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● 第9回調布いたスト学習オフのレポート ●

 2008年11月3日、9回目の調布オフが開催されました。今回は例年通り11月の祝日開催です。対戦結果は非公開のオフなのでレポートは簡単にまとめていきます。


 簡単なルール説明を。

 前回からのルール改正として、セルフ反省会で挙げていた関東オフでの特別な移動ルールが含まれるマップを対象から外しました。具体的には、「ジパング(3)」「ミッドガル(SP)」「アレフガルド(SP)」が該当します。基本的に関東オフと同じ設定です。DSは候補に入っていましたが、今回はマップが選ばれませんでした。

 マップの選択方法は、投票をある程度反映したランダム設定になっています。しかし、ベースの1票が入っているので、誰も投票しなかったマップが選ばれることもあります。

 他のオフと異なり、成績は取っていません。そして、優勝者の代わりに最も印象に残ったプレイヤーをMVP投票で決めます。

●1戦目 レインフォレスト(3)

 前回の1戦目に引き続き、今回もレインフォレストが選ばれています。いたスト3の中では比較的ギミックの少ないマップですが、3つのループからなる本土と、飛び地で構成されています。回避不能な空き地もあり、ルートの自由度がそれなりにありといろいろなテクニックを要求されるマップです。

 1番手スタートで「3」を振ったので、コンビニインサイダー狙いで上方向へ移動し飛び地へ。次のターンは「6」でコンビニ建設が成功。これで、+594G の利益が出てあとは、いかに固められるかでしたが、独占阻止で飛び地に入られた直後に脱出しました。

 結局の所3人が序盤から飛び地に行く展開になり、ピンポイントの税務署から 3回も収入が入ったのと、所有者が周回を崩さずに抜け出したこともあり、差がつく展開になりました。

 こちらは、あまぐもタウンのヘリポートと安めの2件だけで、マークが割れて周回が若干遅れたのと、コンビニインサイダーでも流動資産はなくなりかけたこともあり、店どりが思うようにいかず、きりがおか2軒、パピヨンどおり3軒、どぜうウォーク2軒、レインボーざか2軒と決め手だらけの展開にされました。

 インサイダー効果と、ヘリポートで若干浮いていたので、店をブロックする展開で、パピヨンどおりの1等地と、ザ・がけっぷちの真ん中2軒を押さえる展開に。でもそれだけでは不十分でいつ独占が入ってもおかしくない展開になりました。

 案の定、パピヨン通りに200株近いインサイダーが入り、中盤にきりがおかの独占が入り、5000G 近い差がついてワンサイドゲームに近い展開に。

 ここからが、なんとか粘る展開に。パピヨン通りは相乗りが若干間に合わなかったものの、10株売りであまり株を撤収させて、きりがおかの株を全力でブロックし 10株売りに。総資産と店どりから相乗り無視で押してしまっても大丈夫な展開と思ったのですが、株撤収で足を止めることに成功。

 あとは、サラリールートとなる右周回のザ・がけっぷちをヘリポートを使って3軒にのばし、歩きにくい形にできたのも大きいですね。一時、目標金額を超えられるものの、タイミング悪く飛び地に入り込んでしまい、税務署に止まって 15000Gまで総資産が落ちる展開に。これで長期戦の様相になりました。

 こちらも、たいようタウンが一等地を含む3軒の形になり、総資産 18000G、ヘリポートでサラリーが取れる展開だったため、33番を引くか2周すればゲームセットという場面だったのですが、先に 33番を引かれて目標金額を突破。

 最後の悪あがきで、パピヨンどおりの4軒目とあまぐもタウンの4軒目を交換し、ゴール阻止を狙ったのですが、増資ポイントを外し、直接の買い物料収入はなく、遠回りさせるだけで終わり、銀行直前に。

 こちらが先手番でトップ振り込み確定、独占パピヨンに向かう方向で伸び目がなく、3位転落の危険性が高いという場面だったので、2位確定ゴールに取りました。

 ここのポイントはいろいろとありますが、序盤の飛び地阻止はあまり行かない方がいいのでは、と思いました。コンビニが買われて空き地が1軒少ないですし、直後の移動で高めの店を取られたあげく、振り込みが続くという展開が考えられるからです。本土に人数が少ないので本土を固める方がいいような気がします。

 中盤のあの展開は、店どりがよかったので 3桁まで株数をためず、早めに増資してお店価格を上げるのが正解だったかと思います。とくにパピヨンどおり(というより、まじわり農場)はあの展開では最優先で増資すべきでしょう。手数が余れば、どぜうウォークの防衛増資からきりがおかという感じでしょうか。

 終盤は、店どりがよかっただけに、株売りで資産を削られるよりは、撤収して次の周回に賭けた方がよかったかもしれません。

 最終盤の交換交渉ですが、あれは本来なら目標金額を超えない程度にもっとお金を引っ張っています。長期戦になれば独占のまじわり農園の価値は大幅に上がりますから。まじわり農園の増資で 2000G 近い買い物料が出るので、とらえていれば逆転まであったかもしれません。


 もう1卓はかなりの長期戦になった模様です。最終的には飛び地3500Gで決着がついたようですが、3軒ずつで伸ばしあいになるのは珍しいかもしれません。この所有状態でがけした通りの株価が 130G を超えていました。

 昼食は恒例のウナギですが、今回はゲーム中に注文とをって、終了時にとりに行く形になりました。待ち時間の間は「ピクトイメージDS」をプレイしています。

 1戦目は、10:30 スタートでしたが、終了は 13:40 くらいでしょうか。昼食開始は 14:00 くらいになっていました。


●2戦目 雷平原(SP)

