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● いたストミニオフのレポート ●

 2003年10月12日、3連休のど真ん中に 8人規模のいたストミニオフがおこなわれました。ある意味実験的なオフだったのですが、メンバーが足りないという話も出ていたりとかがあったので参加しました。

 そして、諸事情により 10/12 は宿舎入りできなさそうということで、前日入りにも参加しました。こちらの方はアナログゲーム&夕食会という構成でしたが、いろいろと面白いこともあったのであわせてレポートします。


- ミニオフ前日 -

 ミニオフ前日入りを申し出たところ、柏木にいくという話だったので同行することにしました。柏木は 10/23 以来 2回目になりますね。ねーぽんさん、えたんさん、D-30さん、エルミートさんというメンバーで 12:00 待ち合わせから柏木に向かいました。

 レポートに入る前にひとつ。新宿のイエローサブマリンによる予定だったのですが、待ち合わせ時間(12:00) と開店時間(12:00) の関係で、結局よることができませんでした。

 一応事前にリクエストは入れておいたのですが、待ち合わせ場所と時間を前日のチャットで聞いて「立ち寄る時間がほしい」と交渉する前に退出されてしまったのです。お休みの都合とミニオフに参加することを考えると、この時間しか行く機会がなかっただけに、もうちょっと考慮してほしかったと思う次第です。

 さて、それでは本編のレポートに入りましょう。

● ポップンカードゲーム

 オフ会の 1週間くらい前に、雑誌で偶然見つけてとても気になっていたのですが、ねーぽんさんがゲームショウで先行発売されていたものをゲットしてきたので、ここでプレイすることができました。この文章の更新時には、まだ発売されていないゲームですから、一番早いプレイレポートになると思います。

 国産、しかも原作ありのゲームとなると、キャラクターを前面に押し出したいうイメージがあるので、過剰な期待はしていませんでした。ところが、実際にプレイしてみるとなかなかおもしろいできになっていました。

 5色のカードを使って得点を獲得していくのですが、出すときの枚数と色の指定がお題のカードである程度決められています。大富豪のように前のプレイヤーより強いカードを出す必要があるので、指定された組み合わせがあっても出せるとは限りません。

 一番最後にカードを出したプレイヤー、すなわち一番強いカードを出したプレイヤーはお題カードを獲得し、得点を獲得します。これを誰かの手札がなくなるまで繰り返します。手札をなくした時点でゲームが終了し、ボーナスとしてお題カードを 1枚獲得することができます。得点のもっとも高いプレイヤーの勝利となります。

 カードの使い方、残し方、ほかのプレイヤーをブロックする方法など、思ったよりも考える要素があります。このラウンドのお題のほかに、次のラウンドのお題も見えているので、ある程度の計画を立てることも可能なのです。

 特殊な効果を持つカードは、一見するとめちゃくちゃなカードに見えますが、ゲームを荒らさない程度のバランスに収まっているような気がしました。

 今回は、ポップンを知らない方もいらっしゃったのですが、それでも楽しんでプレイできたという感想をききました。私も、キャラクターに頼らずに、ゲーム単体として勝負できると思いました。

 もちろん、キャラクターを知っていれば、お気に入りのキャラクターを集めて優越感に浸るという、キャラクターゲームならではの楽しみ方もできるかと思います。登場キャラクターはシリーズ全般からかなりバランスよく集められています。

 これは、「大富豪」や「ピラミッドカード」に比べると、ちょっと難しいですし、それだけ考えるところもありますが、まったりと楽しむのにはちょうどいいと思います。私好みな作品なのかもしれませんね。

 ルール自体はそんなに難しくないので、このページをごらんの方ならすぐにプレイできると思います。ただ、この手のゲームをほとんどやらない方がいきなりやるとなると、ちょっと難しいかもしれません。

 純国産のゲームで、1000円でこのくらい遊べればコストパフォーマンスも十分なのではないのでしょうか。予想よりもかなりいいゲームだったのでびっくりしました。すでに通販で申し込み済みなので、到着が楽しみですね。

● メンバーズ・オンリー

 お次は、5人ということでかなり久しぶりの「メンバーズ・オンリー」です。仙台某所ではそこそこプレイしていたのですが、こちらにきてからはやっていなかったですからね。

 クニツィーアの作品で、イギリスの秘密クラブでの賭けを題材にしたゲームです。予想できるかできないかが微妙なところと、中途半端に得点をとってもしょうがないという得点計算のシステムが特徴のゲームです。

