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● 第3回 調布いたスト学習オフのレポート ●

 2005年11月3日に、第3回調布いたスト学習オフがおこなわれました。11月は、場所の都合で関東オフがなくなった代わりにとんかつオフがあるのですが、すでに参加できないことが確定してしまっています。

 下手をすれば、今年最後のいたストオフになるかもということで、早めに参加表明をしておきました。というわけで、いつも通りのレポートをお送りしたいと思います。調布オフは成績非公開ということもあり、対戦相手などの情報は非公開にしておきます。


- オフ前日まで -

 前日までということですが、機材提供という以外はあまり準備はしませんでした。総合成績を競うオフではないというのもありますし、マップも投票で決まりますからね。まあ、DSはいつでも出せるような体勢にしておきました。


- 試合前 -

 今回も、9:00 ちょっと過ぎに到着するように、時間を調節したらものの見事に幹事より先に到着してしまいました。というわけで、部屋の鍵も開いておらず、しばらく待つことに。9:15 ころにメンバーが集まりだしたころに開場となりました。

 幹事のネタを拝見しつつ、機材の準備をして、若干時間が余ったので DS を軽くプレイしました。「あたま塾」は、ものすごいグラム数を目撃したりもしましたが、やはり対戦が熱いですね。プレイ時間が若干かかるので、機材準備の時間だと終わりきらないことが多いのが難点かもしれません。


- 本戦 -

● 試合前

 今回も、ルールは関東オフ準拠、ストリート選択は(関東オフの選択範囲で)ランダムで、投票によって選択確率を上げることができます。と、実は今回のオフではこのような表記がなかったので、ここで情報を展開しておきましょう。

 調布オフの方向性は、あくまでも成績を残さないのですが、学習オフという側面を持っているので、ルールの情報くらいはすぐに見られるところにあったほうがと思ったりしています。

 あとは、今回はちょうど参加者が 9名だったので、3人×3卓の方向だった模様ですが、1つタッグチームを作って 4人×2卓にしようという意見が採用されました。成績を残さないオフだからこそ、こういう柔軟なことができるのだと思いました。


● 1戦目 日本列島 (GK)

 今回は、ほぼ投票が反映される形でストリートが選ばれました。1戦目はいたストGKの日本列島です。今回は、学習オフですからストリート紹介は若干丁寧にやりましょう。

 いたスト2から登場の全11エリアの広いストリートです。初期所持金は 2500G ありますが、高いお店も点在しており、所持金的には 2週目がつらいという印象があります。北海道、九州の 2つの飛び地は、マークが 2つあり、空き地がとれますが、サラリーが安定しなくなるという難点もあります。

 店数が多く、交通の要所は点在しているため交渉の機会もそこそこあるストリートだと思います。いろいろな戦略が試せるバラエティーに富んだ場所といえますね。

 1週目の周回こそは順調に来たものの、2〜3週目に飛び地に捕まりサラリーが大幅に遅れてしまいました。その間に 5倍買いするほどの資金がない状態で、税務署に2回捕まったのが痛いですね。別のオフで、このパターンで脱落しているのを見ているだけに、飛び地の税務署は怖いです。

 ゲーム自体は、中盤に東海道に独占を入れたプレイヤーがほぼ単独で 150株クラスのインサイダーをスタートし、他のプレイヤーには有力エリアがほとんどない状態で、ワンサイドゲームのように見えました。

 私はというと、税務署で早々と脱落状態にあったり、有力な中国の一等地が想定よりかなり低い値段で競売で落とされたりと、ほぼいいところはなかったですね。

 終盤は、北海道、九州が若干伸びるもののあまりお客さんが来ない状態。5倍買いで伸びた中国が予想通りいい動きをしていたりというのがありました。

 最後の動くしかない、独占どうしの交渉も増資が決まらず、全然止まらずであまり意味はありませんでした。あの条件は、足を止める働きしかないので、実は動かなくてもよかったわけなのですが、大きないただきがあると、そこから調子が変わる可能性もありましたから。

 ちなみに、別卓より 1時間ほど早く終了したので、ゆっくりと調布オフ名物のうな丼を堪能しました。主催者の意図なのか、参加者の意向なのか、G1以外は何かと名物があるいたストオフなのです。


● 2戦目 ロンダルキア (SP)

 さて、2戦目は実は対人戦でフルでプレイするのは初めてのロンダルキアです。抽選でこの試合がタッグチームでのゲームになりました。2人でほぼ変わりばんこでプレイしていき、チームメイト同士のアドバイスはし放題という感じでやっていました。

 ストリート紹介を忘れていました。基本的に逃げ道のない一本道のストリートで、メインランド 6エリア、飛び地 2エリアの全 8エリアです。マップは広いですが、最大出目は 8 で、出目次第ではスムーズに周回することもできます。

 ストリートの特徴はいろいろとあります。まずは、点在する空き地と半周で株屋があることでしょう。このおかげで、木の店でのインサイダーが狙い放題です。次に氷スイッチですね。マスを凍らせて、出目消費なしで通過させるというもので、いろいろと戦略的な使い方もできるかもしれません。

 最後の特徴は、ど真ん中の飛び地です。ロンダルキアへ至る洞窟のごとく、一度入り出すとなかなか抜け出すことはできません。最初に入ったときのみ 1/4、以降は 1/8 の確率でしか脱出できません。しかも、半周で抜けるとマークをとり逃してしまうというおまけもつきます。

