2004年10月23日に、第5回さいたまいたストオフがおこなわれました。引っ越し後初の遠征ということで、今回も南浦和まで行ってきました。そのときの様子をレポートでまとめたいと思います。
今回は、とんかつオフと偶然ストリートが2つ一緒だったのと、引っ越し後のいろいろとしたことがあって、直前調整はありませんでした。今回のストリートは長引きそうということもあり、ほとんど準備をせずに参加となりました。
今回は、出発時間がちょっと遅れたせいで、会場入りが 9:50 くらいになりました。さすがに、ほとんどの方が来られていたみたいです。
前振りは全くなかったのですが、一応持ってきていた「クラウドナイン」が、今回の場所決め抽選に使われることになりました。
さいたまオフといえば、いろいろな意味でワイドテレビ卓の争奪戦が激しいのですが、今回はランダムにもかかわらず、落ち着くところに落ち着きました。
試合前ということで、使用ストリートの紹介です。今回は、摩天楼(GK)、レインフォレスト(3)、宇宙星雲(3)となっていましたが、実は最終戦は変更になっています。これについては、3戦目のところで。
テクニカルなストリートが多く、長期戦が予想されます。銀行に帰れない摩天楼、がけしたに捕まりやすいレインフォレストは、思ったよりも長くかかってしまうものなのです。
ちなみに、今回のメンバーの想定レートが 1700を超えているとのことです。最強いたスター、27回チャンプを始め、タイトルホルダーのオンパレードでしたからね。
いたスト2からのストリートで、2階建て 9エリアのやや広いストリートです。分岐点が多くルート取りの自由度が高いことから、インサイダー合戦になりやすいのですが、一方で銀行までの距離とかで株が買いにくいというところもあります。独占エリアが複数できはじめると、マップの様相が変わってきます。
ゲームは試合開始前から動いていました。順番決めで 4 番目を引いたのですが。3人目の「2」を出しました。このストリートや、ムーンライトクルーズ、原始時代などブリッジがあるストリートにありがちな、1ターン目の振り込み確定です。
序盤から、あまりお店の買えない展開ではあったのですが、33番で 650G のお店を売ったり、2件エリアを 2つ作ったりと、絶好の序盤になりました。
が、他のプレイヤーが自力でお店を増やしていくとなると、店数の少ない分遅くなってきます。結局あまりお店の数が増えないうちに、店が売り切れました。
中盤は、自力 3件エリアのオンパレードになりました。こうなってくると、ルートは限られますし、店が少ないと、黙っていても支払いがかさむ展開になってしまいます。900G のお店をブロックしていたりはするのですが、交換に出そうにも、自力エリアが豊富で出す店もない状態です。
このままエリア数の差で勝負が決まるかと思ったのですが、銀行まわりと、1階の交渉を 2つまとめて迎撃体制を組むことになりました。結果として、どちらもうまく効いてそのまま逆転してゲームセットという感じでした。
私はというと、150株で変動率の高いインサイダーの時に、自分のお店に止まれず、10株売りになる振り込みを 2回もやったので、そのまま失速、4位で終了でした。高い振り込みはなかったものの 500G クラスの振り込みが多かったですね。総資産は 4000G ほどしかなかったです。
このゲームのポイントは、銀行まわりと 1回の交渉だと思います。銀行まわりは勝負の形でしたが、地の利を考えると、もうちょっと現金を引っ張ってこれたかもしれません。ただ、「この値段じゃないと動かない」という交渉ではありますから、難しいところですね。
1回の交渉は、手を広げるための交渉と思われますが、1等地を持っているところの安め 2軒と、3軒目の安い 1軒という交渉です。こちらは、私が絡んでいたのですが、+500G ということで受けはしました。ただ、資産差や着順差、将来性を考えると、もっと引っ張れる交渉ではあったかもしれません。
