を招く展開に。COMの総資産が 2桁、輝きの宝石店は 96Gなので、破産させが可能な展開に。結局は順当に破産が出ての終了でした。2位終了です。

 この試合、トップは 20000G近いいただきがありますが、競売で相当現金を流しているので、目標金額に届かずにゲームが終了しています。このゲームで少し買い物料収支が浮いたので、3試合を通しての収支はプラスでした。

 全体的にお店が変えない展開が続いたのと、2戦目、3戦目は 13番を引いていたので、伸びにくい展開になりました。


 18:00 くらいには最終戦が終了したので、後片付け後、解散することに。

 HDMI化した機材ですが、HDMIケーブルが 2本足りなかったり、録画機材のストレージ消費量が爆発的に増えたので 32GBの SSDで入りきらなくなったりしました。このあたりは機材購入で補うことにしましょう。15インチのフルHDディスプレイも導入したのですが、こちらは順調ですね。プロジェクターは 720p までなのと、ACアダプターが大きく重いので、そろそろ処分の方向でしょうか。

 次回は 8月最終週の土曜日、PS4での開催を予定しているとのことです。


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