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● 京王カップ2009年3月のレポート ●

 2009年3月20日、京王カップが開催されました。前回開催が 2007年10月なので 1年半ぶりでしょうか。近場のいたスターが集まって対人戦をという企画です。今回はメンバー全員のスケジュールがあったのでこの時期ということになりました。今回は速報でレポートします。


- 開始前 -

 今回は、うっかり主催が集合時間に登場しなかったり、まさかの買い出し中にすれ違いがあったりでしたが、無事合流しスタートとなりました。小ネタを挟みつつ「ぷよぷよフィーバー」の対戦を見たりとかしつつ、いたストをという感じになりました。


●1戦目 左半球(GK)

 今回も例のスロットを持ち込んで、開催マップを決めています。最初に決まったのは左半球(GK)でした。いたストオフではなかなかプレイされないですね。

 序盤にいきなり南京自転車が買われたり東南アジアが3軒になったりと、あれた展開になりそうな感じでしたが、相乗りにあい増資のタイミングがつかめないまままったりとした展開になりました。

 先に育ったのは、3軒に伸びたエジプトでした。東南アジア3軒+エジプト3軒で株をためての増資でリードを広げ、あとはいつ東南アジアに乗り換えるかという感じでした。ほかのプレイヤーは店がそろわず最大で2軒という状態。中途半端に店が偏っていたので交渉も動きにくい感じになりました。

 その後エジプトが独占になり、このままではあからさまに4軒+3軒からの封鎖ゲームで周回されてゲームが終わってしまうので、交渉を仕掛けることに。資産的には浮いていましたが、エジプトの裏側になる中近東の安め2軒とインドの1軒を等価交換で3軒ずつにする形に。

 交渉を仕掛けた場所がラッキーマスで 3/7 の増資チャンスがあったのですが、増資することができず、中近東も一時は5倍買いで崩れるものの、程なく別の店を5倍買いして3軒に復帰。店取り的には圧勝かと思われたのですが、独占エジプトの裏側で買い物量収入が上がりマッチレースの展開になりました。

 こちらはというと、結局増資できたのが180株×1回止まり。店数はそれなりにあったのですが、全然自分のお店に止まれず、相乗りをされてという感じではありました。キーとなる株を30株くらいずつ残したので警戒がかかり、結局総資産 17000Gくらいでマッチレースに。

 トップはエジプトの株を買い足し、増資+サラリーで勝負と思われたのですが、中途半端な出目で増資だけゲット。サラリーで届く範囲ではあるのですが、マークが足りない状態でした。一方追う側は、どこでもカード温存でサラリーが取れて総資産 18000G ほど。サラリーで届くと思われたところで24番で追い打ちでした。

 いざふたを開けると、サラリー後の総資産は 20005Gでした。70番で周回数が稼げていないのと店数が少ないので思ったよりもサラリー額がなかったようでした。

 キーは3軒そろえの交渉ですが、あの場面はインドが育てば同じような状況にはなっていましたし、コマ位置が絶妙だったというのはあるでしょう。最終版、延長のための独占交渉を仕掛けはしたのですが、延長戦になると余計勝ち目がなくなるということで成立せずでした。

 どちらかというと、変に高い店をブロックされて死蔵資産ができたのが痛かったと思います。序盤から 490 - 410 -700 とマップ上の高いお店 3軒を押さえで買うのはやり過ぎでしょう。あの場面は、ドイツの 410は買わず、南京自転車を早めに増資して、東南アジアの単独封鎖ゲーム阻止が正解と思っています。

 難しいところではありますが、結果 20005G終了であれば、いろいろな手段で粘るべきところかもしれません。24番も勝ち目の売却が目の前のロシアでしたが、うっかり自力3軒からの振り込みで割り込むような感じではありました。東南アジアの増資が遅くなり封鎖ゲームになりきらなかったのが原因かもしれません。

●2戦目 摩天楼(GK)

 しばらく昼食休憩があったり、テレフォンがあったりとまったりしていたのですが、遠隔からのスロット操作で決まったマップは摩天楼(GK)でした。珍しくテクニカルマップがそろったような気がします。

 2番手スタートの初手で7を振りチャンスマスのマーク回収から29番を引き迷わず銀行に戻りました。そんなこんながあったのですが、店は比較的ばらけたかのように思われました。

 序盤からいきなり、3軒チャンスを2連続でストーキングで逃し、心が折れたプレイヤーが出たりしましたが、それでもセンターストリート2軒+サウスウエスト3軒は十分な形ではあるのです。センターストリートが早めに延びました。

 その資金でサウスウエストがスタートし、封鎖ゲーム風になりました。こちらがノースウエスト3軒にはなったのですが、増資チャンス後4軒以上に伸びるチャンスがありませんでした。

 チャンスカード 81番の交通渋滞で、ノースウエスト側のチャンスカードで3番を引き、悩ましい場面に。足りないクローバーを回収する、ノースウエスト4軒で折り返しクローバーを回収するなどいろいろとあったのですが、よく見ると2軒所有のマネーブロックの2等地の1マス手前に2人がいたため、現金ほしさの空増資にとりました。

