2007年1月27日に、第12回千葉いたストオフがおこなわれました。千葉開催で、クリスタルカップがあったり、対戦会があったりしましたが、千葉オフは久しぶりですね。今回もプレイレポートをお送りしましょう。
いつも通り、千葉オフ恒例の長時間移動が今回もあります。9:30 の集合に対して 7:10 ころに出かけないと間に合わないくらいの距離ですね。
特に行きの課程はほぼ間違いなく 70分間座れるということもあり、いたストポータブルをプレイしてきました。対人戦ではおそらく選ばれないであろう飛空挺(P)をプレイしています。あれも音楽もいいですし、マップ自体も左半球なので、対人戦の方が楽しいマップではあるのですが。
武蔵野線経由での移動は、座れると言うこと以外にも、何カ所かで保険がかけられるというメリットもあります。出発が遅れたら、最短ルートで10分くらいなら復旧可能ですし、総武線各駅と快速の2択がかけられますからね。これで、1回中央線の遅延を回避したことがあります。
今回は、集合時間通りと思われたのですが、車1台が遅れると言うことで、先に移動と買い出しになりました。会場でマップ投票の途中まで進めた後、ほぼ時間通りのスタートです。
ここで、千葉オフルールを紹介しましょう。ストリートは投票による決定です。前回、前々回に選ばれたものをのぞいた人気投票の上位3つがプレイされます。3とGKの両方がある場合は、GK優先で、いたストポータブルも含まれているのが特徴です。ある程度の機材が幹事側で準備できるという強みがあります。
カジノはGKスロットのみ、3はラッキーパネルなし、SPはすべて、ポータブルは投票の上位から選択されます。空き地は、改築なしで、コンビニ/木の店/わらの店/紙の店をのぞいてマップに1件の制限があります。また、GKは「シャッフルモード」が使用されます。
勝利点は、ストリートごとに 5-3-2-1点、一部マップをのぞいて破産は 0点です。同点の場合は1位の数、総資産合計がタイブレーカーになります。合計総資産は、SP以降では目標金額を超えた分は切り捨てです。
1戦目はひさしぶりにいたスト3のマップが選ばれました。「回転寿司」はいたスト3からのストリートで文字通り回転寿司を舞台にしたマップです。スイッチを通過することで、外周のコンベアーが周ります。自分が外周にいた場合は一緒に移動してしまうため、銀行に入れなかったりということもありえます。
銀行に戻りやすいため、どちらかというと買い物料よりも、テクニカルなマップとされています。ただし、飛び地になっているレジラウンドは、全員集合のカードが入っていて1つだけ性質の異なるエリアになってます。
1週目から、高いお店を中心に店数の少ない展開だったのですが、無料増資のカードを引いていきなり、800Gのお店に 400Gの増資をかけました。これで、買い物料は 320Gと序盤ではかなり高いお店に。
1週目にいきなりレジラウンドに飛び込み、独占が出るものの、銀行周りのいたまえセンターが3軒になったりと全体的に怪しい展開になりました。
中盤は、店数の差が出た感じになり、店が極端に多い、それなりに多い、少ない、ほぼレジだけという状態になりました。いたまえセンターが1軒だけ高いような状態だったため、銀行には比較的行きやすい状態が続き、その結果、相乗り合戦の様相を呈しました。
買い物料勝負というマップではないのですが、さすがに全体的に歩きにくい形になり、終盤には 1000G 弱の振り込みも、このマップにしては多く見られるようになりました。レジラウンドも怪しく伸び出してきていました。
終盤は、2人がほぼ同時に目標金額を超えたものの、手数の差でゴールできない状態になり、勝負をかけたところで 1700G の振り込みでゲームセットでした。どっちにしても2位キープの状態だったので、ここは勝負するしかないというところだったのでしょう。
