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● 第3回 京王カップのレポート ●

 2005年8月6日、第3回の京王カップが開催されました。近場のいたスターが集まって対人線を野郎という企画ですが、今回で 3回目になりました。オープンなオフ会というわけではないのですが、参考までにということでレポートを残しておきます。


- 開始前 -

 今回の京王カップは 7月10日の別のイベントで偶然話が出たことがきっかけだったようです。主に私が帰省の時期と重なっていたので、各所と調整をして何とか日程をあけることに成功、無事開催となりました。

 時間通りの集合、移動となりました。この日はかなり暑かったわけですが、室内でのイベントと言うことで厚さも忘れる感じになりました。


● 1戦目 サパタの地上絵(GK)

 1戦目はいたスト GKからマップを選ぶことになりました。準備段階でマルチタップが動かないと思ったら PS2 対応のものだったりというお約束もありました。ストリート選択は、ランダムに電話帳を使って選んだ結果「サパタの地上絵」になりました。

 今回も恒例のマップ紹介はやりましょう。サパタの地上絵は、いたストGKからのストリートで、サイコロで 6までしか出ない、所持金が 1500G と少ない、その割にお店の価格が高いということもあり、序盤の難度は、全マップの中でも最高クラスです。

 エリア数も 8エリアしかなく株価も高めなので、中盤も煮詰まりやすく、結果として長期戦になりやすいストリートですね。株も比較的買いにくく、空き地なしのストリートですが、かなりのテクニックが要求される上級者向きのストリートだと思います。

 序盤では、大きな事故も起こらずこのマップにしては比較的スムーズに中盤に入りましたが、交通の要所になるボーイズラインが 3軒からどんどん伸びていったり、レフトベースが 4軒から独占になったりと、このマップらしい安全地帯のない展開になりました。

 ボーイズラインがタイミングよく 5倍買いされて、そこから 2500G の買い物料が入って、リードしたかのように見えたのですが、ここから展開がもつれました。

 株価と増資あまりの関係から、終盤はこのマップらしい非常に煮詰まった展開になりました。最終的には安全ルートが 4人ともあったのですが、株を買えるか買えないかでのびが違っていたかもしれません。終盤は、2人が目標金額達成になりました。

 あと1周という場面で大きな事故が起こりました。長期戦で 2周目に入ったばかりのチャンスカードから、37番のお店価格 30% アップが、これが独占済みで株価が 80Gを越えていたライトベースに当たって、一気に 5000G の儲けを計上しました。3000G くらいの差を付けていたのですが、一気に逆転でした。

 最終ターン、銀行 2歩手前からの「1」で逆転のチャンスはあったのですが、そのままゲームセットになりました。13番などで値段が下がって逆転というのはたまに見ますが、37番の上がり幅で逆転というのは珍しいですね。満場一致で、「これは事故だ」と言うことになりました。

 何にせよ、チャンスカードの 1枚の影響は怖いものですね。逆にいえば、チャンスカードにかけてみるのも悪いことではないといえるでしょう。

● 2戦目 アレフガルド(2)

 今回はSPCを準備していたので、必然的にSFC版でしかプレイできないものをということになりました。対人戦ではおよそ1年ぶりのアレフガルドになります。

 いたスト2のアレフガルドは、初期所持金 2500G、全11エリアの広いストリートです。空き地こそありませんが、マップ中央にある竜王の島がポイントになります。お店価格の高めのお店が点在しており、買い物料勝負の展開になることもしばしばあります。また、半周に 1回株を買えるので、株のテクニックも必要になってきます。

 序盤は所持金に余裕があるので、そんなにつらくはないのですが、中盤から終盤にかけてののばし方がポイントになってくることでしょう。広さの割にはプレイしやすいストリートかもしれませんね。

 今回も、2回通る雨のほこらやマイラが早いうちに3軒になっていましたが、それと同時にラダトームも3軒になっていました。しかも、ラダトームは銀行からの通過で立ち寄りやすいので、すぐに 198株クラスのインサイダーが入りました。

 900G、810Gと2回のインサイダーを成功させて、あっという間に 5000Gを越える総資産になりました。実は、いきなりサラリーで周回していないので、1周目の資産なのです。

 中盤は、雨のほこら、マイラに加えて、リムルダール、聖なるほこら、そして竜王の島が3軒になり、右周回の買い物料が高くなるという珍しい展開になっていました。

 こちらは、投資すべきエリアがなかったので、相乗りしつつ周回するという感じになりました。竜王の島の株を押さえていたのが聞いているようで、3軒の状態で増資されなかったのが幸いだったかもしれません。最終的には、2軒、2軒、1軒という平和な別れ方になっていました。

