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● 第67回いたスト関東オフのレポート ●

 2018年8月26日、第67回いたスト関東オフが開催されました。今回は、PS4の開催ですが、日取りが悪く 4人1卓の開催となりました。会場も改装中ということで、こぢんまりと、デュアルディスプレイでお送りしました。今回もいつも通りのレポートをお送りします。


 事前マップ選定は、今回はフルに選びました。回数が少ないので、どこまで対戦に耐えられるかの線引きが悩ましいですね。

●1戦目 カミハルムイ城

 1戦目は、いわゆるスーパーマリオブラザーズです。いたストDSが初出ですが、対人戦はいたストオフでは DSの時に1回だけだったかと思います。ルート制約が強くエリアの強弱が分かれるマップですね。

 序盤から、右交点と右上が3軒ずつになり、ワンサイドの様相はあったのですが、お店の持ち合いなどで交渉が入ればいつでも独占が入るような展開になりました。ターニングポイントはチャンスカード 91番で、2人がマーク2枚、1人がマーク1枚で周回が一気に早まりました。これと相乗りで流動資産に余裕ができたのが大きいですね。

 終盤は、右下2エリアが 4軒+3軒に染まり、200株からの増資が決まり、マッチレースに。目標金額 18000Gはこのあたりの終了タイミングに影響があります。早めに撤収で時間延長があったのと、交換交渉が入ったので最終的には全員が独占エリアを持つ展開になりました。

 とはいえ、77番の効果と配当金で 20000G のセーフティーリード、銀行手前に止まらない限りは終了の展開に。こちらは、マッチレース直前までは最下位でしたが、独占交渉のときに株数差で 1500Gを持ってきて、銀行停止で増資チャンスを大きく拾ったので、手数が増えて 2位のタイミングで終了しました。3位との資産差はわずか 8Gでした。

 ここの勝負の分かれ目は、値段が上がった株の売り方にありました。自ターンの増資チャンスは 1/4、増資チャンス 1回とみてギリギリで株を売りましたが、結果 2回余計に増資チャンスを拾えて裏目に出たりとか。ここで、次のチャンスに 10株売りにならないくらい多めに売っておくと、変動率 7% の差で 500G くらいは浮いていたかと思います。

 1戦目のスタートも 10:25 くらいでしたが、このマップ自体がそこまで時間がかからず 12:00 ちょっと前くらいに終了しました。

●2戦目 レインフォレスト (30th)

 2戦目は、いたスト3からのこのマップを選択、いたストオフでもプレイされる機会がそれなりにありますが、復刻組の中でも差分が大きめなので選びました。

 いたスト3との違いは大きく、おもに序盤のがけしたどおりの評価にかかってきます。株屋が停止する必要があるのと、空き地での株価上がりが株売り後になるため、1週目からがけしたに飛んで、4か6で空き地にコンビニという手がやりにくくなりました。あとは、マップ固有のカードがなくなった影響が少しだけあります。このマップはそこまでチャンスカードは引かれないので展開にばらつきはありますが。

 初手の5はありませんでしたが、2手目に2人に空き地に止まられて、飛空艇乗り場を。このマップはいたスト3でもヘリポートが強い印象がありますが、マークの位置が浅いのと、崖下でマークが割れることがあるので、評価としては相変わらず強いです。

 あまぐもタウンの3軒を早々に作られ、歩きにくい展開から、お店があまり買えない展開に。どぜうウォーク、パピヨンどおりは安いお店しか押さえられず、きりがおかを3軒にされ、レインボーざかは 2軒所有から 2軒を押さえられて手詰まりの状態に。そして、集会が遅れて流動資産が足りなくなり、交渉に出ざるを得ない展開に。

 あまぐもタウン3軒+パピヨンどおり3軒の盤石のトップと、どぜうウォーク3軒+たいようタウン2軒の2位のどちらかに、安めの独占店舗を売る展開にしかなりませんでした。

 資産差が 5000Gはあったので、ぱぴよんどおりの安め 120Gを指し値の 2400G を提示することに。ここは、銀行停止中で 2/7 で自力独占があったので、6倍までしか出せないとのことで、売りませんでした。交渉で購入すれば 1手得ですし、120株持ちなので、そんなに安くはならないでしょうか。資産差と今後の展開を考えると、1500Gでも安いくらいだとは思います。

 結果、選択したのは、どぜうウォークの独占 290Gと、がけしたどおりの 3軒目 230Gの交換で、1500Gをもらう形になりました。資産差はそれなりにありますが、お互い 1エリアしかないのですが、これが限界ということで入れ替えました。

 結局は、この交渉があっても、ワンサイドは崩れずに終了でした。がけしたは増資1回で終了。空き地1軒があきっぱなしになっていました。

 このマップは、メインランドのワープ軒が非常に強いのです。使った回数がそのまま資産差に直結していた感はあります。ターニングポイントがあるとすれば、2位が1位の飛空艇乗り場を潰すくらいでしょうか。これでも対抗エリアがどぜうウォーク独占と、きりがおか独占しかなく、きりがおかの方に流れるので微妙ではありますが。