 最初の 2ラウンドで 4つまで得点対象者が出たのですぐに終わるかと思ったのですが、ふたを開ければかなり長期戦の展開になりました。最後の 2ラウンドで一気に逆転劇を演じたねーぽんさんの勝利でした。

 経験者向けのゲームですし、好みも分かれそうなゲームだと思いますが、ルール自体はそんなに難しくありません。賭けのリスクとかそういったものが好きな方にはおすすめできると思います。プレイ時間が読みにくいゲームなので、プレイする際にはご注意を。

● ブロックス

 これは、以前 JAGA の商品でもらってから、ほとんどプレイしていませんでした。というのは、箱が大きいので持ち運ぶには不向きなのと、いたストオフ/アナログゲームオフでは他の荷物の兼ね合いもあってなかなか持ってこられなかったからです。

 柏木に常備されているのは、前回行ったときに確認済みですから、4人のタイミングでやってみようと思ったのです。

 ルール説明はとても単純で、考える要素もしっかりとあるアブストラクト系のゲームなのですが、4人プレイということで、独特の雰囲気になっています。

 ひさしぶりにプレイしたのですが、やはり胃が痛くなるようなゲームです。しっかり押さえるところを押さえてプレイすれば、いい勝負ができるゲームなのですが、他のプレイヤーの動きまでは完全に読めないですからね。適度なストレスが心地よいゲームです。

 プレイ時間は 20分くらいとそんなにはかからないものの、連続して何度もというゲームでもありません。ただ、ルールの簡単さと、適度なストレスが個人的にはちょうどいい感じになっています。個人的にかなりおすすめの一品です。

● ライアーズダイス (ブラフ)

 この時点で、かませいぬ大王さんが合流しました。お会いするのはかなり久しぶりだったのですが、遠路はるばるお疲れ様でした。

 6人になったので、「ブラフ」をプレイしました。この手のゲームの中ではかなり定番だとは思うのですが、まだ、プレイしたことがないという方がいらっしゃったので、ルール説明も含めてやってみました。

 はったりと確率論というゲームなのですが、やはり適当なしゃべりが加わるとより盛り上がるものです。このゲームも数ヶ月ぶりだったりしますね。

 ただ、このゲームをプレイする場合は騒音問題に気をつけなければなりません。特に柏木のようにクローズな場所でやる場合は、他のゲームの音をかき消すことにもなりかねませんからね。プレイする場合は、そのあたりも気をつけられるようになれば、さらにいいと思います。

 最後の 2人になると、やはりテクニック勝負になります。あくまでもスマートに、あまり考え込まずにビッドするのがいいでしょう。

 とある方は「下家を納得させるゲーム」と言っていましたが、私の場合は「雰囲気で、見えないダイスを読むゲーム」という感覚があります。

 すっかり定番という印象がありますが、面白いゲームです。真剣勝負から、まったりとした展開まで楽しむことができます。たしなみとしてルール説明までしっかりとできるようになっておくと、いろいろなところで役に立つでしょう。

● ヒューゴ (ミッドナイト・パーティ)

 このあたりから、ダイスゲームつながりになってきましたね。多人数がまかなえるゲームということで「ヒューゴ」をプレイしました。「ヨーロピアンゲームコレクション」収録のゲームですね。

 3ラウンド勝負でしたが、2ラウンド目からかなり面白い展開になりました。2ラウンド目はおばけがなかなか動かずに、誰も捕まえられないままラウンド終了になりそうでした(PS 2 で確認したのですが、この場合、通路に残ったコマは -2点だそうです)。

 3ラウンド目もかなり面白い展開でした。おばけが全く動かずに、おばけの後ろで渋滞が起こっていました。4つのコマがおばけに追いつかんばかりの姿は、どちらが捕まえるのかが分からなくなるくらいでした。

 という展開になったのもつかの間、途中からおばけが急に速度を上げてあっという間に 1周してきてしまいました。このあたりの様子は写真にとらえたので、ご覧ください。

 ゲーム自体は、私が -1 点の部屋に 3回入っただけの -3点で勝利しました。ときには妥協も必要だ、ということでしょうか。

● 時代劇3600秒

 結果として最終ゲームになりましたが「時代劇 3600秒」をプレイしました。ちょうどサイコロ 30個のセットを持ってきていたのです。もともと笑いが絶えないゲームなのですが、プレイ開始前に私にはネタが待っていました。

 柏木常駐のセットを開けると 1枚のメモが。プレイ結果らしいのですが、どこかで見たことの主で書いてあったのです。メンバーをよく見ると、仙台某所でお世話になった方々の名前がずらりと書いてありました。この手のゲームを好んでプレイしそうな方ばかりだったので、思わず納得したりとか。