 一方で、5倍買いなどで、雨のほこらと聖なるほこらは独占まで伸びたり、3軒に戻ったりという感じになっていました。サイコロが8まで出るということもあって思ったように増資できなかったり、5倍買いできなかったりということがありました。

 終盤になって、サラリーをあきらめて周回という展開になりました。1軒ずつの所有だった死の砂漠を最終的に 3軒から、5倍買いで 4軒にのばして、インサイダーを開始して一気に展開が変わりました。ここから高級デパートの収入を 2回もらい、インサイダーを進めて何とか目標金額に達成、ゴールとなりました。

 このマップは何度もプレイしていますが、ラダトームと死の砂漠の組み合わせはめずらしいですね。回避不能エリアの独占はやはり強いという印象を受けますね。

● 3戦目 飛空挺(SP)

 3戦目はSPからということで、協議の結果、飛空挺に決まりました。いたストSPのマップの中でも、私の周りでは人気の高いマップのひとつですね。

 飛空挺は全9エリアのストリートですが、2つの飛び地に3エリアが配置されていることもあり、エリア数の割に狭いという印象を受けます。サイコロも 6までしか出ないので、高額エリアの飛びこえは必然的に難しいですね。

 所持金に比較的余裕があり、銀行を通過しやすく、生きているエリア数が少なくなりやすいので、壮絶な株の持ち合いになったりすることもしばしばあります。飛び地への進入率は低いものの、入り出すと抜け出しにくいという性質があります。

 ここは、序盤からお店の買えない展開になりました。メインランドに 3軒しか買えないとなると、相乗りと飛び地勝負になってきます。うまく飛び地に飛び込んで何件かゲットするものの、今度はなかなか脱出できないという事態が。

 メインランドは、3軒の高めに入って一気に店売りの危機に陥るプレイヤーが出てきました。こうなってくるとワンサイドの様相を呈するわけなのですが。ここからがもつれていくことになりました。

 トップのプレイヤーは、実質持ちエリア 1つという状態で、そのままでは 25000G までは届かない状態、ほかのプレイヤーもサラリーをもらって、持ちエリアがキープできたということもあり、トップからの株の押さえ合いの展開になりました。

 ダブルスコアになっている状態なら、早いうちに自分のエリアの株を 198までのせて増資した方が手っ取り早いというのが私見ではありますが、あくまでもほかの株を押さえに行って、増資に出てこないと言うことが判明したので、増資チャンスがないタイミングで110株から 10株売りを始めました。

 これで、ほぼ同株を持った状態で撤収してきたのですが、気にせず 10株売りをキープしました。というのは、変動率を下げてゲームを長期化させる目的があったからです。基本的にゲームを長引かせた方が、飛び地が生きてくるという傾向があるからです。

 これで展開がもつれているうちに、全体的に値段が高くなりました。が、独占エリアがないぶんで左集会に客が流れ込むことになり、周回あたりの収支に変化が訪れることに。トップのプレイヤーは回っているだけではぎりぎり赤字に転じるようになったのです。

 結局、22000Gくらいの時点で資産が逆転し、そのまま逃げ切った感じになりました。最終的には、3軒エリアと独占エリアにお客さんが 2人コンスタントに流れていくようになりましたからね。こちらはというと、飛び地は終盤にはすっかり鳴かず飛ばずになり、14000Gほどの 4位で終了しました。ただ、チャンスカード自体は 2周目に入っていました。

 ゲームには絶対ということばはありませんし、プレイスタイルは人それぞれだから面白いというのもありますが、198株インサイダーでやめて、1等地の利点を生かして、2軒ずつだったインペリアルを 3軒にのばしたらもっと楽だったのに、と思ったりします。

 ストリートの感想としては、やはり客の流れが大事だと思いました。船尾は唯一の 4軒連続したエリアなので、高くなり出すと誰もこなくなりますね。あと、飛び地はやはり思ったよりも強くないのではという印象はあります。

● 試合後

 試合後は、「ワードバスケット」の特殊ルールや、「ダイナマイトナース」などをプレイしていました。前者はかなり久しぶりのプレイでしたし、後者は後者でゲームの存在自体は何度も見たことがあるもののプレイしたのは初めてでしたね。今となってはすっかりレアものになっています。

 一通りプレイしたあとは、夕食を食べて解散となりました。本当に、集合から解散までネタにあふれた会になりました。次回はいつになるか未定ですが、また日程をあわせて参加したいと思うので、よろしくお願いします。場所としてはうちも提供できるようになったのですが、乗り換えの必要があるのが難点ではありますね。


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