2005年3月12日、目黒の目黒さつき会館で、いたストスペシャルオフ2が行われました。お仕事の方は期末で忙しい 3月の週末でしたが、それでもたくさんの参加希望者が集まりました。今回もいつもどおり、レポートしたいと思います。
今回も、前回に引き続き「いたストSP」限定でおこなわれるオフでした。しかも、時間がかかるとされている隠しマップが中心とのことがあって、当初は2ゲームの予定で組まれていました。
前回同様、マップアンケートを取った上で、ある程度希望が反映されてプレイできるという感じです。人気はほぼきれいに分かれましたが、さすがに超長期戦になる天空城は、人数が少なめでした。
こちらも、前回に引き続きですが、機材の提供をしています。TV以外なら(実はTVも含めてですが)一通りの機材が準備できます。
さて、前日までの様子ですが、ゲームマーケットの準備に追われていました。が、10000G目標の短期COM戦をある程度プレイしていたりはしました。
今回は、時間がかかるマップが中心ということで開始時間は 30分早い 10:00 からの予定でした。とはいっても、到着時間の 9:10 の段階ではほとんど参加者がいない状態でしたね。電車の遅延があったりはしたのですが、ほとんど問題のない時間にスタートになりました。
前座は特にこれと言ったものはやらなかったような気がします。
1戦目は、アレフガルド(SP)かラバナスタを選べるのですが、せっかく時間がとれるのだからということでアレフガルド(SP)を選びました。
さて、今回も恒例のストリート紹介に参りましょう。アレフガルド(SP)は、いたスト2 に登場したアレフガルドとは別物のマップになっています。エリア数が多く、資金に余裕があるというのは変わらないのですが、マップの要所などはかなり違います。
なにせ広いマップなのですが、変わるマークがあって 5エリアの大きなループになっている東側がメインになりますね。このマップの飛び地は周回を早くするのに便利かもしれません、このゲームでは一番高い勇者記念館(900G)が鎮座しています。賞金がかなり高いのも大きな特徴です。
このマップの1ターン目の見所は、変わるマークです。最初に変わるマークでスペードかハートを取っておくとあとの周回が楽になるのですが、00で4番手スタートでは選びようがありませんでした。でも、全員変わるマークまで届きませんでしたね。
1周目は、店数にかなり差が出ました。一等地しか替えなかったり、東側で連続振り込みでお店が全然買えなかったりと、事件は多かったですね。
このストリートの場合、3周目くらいまでは空き店が目立つのですが、2周目からエリアがじょじょにできつつありました。エリア数は多いのですが、ラダトーム、メルキド、ロトの洞窟と西側が最初に伸びる感じになりました。
中盤は、3軒のエリアを中心にインサイダーですが、目標金額が 25000G とかなり高いので、それだけでは全然届きません。そうこうしている間に、竜王の島が勇者記念館を含む 3軒になりました。900G のお店は 3軒になっただけで大きな驚異ですからね。
3軒になった直後に竜王の島に飛んでしまったで飛空挺乗り場を 5倍買いで落としたら、これが大きなアシストになってしまいました。直後に、勇者記念館に 3回の振り込みがあり、そのままだったら 1350G の支払いだったりしました。
終盤は、全員が株を持って、3軒エリアを伸ばしあう展開に、東側もここへ来て伸びてきて、神殿も 2000G クラスにまで育ち、どうなるか分からない展開になりました。でも、賞金は 2000G 〜 3000G ということもあり、誰が周回をするかが勝負を分ける形になりました。
ここで、勝負に出て東側の周回を始めたところで「自分以外の誰かのところへ全員集合」を引かれ、私のところに集まってしまいました。これが決定打となり、賞金で目標金額を超えて 3位でゲームセットになりました。
お店自体は 17軒も買えたのと、ラダトームが早いうちに 3軒になってそのまま終盤までいったこともあり、いただき回数は珍しく 45回を超えました。中盤から終盤にかけて大きくのばせるエリアがなかったのと、東周回を捨てていたのが順位を下げる原因にはなりましたね。
というわけで、このストリートの感想を。時間はかかりやすいマップではありますが、普通に遊べるかと思います。資金にけっこう余裕があり、賞金も高いので意外と難度は低いですね。
びっくりするほどの賞金が出るので、安定して賞金を取るためには、東側の周回が大事ですね。西側も使えないわけではなく、ラダトームは交通の要所ですし、メルキド、精霊のほこらは、大きな増資あまりがあります。
飛び地の竜王の島は、お客さんの来る率は少なく、脱出率も高いものの、大ハマリの可能性は十分にあります。今回は 4軒エリアなので買い物料と株価の伸びはいいですし、勇者記念館は 3軒でもかなり怖いお店です。変わるマークもあるので、周回やインサイダーの助けになるかと思います。