 という個人攻撃が入ったのはさておき、プレイが始まりました。私に配られた脇役カードが、ものすごいことになっていました。にゃんまげ、紅一点というカードで特殊効果を使って補充したら、源内、ライオン丸と引いてきました。

 主役は金さんだったのですが、8:00 に引き抜きで杉田玄白を引いたので、ものすごいことになりました。色物だらけというか、これは時代劇じゃなくてアニメです。

 ゲーム自体も面白い展開になりましたね。私のところだけでも、敵の罠で紅一点が落ちたり、ライオン丸が弱くなった後の拳法家にやられそうになったりとか、前回プレイしたときに謝罪会見になってしまった殺陣師のイベントで +5% を獲得したりしていました。

 中盤の天草四郎はめちゃくちゃ強かったです。サイコロ数がほぼ同数の勝負を全員が挑んで、ことごとく返り討ちにしてゲーム終了まで残ったくらいですからね。

 最後の視聴者の反応では、お色気シーンがいきなり視聴率 3倍になったり(何が起こったのでしょう?)、殺陣師のシーンが「いつも通りだね」で片づいたりと、こちらも爆笑が絶えませんでした。

 最終的には、どの番組も打ち切りにならずに残りましたが、20%台も出ないというまったりとした展開でした。私のアニメ「翔んでる! にゃんまげ新書」は 17% でした。

 中盤からのあり得ない展開に、本当に大ウケでした。これは、実物が欲しいという方も多数いらっしゃったので次に発売される機会があったら個人的に入手してこようかと思います(ゲームマーケットで購入したのは依頼ぶんだけだったのです)。


 この時点で 18:00 近くになっていたので、柏木でのゲーム会は終了でした。いろいろと収穫のあったゲーム会になりましたね。そのあとは、場所を池袋に移動し、夕食会になりました。

 夕食は焼き肉バイキングでした。焼き肉自体が久しぶりだったのですが、気兼ねなくとれるのはいいものです。マイペースにデザートで締めることに成功しました。

 その後は、ゲーセンで bemaniシリーズをいろいろと。DDR をやったりとか、II DX をやったりとかしていました。ポップン台は多かったのですが、今回は回避していましたね。

 雨がひどくなりそうだったので、22:00 ちょっと前くらいにねーぽんさん、かませいぬ大王さんとともに、中目黒に移動開始しました。いろいろとありがとうございました。

 宿舎では、こおひいさん主催のカルドオフのメンバーが何人か待っていました。こちらも柏木でかなり消耗していたということもあり、まったりとした雰囲気のまま早めに消灯ということになりました。


- ミニオフ当日 -

 ここからが本題のいたストミニオフです。8人規模で、機材がどれだけ集まるかというオフでしたが、TV の安定した供給は難しいですね。前日の夜中から当日の早朝にかけて雨が降っていましたし、天候なども考える必要がありますね。

 当日の朝は、6:30 くらいに起きてまったりとしていました。シグマリオン経由で速報を書いていたりとか、「スペースチャンネル5」を見ていたりとかをして過ごしました。

 9:00 会場入りで、10:00 ちょっと過ぎスタートと言うことで、サブバトルも少々やりました。

● ポップンカードゲーム

 昨日プレイして面白かったので、この時間にもう一度やってみました。プレイ時間も 5分クラスのゲームではないものの、手軽なのにはかわりありませんね。今後もいたストオフでプレイされるゲームになるのではと思います。

● インスタント・サクセス

 ねーぽんさんのリクエストで登場させました。4人プレイだったのですが、やはり計算する暇はあまりありません。

 私がうまくカードを見切り、計算終了の後に答えのカードを入れたら裏返ってしまいました。ピタリ賞は直後に入ったカードになりましたね。あとは、21で 9が 2枚入った後で 1人しか 3以下のカードを持っていなかったとか、2位タイが出たりとか、という事件もありました。

 偶然私が 51 の時にピタリ賞を出して、そのまま逃げ切りました。このゲームのポイントは、早くカードを入れることと、フィーリングで計算することでしょうか? 早い段階でカードを入れられれば確実に得点が入るわけですが、普通に数字を追っていったら、カードを入れる暇はありません。

 小さい数字は微調整や枚数稼ぎに使えますし、大きな数字はトップをとるのにも使えますが、中途半端な数字も 2枚入れて順位を上げるときに使えるのです。

 とまあ、そうこうしているうちに時間になったので、本編がスタートしました。


● フリーウェイ

 今回は、事前の人気投票でストリートを決めることになりました。1戦目はいたスト 2 からのストリートと言うことでしたが、最近いたストオフでプレイされていない「フリーウェイ」に決まりました。