 お店価格が上がっていたため 396G を2人から討ち取ることに。珍しく渋滞事故が発生した感じでした。が、これでクローバーがしばらくとれない形に。

 ここからセンターストリートの動向が気になったのですが、通過後すぐのチャンスカードで5倍買いの3軒に。増資がある程度入り、リードを広げたところで33番の売却でサウスウエストの増資済みの店を売り 16000G のランニングゲームに。

 当然これは封鎖ゲームにしないといけないので、交渉で封鎖目的のノースイーストと増資あまり確保+安全エリア封鎖のマネーブロックの交換を現金を100Gほど上乗せする形で回しました。

 が、直後に流動資産ほしさにキーとなるストアブロックの2軒目押さえの1軒が競売に。後で確認するとここがトップの 170株単独で、そのまま増資すれば即ゲームセットの状態でした。ある程度値段をつけましたが、流動資産がないとやっていけないのでトップに譲り渡すことに。

 結局 225の2倍が入り、5倍買いで崩しがありましたが、封鎖ゲームの意味があまりなくなってしまいました。直後トップが2000Gチャレンジコースにとったため、一応直撃狙いの交換交渉をかけてみたものの、歩けなくなるからという理由で成立せずでした。

 この一連の流れはさすがにあきらめすぎではと思ってはいるのですが(歩けなくても、勝負エリアを作るしかないような状態ではあったので)、成立しない交渉をしても意味はないのでそのまま続行することに。いったんストアブロックの株を押さえ、増資自体は1回だけだったものの、結果的には手遅れでした。

 結局はランニングゲームでの決着でした。最後に、マネーブロックの株を買いMAX増資をかけたら +17G が出たため資産差はそれなりには詰まりましたが。株がかなり買われたのもありますが、株価 30%アップが出たのが大きいですね。

 ここからは、時間の関係でアナログゲームの時間になりました。プレイしたゲームを簡単に。

●ゲシェンク [play:game]

 いたストオフではよく持ってきている、ちょっとした時間にプレイするのにはちょうどいいゲームです。相場観はメンバーによっても変わってきますが、取られたカードの順番によっても変わってきたりします。高い数字のカードを複数枚取るのはリスキーですし、かといってチップがなくなるとアウトになるのが悩ましいのです。

 ものすごくカードを取って、シークエンスを作ってチップを集めつつ失点を抑えるのもありますし、逆に積極的にカードを取るプレイヤーが多い場合は、ほとんどカードを取らず耐え抜くというやり方もあります。低い数字のカードの扱いが一番性格が出るかもしれません。

 なんだかんだでかなりの回数プレイしていますが、入り口近くのゲームとしては個人的にかなり好きなゲームですね。

●ポイズン [play:game]

 Amigo版をプレイしたのは初めてかもしれません。登場回数はそれなりにあるジレンマ満載のKniziaのカードゲームです。意外と夜中のまったりとした感じでもプレイできるゲームだったりします。

 カードを中途半端に取るのが一番まずいのですが、全くとらないプレイもかなり難しくどこでどのカードを使うかが重要になってきます。1色を早めに確定させてカードを取ろうとすると毒を放り込まれて身動きがとれなくなったり、なんだかんだで結局カードを取らないプレイヤーが浮いたりというのがあっておもしろいですね。

 こちらも、ちょっとした時間にプレイするのにいい作品かと思います。

●タングラムプラス [play:game]

 こちらはちょっとだけプレイしてみました。他の人に紹介するのも久しぶりですね。2人専用ではありますが、うっかりとした展開になってまったりとプレイするのにはちょうどいいのです。

●ゴキブリポーカー [play:game]

 定番のブラフ系ゲームの一つで、日本語化されています。ウソとホントを織り交ぜつつ、うまく外注を相手に押しつけるというゲームです。実際にプレイした方が早いというのはありますね。

 今回は4人プレイなので、全員に1枚ずつ初期害虫を配布。かつ、8種類コンプリートでも負けのルールでプレイしています。心理戦のゲームではあるので、見た目よりも時間がかかるというのはありますが、やはりこの手のゲームが好きな方だとウケがいいですね。

 ドライにプレイするよりも、ある程度見知った間柄でプレイするのにいいゲームかと思います。元々言語依存の少ないゲームではありますが、日本語化されていますし、ゲームサークルとかに向いたゲームかと思います。

●ヘックメック [play:game]

 こちらも、最近はほかのゲームに押されていますが、久しぶりにプレイしてみました。バースト系のダイスゲームです。ポイントの取り方に工夫があり、このあたりがよくできていると思います。直接攻撃可能で、中盤以降展開によっては収束が遅くなるケースもあります。

 ダイスゲームの常としてダウンタイムが長いので、どちらかというと4人以下で、多くても5人くらいと思っています。今回は、序盤から高い得点のタイルが出たため、長期戦の展開になりました。一時は大量に積まれてたタイルも、一気になくなったりしたのですが、最後は3位タイ確定ゴールでの終了でした。

●人生ゲーム [BGG]

 3人でまったりとプレイ。本当に初期の人生ゲームですが、いろいろと記憶がおぼろげになっていますね。こんなにシンプルだったのかという感じではあります。人生最後の賭けは不発で総資産勝負になりました。あのルーレットは久しぶりに扱うとうまく回せないものですね。


 今回は、アフターなしでの解散という方向になりました。久しぶりの開催でしたが、いろいろとプレイできてよかったかと思います。


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