 今回は、順決めで 01 を出して 4番手スタートなのと、最初にお店が買えなかった以外は至って順調でした。空き地に止まって、神殿を建て、出目が走り早めに賞金をもらい、150株越えの木の店インサイダーに成功しました。これで、中盤まではかなりのアドバンテージになりましたね。

 ここで、飛び地に入り込んだプレイヤーが店を集め出すものの、3軒+2軒と木の店に納まったので、大惨事には至りませんでした。3軒の裏で、利益度外視で酒場を建てられていたらと思うとぞっとします。脱出率の低い飛び地なので、酒場は本当に怖いですから。

 ところが、中盤で飛び地に捕まりおおよそ外周換算で 2週ほど出られなかったのが大きく響きました。高い店はなかったものの、株は買えない、増資はできない、増資するエリアはないというきれいな停滞具合です。チャンスカードをかなり大量に引けて 200G ボーナスと、61番、62番の収入をとれたのは不幸中の幸いですね。

 そんなこんなで、ようやく脱出するころには手詰まりで、神殿も失った状態になっていました。ここから、ちょこちょこ5倍買いをしたり、インサイダーで稼いだりして、なんとか 20000G 近くに届きますが、飛び地所有者がすでに目標金額を超えていました。

 ここで、目標金額越えからの飛び地行きが決まってから、マッチレースが始まりました。周回し、賞金で 20000G を超えるものの、ファイナルラップの序盤で神殿に捕まりいったん脱落、ここから 3位でゴールかと思ったところで、起死回生の交渉にかけてみました。

 神殿狙いで、3軒になる神殿と独占エリアとの交渉を出してみたのです。等価で成立し、独占エリアを抜けて、株を買って、勝負というところで神殿から収入があり、2位に浮上。ここは 5倍買いされてリベンジを狙われるものの、一気に大きな目で飛び越してウソ優勝のゴールでした。

 最後の 1周はしびれる周回になりましたね。真ん中の飛び地の脱出率がもうちょっと高ければとおもうのですが、これはこれで熱いストリートだと思いました。

 タッグ戦の感想ですが、プレイヤーとしての負担が小さくてすみますし、ゲームをした感もあるので、十分いけると思いました。負荷が下がると情報解析力が上がるので、上級者 2人のタッグは怖いものがあるでしょう。初心者と上級者というのも、いろいろと参考になることが多いはずですね。


● 3戦目 世界樹 (SP)

 前回に引き続き、今回も最終戦に世界樹(SP)が選ばれました。いたストSPの中でも人気の高いストリートで、オフ会での登場回数も何かと多いですね。

 全8エリアと、SPにしては標準的ですが若干狭いストリートですね。左右の 3エリアと、それを結ぶ 2エリア、2本の橋からなります。ルート取りは比較的テクニカルで、いつ勝負に出るか、どのエリアを揃えるかなどが難しいところです。あと、このストリートの序盤は資金繰りが苦しいのです。

 ここも、2ターン目に 80G の振り込みをよけてホークマンにのってからしばらくお店が買えなかった以外は、至って順調でした。周回の安定しやすい左から回って、スイッチの関係でくっついた、じんめんじゅといっかくうさぎのお店をひろって、順調に周回しました。

 このときに、いっかくうさぎが 3軒になり、さらに次のターンでじんめんじゅの自分のお店に止まったので、やることはただひとつでした。一番高いお店があっという間に買い物料 600G のお店に成長しました。

 直後に 5倍買いの危機はあったわけですが、450G を払ってさらに 300G まで落としたら本当に脱落になるので、スルーされました。増資後の 5倍買いですから、されてもそれほど厳しくはないと思ってはいましたが。

 この高いお店が最後まで大きなアドバンテージになりました。一人だけ順調に周回できてお店も株も買えるのですから、無理もないですね。交渉の目をあらかた自力購入でつぶし、周回し、じんめんじゅを伸ばしとやっていくうちに、最終的には、じんめんじゅ 3軒、いっかくうさぎ独占まで伸びました。

 スイッチがかなりの時間、じんめんじゅといっかくうさぎがつながった状態になっていたのも楽になった要因ですね。誰も攻めることができませんし、自分はきんこう通過後に増資チャンスが転がりやすいですから。結局 10000G 近いリードでそのまま周回してゴールしました。

 結論は、やはりいっかくうさぎ 3軒以上はめちゃくちゃ強力です。こうなったら全員で相乗りか、交渉を回していっかくうさぎ所有者に銀行周り以外を歩けなくさせるかくらいしか対策が思いつきません。以前じんめんじゅを 3軒にしたときは、他が伸びたので苦戦しましたが、いっかくうさぎは株が買いにくくなるのが大きいですね。


- 終了後 -

 今回は、世界樹がそこまで長引かなかったので、時間に余裕を持っての終了となりました。終了後はささやかなアフターで、今後のオフの話などをちょこちょことやっていました。調布は食べるところがそれなりにあるのがいいですね。


 というわけで、今回もレポートをお送りしました。調布オフは場所も近いですし、他の関東オフにない柔軟な運営体制のオフなので、また機材とともに参加したいと思いました。


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