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● 第6回さいたまいたストオフのレポート ●

 2005年1月9日に、第6回さいたまいたストオフがおこなわれました。前日のスペシャルオフに引き続き「いたストSP」オンリーのオフになります。こちらは4卓同じマップでスフィアバトルまであります。スペシャルオフに引き続き、レポートしたいと思います。


- オフ前日まで -

 今回に限ってこの欄は、書くことがありません、詳しくは前日のスペシャルオフをご覧ください。


- 試合前 -

 さいたまオフは、公民館でやっているわけですが、今日のお隣さんは初釜だったみたいです。会場には 9:50 位に到着し、機材のセッティングをして開始と相成りました。今回は、初参加の方も多かったのですが、SPでのオフはまだ時間が読めないということもあって、駆け足の開会式となりました。


- 本戦 -

● 1戦目 オラクルベリー (SP)

 DQ5から登場のオラクルベリーです。音楽を聴くとカジノで稼いでいるような感じになる、ととある方がおっしゃっていました。7エリアと少ないものの、分岐点がある程度あり、自由に周回できることもあって自分のルートをどう造るかが重要になるでしょう。

 1周目にぎんこう城まわりの大ぶたいを 3軒にし、一気に増資をかけて壁を作ったものの、そこからの展開が厳しくなりました。有利そうに見えていても、周回に関わりやすいスペード、ハート近辺にお店がないのはかなり厳しいのです。

 という厳しさにもかかわらず、当然のごとくマークが入り、あっという間にほかの場所にエリアができはじめて、まともに周回できなくなりました。2番目に軒数が伸びたのはさかばだったわけですが、ここの成長の度合いが、長期戦を招いたのかと思います。

 神殿の 5倍買いが入って、所有者に資金ができたと思ったのですが、さかばの軒数が伸びる 4倍交渉がはいり、資金が元に戻りました。

 一方そのころ、私はまだ順調に周回できていたのですが、このやりとりがあって資金が均等になったところで、増資済みのお店を自主競売に出して現金を作りました。まあ、手が詰まる訳なのですが、相乗りに乗り換えた方が早いと思ったので。

 ちなみに、ここで自主競売に出したのは、相乗り株の数があまりにも多く、これ以上増資するつもりがなくなったからです。今回は、チャンスカードでの売却がなかったのですが、序盤で持ちすぎの相乗りに対しては、強制売却の手段をよくとります。

 ところが、相乗りをした株がいっこうにのびる気配がなく、さらに、相乗りされる展開に。そうこうしているうちに、私が神殿を踏んでしまい、スロット置き場が伸び出してきたので、5倍買いして無理矢理勝負の形にしました。

 スロット置き場が 4軒になったので、株なし増資をして直接買い物料をとることにしたのです。今回は1回も当たらなかったものの、誰かが引っかかったらそれを足がかりにしてという感じを想定していました。

 結局、誰も入らずに流動資産が 5G まで増資を仕掛けたので、増資をかけたスロット置き場を競売で売却して、あとは相乗りだけの展開になってしまいました。結局 4位で終了しましたが、14000G までのびてはいました。

 さかばの株は結局、みんなに相乗りされたあげくに、10株売りの憂き目にあい、999Gの増資で 4Gしか伸びないエリアになっていました。序盤でいったん増資してとりあえず株価を上げていれば、こんなことにはならなかったと思います。

 結局つかみ合いの展開で、超長期戦になってしまいました。変な交渉も仕掛けざるを得ない状況でしたが、今回に限っては、1周目の状況だけで、不用意にマークしすぎなのではと思いました。20000G まで伸びるプランがなければ、絶対的に有利、ということはないはずですから。


● 2戦目 雷平原 (SP、スフィアバトル)

 2ゲーム目は、おそらくこの作品の中で一番スタンダードなマップと思われる、雷平原です。3つのループをぐるぐると回り続けることができるので、買い物料というより株もうけが主体のストリートでしょうか。雷スイッチを押すと、特定のエリアの買い物料を割り増しにすることができます。

 スフィアバトルということで、そちらの簡単な紹介も。チャンスカードの代わりに、スフィアダイスを移動終了後に降ることができます。スフィアダイスの各面には、いろいろな効果のあるスフィアをセットすることができ、でたスフィアの効果が発揮されます。

 レベルの低いものでも、どこでもカードが手に入ったりするので、普段のいたストとは違った戦い方になってきます。スフィアは、ほかのプレイヤーのお店に止まるか、スフィアマスに止まることで入手することができます。

 今回のスフィアバトルに向けて、副幹事の方がいろいろとデータをまとめてくださっていました。手に入るスフィアと、買い物料によるランクなどのデータは、今回は公開していました。

 入手できるスフィアの種類が決まる職業は、今回はトランプでランダムに決めていました。私のところは、商人3人、賢者1人というのばしあいになりやすい感じでした。ほかのところでは、生まれ持った職業で苦戦した方もいたとかいなかったとか。

 商人3人ということもあって、出足からどこでもカードをそろえあう展開になりました。スフィアバトルではいつも通りの感覚ではないのですが、経験者同士が当たるとより深いものがありますね。