 私の場合「例の企画」で何回かやったものの「いたストオフ」では初めてですね。ルートの自由度の低さと、12エリアという店数の多さ、全体的にお店価格が高いことが特徴のストリートです。安定して勝利するのは難しいのですが、ストリート独自のテクニックはちゃんとあり、戦略も問われます。

 このストリートの場合は、厳しい序盤をいかに耐えるか(とは言っても海底都市よりも楽だと思うのですが)にかかるのですが、比較的まったりとした展開で助かりました。

 3件エリアも、中盤戦にさしかかってからできはじめ、買い物料は高くても 1000G 程度、危険なエリアが数エリアできるくらいで、増資額が頭打ちになり若干長期戦の様相になりました。

 私は、お茶の水、原宿が 3件になって、銀座が 2件と隣接するエリアはとれたものの、店の構成が固まっていました。ところが、終盤に入るあたりで銀座を自力で 3件にのばしました。このとき、意図的に 150株ほど持っていた状態にしていたので、これでゲームが決まりました。

 銀座は、初期株価 20G と 2番目に高いエリアなのですが、お店価格が上がっていたためさらに増資に余裕がありましたね。株の買い方も工夫して変動率が上がっていたので、17000G から 25000G まで稼ぐことができました。ちょうど軒数が増えたころに、銀座から原宿の連続エリアにお客さんが来ていたのも大きかったですね。

 このストリートの場合、安いエリアを早めに 3件にして、序盤から 1000G クラスの買い物料をもらうか、独占して一発ねらいにするか、高めのエリアに乗り換えて地道に稼ぐかの 3択になりますね。今回は、独占もなかったので比較的おとなしい展開になりました。

● 宇宙星雲

 2戦目はいたスト 1 と GK からのマップが対象になります。「左半球」「アメリカ大陸」など強敵が多い中で「宇宙星雲」が選ばれました。

 このストリートの特徴はなんと言っても、独特なマップ構成にあるでしょう。外周を押さえるのが強いのですが、軒数をそろえるためには、内部に入り込む必要があるとか、なかなか銀行に行けないとか、チャンスに止まると大変なことになるとか、うっかりしたゾーンができるとか、このストリートでしか味わえないことが多いです。

 私はというと、序盤から店が買えない、厳しい展開でした。気がつくとお店が 5軒しかありませんでした。こうなると相乗り勝負なのですが、そんなに銀行に止まれないストリートでは厳しいです。9000G 台からの相乗りに乗り遅れて、そのまま最下位確定の展開になってしまいました。

 お店の数が 5軒しかなく、のばしあいの展開になると交渉で集めるわけにも、買い物料で勝負するわけにも行かないのでつらいのです。自力で 3軒までのばし、株数を 150 までためて増資するものの、3軒エリアの増資では 3000G を稼ぐのが精一杯です。

 終盤は自分の店に止まって「増資できるお店がありません」、スロットで増資チャンスを当てて「増資できるお店がありません」と恥ずかしいメッセージを連発していました。上位陣の争いはけっこう白熱していたのですが、今回は観戦に回るのみでしたね。

● ムーンライトクルーズ

 3戦目は、いたスト 3 からのストリートで「ムーンライトクルーズ」です。今回は、4戦プレイする都合もあり、いたスト 3 が登場するのはここだけだったのです。

 基本的には、ルート選択の余地のあまりないストリートですが、船の移動があるため多少トリッキーになっています。チャンスカードで事故が起こりやすいストリートでもありますね。

 これは、序盤は思いっきり調子よく進みました。自分のエリアが 3軒、2軒と伸びる中、チャンスカード 77番とかで、現金を稼ぐことにも成功しました。さらに、そうそうに作った 3軒エリアから 945G の収入をもらって、このままワンサイドゲームかと思われる展開でした。

 ところが、ルート取りの関係で、お店が偏ったことと、思ったよりもお店が買えなかったことが災いして、中盤から客足がぴったり止まってしまいました。店売りの関係で他のプレイヤーに有力なお店がわたってしまっていたのです。

 流れが変わったのは、橋の工事と、銀行回りの独占でしょうか。この 2つで一気に株が買えなくなり、流動資産が補充できない状態になったのです。結局、買い物料からも、インサイダーからも収入がないまま 3位確定の展開になってしまいました。

