2003年11月22日に京王線沿線のいたスターで集まって、いたストをやろうという「京王カップ」がおこなわれました。9月あたりから予定は入っていたのですが、いろいろとあってようやく開催となったわけです。今回も簡単にレポートをまとめたいと思います。
いつもはここに書くこともちょっとはあるのですが、前日まではほとんど準備している余裕がありませんでした。お仕事の関係と「スライムもりもり DQ」の発売と重なっていたということもありますね。キラフラさんにお会いするということもあって、一通りクリアしておきたかったのです。
今回は 11:00 開始なのと、近場での開催ということもあって日程的にも比較的楽でしたが、更新作業とかをやっているうちに、ほぼちょうどの電車になってしまいました。途中で飛鳥川さんと合流し、待ち合わせ場所に到着。
今回の参加者は、主催の飛鳥川さんと会場提供のキラフラさん、Izayoiさんと私 4人のはずなのですが、待ち合わせ場所には、なぜか 3人いました。遠路はるばる「通りすがりで来た」(本人談) ねーぽんさんです。こちらに来るような雰囲気はあったのですが、まさか来られるとは思いませんでした。
そんなこんなで、買い物などをしてキラフラ亭へ、途中の 99円ショップはいろいろと衝撃的でした。購入したばかりのボトルキャップを試すためにペットボトルの飲み物を買ったのは、公然の秘密です。
キラフラさんは、DQと占いの超大型サイトを運営していらっしゃる方で、ゲームを始める前に DQ 占いを一通り試してみました。私はアリアハンから脱出できませんでした。ファミレスのメニューも「枝豆」だけというものすごいものでしたね。ネタの作り方がうまいというか、わいわい楽しみたいときにおすすめです。
今回は、キラフラさんからの希望で「スラリン」を最終戦にやるということになりました。残りは、ランダムで決めたところ 1戦目は「サパタの地上絵」になりました。ちなみに、今回は GK オンリーとのことです。今回のメンバーからは、何が起こってもおかしくないといった感じがします。
いつも通り、ストリートの紹介から。GK から登場で、サイコロが 6 までしか出ない数少ないストリートのひとつです。初期所持金が 1500G なのと、1周目のサラリーがそんなに多くないことから序盤が厳しいストリートです。ルートの自由度が高いことと、銀行周りが伸びると帰りにくくなることから長期戦になりやすいとされています。
1周目はとにかくきつかったですね。いただきがほとんどなく、100G くらいの振り込みを繰り返し、1周目終了時点では、総資産が 1300G を切っていました。休みがなかったら 1200G を割り込んでいたところでしたね。さらに、最後のマークをとった時点で引いたのが 70番で、今後のサラリーが 100G ずつ安くなるという事態に。
これは、破産まであり得る展開でしたが、2周目の出目が全体的に大きかったので、なんとか持ち直すことに成功しました。インサイダーの株のりもうまく成功し、銀行周りが 3軒にまで伸びて順位は 3位だったものの決して不利とはいえない状況にまで持ち込みました。
中盤は、全体的に増資する場所がない、株価が高いという事態になり、手詰まりの状態が続きました。エリアだけはそろい気味だったので、買い物料の差が出てくるようになったのです。
キラフラさんが、ゾーンに巻き込まれて店数を減らし気味になるものの、サラリーをもらってから、4軒エリアがあるおかげで 150株オーバーのインサイダーに成功。Izayoiさんは、逆に中盤の収入があるものの増資すべきエリアがなくなって、キラフラさんに振り込む展開になりました。
私は、銀行周りでまったりとしていました。株価が上がっているものの、銀行周りを 5倍買いで独占し、99株程度でインサイダーをスタート、ほとんど空だきの状態でサラリー狙いを討ち取る形にしました。
かなりの長期戦になりましたが、地下にある証券取引所で株を買うことができたキラフラさんが、最終的には抜け出すことになりました。24000G まで総資産が伸びてしまったので、私も 2位確定の増資を開始。チャンスカードで 22や 33 を引けば逆転もあったわけですが、そのまま 2位でゴールしました。
1戦目のプレイ時間が 3時間を超えたので、2戦目はそんなに時間のかからないマップになりました。選ばれたのは、ソフィーの洞窟です。いたスト 2 からのストリートになりますね。
ルートの自由度は高くないのですが、なんといっても地下 3階が勝負を分けるストリートになります。とはいってもどこもそれなりに戦えてしまうストリートではありますね。空き地のチョイスも含めて慣れが必要な場所かもしれません。
最初のターンに 5〜7を振ったら、地下3階に直行するのがお約束になりつつありますが、なんと今回は誰も振りませんでした。私は、いちばん後ろの行動順だったので不利といわれている地下 2階におりました。ゆきのかいろうの 2件目で空き地がとれたので、ヘリポートにしました。
1周目からいいカードに恵まれて、なおかつ 3軒のあくまのぬまちのインサイダーへの相乗りにも成功して、かなり流動資産が豊富な状態になりました。そういえば、ルーレットで「親の総取りはさせない」とばかりに 0 にかけて 8倍のねらい打ちに成功しています。
2周目からお店が偏りだしてきました。地下 3階は平和になったのですが、地下 1階が怪しい状況に。そんな中飛鳥川さんが地下 1階のまかいのいりぐちとせんしのはかば、ちかすいのいけをそれぞれ 3軒ずつにのばしました。
中盤戦がある意味勝負になりました。私は 2回目のサラリーをもらったものの、税務署に入ってそれを 5倍買いしたので流動資産にあまり余裕がなくなってしまいました(とはいっても 3軒のゆきのかいろうの株は198株ありましたが)。
