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● レトロいたストオフのレポート ●

 2009年10月31日、いたストオフの記念大会ということで久しぶりに変わり種のオフが開催されました。今回のテーマはレトロということで初代といたスト2のみに絞っての対戦になります。現行の関東オフは機材の関係上いたストGK、いたスト3、いたストSPが対象なのでそこから見るとレトロということになるでしょうか。簡単にレポートをお送りしましょう。


●1戦目 アレフガルド(2)

 いたスト2から発売元がエニックスに移ったことからと思われる、DQとのコラボマップのひとつですね。同名のマップはSPとDSにありますが、このマップでプレイできるのはいたスト2だけです。人気のマップから、千葉オフではプレイされる可能性があるため久しぶりの対戦になります。

 2500G持ちの広いマップで、DQ1の舞台アレフガルドをかたどった全11エリアの広いマップです。いたスト2らしく高いお店が点在しており、ルートの自由度はそれほど高くありません。4つのマークのうち、マップ下側の2つについては基本的に回避不可でここにエリアが重要になってきます。また、マップ中央にある竜王の島は、チャンスカードで直接ワープが2枚も入っています。

 序盤から荒れた展開になりました。南側のドムドーラが高め3軒になったり、竜王の島が2等地抜けの4軒になったりして、いつどこで事故が起こってもおかしくない状況です。こちらはというと、その4軒になったばかりの竜王の島に飛ばされて、いつ破産してもおかしくないような状況でした。

 結局総資産が 1700Gくらいまで削られ、リムルダールの2軒と、雨のほこらの2軒を持った状態で脱出しました。今回は2強2弱の展開になったのでうまく協力してエリアを作らないと話になりません。ドムドーラも増資が入れば一気に怪しい状態になりますね。

 そんなこんなで、リムルダールの飛び地との逆目のお店を倍売りで処分し、空き店のある死の砂漠と2軒になる交換をして形を作ることにしました。途中、聖なるほこらがあわや独占という事態になったりもしますが、5倍買いで件数を下げたり、肝心のトップの店が全スルーされたりで比較的まったりとした展開に。

 その間に雨のほこらで浮いていた槍の店(270G)を購入。雨のほこら自体は回避可能なエリアで攻撃力はそれほど高くないものの、銀行からのアクセスがよく増資ポイントとしてはちょうどいい感じですね。増資ポイントは迷わず奥目からで 840Gを2回討ち取っています。南北のエリアと比べて派手さはないものの、今回はうまくいった形ですね。そのままの勢いで、死の砂漠を自力3軒にしたあと、チャンスカード05番で自力独占に。

 死の砂漠は分岐からは近く、値段もそれほど高くないものの独占すれば話は別です。5倍買いの恐怖はあったのですが、うまく出目が詰まって戻り際と、銀行通過後と雨のほこらで4軒ともにMAX増資完了。これで 5倍買いができない買い物料 1500〜2000Gのお店が4軒建ち並ぶようになりました。あとはうまく収入を手に入れて、ゴールを目指すだけという状態です。

 といっても、ドムドーラは4軒まで伸び、竜王の島は独占が入ったあげくにカードはすでに出てしまったものの竜王の城の集中増資が入り買い物料は 20000Gを超える超大型店舗ができていました。成長途中の竜王の島に1回捕まったのと、ドムドーラに捕まり 21000G 位の総資産で、マッチレースの様相に。竜王の島は単独ではあるものの、株数が徐々に目減りする形に。ドムドーラは株を 198までためてあとは何回増資できるかの世界でした。

 竜王所有者が先に目標突破をして、ゴールを目指すような展開にしたのですが、ドムドーラ所有者からの連続増資が入り最後の1回で指しきって2位確定ゴールでの幕切れになりました。

 事故が起こりやすいマップではありますが、対人戦は楽しいマップですね。序盤の沈み方からよく21000Gまで持ち込めたと思ったりとか。死の砂漠効果で収支はプラスになっています。

●2戦目 アメリカ大陸(1)

 オフのレポートで(1)という略号がつくのは初めてかもしれません。まごう事なき初代のアメリカ大陸です。といっても右半球とは違い、いたストGKの移植の際に原作の買い物料がそのまま反映されているので、プレイ感覚はあまり変わりません。

 ケンタッキーからスタートで、シカゴの安め2軒と比較的さい先のよいスタートでした。が、テキサスが自力3軒と強制売却2軒を行ったり来たりする変な展開で、2軒の状態で増資をされてという状態でした。

 こちらは比較的早く周回できたこともあり、フロリダの一等地なしの3軒をきっかけに、ケンタッキーも5倍買いで3軒になりました。流動資産はきつかったものの、ロサンジェルスの2等地をブロックし、増資が一通り終わったあとで1等地のカーニバル遊園地(900G)を自力で購入しての3軒に。直後にケンタッキーの残り1軒を5倍買いで独占し、南北に 4-3-3 とかなり強力な店取りになりました。

 中盤はかなり頻繁によけられていたのですが、さすがに 1000Gがコンスタントに入るような状態では決着がつくのにそれほど時間はかかりませんでした。といっても、6軒まで伸びたハワイが怖かったですね。5軒以上の増資の伸び率が違うようで、ハワイの一等地は MAX増資2回で 5500Gまで伸びていました。お客さんが 2人もいたため2回のいただきで大逆転まであったのですが、何も起こらずにそのままゴールで終了でした。

 初代のいたストらしさはあまりなく、普通のアメリカ大陸になりましたが、微妙に初期株価が高く値上がりしなかったり、店のアップダウンが激しかったりとここだけの要素もあったりします。

●3戦目 宇宙星雲(1)

 セーブデータがうまく引き継げてプレイ可能ということで、最終戦は初代の宇宙星雲になりました。宇宙星雲自体はいたストGKと3にもありますが、1つのお店が2つのエリアに属しているマップはこれだけです。飛び地なしで銀行に戻れないマップはここと、スペースカフェくらいでしょうか。

 宇宙星雲はルートが比較的自由に選べるので、周回をあきらめればあっという間に4軒以上に持ち込むことができるのですが、今回はそれが顕著でした。初代だけ最大出目が「5」ということもあり、店が固まりやすいことと 5軒中4軒でも買い物料が異様に伸びることがあります。今回は2人に高いエリアを作られあっという間に歩けない状態になりました。

 そして、4軒に阻まれマークが取れないところで延々と周回され、徐々に資産を削られていくだけの展開に。1周目からの事故なので交渉しようにもどうしようもない状態でした。

 最大出目5で目の前5マス中4マスが3桁の振り込みというひどい状態になり、結局は勝負しに行って破産する店を踏んでのゲームセットでした。超短期決戦の場合は無理をして先に染めるよりも、1周してから染めた方が順位が上になるというのはよくある話で、最初に壁を作ったプレイヤーは3位での終了でした。

 ゲームスタートから一度も原点浮きせずに、カジノでもチャンスカードでもけずられるというひどい展開だったので あまりコメントのしようもないですね。30分くらいでゲームが終わってしまったので、マハラタ諸島をプレイして、かつ、かいがら島までプレイできるくらいの余裕はありました。


 というわけで、荒れたゲームが多いオフになりました。初代については記録も取らずということでたまにはこういうのもいいものですね。機材のテストも無事に完了し、プロジェクターが次回オフから投入されることになりました。

 関東オフの次回はいつもだと年明けでしょうか。また次のオフを楽しみにしています。


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