レジラウンドは、全員集合も出ず、所有者以外はゲーム終了直前に来ただけという残念な結果に終わりました。このマップの飛び地は、株が買えないのと周回が大きく遅れることからあまり高く評価していませんが、ここまで人が来ないのも珍しいかもしれません。
今回は、独占がほとんどできなかったこともあり、レジが一番高いエリアになったのも影響しているのでしょう。
今回はプレイ時間を取るようにしていましたが、ここのプレイ時間は 3時間ちょっとでした。回転寿司は移動に悩ましいということもあり、時間がかかりやすいマップではあるのですが、今回は展開自体もまったりしていたかもしれません。
2戦目は、いたストポータブルからの作品が選ばれました。「ダーマ神殿(P)」です。隠しマップに当たるため対人戦は本当に初挑戦ですね。
3つの同心円からなるマップで、ルートの自由度は高いものの銀行には行きにくいという今までにないタイプのマップです。歩数自体は多いのですが、ダイスマスが2つあるのでお店を回避しなければ思ったより周回は早いのです。
特徴としては、お店価格が極端に安いことでしょうか。初期所持金は 1800Gですが、お店価格は最高で 390Gという4人でプレイできるマップでは一番低く設定されています(おのころ島は 320G)。真ん中の飛び地は評価が難しいところです。
ここも、エリア数が 7つと少なめということで、店数の差が出やすいところです。周回はそこそこ早かったもののどちらかといえば、店が少ない部類でした。というより、1人が飛び抜けて店を持つ展開になりました。
そうなった場合は、敗者復活戦ということで、どまんなかの賢者に飛んで安め2軒に。ここから、73番の飛び道具を使って空き地をゲット。個人的に有効と思っているわらの店を建ててちょっとだけインサイダーをかけました。そうこうしているうちに、魔法使い3軒とダイヤが取りにくい感じになりました。
中盤で店を持っていないし、流動資産も少ないプレイヤーが2人出てきており、押さえ合うくらいならと言うことで大きな交渉に入りました。持ちエリアが僧侶2軒+遊び人2軒と、武道家2軒+遊び人の1等地(+相乗り110株)という状態から、遊び人2軒と武道家2軒の交換に。値付けは武道家2軒のほうに2000Gの上乗せです。
個人的な相場は、相乗り株以外ほとんど払うという状態にすべきとの判断で 2300G くらいを見越していたので、まあ誤差の範囲内と思っていました(遊び人を3倍、武道家を1倍で評価するとそのくらいになります)。
ところが、遊び人を3軒にした直後に 74番での強制競売が。他のお店が、戦士の独占店舗、盗賊の独占店舗と手放しようがなかったので、遊び人の安めを売却。これで交換のアドバンテージが全くなくなってしまいました。もらってきた武道家はしばらくして3軒になったものの、どちらかといえば相乗り資金になりました。
全体的に歩きにくくなったところで、私が飛び地の賢者を57番のワープで独占に。50株を抱えた状態で、一応空だきも可能な状態に。防衛増資をして様子を見ることに。賢者以外にはエリアがなかったので、5倍買いで戦士を3軒にするものの、増資チャンスに恵まれず安めを落とされました。
勝負を分けたと言えば、このあたりの増資チャンスですね。これまで、ダイヤを取りに行ったりしたときに拾えていた増資チャンスが全くとれなくなってしまいました。飛び地にも狙って入れない状況で、賢者の相乗りも許しています。戦士は3軒になったり2軒になったりという感じですが、増資ができないのが苦しいところです。
そうこうしている間に、僧侶3軒、遊び人3軒が伸びだし、武道家も3軒に。そして、3軒だった盗賊が独占になり、ドコモ歩けない状態になっていました。このあたりで内周に入って、相乗りされつつも賢者で大事故を狙いに行きました。途中の時点で 4000-3000のゾーンと1400-1700のゾーンを張りうかつに近づけない状態に。