 最終的には 4位終了でした。がけしたは十分逆転できるエリアではあるのですが、さすがに速度が追いつかなかった感じです。これでも、そろえて増資した直後に、誰かが来れば逆転できるくらいの力はあるエリアです。1週目からは取りにくいので、扱いが難しくなりました。経営開始のタイミングは、ゴールドソーサーのジェットコースターに近い感じでしょうか。

 2戦目終了は 14:00 過ぎくらいになりました。ここまでの得点は、6-5-4-3 と平たくなっています。

●3戦目 飛空艇 (30th)

 3戦目は、スタンダードなマップということで、こちらを選択しました。左半球はいたストオフでも選ばれることはありますが、チャンスカードの差分くらいしかなく、スタンダードなのには変わりありません。

 前の2戦があまりお店が買えなかったのですが、ここへ来て出目が非常に軽く、周回が早い上にキーとなるお店が拾える展開に。このマップは 1500G持ちで、賞金は 250+150×レベルと周回ボーナスが高いので、得に序盤は足が速いのはいいことですね。

 2周目に、銀行まわりのレッドローズがうまく拾えて、一気に形がよくなりました。3週目に、上の右側ノーチラスの 2軒、280G の増資から、22番で 1120G で売却。株もうけも併せて 1500G くらい流動資産が増えて、一気に余裕ができました。

 これと平行して銀行周りのレッドローズは安い方から 3軒、上の左側のインビンシブルは 2等地抜け の3軒の形に。左の下側セルシウスが 2等地と3等地の 2軒の形で、相乗りを外しつつじっくりと増資することに。後のことを考えて、レッドローズ先手で進めています。

 流動資産は抑え切れていなかったものの、他のエリアの高いお店をことごとく持っていたので、交渉する展開にもさせずに、ロックをかけることに成功しました。

 この時点で、8000-5000-5000-3000 の総資産でトップでしたが、9エリア中 8エリアにお店を持っており、自分が3軒の 3エリア以外は、左の上側ラグナロクは390Gの2等地を、右の上側ファルコンは 490Gの一等地を、右の下側ハイウィンドも330Gの一等値を押さえていました。下の左側ヒルダガルテは安め2軒で増資済み、上の左側インビンシブルは 280Gを買い戻して 2軒増資済みの 560Gです。

 この形で考えられる手は、全く手がついていない下の右側のプリマビスタですが、3人で分け合っていて、5倍買いの負担がかかるのと、交換材料となるお店がないので動きにくい形に。ハイウィンドの3軒目を5倍買いするか、すでに 3軒持っているラグナロクの株をためての増資くらいしかありませんでした。

 というところまで見えていたので、ハイウィンド 99株、ラグナロク 99株を押さえて、ハイウィンドの 330Gを防衛増資で 495Gに、3軒のエリアはほぼ増資完了で、買い物料収入が入ってくるようになり、相乗り株のお店を増資する展開に。自分は周回もできる展開なので、18000-10000-10000-5000 という資産状態までになりました。

 結局、もう1周するか、チャンスカードで少し伸ばすかの展開のところで、ラグナロクの 300株増資が入り、目標金額突破。順位が入れ替わる手を打たざるを得なくなった感じです。21000-15000-11000-7000で終了でした。

 交渉がそれなりに入りやすい左半球で、ここまでロックが決まるのは珍しいですね。他のマップで、2人の流動資産をほぼ 0 まで下げて、交渉できない展開になることはあるのですが。チャンスカードも 79番を握りつぶしたのと、75番で1軒ブロックできたのと、22番で売却した280Gを拾い直したのと、ハイウィンドの防衛増資が1ターン差で間に合ったのが大きかったでしょうか。

 この4手で、3人のチャンス目をきれいに摘み取ったので、中盤以降に何もさせない展開にできました。通常は、もう少し安いお店を 5倍買いして独占で走る展開ですが、最後の1軒が 375G、435G、570G とどれも高かったというのはあります。レッドローズの5倍買いがよく見られるのですが、3軒のラグナロクをきれいに抜けられる展開で、その分が周回に回ったようです。

 1位終了で、得点配分が逆順で入ったので、8-7-6-6 で総合得点で単独優勝になりました。得点が単独トップになり得る最少得点ですね。

 条件としては、自分はトップ、かつ、4点のプレイヤーが2位、または、5点のプレイヤーが2位で、後者の場合は順位構成が同じなので最高総資産勝負になり、レインフォレストもワンサイドなので少し微妙ですね。

 最終戦の終了は 16:00 過ぎくらいでした。明るいうちに全試合が終わるのも珍しいですが、1卓の効果ですね。途中休憩を挟んでも全然早いです。


 次回は、来年1月、成人の日の3連休の前2日のうちどちらかを予定しています。人数が少ないときのルールは少し考える必要がありそうですね。


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