流動資産がない中、キラフラさんがピンチになりました。Izayoiさんと私のお店に大きな振り込みをしてしまい、風前の灯火になったのです。飛鳥川さんも 1階で粘るものの、あくまのぬまちの税務署とショッピングセンターの支払いで、多少お店を切り崩すことになりました。
最終的には、私が地下2階をほとんど押さえることになり、株を大量に持った状態でゆきのかいろうが 4軒になりました。Izayoiさんはお店の数は少なかったものの、収入の差で有利な状態に、飛鳥川さんは戦死の墓場の独占だけをキープする状態に、キラフラさんは流動資産がなくなり、いよいよ破産のピンチになりました。
ゆっくり地下 1階を周回されると、買い物料の差で負けそうになったので相乗りしているキラフラさんを連れて行く形でインサイダーを開始。結局このインサイダーと税務署の収入が勝負を分けることになりました。
最終的には、キラフラさんが飛鳥川さんのせんしのはかばのデパートに入って、-8G で破産終了になりました。これが破産させの 3位という珍しい展開でした。私は、リードを保ったままトップで終了しています。
安全地帯のないソフィーは、破産への序曲です。自分のルートをいかに保てるかが勝負になってきますね。逆に言えば、相手のルートにお店を建てることも重要になるわけです。奥まったところにある税務署の破壊力もなかなかのものだったりするのです。
最終戦は、リクエスト通りスラリンになりました。いたスト 2 からのストリートで、プレイするのはかなり久しぶりです。上 3マークと下 1マークの広いストリートですが、銀行周りと、ダイヤ近辺の 4エリアが勝負を分けます。
上は目玉送りの危険性があるのと、高いお店が少ないことで使いにくいとされています。目玉は 6軒エリアでマークがとれないので、最後の手段といったところでしょうか。脱出率はかなり低いです。
これも、かなり荒れた展開になりました。先ほど破産したキラフラさんが下エリアのキングスライムを 1周目で3軒までのばすと、2周目のはじめに独占してしまいました。
私は、目玉に捕まって周回が遅れていたのですが、キラフラさんの株に相乗りを書けることができ、あとは 2回目のサラリー狙いでキングスライム方面に勝負しに行くことにしました。直後に増資チャンスが来て、防衛増資とばかりに 2マス先が 1100G まで伸びました。
ここで振った目が 2。一気に相乗り株をすべて失うことになりました。総資産が 3000G ちょっとしかなかったときの振り込みだったので、店売りにならなかったのが不思議なくらいでしたね。
その後は、キラフラさんがエリアの強さと流動資産の多さを活かしてそのまま 198株のインサイダーで勝負がついた感じでした。
2位争いは熾烈だったものの、店数の多さと、サラリーが 1回多いのがきいて Izayoiさんにぎりぎりでかわされてしまいました。
お店の配置が独特なので、短期決戦になりやすい、荒れることの多いストリートですが、やはりダイア近辺が強いですね。ちなみに、銀行周りのスライムレース場(710G)も 3軒で 2000G を超える買い物料になります。銀行周りには高い店がないのが普通ですが、これだけは例外ですね。
いたスト 2 と GK のみに登場のかなり癖の強いストリートですが、派手な展開になることが多いという点では面白いストリートだと思います。
終了後は、遠路はるばる通りすがってくれた、ねーぽんさんの持ち込みゲームで楽しみました。
5人プレイといえば、このゲームが定番ですね。他のプレイヤーとの感性を計るゲームでもあります。ルールも簡単で、すぐ終わるのでとっかかりとしてはちょうどいいゲームだと思います。
バッティングの妙を楽しむゲームで、記念写真もあるかと思ったのですが、今回は比較的おとなしい展開でした。というよりも -5点をよけるのに、10〜14 が 1枚ずつ出てくるのは逆に珍しいかもしれませんね。
今回はカウンティングが比較的有効だったかもしれません。15が出きっているだろうと思ったら 1枚数え間違えてバッティングしてしまいました。
姉妹作の「ナンバー2」もありますが、シンプルさではこちらですね。5人で集まる機会の多い方や、いろいろな人とゲームをよくする方ならば、持っていて損はないでしょう。
いたストオフ周りでよくプレイされている国産カードゲームです。手札をなくすのがだいたいの目的になるのですが、状況に応じてゴールが変わるのがポイントですね。
はじめのうちは、カードの効果も独特で分かりにくいということはあるのですが、2,3回くらいプレイするとだんだん濃い一面に気づくはずです。
攻撃カードは個人を指定できるものがほとんどですし、派手な効果のカードも使いどころがちゃんと難しかったりと、テクニカルな要素も多分に含んでいるのです。
今回は 2ゲームほどやりましたが、いきなり最初の手札から 19点が入っているのは、どうにかしていましたね。2ラウンド連続で 1ターン目に 20点を超えるということになりました。
ゲーマー向けのゲームだと思いますが、それだけにより濃い楽しみ方ができるかと思います。UNO とかでは軽すぎるとか、MAGIC の合間にとかという用途が考えられますね。テクニカルな要素は好き嫌いが分かれるかもしれませんが、面白い作品だと思います。
その後は、夕食をとりました。「スライムもりもり DQ」の通信対戦を初体験したり、Izayoiさんのものすごい「テトリス」の腕を拝見したりと、最後の最後まで楽しんできました。
今回は、近場のオフということでしたが、4人でというのもなかなか面白いものがありますね。機会があったらまた参加したいものです。