この価格設定がルート取りに大きく影響し、ワープ回避の盗賊の950Gに吸い込まれるように人が集まる展開に。賢者は3軒の時代が長すぎたのと、脱出率が高めということもあり、戦略的な価格と言うより、一発狙いで行くしかなかったのです。
この状態で、テレポやバシルーラで2回ほど賢者に送り込んでいますが、どちらも一発で抜けられてしまいました。トップの目標金額の到達間近の状態で、旅の扉から入り込んできて千載一遇のチャンスが。この頃には 33番狙いもあり、増資もほぼ終わり、8600-4000のゾーンと1700-3000のゾーンになっていました。
旅の扉からは 2/7 でしか脱出できない状態ですが、「6」でまさかの一発脱出。トップが目標金額を超え、そのままゴールでゲームセットでした。ちなみに、最終的に、わらの店の買い物料は最大の9500Gまで上がっています。プレイ時間は 3時間ちょっとでしたが、トラブルでのタイムロスを含みます。
賢者の価格設定に失敗したというより、店取りが最初から分かれていて、本土に対抗勢力ができなかったのが大きいかもしれません。賢者は予想通り、他のエリアで武器があれば大きな脅威になりますが、単体ではブレが大きいですね。といっても、事故が起こっていれば破産勝ちまであっただけに、評価は保留です。敗者復活後としては十分と思います。
空き地の選択は、個人的な好みでわらの店を選んでいますが、他は中途半端かもしれません。割ってはいる形であれば、関所とか神殿もありますが、このマップは 79、98、65と飛び道具があまりにも多く、200Gのお店は防御面で大きな不安があるのです。もちろん資金に余裕があれば、木の店でもかまわないと思います。
PSP版というわけで、今回は通信チェックをすり抜けてフリーズするというアクシデントが見られました。1つのPSPでエラーが発生しており、動作が重くなっていた状態で増資をかけて連打したら、1台だけ前のターンのまま取り残された状態で、ゲームが進行してしまいました。
対処法としては、整合性がとれていない本体をメニューからゲーム終了で抜けさせて、整合性がとれている状態にするでした。3台で親機で2人がプレイする形で戻っています。
特に、通信が重くなっているときには、連打は現金だということが分かりました。増資は、店価格アップ→株価アップ→総資産変動と状況が大きく動く割に、連打されやすい部分ではありますからね。
3戦目は投票では「聖地ゴルド(P)」が選ばれていたのですが、18:00近くになっていたため時短マップへの差し替えになりました。多数決により「フリーウェイ(GK)」に変更されています。
フリーウェイはいたスト2からのストリートで、東京を舞台にしたマップです。エリア数が12とかなり多く、お店価格の平均が群を抜いて高いのが特徴ですね。6エリアを通ることで1周のため、サラリーまでの距離は見た目よりも短いですが、ワープにはまると極端に長くなる場合もあります。
ルートの自由度は低く、流動資産が足りなくなりやすいマップです。明らかに買い物料で勝負する形のマップなので、「フリーウェイだから」という攻め方も必要になってきます。
シャッフルモードということで価格チェックからですが、麻布が 23Gと高くなりました。他は極端に安いエリアがなく、ばらけた感じのお店配置になりました。
1周目は比較的順調でした。流動資産切れもなく、ほどほどに高い店をつかんで、お茶の水、原宿と2軒ずつにして周回を。ここで銀行ちょうどに止まったので、同じルートを取ってお茶の水と原宿が3軒ずつに。100番のどこでもカードを引いたあとで、29番を引いて銀行1マス手前にワープして2周目のサラリーを取ることに。
ここで、「1」を出して株買いのチャンスとともに、3度目の同一周回で増資チャンスまで狙える絶好のポジションに。次のターンに増資チャンスをゲットして、いち早く買い物料が 1000G越えのデパートができました。直後に原宿を自力独占し、万全の体制に。さすがに独占崩しを警戒して防衛増資をして様子を見ることに。
