2008年7月19日に、第17回千葉いたストオフがおこなわれました。前回は、所用があり参加できなかったのですが今回も、ゲーム会とかさなってしまいどうしようか悩んだ会になりました。
結局は人数の関係と、幹事長の心意気に引かれて参加ということで、今回もレポートさせていただきます。
千葉オフのルールのおさらいを。マップは人気投票による決定です。投票対象となるマップは今回から一新されました。投票により決まったマップなので、より参加者のプレイしたいマップが集まったということになります。
構成は、各シリーズが入り乱れていますが、奇数回がPSP、偶数回がDSになっています。PSPがプレイされるオフは少ないですね。
カジノはGKはスロットのみ、3はラッキーパネルなし、ポータブルは人気投票です。今回はバトルコロシアムが選ばれました。今回GKマップはプレイされませんでしたが、GKではシャッフルモードが入ります。
順位点は、5-3-2-1点、破産は0点です。3戦しかないのでタイブレーカーの条件ですが、総資産合計になっています。SP、ポータブル、DSは目標金額以上は切り捨てです。
マップですが、今回は票がばらけました。8人で唯一3票を獲得したのがムーンライトクルーズ(3)で確定。2票のマップは 6つもありましたが、決選投票でも同着になるといううっかりがあったりとか。
1戦目は、おそらくオフ公式戦初登場の聖地ゴルドです。というわけでいつも通りマップ紹介を。
聖地ゴルドはいたストポータブルの隠しマップで、スイッチでマップが入れ替わる仕掛けがあります。本土と2エリア×2の飛び地からなる合計11エリアのマップです。最近のいたストでは珍しくエリア数の多いマップです。お店価格も高いものが点在しています。
ルートの自由度は若干低いです。特に銀行下側のマイエラエリアからは銀行に入る方向にしかルートを取ることができません。これにより、両脇のエリアの重要度が下がり、銀行周りのトラペッタが強化されることになります。株は銀行でしか買えませんし、マップも広いですからね。
飛び地は2エリア×2つですが、スイッチにより内側のエリアが入れ替わるという仕掛けになっています。飛び地内は、旅の扉1つ、大砲マス1つ、出られるかもしれないスイッチ1つと脱出率はそれほど高くはありません。ただし、マークは4つともそろっていて、飛び地を回った方が距離的には近いという構成になっています。
序盤こそ店どりが良かったものの、飛び地事故に遭いました。普通に周回した後半で飛び地に捕まりそのまま脱出できなくなるのがこのマップの特徴ですね。エリア自体は3軒まで伸ばしたものの、序盤から中盤にかけて周回ができずに出遅れました。
序盤は2強の展開になるかと思われたのですが、銀行周り3軒が相対的に異様に伸びてきました。3軒では 200〜500くらいの買い物料になりますが、株を買うためのルートになるので安定した収入があり、本人は増資チャンスを拾えることになりますからね。
あと勝負を分けたのが、中盤に飛び地で安心して周回できる時間ができたというのもありますね。エリア的には下側のレティシアとパルミドが伸びたのですが、そのあたりを通ることもなく、飛び地で周回しタイミング良く出られたのが一番大きかったのではと思います。
終盤は、とにかく株を押さえに走る守りの展開が見られました。ひっくり返すには交渉が手っ取り早いのですが、全員が自分のエリアを持ちだしてしまったので、あまり場が動きませんでした。あるとすれば、中盤に思い切って4軒以上に揃える交渉があったくらいですね。
最終盤で、神殿でゲーム延長があったりしましたが、それでも自力で株をためて、リードを保ったままゲームセットになりました。あの店どりではちゃんと押さえておかないといけないゲームともいえますが。
こちらは、中盤の事故が一番響きました。もっと展開が早ければ、銀行周りの対抗となる上エリアのトロデーンを増資していたのですが、その時間がなく、勝負手となるオークニスの買い物料狙い増資をせざるを得なくなりました。無理ゲーをするにも資金が足りなかったというのが一番の所ですね。
最後の最後、200株以上のインサイダーチャンスを獲得するため、5倍買いをされた直後に53番でゲームセットになったため、2位で終了しています。
いただき回数は 10回、総額 440G と明らかにもらえず、株儲けも 7000G と他のプレイヤーより 3000G ほど低い状態でよくここまで粘れたと思います。一番儲けが出たのが終盤の独占店舗売却交渉ですからね。
なお、このゲームではD端子出力でテレビ画面にプレイの様子が映し出されました。たまにはそういうのもいいですね。
千葉オフでは見かけていませんが、一時期関東オフでよくプレイされていました。いたストSPからのマップで広い割に、7エリアしかないマップです。賞金へのルートが一筆書きで書けない珍しいマップでもあります。
ここも、序盤こそ店がそこそこ買えたものの、安めだらけになり、パッとしたエリアが全くない状態でした。あとは、他のプレイヤーの流れが良すぎたこともあり、気がつくと 5000G 台の所ひとりだけ 2000G 台になっていました。足が遅かったのと、インサイダーもどこでもカードも恵まれなかったのが大きいのです。
持っているエリアは、レース場の1等地と4等地、交換所の安め2軒、格闘場の安め2軒ということで、交換と自力もからめて交換所3軒、格闘場3軒の形にしました。が、どちらも安めでこれだけでは動けない状態に。
