トップ > コンシューマー > いただきストリート

● いたストさいたまオフ 2nd のレポート ●

 2003年11月9日に第2回いたストさいたまオフがおこなわれました。1週間前に決まったことなのですが、急遽参加することになりました。今回も簡単にレポートをまとめたいと思います。


- オフ前日まで -

 このオフの参加が決まったのは、前の週のいたストオフの開始前でした。幹事から直接、参加依頼があったので、そんなに遠い場所でもないし、予定自体は入っていなかったので OK を出したのです。このおかげで、週末のお仕事が回避できたというのは、ここだけの話なのですが。


- 試合前 -

 当日は、選挙の日だったので、投票をしてから出かけました。選挙にあわせて開始時間が 30分遅くなっていたので、行かない理由はどこにもないのです。

 会場が南浦和ということで、武蔵野線に乗って出かけました。武蔵野線の特徴は、急行などがない割にかなり速度を出して走ることでしょう。途中トンネルがあったりするので、音楽を聴くのにはちょっと環境が悪いかもしれません。もちろん PDA の通信も切れてしまいますね。

 浦和近辺は、武蔵浦和とか、東浦和とか似たような名前の駅が並んでいるので不安になりやすいです。まあ、滞りもなく集合場所にたどり着きました。

 ダイヤの都合で 9:20 到着と、ちょっと早かったのですが、しばらく待っているうちにメンバーに合流、幹事のてくてくさんも到着し、会場へ向かいました。

 会場は、文化センターの一室ということでかなりきれいでした。こういう場所を使うのは、高校の部活以来かもしれません。なんといっても、ワイドテレビが 1台鎮座されているのがこの会場の特徴です。

 開会までしばらく時間があったのですが、軽くできるゲームを何も持ってこなかったので、そのまままったりとしていました。


- 本戦 -

● 試合前

 今回のオフでは、あらかじめ使うストリートが決まっていました。1戦目から順に太陽系(GK)、アメリカ大陸(GK)、回転寿司(3) というラインナップです。時間のかかりそうなストリートと、そうでないストリートが一緒になっているのです。

 ストリートごとの話は書くゲームのレポートに回すとして、組み合わせはランダムに決めました。今回は参加者数が 10人ということで 2人、「2面打ち」ということになりました。私もトライしたかったのですが、席順の都合でできませんでしたね。


● 1戦目 太陽系 (GK)

 このストリートは、いたスト 2 から登場しています。相性はちょっと悪いといった感じです。自由度の高い「左半球」のようなストリートといわれていますが、お店価格の高い店が奥まった場所にあるのと、分岐点の直後に特殊マスがあることから、ルート取りはよりシビアになっています。

 空き地が多いのも、このストリートの特徴です。銀行から 4〜7マスの場所に空き地があるので、特に GK の場合は、いい空き地がすぐにとられてしまうことが多く、できるだけ早い手番の方が有利なのです。

 私はというと、スタート順も遅く、最初に空き地がとれなかったので幸先の悪いスタートになりました。しかし、マークをひとつとったところで、分岐から 7 を出して銀行通過で空き地に到達するチャンスが巡ってきました。高い店も買えていなかったので、迷わず株を買ってコンビニに、これだけで 891G を稼ぎました。

 その後は、エリアを作ることができずに防戦一方になりました。せっかく 2周目にリスクを負って購入した海王星のケープ通信所(700G)に隕石が落ちて、勝負のお店と 350G というひどい損害が出たりしました。

 結局、インサイダーもろくにできずにトップが 6000G を超えたところで、総資産 4000G ほど。有力なエリアもない状態でしたが、ここでチャンスカードで 33番を引きました。迷わず 1周目で作ったコンビニを売却し、トップに迫る総資産まで上がってきました。

 でも、よく考えたら、サラリーを 3回もらって、コンビニインサイダーをして、コンビニを 3倍で売却して 4000G しか増えていないということは、決していい状態ではないのです。

 中盤から終盤に書けてはワンサイドの展開になってしまいました。私も5倍買いで無理矢理エリアを作るものの、逆に 5倍買いを返されて結局伸びるところはほとんどありませんでした。動物園で強制的にルート変更を 2回も受けたのが影響して、ひとりだけ支払いがかさみ 4位で終了しました。

 太陽系は、ルート取りが厳しくなりやすく、左半球よりもエリアを回避することが難しいです。高いお店を含む 3件エリアを所有できるかどうかが重要になってくると思いました。

 ちなみに、GK の場合は空き地の選択はあまり迷うことがないのですが、いたスト 3 になると話は違ってきます。お店の位置によりますが、税務署、ヘリポート、遊園地、時には関所も有効になることが多いです。


● 2戦目 アメリカ大陸 (GK)

 初代いたストから登場のストリートです。相性はかなりいい部類に入ります。ルートの自由度が低いことと、唯一の 7件エリア、ハワイがあるのがこのストリートの特徴です。

 序盤にサンフランシスコがゴールデンゲートホテル(700G)を含む 2件になり、そこを足がかりにのばしていきました。コロラドが 3件になるものの、サンフランシスコも 3件までのばし、増資までかかり先手を打つことができました。

 ところが、ここのところ続くお店の買えない展開から、ちょっと伸び悩んでしまいました。中盤は 5倍買いも受けてサンフランシスコが 2件まで落ちました。テキサスの 297株インサイダーをかけて細かく稼いでいる打ちに、サンフランシスコが 3件まで伸び、そのまま勝負の形になりました。

 そのころには、南部もロサンゼルスとニューヨークがそれぞれ 3件ずつという感じになっていました。ここで、お店の買えていない謎な人!さんがハワイを押さえ始め、雲行きの怪しい展開に。