ここまでは順調だったのですが、同一周回を繰り返していたこともあり、他のプレイヤーも店が固まりやすい状態に、新宿3軒+水道橋3軒、芝3軒+六本木3軒、高輪3軒と3軒のオンパレードに。増資も入りだし、デパートクラスのお店がピンポイントに建つ展開になりました。
独占した原宿や、デパートのあるお茶の水をことごとく通られずに、六本木相乗りを拒否されて流動資産がないところで、高輪のデパートに直撃しました。これで、流動資産はほぼ0に。チャンスカード11番の効果でターン開始時に流動資産がマイナスという珍しい状態で、銀座の3軒目のなるお店を競売に。
これで急場はしのいだものの、高輪からの振り込みなので自分のお店がない状態が続きます。独占の原宿から 500G クラスの収入はあったものの、新宿、芝、3軒に伸びた渋谷で 1000G クラスの支払いが続き、序盤からは信じられないくらいの接戦に。
その後、1回自分の周回に入り、相乗り株を持ちつつ、株を持っていない原宿にMAX増資を3回。ワープ脱出のゾーンを 4000-2500にしました。ゾーンには誰もはまらなかったのですが、これが後々勝負を分けることに。
2人が 20000G直前のマッチレースで最後の周回に入りました。他のプレイヤー全員が原宿に向かうというチャンスだったため、相乗り株を引き払って原宿のインサイダー狙いにシフト。進行方向にある銀座は30株ほど残しておいたのですが、これにより芝の株を選択させることに成功しました。
周回の最初に、出足が鈍ったこともあり、銀座のデパートに捕まりトップが入れ替わりました。直後に、銀座の空増資が入ったのですが、これは回避してサラリーゴール狙いの状態に。直後に 33番で銀座の空増資のお店を撤収され、20000対25000くらいの差がつきました。
勝負はここから、ここまでおとなしかった原宿がここへきて猛威をふるいます。空増資したお店から 3000G クラスの収入が2回あり、うち1回はトップからの収入、さらにもう1軒の方にも 2回収入があり、買い物料で 10000G を稼ぎました。
増資チャンスもあったので、ひたすら買い物料狙い増資をかけ、62番で収入をもらい、サラリーをもらってゴール。気がつけば総資産は 35000G になっていました。プレイ時間は 2時間ちょっとでした。
序盤の絶望感から、中盤のもつれ具合、終盤の買い物料勝負まで、わくわくするような試合運びになったのではと思います。プロレスのようなゲーム展開ですね。スリルはありますが、そんな展開も好きではあります。
勝負所は、終盤にさしかかるころの「知るか」という空増資3回と、銀座の株残しで、増資対象をずらせたことでしょう。このあたりは、「フリーウェイだから」という戦略になるかと思います。類義語として「アメリカ大陸だから」というのもあります。ちなみに、このゲームは「ハソマー」とエントリーしました。
最終的には 2位 - 2位 - 1位で最終戦の結果次第では、優勝まであった2位でした。全体的にポイントが詰まっていて、優勝者争いが面白い状態になっていました。ポータブルはマップ次第というのはありましたが、今回は特に時間がかかった感じですね。
最終戦が時短マップになったのは、どちらかといえばマップの選択によるところが大きかったかもしれません。回転寿司の3時間ゲームは、短縮するポイントがあったかもしれませんが、攻めづらい店展開になったのは確かですから。
アフターは、無事にラーメンにありつくことができました。レゲーの話を中心に、今後の話も入れつつという感じでしたね。
千葉オフ名物のPSPは、プレイ時間との兼ね合いが重要になってくるかもしれません。1戦でもできればいいのではとも思います。GKシャッフルルールも、どちらかといえば時間がかかる方に向いているルールではありますね。意外性があるので面白いのですが。
また機会があったら、遠征したいと思いますので、よろしくお願いします。