しかも、交換所は株を買って増資した直後に安めを5倍買いでカットされました。もともとのお店価格が 80-150-220 なので、450の増資あまりが活かせなかったのはもったいないのですが、他に投資すべきエリアもあったのでそのあたりはあきらめました。
中盤はまったりとした展開になり、どこでもカードの数が勝負を分けるようになりました。というところで、銀行周りの大舞台と奥目の控え室の独占交渉が入りました。交通量的に大舞台有利かと思われたのですが、それなりの条件で成立。これでかなり歩けない展開になりました。
この時点で交換所は150の方も5倍買いされて880のお店1軒のみで逆に3軒に。歩かせない目的もあり、控え室のブロックとなるレース場の3軒目と、交換所の独占阻止 880 のお店の交換に踏み切りました。
交換相手がクラブ周りの酒場を所有していたプレイヤーで、今後順路になることと、状況次第で 880G のお店は交渉に出して歩けなくさせるという手段が取れることをちらつかせつつの交渉です。終盤の本当に大事な場面で使うお店なので懐刀として取っておきたかったのですが、贅沢は言っていられません。
結局、交渉を成立させ、控え室は3軒から5倍買いで独占に持ち込みました。ルートどりの妙もあって、3軒の格闘場にお客さんが集まり、小銭を稼ぐ一方ある程度勝負してマークを集めて賞金を取って株を買いに行く展開に。一時期 7000G差の12000Gくらいだった資産が、最終盤には 19000G 台までのばせました。
あとは、トルネコや倍売り系のカードで勝負がつくと思ったのですが、そこまで都合のいいカードは出てこず。マッチレースだったものの、スロット置き場 4軒目想定の株買いがあたり、ゲームセットでした。
ここは 19000G 台の3位終了でしたが、絶望的に動かないような場でよく頑張れたと思います。スロット置き場がもっと活かせれば良かったのですが。
ゲーム展開でいえば、銀行周りは交渉ではなく 5倍買いで揃えてしまった方がもっと早く勝負がついたかと思いました。あとは、終盤で代理5倍買い交渉ができそうな展開だったのですが、過去の実績上応じてくれそうになかったのでスルーしたというのもあったりします。酒場独占と格闘場4軒の交渉が成立すれば、ゲームになったかと思ったりとか。
最終戦は、一番人気のムーンライトクルーズになりました。いたスト3のマップがこれだけ人気を集めるのも珍しいですね。
9エリアのマップで、船に乗ってマップを移動できるというギミックがあります。これは後の死の火山(SP, DS)、世界樹(SP)や、ビュエルバ(P)に引き継がれています。マップ構造は2つのループを真ん中のブリッジで結んでいる形ですが、船があるので多少自由度が上がっています。
ここ3戦の中では、一番序盤の滑り出しは良かったのですが、1週目にでたらめな呪文が出てから展開が変わりました。周回を乱される事故が起こったこともあり、周回遅れを取り戻すため狙い目のエリアを絞ってという戦略がとられるようになりました。
早いうちに奥目のブラウンポートが3軒になり、MAX増資がかかって980Gのお店が。奥目エリアは回避しにくいという特徴があるためここに誰が入るかで今後の展開が分かれるような形になります。
他のプレイヤーが2軒止まりだったことと、3軒を持ったプレイヤーが資金不足で攻められなかったこともあり、重い展開になりました。周回ゲームに待ったをかけるべく勝負に出たところで 980G の現金移動がありました。
このゲームのキーポイントは中盤の79番で独占直後に高めに買い物料収入。直後のターンに無料増資で目の前を増資し、そこから収入がという所でしょう。これで、都合 4000G くらい一気に伸びでワンサイドゲームの様相になりました。
こちらは、2軒から伸びない展開が続き、5倍買いで3軒になったのが一番遅かったような気がします。高い店を作るまもなく徒競走でゲームが終わった感じですね。どこでもカードがうまく入ったのと、手前のエリアの店を持っていたおかげで増資チャンスに恵まれ 2位で終了しています。
もったいないと思ったのは、お互いが自分のエリアを持ち合う形になってから、場が膠着してしまったことでしょう。これがもう少し動いて独占エリアができて歩けない状態になるとまた展開は変わってきたかもしれません。ワンサイドゲームになっているのは確実なので、止めるためには勝負に出ないと行けないというのはありました。
中盤の交渉は2軒を作るのではなく、3軒以上で歩けなくさせるようなものを提示する必要があったかもしれません。こちらは、軒数が少なかったのと、勝負に絡むような店がなく、手が出せませんでした。
早く終わったので、スペースコロニーをざっとプレイ。同じ2軒が集まる展開でも、外周と銀行周りが絶妙に集まっていたので、このゲームが一番楽な展開だったかもしれません。全体終了に伴い、総資産 6500G ほどで中断しました。
今回は 2位-3位-2位でしたが、動かないとほとんど勝ち目のない展開からゲームを作るという試合ばかりだったような気がしました。何もやらなければ勝率はほぼ0ですが、場を動かせば若干上がるかもしれない、というのを積み重ねるしかないですね。
なんだかんだで関東圏のオフでは、2番目に回数の多いオフになりました。PSPやDSがプレイできる環境もなかなかないので、今後もタイミングを見計らって参加したいですね。