 展開としては非常にまったりとしたものの、私だけお店が買えず最終的に持ちエリア(3軒以上所有のエリア)が「なし」という恥ずかしい展開でした。

 スフィアバトルならではといえば、10Gくらいの買い物料だと止まった方がよかったりとか、関所はがっかりだったりとか、中途半端にいただくなら休日の方がうれしかったりとかという感じですね。なぜか 149G, 299G, 499G, 999G の買い物料のお店が多かったのは、決して無意味なわけではありません。

 展開も展開で高いお店ができず、職業が職業だっただけに、あまり大技も飛び出さなかったですね。一番勝負を分けそうなスフィア「体力の泉」はきれいに意味のないお店に使われていました。

 全体的に時間がかかる、ある程度の慣れが必要、職業の差が激しいのでマップも併せて事前に決める方がいいといったことはあるのですが、対人戦のスフィアバトルも思ったよりもおもしろかったですね。何というか、非常に「濃い」対戦ができます。

 結果ですが、商人の周回数を生かして 17000Gくらいで 3位でした。何せ見せ場がほとんどなかったですが、飛び地をヘイストで回避は 1回やりました。


● 3戦目 飛空挺 (SP)

 この時点でかなり時間はおしていたのですが、事故が起こりやすい飛空挺が最終マップでした。船首、船尾の2つのループと、2つの飛び地からなる 9エリアのストリートです。クイーンバニー号を短くして飛び地が増えた感じですが、最大出目が「6」であることと、大砲マスが、このストリートの性格を物語っています。

 大砲マスにちょうど止まると、チャンスカード 29番のように、ほかのプレイヤーを1人選んで、そのプレイヤーのところに移動します。ただし、チャンスカードと違って移動先のイベントはいっさい起こりません。周回を乱されたり、危険地帯を回避したり、飛び地から脱出したりと、利用する機会は多いです。移動後の方向は選べます。

 序盤から、船尾方向に私しか行かなかったので、あっという間にエリアができて、すかさずインサイダーをしました。ここまでは 1戦目と同じだったのですが、今回はちゃんとお店が買えて、船尾をぐるぐる回れるだけの余裕ができたことが大きな違いになりました。

 とは行っても、やはり警戒されて株をもたれたり、交換交渉が入ったりで、じわじわと追いつめられていきます。目標金額が 25000G なので、3軒エリア1つくらいでは全然金額的に届かないのです。今回はのばし愛の展開に持ってこれたので、だいぶ楽になりましたが。

 中盤は、飛び地に独占が入るものの、この時点で相乗りに間に合っており、大きな被害はありませんでした。船首方面もどんどん軒数は伸びていきましたが、基本的に通らないエリアだったのと、分岐点から「6」を出して脱出サラリーが取れたのが大きいですね。

 そうこうしているうちに終盤戦に、トップの総資産が 20000G を超えたあたりから展開があれてきました。このあたりから、引っ張り合いになり、投資すべきエリアがなく周回しているような感じになりました。トップが 22000Gくらいまで伸びたところで、ルート先のお店を交換交渉をして足を引っ張ったのが流れが変わったきっかけになりました。

 その直後、25000G マップだと怖くなる、独占の飛び地に相次いで引っかかる事態になりました。独占が入っているということもあり、下手をすれば破産までありえたわけですが、2000Gくらい支払ったところで、救世主の「全員集合」を外で引いてくれました。これが、飛び地で引かれていたらと思うとぞっとしますね。

 引いた場所が船尾ということもあり、脱出するプレイヤーを捕まえて、支払い分を取り返し、なおかつ飛び地で手に入れたマークを持ってサラリーで 23000G 近くまでのばしました。ここから、伸びる要素が 0 だったわけですが、変な手段で総資産を増やしました。

 チャンス97番の好きなエリアの株が 20%アップで、100株以上でブロックをしていた相手エリアの株を上げて 600G ほど稼ぎました。この株は、93番の増資効果 2倍を回避する働きもあったので、ナイスブロックといえるでしょう。

 サラリー後の周回で、チャンスカードに止まって引いたカードは 35番、ここで、買うところがなくてとりあえず5倍買い目当てで買った株を手放して、25500Gまで資産をのばしました。これも、30株を残していなかったら、ぎりぎり届かなかったかもしれません。

 振り込む要素は補どんどなかったものの、飛び地に入ってしまったら大変な場面でしたが、次のターンに引いたカードは 58番、現金100Gでチャンス以外にワープを引いて、ウイニングフライトになりました。

 地味なチャンスカードで勝利というのは、前日の01番に続いていますね。これで飛び地にはまったりしたら MVP まであったかもしれませんが、地味なカードで買ったのではMVPは夢のまた夢ですね。

 このマップも「いたストSP」らしい要素が詰まっていると思います。上級者向けのマップだとは思いますが、資金繰りは比較的楽ですね。


- 終了後 -

 結局、今回は 4位、3位、1位で 9位終了でした。最初の2戦が、初参加の方と当たれなかったのですが、最終戦で当たることができたのでよかったです。スフィアバトル込みで、時間はおしていたわけですがたっぷりと楽しめたかと思います。

 アフターの焼き肉にも参加してきました。待ち時間の間にうっかり翌日の予定が決まったりとか、お酒と車の話とかそんな感じでしたね。

 さいたまオフは、初参加の方も多数来てくださって、いい感じのオフになっていると思います。相変わらずここでプレイすると調子があまりあがらないわけですが、比較的近い場所でのオフなので、機会があったら機材込みで参加したいと思います。


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