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● 第2回 調布いたスト学習オフのレポート ●

 2005年6月25日に、第2回の調布いたスト学習オフがおこなわれました。いたストオフでの参加は 3月のスペシャルオフ2 以来でしょうか。今回もいつも通りレポートをお送りしたいと思います。


- オフ前日まで -

 今回も機材提供と言うことで、メモリーカードの整備などをやっていました。持ち出しできるようにもう1枚準備しておいたわけです。あとは、軽くストリートの統計情報を取っていたくらいでしょうか。前調整はとくにやりませんでしたね。


- 試合前 -

 今回は 9:00 ちょっと過ぎくらいに到着するように、出発時間を調整しました。近場のオフと言うことで、所要時間 30分で楽々会場入りでしたね。

 会場に入って、まず目に飛び込んだのは「本日のイベント」の電光掲示板です。今回の会場は、イベント内容と場所が掲示されるのですが「調布いたスト対戦会 第2回ネたづくり学習会」という文字が表示されていました。会場の「調布市民会館たづくり」にちなんでつけたのだと思いますが、誰がつけたかは容易に想像がつきました。

 ゲーム前は、DSが多く見られました。前回のアナログゲームオフの直後に買ったわけですが、最近になっていろいろとソフトが増えてきましたからね。あとは、翌週のさいたまオフの作戦会議などでしょうか。


- 本戦 -

● 試合前

 今回も「苦手マップ」の投票で登場ストリートが違います。スロットの当選確率が変化するということですが、今回も誰も投票していないストリートが選ばれる可能性があります。

 今回は、クローバランド(GK)、ゴールドソーサー(SP)、世界樹(SP) が選ばれました。今回は誰も投票していないところが選ばれるという事態は起こらなかったみたいです。ただ、クローバランドと世界樹は比較的長期戦になると予想されるので、時間切れが心配ではあります。


● 1戦目 クローバランド(SP)

 今回も、学習オフの復習になりますから、ストリート紹介は若干丁寧にやりましょう。最初はいたスト 2から「クローバランド」です。いたスト2の登場順から行くと 3番目ということで、特別な仕掛けはないもののかなり広いストリートになっています。

 銀行を通過する機会が多いことと、エリア数が多いことから、独占エリアができてルート取りに苦しんだり、相乗りに苦しんだりしやすいストリートではあります。全体的にお店価格も高いので、序盤の流動資産不足にも注意が必要です。

 序盤は、比較的まったりとした展開になりました。いきなりライラックベイが 3軒まで伸びたりしましたが、分岐から手前のエリアだったのと、増資できるほどの流動資産がなかったので、それ以上がなかった感じでした。

 先ほど書いたように、クローバランドはお店価格が高いということは、株価も高めということで、インサイダーをかけるのには、ある程度の流動資産が必要になってきます。となると、無理矢理店を増やすと足が遅くなってしまうのです。

 私はというと、好調にお店がばらけつつありましたが、セントラルリリーが 2軒になって、早々と増資を書けてしまいました。

 ここからしばらくは、相乗りを中心に進めていました。3軒ができはじめてからカジノで 2回ワープを引いたのが意外と大きかったかもしれません。気がつけば、流動資産が浮いている状態で、セントラルリリーの 5倍買いをして 3軒に持ち込みました。

 このセントラルリリーが勝負を分けた感じでした。いち早く増資を完了させたあとで、2回通る左下のアルメリアスポーツ(250/44)が早いうちに 840G まで育って、ここから頻繁に買い物料が入ってきました。手自体はなかったものの、買い物料だけで 10000G 近い差がついていましたね。

 あとは、相乗りで有力株を押さえて、そのまま周回をして、最後は順位を上げるための増資にのって、63番で株価が上がってゲームセットでした。気がつけば誰も独占エリアを作らない非常にまったりとした展開になっていたのです。

 勝因は、セントラルリリーの 3軒のタイミングと、株のブロックでしょうか。独占交渉が入ったらそれなりに厳しいかとも思われたのですが、株を押さえていたのと、キーの店はたいてい押さえていたというのはありますね。

 1戦目と2戦目の間で、ウナギを堪能しました。前回はお店で直接だったのですが、うな重もあの値段だとかなりお得な感じがします。

● 2戦目 ゴールドソーサー(SP)

 2戦目は、いたストSPからゴールドソーサーです。関東オフでプレイされるマップの中では 2つしかない 6エリアのストリートの 1つです。関東オフルール準拠なので 20000G が目標金額です。

 このストリートは、なんと言っても飛び地のかんらんしゃでしょう。回避しにくく、脱出率が低い飛び地です。810G のトイショップを始めとする 6軒エリアで 4軒以上あればかなり怖いエリアになります。そのほかには、ゲームセンターと、Sスクウェアの一番高いお店が優秀です。銀行まわりも何かと熱いですね。

 かんらんしゃや銀行まわりの動向と、周回数が勝負を分けるところでしょう。エリア数が少ないので、株のブロックをおそれるよりは、伸ばしあったほうがいいかもしれません。

 序盤からやや波乱含みな展開でした。私は1週目で飛び地に捕まる目を振ってしまったので、そのまま飛んで、2軒手に入れて、いち早く周回と銀行まわりの 1軒だけのインサイダーをしていました。軽くリードはしていたのですが、その直後に事件が起こりました。

 2週目でスリーセブンを出されました。1500G スタートのゴールドソーサーの 1000G はかなり大きいのです。直後に私が飛び地に飛んでトイショップを含む 4軒まで伸ばし、お客さんが 2人も来るという展開に。