現に、受けたところでトップにはとうてい届きそうになかったからです。安定感をいくらで売るかの問題で、難しいところですね。
ただ、この交渉が足がかりになって、店売り回避の指し値交渉を高値で引っ張れたということはありますね。2位プレイヤーに手を与えるという名目で、お店を売るという若干迷惑なプレイではありますが、資産差があれだけあって、店売りが迫っていたので仕方ないかという感じですね。
2戦目は、いたスト3 から登場のレインフォレストです。飛び地、空き地つき 8エリアと標準的なストリートで、いたスト3 らしい、バランスのとれたストリートです。飛び地のがけしたどおりは基本的に回避不可、6軒エリア、空き地2つ、マークと株屋があるという絶妙なバランスです。
ここは、ひさしぶりに自分らしい戦い方ができたところです。1周目、あまぐもタウンを2軒にし、パピヨンどおりのまじわり農園を抑えたところで、銀行に着ける目が出ました。ここで、銀行に行ってあまぐもタウンを 99株買ったのはいうまでもありません。
「5」が出ればコンビニインサイダー「4」「6」「7」が出れば増資可能というところで、4を振り、310G のインサイダーをかけることに成功しました。こういう 1周目からの細かなインサイダーは大好きです。
パピヨン通りが 2軒まで伸び、通行量が 3倍は見込めるまじわり農園のインサイダーも完了させています。
その後、いきなりどぜうウォークが 3軒になったり、がけしたに捕まったりと大事な展開は多かったのですが、ゲーム自体は非常にまったりとしていました。どぜうのインサイダーが遅かったのと、がけしたの所有者が散らばったのが原因だと思われます。
中盤でパピヨン通りの独占を入れたのですが、そこまでやるとさすがにお客さんが来ません。右側のきりがおか、レインボーざかが、それぞれ 3軒ずつに伸び出して、そちらの方にお客さんが流れるような感じでした。
中盤からの戦術は、安全地帯をまわるといううっかりしたものでした。途中でどぜうウォークのゾーンに 2回ほどはまったり、がけしたに捕まったりはしたのですが、3軒のあまぐもタウンと、パピヨン通りに細かく株を買いたすという「おまじない」をかけ続けました。
途中から、株を売られて変動率が下がったものの、最初にまじわり農園を増資したときの株価上昇は 16G ありました。
終盤は、銀行 + きりがおかでアドバンテージを作られ 22000G でいつでもゴールされそうな展開でした。私も 20000G 近くまでいっていたのですが、逆転は難しいと思われる状況でした。
ここから、トップが 13番を引いたり、「1」を3連続で出してレインボー坂に 2000G 近い振り込みをしたり、85番で銀行から 4マスの距離に飛ばされるものの「1」を出して、飛び地に行ったり(まじわり農園は 4500G くらいになっていました) で、逆転のチャンスが出てきました。
パピヨン通りを 150株程度持っていたところで、70株相乗りされたのですが、2連続の増資チャンスが訪れました。2回目は、銀行の手前に行って勝負という形でしたが、増資の結果 +13G がつき、持っている株をすべて引き払って 200G くらいの差で逆転しました。
結局増資されなかったので、そのまま逆転勝利となりました。ちなみに、最終盤のパピヨン通りの株価は 80G を超えていたはずです。
今回は、地味に地味に安全地帯を回って、こまめに株価を上げていったのですが、それが功を奏しましたね。株価が高い状態で大量に持っていると、1回の株買い(相乗り含む)で大きくもうけられることになるのです。
まじわり農園を含むパピヨン通りは、交通量としてはそんなに多くないものの、増資チャンスの点とおまじないのかけやすさという点では、かなりいいエリアだと思います。実用的には、どぜうとがけしたなのでしょうが。
2銭目までが長引いたので、3戦目は時短マップということで、ソフィーの洞窟(3) になりました。さいたまおふでは、特別な事情がないと選ばれない 3 のソフィーです。