 2戦目は、いたストSPの雷平原です。銀行を中心とした3つのループと飛び地からなるマップです。4軒9エリアとそれなりに店数もあり、ルートの自由度も高めです。マス数の割にワープが少ないものの、回避不能な飛び地がありここもゲームを分けることになります。

 序盤で 33番の店売りから、現金ができて店が少ない状態になったので、夢を見るべく飛び地の株を買い、飛空挺乗り場+木の店のインサイダーに成功しました。序盤で外周を回らず、ひたすら飛び地を固め、早いうちに勝負を決めることにしました。木の店を含む3軒+飛空挺乗り場を含む2軒という持ち方で外に出ることに。

 中盤まではそれなりに飛び地に人が来ていたのですが、本土にお店があまり買えず、なおかつ木の店の 500G にも誰も止まらずまったりとした展開に。いわゆるブロックのお店しか持っていないためゲームが進めば進むほど 5倍買いで店数がなくなるということが予想されました。

 そうこうしているうちに本土は、2軒+2軒と2軒+2軒+3軒+2軒という案の定ひどいもたれ方になりました。周回されて株をもたれた瞬間にゲームが終わるような感じです。なおかつ、飛び地の警戒が激しく、本土はのばし合う風潮になったのでなおさらという感じでした。

 こちらも飛び地の増資をかけようとしたものの、本土に店がなく、防衛増資の途中で、防衛していない方を5倍買いされて、増資あまりをカットされました。この5倍買い自体は正解と思いますが、今後の展開を考えるともはやマークすべきプレイヤーは違ってきていたのです。

 雷平原の場合飛び地に入れるかどうかはほぼ運ですし、2軒のみではどうあがいても戦えないのでタイミングを見て動くことに。トップのプレイヤーが飛び地に飛び込んだタイミングで、810Gのお店が空き店になっていたので、交渉を回すことにしました。

 内容は、飛び地の飛空挺乗り場+80Gのお店と防衛増資済みの1等地を交換する 3軒交渉。飛空挺乗り場を含む2軒なのと、空き店での自力独占の可能性があったため、若干現金をもらって成立させました。主にトップ崩しが目的ではありましたが、難なく抜けられることに。

 そして、ようやく飛び地に全く行っていないプレイヤーが流動資産を持ち、猛威をふるうことに。銀行周りのエイロージュを3軒にのばし、右下のクアール3軒で十分回せる状態に。ただ、こちらも増資のタイミングが遅れたばかりに、相乗りを許し株下げの憂き目にあうことに。

 特に、要所となるエイロージュは、最後の1軒がそれほど高くなかったので、いつもより多く下げています。その結果、どのエリアも変動率が悪くなり、決め手にかける展開に。それでも、下側のクサーリクも3軒になり、こちらの株が持ち合いで下げられない状態になりました。

 終盤は、22番でゲームが決まりかけたものの、ギリギリ届かず、中途半端に持っていた株で資産を削られ完全なマッチレースに。ここへきて、クサーリクの株を180株までためれば徒競走にされる状態になったことが判明し、本当に出目勝負になりました。

 最後の最後で飛び地に飛べた上、飛空挺乗り場までついたものの、延長でもらったようなターンで、なおかつ2人があと2マスという状態だったのと、チャンスカードで状況をひっくり返すカードがなかったのでおとなしく増資に取りました。最後の最後で相乗り株を払われるという事態にもなりましたが、ギリギリで3位終了でした。

 このゲームの場合、中盤以降、飛び地が鳴かず飛ばずになり 5倍買いでつぶしたあともまだマークの矛先が変わらず、株の持ち合いになっていたのが気になりました。こちらが仕事をして10株売りを繰り返し、ゲームを長引かせましたが、あれは本来トップがすべき仕事です。

 結果として、手数が足りず、持ち合いになったところから勝負手に持ち込まれたのですが、あの株を下げ合えばというのはあります。ただ、サンダープリンも撤収後、変動率を落としていたので、結果として届かなかったというのはあるかもしれません。

 あとは、独占エリアができていない状態で、かつ、銀行周りを含む本土での 3軒+3軒+3軒の形でゲームを落とすのはあまりにももったいないと思いました。このくらい形がよければ、というのはありますね。

 ちなみに、最終結果画面で、最大いただきが 120G と表示されていました。これは、サハギンの交点のお店を1軒でMAX増資した金額で、いかに飛び地が鳴かず飛ばずだったかを物語っています。


 そんなこんなでゲームが終わりました。こちらの卓が長期戦で終了したのは 17:00過ぎくらいでした。ここからMVP投票をして、中締めをしてという感じで 18:00 には全行程が終了しました。

 終了後は、フリープレイの時間ということで、「ニムト」「ゴキブリポーカー」そして早押しクイズがプレイされました。アフターまであり、たっぷりと楽しんだという感じです。


 ここからは、セルフ反省会を。全2戦にしたのは調布オフらしさという意味ではいいのかと思いました。気になっていたスロットで意図しないマップですが、これも調布オフの持ち味という認識が強いようです。確率調整はする必要がありそうなのでまた別途考えてみます。

 あとは、時間に余裕があるせいか、プレイ自体がもたついた感じを受けました。今回は長期戦の様相だというのはありますが、サイコロを振る前に不必要に悩まない、手番直前に席を立たない、などはゲーム数が少なくても心がけて欲しいと思いました。1戦目の目安として、昼食は 13:30 くらいまでにはスタートしたいというのはあります。

 人数が余ったときの組み合わせですが、今回は抜け番ですませましたが、次回以降はある程度考える必要があるかもしれません。このあたりは人数依存するので当日にならないと決められないところでもあるのですが。

 次回は来年でしょうか。また参加したいと思います。


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