 ここで、資金繰りのためスリーセブンをあてたプレイヤーに 500G で銀行まわりの店が売られたのですが、これはもうちょっと引っ張れたかと思ってみたりとか。私が手放すのはほぼ確定だったので、3軒になることが予想されたからです。銀行まわりを経営しているなら、なおさらかもしれません。

 とはいっても、こちらもかんらんしゃで勝負する形なので、流動資産を 0 にする増資をかけました。直後に誰も来なかったので、問題のエリアのお店を売る意外に選択肢はなかったのです。

 競売でということも考えたのですが、高確率でまずい展開になるので(いや、銀行まわりが高くなって一番被害を受けないのは確かですが)、指し値で売ることにしました。結局定価で第三者に出して事なきを得たのですが。

 ここでは、ちょこちょこと収入はもらったものの、トップが全然かんらんしゃにこなかったこともあり、展開はワンサイドに近くなっていました。

 私が資金難に陥っていたので足が遅くなっていた、かんらんしゃの株数をもう少し落として、自分のエリアを経営されていたら怖かったかもしれません。

 中盤までは2強2弱の展開にはなっていたのですが、2枚のチャンスカードが勝負を分けることになりました。テレポでトップのプレイヤーがかんらんしゃに搭乗することになったのです。さらにその後、かんらんしゃ内で、全員集合が引かれました。

 気がつけば、マークマスから 4 と 6 は 2000G を超えるお店のゾーンになっていたのです。コースター方面からの旅の扉での 1 を狙っていたのですが、こういうゾーンになるとは思いませんでした。結果、ここから 5000G 近い収入が入り、一気にトップ争いに復帰。

 いったんは抜け出せたものの、もう一回かんらんしゃに飛んでしまったプレイヤーが、じりじりと振り込みを繰り返し、破産まで追いやられました。今回は 15000G 目標でも同じだったのですが、やはり目標金額が上がるとかんらんしゃは怖いですね。

 最終結果を見ると、いただき平均が 1430G もありました。振り込みが 449G/7回 で、100G 均一が最大だったようです。収支は +15000G と壊れていました。

 結論から行くと、かんらんしゃは回り出したら怖いということでしょうか。全員集合もありますし、トルネコもいますから、チャンスはあるはずです。逆にかんらんしゃを持ち出したら展開を早めるように動いたほうがいいかもしれませんね。


● 3戦目 世界樹(SP)

 最終戦は、オフ会で人気の高い、いたストSPの世界樹です。何かと対人戦の機会の多いストリートではあります。

 8エリアとそんなに大きくないストリートですが、ぎんこうまわりの橋がスイッチでつながったり離れたりする仕掛けと、ホークマンで移動できるという仕掛けがあります。1週目の資金が厳しく、空き地もないので、地道なプレイングが要求されるでしょう。

 エリアとしては、ぎんこうまわりがやはり強いような気がします。あとはそれぞれの役割があるかと思われます。エリア数が多くないので、無駄なエリアはできにくいですね。

 序盤は足が速かったのと、ぎんこう通過直後のインサイダー、さらに 22番の売却でリードを保っていました。厳しい序盤が比較的楽に乗り越えられたのは大きいのですが、2軒所有が 3つと 20000G まで届くには絶対に足りない展開に。

 さすがに、中盤はバテてきたこともあり、相乗りでなんとかしのいで行くという感じになりました。左側がだんだん高くなってきたので、周回は厳しくなりましたが、その分は相乗りでなんとかカバーしてはいましたね。あと、バトルコロシアムでもらったどこでもカードを有効活用できたのは、大きかったかもしれません。

 終盤に書けて、じょじょに 5倍買いで手を広げては行きますが、資金にも限度があり、買いたいお店がなかなか買えずに苦しんでいました。ぎんこうまわりが 3軒に伸びたのが一番の勝負手になったでしょうか。

 その後、とにかく我慢の展開で回っては行きましたが、高いゾーンにはまって見返りに賞金をもらったり、その分ぎんこうまわりで取り返したりと、珍しく出入りの激しいゲームになりました。

 最後の最後は、お互いに自分のエリアをノーマークで持ち合うことになりましたが、たまたま 99株を握っていて、99株の買い足しで増資したらそのまま目標金額に届きました。SPルールなので、あとは徒競走という感じでしたが、いただきと増資チャンスに恵まれて、そのままゴールしました。

 振り返ると、先行して、中盤沈んで、終盤で差すという、個人的にはよくやる展開になりました。

 今回は、独占エリアがマップ左側に 2人分できて、ぎんこう方向に交通量が増えたのと、要所で橋が 1本になって回避しにくい形になったのがポイントだったのかもしれません。いずれにしても、このストリート、対人戦で 3連勝しています。

 他の卓の状況ですが、初めて時間切れが起こりました。10ターン制限を使い切ったのはかなり久しぶりだったかもしれません。今回は交渉が絡む場面があったので、復活されると思われるとんかつオフも含めて、ターン制限のルールは明文化する必要がありそうですね。


- 終了後 -

 最後の MVP投票は、破産試合が 2つあったものの、じわじわと削られての破産だったため、被害者に多くの票が集まるというまでは行かなかったみたいです。同点投票の結果 MVP をいただいてしまいました。普通はおとなしい試合をすることが多いので、これが最初で最後の MVPになるかもしれませんね。

 オフ会終了後のアフターは、近場のファミレスでということになりました。比較的会場の近くにお店があるのはいいものですね。


 というわけで、今回のオフのレポートになりました。調布オフは場所的にもそんなに遠くありませんし、また機会があったら参加したいと思います。余力があればスタッフとして(主に運営、ルーリングで)ちからになれるかもしれません。


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