 目標金額の達成まで見たものの、最後の最後でグランドタワーへの振り込みがあり破産終了。このいただきで逆転になりました。

 ムーンライトクルーズは、客足が重要なのと、銀行回りはかなり強いという印象があります。銀行回りが 2軒ずつの4軒エリアで挟まれているストリートは、摩天楼、クイーンバニー号、変則的ですが原始時代がありますが、銀行を逃したときのダメージは、ムーンライトクルーズが一番高いです。

 摩天楼、クイーンバニーと同様に、かなり注意すべきエリアなのは間違いないでしょう。

● 左半球

 最終戦は、4位決定戦でしたが「左半球」が選ばれました。これをシャッフルモード(お店がシャッフルされる)でプレイしました。

 いたスト 2 と GK の左半球は、サイコロが 8 まで出て、チャンスカードも 51 や 52 がないという、買い物料では勝負しにくいストリートです。お店価格がそんなに高くないので、5倍買いで軒数を増やすというのが重要になりますし、株のためあいもポイントになってきます。

 今回は、インドに高いお店が集まって微妙な展開になりました。ここでも、2軒エリアは数多く作れるものの肝心の 3軒にのばすのが遅くなってしまい、高いお店が乱立してしまう厳しい展開になりました。

 気がついたら、また「増資できるお店がありません」という恥ずかしいメッセージが出るようになっていました。5倍買いのチャンスも結局何度もスルーしてしまい、なかったですからね。相乗りも、350株インサイダーに乗り遅れたと言うこともあり、最下位確定の展開でした。

 350株インサイダーで 5000G 以上を稼ぎ 19000G まで総資産をのばしたものの、ここからののびが遅く、終盤がちょっと長引きました。そして、そうしているうちにドラマが起こったのです。

 株を買い足してインサイダーで、20000G を突破するものの、帰り道で振り込んだりして 20000G を割り込み、2位との差がどんどん縮まっていました。結局もう一度 20000G を超えて、無事に銀行にたどり着けばゴールというところで、1マス足りずにターン終了。

 ここから、増資 1回で逆転の範囲にいたプレイヤーが、うまく自分のお店に泊まって増資。この時点でトップが入れ替わりました。私のターンは、順位が変わらないように動くのが精一杯でしたね。

 そして、3位のプレイヤーが最後の移動で止まったのはチャンスカード。引いたカードは 22番で、移動していたアトリエルーブルを売却。1000G ちょっとを稼ぎまさかの逆転劇になりました。結局 1ターン前までトップにいたはずなのに、3位確定のゴールという珍しい記録になりました。

 ランダムで、少々勝手が違ったとはいえ、普通に高いお店が押さえられない展開はつらいですね。あとは、ここぞという場面でスルーというのも悲しすぎます。ここまで止まれないのは、いつぞやかの浮遊大陸以来かもしれません。


 結局この日は 1位、4位、3位、4位とぱっとしない結果で終わってしまいました。結果自体はぱっとしなかったのですが、まったりとした雰囲気で、適度に休憩もとれて 4戦できるのは 8人規模のオフならではだと思いますね。プレイ時間もそろいやすいのと、今回は遅いテーブルが多かったので、ゲーム間はなにもなしでした。

 プレイ後は、無事にカツを食べることができました。いたストオフに来たときは 1回は行きたいですからね。

 ここで、今回の感想を。8人規模でいつもの半分の部屋は十分にありだと思いました。夏場には向かないと思うのですが、この季節なら十分ですね。いろいろな意味でいたストに集中できる環境だと思いました。

 いたストオンリーという感じだと、このくらいの人数がちょうどいいのかもしれません。1日で濃密にいたストがやりたいというニーズがあれば、こういう方式もありでしょうね。

 懸案事項だった機材の面は、TV が結局 1台しか集まりませんでしたが、当日雨が降っていたのを考えると、リスクもそれなりに大きいと思いました。今回は 500円引きでしたが、運営に与える影響と負担を考えると、もっと優遇してもいいような気がしました。

 当日運営についてはあり滞りなく進行したのですが、組み合わせとストリート決めをもうちょっとスムーズにできれば、もっと余裕がとれるのかもしれません。

 GK が 3戦、いたスト 3 が 1戦は、4戦やる都合があるのなら仕方がないのかもしれませんが、両方対応できる機材を用意したのだから、個人的にはいたスト 3 で 2戦の方がいいような気もします。

 実験的な企画ではあったのですが、16人や 20人規模とはまた趣の違ういたストオフが見られて面白かったです。いたストオフの新しい方向性になればと思いますね。

 もともとは、ミニオフにも参加するかどうか迷っていたのですが、最終的には 2日間たっぷりと楽しむことができました。前日と当日、とくにお世話になったねーぽんさんを始め、一緒にプレイしてくださったみなさんに感謝します。


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