今回の裏番組ですが、もうひとつのアレフガルドは、目標金額を 3人が超えて、サイコロの出目しだいでという展開になっていました。自力ではなかなか独占まで行きにくいのと、竜王の島の大ハマリが起こりにくいことから、破産は少なそうな感じですね。
別マップのラバナスタは、1卓はワンサイドゲームになったらしくかなり早く終わっていました。銀行の配置、エリア構成から、けっこう差が付きやすいのかもしれませんね。
2戦目は、天空城とナルビナ城塞の選択で、下手をすると以降のプレイはなくなる天空城を選びました。ナルビナ城塞は、普通に買い物料勝負のストリートですから、今後のオフでも使われそうな感じですし。
最初にマップを見たときに、どう動くの? と思うことでしょう。3層構造のマップで、極端に通行量の多いところと、そうでないところにはっきりと分かれています。マークの取り方、エリアの作り方が難しいストリートですね。
ここでも 4番手スタートでむかえた1ターン目。このマップでは、「3」はチャンス、「6」は落下スイッチと、お店が買えないがっかりな目になっています。しかしもっとがっかりな目を振ってしまいました。3人目の「4」を振って、1967G のスタートに。
以降も人のお店に止まったり、マークに止まったりと、結局 1回目の落下ではお店がありませんでした。こうなったときは、第一の敗者復活戦、木の店のインサイダーを狙ってみましょう。
最初のトライは失敗し、なおかつ神殿に阻まれクラブすらとれなかったものの、逆にもう一回狙ってみようということで、株を買い足したら、空き地にちゃんと止まれました。198株での木の店インサイダーが成功し、あっという間に総資産が 4500G を超えました。ちなみに、木の店は2軒目のお店です。
資金的に大きく余裕ができたものの、店数が少なかったので、そのまま隠し階段にトライしてみました。が、こちらは1軒しかお店を買えずに強制落下。遅い 1回目の賞金をもらいました。
そうこうしているうちに、各所で 2軒、3軒とエリアができていき、相乗りをせざるを得ない展開になりました。天空城は、株を買う機会が比較的多いので、相乗りはしやすいのです。銀行まわりが伸びるのは怖かったのですが、比較的成長が遅かったので、助かりました。
中盤以降は、通行量の少ないエリアに手が入り出して、気が付いたら 10エリア中 9エリアが 3軒以上所有というものすごい展開になっていました。つかみ合いかと思われたのですが、ここまで来ると全部はつかみ切れません。ノーマークで伸びるというのが見られました。
終盤は、資産差と唯一の独占エリアをもって、そのまま逃げ切られるかと思われたのですが、10株売りが入って、25000G をいったり来たりという感じになっていました。一瞬だけ 25001G で 1/6 の確率で飛空挺乗り場でゴールという瞬間がありました。
10株売りが先行して、しばらく時間がかかりそうだというところで、しずくばたけを独占して、ほぼ一点張りの増資をしていた私が、ノーマークで増資できるようになりました。もともと、33番狙いで 19000G から一気に届くようにする予定だったのですが、5倍買いに成功したのでそのままノーマークになったのです。
出口待ちがヒットして、2回の増資が入って 25000G にちょっと届いたところ、このまま周回すれば勝利というところで、誰かが、「ここで 84番を引いて隕石がでグランドクロスに当たったらもつれる」といったら本当にそのカードを引かれました。
落ちる場所によっては、大きく順位変動するところでしたが、引いた本人の 999G 増資したばかりのお店に直撃、株を大量に持っていたので、株もうけで -2600G を計上する大惨事になっていました。
隕石が落ちた次のターン、ちょうどチャンスカードに止まり、引いたカードが 57番。目標金額に達成していたら、引いた瞬間に勝利のカードでした。終盤まで 3位が濃厚な展開だっただけに本当に大逆転でした。気が付いたら、ナルビナの 1卓より早い 2番目の終了でした。
プレイした感想ですが、動ける範囲は狭いストリートではありますが、敗者復活が多く用意されているという印象でした。クロスとかに近いかもしれません。株を定期的に買うチャンスがあるので、いかにうまく株を買うかが勝負を分けるでしょう。
時間はかかりやすいですが、株の展開次第かもしれません。壮絶なつかみ合いをやると何時間あっても終わりませんが、全員が 3軒以上のエリアを持ち出すと、つかみ合いより伸ばしあいになるでしょう。中央の 6エリアの所有状況がプレイ時間を左右しそうですね。
裏番組の天空城は、予想通りもつれていました。序盤から時間がかかっていたという感じもしますね。最後の最後は 29番のカードで優勝確定というレアなものが見られました。