いたスト2からのストリートですが、いたスト 3 では建てられる空き地の種類が違うので、趣も違います。さいたまオフでは不可能ですが、2軒空き地のあるあくまのぬまちや、ほのおのかべに対して、2軒コンビニを建てることも可能です。3回の動向がすべてを分けるストリートなのにはかわりありません。
2戦目の勝利が効いて、決勝卓に入りました。最初は 00 で 4番手スタートでしたが、飛び地に行ける目を振ったのでいきなり飛びました。空き地はなかったものの、2軒を買って戻ってくるといういい展開でしたね。
序盤は、コンビニインサイダーに 2回ほど挑戦したのですが、うまくいかず、ほのおのかべ 2軒所有のプレイヤーに相乗りをされたので、そのまま撤収しました。が、60株、99株という所有状況で、ほのおのかべを持っていない 60株所有のプレイヤーに、コンビニを建てられました。
2軒とはいえ、宝石店をもち、空き地がある状態でのほのおのかべ所有者に現金を渡すのは御法度だと思うので、これは大いに疑問手だと思っています(そのためにエリアを捨ててまで株を引きはらったので)。
展開自体は 1階が伸びる展開になりました。まかいのいりぐちが 2軒、あくまのぬまちが空き地のぞく 3軒という感じになっていました。こちらも、まかいのいりぐちにはおまじないをかけたうえで、先にインサイダーをして株価を 17G まで上げておきました。
ただ、1階の所有者が税務署に捕まったり、上記のおまじないのあおりを受けたりで、流動資産がいっこうに増えません。
コンビニインサイダーをされたふぶきのほこらですが、22番で売却後、私が 3軒までのばしました。いたスト 3では、いつ株価が下がるか分からない状況なのですが、銀行通貨前にヘリポートを建ててくれたおかげで、安心して株が買えるようになりました。
中盤は、地下3階がじょじょに伸びたり、地下1階が伸びたり、地下2階のつららのかべが伸びたり(ここの 710Gを 5倍買いも、流動資産を渡す意味では大いに疑問手ですが、マハラジャ連続いただきがあったので、不問ということで)とあり、長期戦の様相になっていました。
ちなみに、つららのかべの 5倍買いのあたりで、チャンスカードが 2巡しそうな雰囲気は感じ取っていました。となると、ほのおのかべは今は誰もいないけど、将来的にものすごい伸び方をしそうだという予感はしていました。
まったりとした展開の中、79番のカードがほのおのかべの所有者に引かれました。ここで、2階だけの経営で、伸び目のあまりない私の 4軒にしたばかりのお店を買われて、さらに長期戦にしようという作戦に出たようでした。
他にもヘリポートをつぶされたりとお店がなくなってきつつあり、流動資産だけがたまってトップという、しょうもない展開でした。お店があまりなかったから仕掛けられなかったのですが、1Fに手を出すとかという、はた迷惑な交換交渉があったとしたら、このタイミングですね。何にせよお店が少なすぎました。
最終盤は、予想通り飛び地が大活躍し、そのままゲームセットになりました。税務署の 5倍買いは、ノータイムでやってくるのかと思いましたが、それもなかったのでこれはそのまま終わりだと思ったりとか。
結果は最後の振り込みが効いて、3位で終了でした。引いたチャンスカードの内容とか、そのあたりで違いはあいますが、展開として追い風を吹かせてはいけないプレイヤーに、追い風が吹いてしまったようなそんな感じですね。伸びそうだということは予想できたのですが、自分ではどうしようもなかっただけに、残念です。
結局、今回は 4位、1位、3位ではあったのですが、さいたまオフルールにより最終戦の順位 3位で終了でした。今回は、どちらかといえば、逆風の強い展開ではあったのですが、粘れるところは粘れたのでは、と思います。
時間はかなり押していましたが、無事に焼き肉まで堪能できました。費用はかかりますが、終了後の楽しみということで大事にしていきたいものです。
というわけで、今回のレポートはこの辺で終了です。一緒にプレイしてくださったみなさま、ありがとうございました。