 勝負を分けたのは、チャンスカードになりました。私が南部に行っている間に、謎な人!さんが増資はないという理由でサンフランシスコ方面に移動、次のターン、移動範囲に自分のお店がない状態で、ロサンゼルス方面に勝負しにいっていたところでチャンスカードに止まりました。

 ここで引いたのは、106番で「エプコットカフェスタンドへ行く」でした。なんとこのお店は自分で所有していたため、一番高いゴールデンゲートホテルに増資、その直後に 2012G の収入をもらいました。その資金を使って、最終的にはサンフランシスコを独占する、ワンサイドゲームに持ち込みました。

 終盤で、誰かがハワイに飛んだ瞬間に交渉がかかるという、きな臭い場面がありました。サンフランシスコを超えた後で、私がハワイに行ったのですが、到着時のカードは 16番で「1マス戻る」、本土に帰還した上で増資チャンスまでもらいました。これは GK でしか起こりえない、ウソのようなカードです。

 結局ワンサイドのままゲームセットに持ち込みました。今回の勝因は、ウソのようなチャンスカード 2枚でしょう。アレがなかったら、もっと時間がかかっていてもおかしくなかったはずです。

 1時間ちょっとで終了したので、エキストラマッチをやりました。ストリートは小さなアメリカ大陸、「レイクマウンテン」でした。このストリート、普通にやるのもほとんどありませんし、対人戦では全くやったことがなかったです。

 ここも、外周に 3件エリアを 2つ作ることができたので、そのまま逃げ切りました。狭いストリートだけに、アメリカ大陸よりももっと高いお店を作るのが重要になってきますね。


● 3戦目 回転寿司 (3)

 最終戦は、先週のいたストオフの最終戦でもあった回転寿司です。いたスト 3 から登場のストリートで、スイッチによってマップが回るという、かなりテクニカルなストリートです。対戦数はそんなに多くないのですが、相性は悪くないと思います。

 今回は、けっこうまったりとした展開になりました。有力なエリアができたと思うと相乗り、という展開になりましたね。中盤までは、お店の数でてくてくさんが有利になりました。

 中盤は、各プレイヤーが 1エリアずつ有力エリアを作りあうような展開になりました。キラフラさんが 2エリア作ったのと、株数が多い状態でインサイダーできたので、優位に立つことになりましたが、増資限界が近づきちょっと手詰まりな状態に。

 Fufufuさんは、外周にいったときに店を押さえ始め、レジラウンド独占まで伸びました。一度、私はサラリー直後に、レジ行きが確定していたこともあり、株を押さえていたのですが、なんとか脱出に成功しています。

 終盤は、キラフラさんリード、てくてくさんが追いかける展開だったのですが、私もサラリーの勝負に勝利し、相乗りもかみ合ってきて、だんだん差の詰まる展開に。ゴール直前のキラフラさんがレジラウンドに飛ばされてから、荒れた展開になりました。

 一時は 20000G 近くまであったキラフラさんの総資産は 17000G くらいまで落ち込み、その間にてくてくさんと私が 20000G を突破、最終的にはキラフラさんも 20000G に載せて、誰が勝ってもおかしくないような展開になりました(まだおあいそブームが出ていなかったのです)。

 最後の勝負を分けたのが、いたまえフロントの 10株売りになりました。いたまえフロントは、私が 4件所有するエリアで、株数は私が 160程度、てくてくさんが 65くらい持っていて、キラフラさんが 10株を押さえていたのです。

 ターン順は、キラフラさん、てくてくさん、私で、私が 22000G を超えてトップになっていました。ここで総資産を削ろうと、キラフラさんが持っている 10株を売却。この時点で、確かに私の資産が削れましたが、てくてくさんの資産が 21171G、私の資産が 21133G で、トップが入れ替わったです。

 次のターン、てくてくさんは分岐点直前にいたので、大きい目を出してそのままゲームが終わってしまいました。最後の最後はあっけない幕切れになってしまったのです。私は 3位ほぼ確定から 2位まで上がって終了になったわけですが、本当に 10株売りは怖いものです。

 本当に順位差が微妙なときは、10株売りはしない方がいいという教訓があると思います。38G 差ですから、下がり幅があと 1G 小さければ、そのままの順位だったかもしれないのですが。

 でも、最終戦らしい最後まで分からない展開になったと思いました。回転寿司もドラマを生みやすいストリートではありますからね。


- ゲーム間と終了後 -

 ゲーム間は、本当に休憩という感じでした。PS で「ロックマン 2」がプレイされていたのが印象的でした。さいたまオフは、時間を切って休憩をとるので、比較的しっかりと休憩をとることはできます。

 ワイドテレビは、プレイしている分にはかなり贅沢な感じがしますが、その反面、目の疲れが激しいようです。私は運良く 2戦ワイドテレビでプレイしましたが、その分かなり疲れ目になりましたね。目薬を持ってくればよかったと思ったくらいですから。ただ、どこかに疲れが残っていたのもあるのかもしれません。

 思ったよりも早く終了したので、夕食会にも参加してきました。会場近くの焼き肉屋で焼き肉を堪能してきました。たまにはこういうのもいいものです。

 さいたまオフは、いたストオフの参加の少ない方を中心に、いたストを楽しもうというコンセプトになっています。とくに、いたストはコンピューター戦と対人戦では全然違う印象になるので、ちょっと違ったいたストの世界をのぞいてみたいという方にはおすすめなのではと思います。


トップ > コンシューマー > いただきストリート