ナルビナ城塞は、買い物料勝負ではあったものの、3人と1人に分かれても 1人のほうが有利とは限らないという情報を聞きました。銀行にちょうど止まれるかどうかは、勝負を分けそうな感じですね。
時間が余ったので、エキシビジョンで 15000G のダーマ神殿をプレイしました。ダーマ神殿は、京王カップでプレイしたのですが、やはりエリア数の関係でかわいそうなプレイヤーが 1人出てしまうものです。私は、お店は少なかったものの、流動資産はあったので、悟りを開いてみました。
結果、賢者エリアが 3軒→4軒→5軒とぐんぐん伸びて、1000G クラスのお店にトルネコ含めのべ 3人を捕まえてそのまま逃げ切りました。せっかくだから買い物料 5桁のお店を作ったりしましたが、10%ダウンで4桁に戻されました。株屋もあるので、お金はあるのにお店がないプレイヤーにはちょうどいいですね。
2戦目が 17:30 に終わったので、20:30 までの限定ということで 3戦目がプレイされました。プレイされていないロンダルキアを4卓でということになりました。
ロンダルキアはマップの見た目通り、買い物料勝負のストリートです。基本的に分岐はないうえに、飛び地まで用意されています。雰囲気としては 3のまちゅぴちゅに近い感じでしょうか。ちなみに、SP で株屋があるのは、こことダーマ神殿だけです。
序盤から大きな事故は起こらなかった感じです。1周目に 3軒になるところはありませんでしたし、木の店インサイダーは成立しそうな場面はありましたが、私が株を押さえていたので、神殿になりました。
そういえば、最初に「2」を振って空き地に止まって、ノータイムで神殿を建てたのですが、このあたりはどうなのでしょうか? どこかで「ここなら飛空挺乗り場がいい」という話が聞こえたので、ちょっと不安になったりとか。銀行にちょうど止まられたときに避けられやすいですからね。
2周目からは、一部3軒になったりしたものの、株の押さえあいや 5倍買いもあって、比較的まったりとした展開になりました。店があるのに資金がないプレイヤーと、資金はあるのにお店がないプレイヤーに別れました。ちなみに、私はいうまでもなく後者で、お店は 5軒しかなかったですね。
飛び地も 3軒にはされたものの、空だき防止も含めて相乗りをしていたせいで増資は 1回だけ、内陸は 3軒まで伸びたものの、神殿を5倍買いして資金がなく、しばらく伸びるまでに時間がかかる状態、私は、お店がほとんどなく交渉に出せるのは1軒しかないとかで、とにかく長期戦になりそうな予感でした。
というところで、突然画面が真っ暗に。最初は何があったのかと思ったのですが、どうやらコンセントが抜けたようでした。まだ、誰が勝つか分からない展開ではありましたし、20:30 までには終わりそうにない展開なのは、確かだったので、拍子抜けではありましたね。5倍買いがあったので、電源が落ちる直前は 1位だと思います。
まだ時間が余っていたので、エキシビジョンの海底神殿をプレイ。15000G のストリートではありますが、エリア数が少なめで、自由度が高いマップなので、なかなかに時間のかかる展開になりました。基本的には、銀行のある左上部分が使いやすいですね。
ただ、周回を止める役割では、6軒エリアのうち 3軒を押さえるのも悪くはないでしょう。増資開始のタイミングが難しいところですね。銀行まわりは、増資あまりは少なく、収入が期待できるころには、安い収入になってしまうような感じがしました。ただ、増資チャンスという点では評価できます。
こちらも 11000G で、途中終了になってしまったのですが、展開としてはもつれてしまったかもしれません。あと 4000G がかなり遠そうな感じではありました。関東G1 では 20000G 以上の目標金額ということで、プレイはされないと思います。これを 20000G でやったら、かなり長期戦になりそうです。
というわけで、2戦のつもりで来たら 4.25戦くらいプレイしたような感じになりました。アフターは、なんと中目黒まで歩いてとんかつになりました。とん亭に行くのは去年末以来ですね。今回もおいしくいただきました。
今回プレイしたストリートですが、アレフガルドは時間がかかりやすいマップとして普通にプレイ可能、天空城も時間がかかりやすいですが、プレイ可能ではないかと思われます(少なくともスペースカフェのような制限を入れれば大丈夫でしょう)。ロンダルキアは、まあ普通にありだと思います。
2回のスペシャルオフと、さいたまオフでテストプレイをした感想ですが、だいたい候補に挙がったものは、普通にプレイできそうな感じだと思いました。SPは終盤がもつれやすいのですが、それだけに熱いゲームが多いですね。
3月のオフにはこれ以上は参加できないので、次は会場改修後でしょうか。それまでに、小さな企画でいたスト分を補充できたらとも思っています。