2003年3月22日にいたストオフがおこなわれました。今週は 3連休のど真ん中ということでかなりの参加者がありましたね。前日入りも含めて、オフ当日の様子や第2部の様子をレポートしたいと思います。
今回は 20回関東オフの時よりもさらに忙しい時期なのと、1か月しかあいていないということもあって、なかなかネタを仕込む暇がありませんでした。さらに、直後にゲームマーケットも控えているということもあり、荷物もそんなに持ってこられない状況でした。
そんな中で、実際にやってみて面白かった「タイムイズマネー」を軸に「ダイスゲーム特集」として、準備を進めていきました。
仕事もうまく片づいたので、前日入りも確定。いたストオフに持ってくるとウケそうな「メイドインワリオ」を購入して、GBA とともに持ってくることにしました。今回は、かなり思いつきでネタを用意した感がありますね。
前夜祭は、久しぶりかと思ったら実は 1月の御年始オフでもやっていました。今回は、前日に何もなかったので比較的まったりとした日程で、前日入りを果たしました。
ゲーセンで合流して軽く「タッチでウノー」をプレイ。タッチパネルの「ずれ」にもかかわらずカウントマニアは 24 までいきました。
宿舎入りしてからは、当日の小道具のチェックと同時に、オフのメンバーに人気の高い「ロイヤルターフ」をプレイしました。久しぶりのプレイでしたが、なかなか楽しいものがありますね。今回は裏向きの上級ルールでプレイしました。
そのあとに、「タイムイズマネー」をプレイしました。これは、ウケがとれそうなネタということでしたが、なかなか好感触だったようです。時間を自分でカウントするのはなかなか難しいようで、26秒オーバーというものすごい記録が出ました。
あとは、軽く「メイドインワリオ」を広めました。GBA SP の実物を見たのですが、小型で折りたたみ式でなかなか手になじみますね。バックライトもかなり見やすかったですね。私は初期の GBA を持っているのですが、買い換えも考えてしまうくらい、いい出来でした。
話がそれましたが、「メイドインワリオ」はニンテンドージャンルを中心に広めてみました。5秒で終わるテンポのよさは、いろいろな意味でウケていました。一人用のミニゲーム集としてはかなりよくできていると思いました。これは、いたストオフ前に買って正解でした。
翌日はオフということもあり、早めに(とはいってもいつも通りの時間に)寝ました。
G2 は開場から試合開始までの時間が長いということで、いつもよりも多くゲームを出すことができます。今回は、持ち込みのゲームを中心にテンポよくプレイしました。
手始めに、宿舎でも公開した「タイムイズマネー」をやってみました。参加者が 6人とかなり多めだったのですが、無理矢理決行しました。まあ、お札さえあれば何人でもできるゲームなのですが。そこそこウケていたと思います。
あとは「ギャンブラー」をプレイ。いたストオフの場合は、いつでも終了できるようにということで終了条件をちょっと短めにしてプレイしています。300点終了ということで、今回はあっさりと終わってしまいました。このゲームは何度か出しているのですが、人気はありますね。
さらに、「ワードバスケット」をプレイしました。今回も、初めてのプレイヤーを交えてということでルール説明と、ハンデキャップ(熟練者は 4文字以上、上がり時は 5文字以上)を入れました。雰囲気を味わうという意味では、このくらいのハンデがいいのかもしれません。
今回は初参加の方が何人かいらっしゃったので、自己紹介からやりました。私もいたストオフに来てもう 1年半になるのですね。オフの雰囲気は 1回出てなじみましたが、最初の一歩を踏み出すのが一番エネルギーがいりますね。いまでは、アナログゲーム係ということにしています。
G2 の特別企画ということで、順位に応じてミリオンスロットが叩けるというものがありました。ミリオンスロットは、昔やっていた TV のクイズ番組のアレです。それを利用して、ストリート決めをやりました。
今回のストリートは、ホラーハウス(3)、摩天楼(3)、スペースコロニー(GK) です。最初の 2つは長期戦が予想されるストリートですね。スペースコロニーは、いたストオフでは結構プレイ頻度の高いストリートですね。
ホラーハウスはいたスト 3からのストリートで、長期戦必死のストリートです。株を買う機会が限られていることと「変わるマークが変わらなくなる」と「銀行とカジノが入れ替わる」という 2枚のカードがあるので、時間がかってしまうのです。
今回のメンバーは、前回の G1 で 2回戦ったメンバーと 1人しかかわりありませんでした。序盤はなかなか店が買えない展開なのですが、銀行周りのゾンビどおりが 2軒になったあと、サラリーをもらってから空き地に止まって 3軒に増やしました。
株を持っていたので迷わずコンビニといいたいところだったのですが、流動資産が 1000 にわずかに届かず、何をたてるか迷うことに。逆側のひとだまどおりが比較的安全になりそうだったので、通ってくれないのなら自分が使えるものという考えで、ヘリポートにしました。
ゾンビどおりに相乗りが入るものの、そのままほおって置いて店を買いそろえていきました。2周目以降空き地に恵まれて、クロスワープととおぼえどおりに税務署を建てました。2軒目の税務署をとおぼえどおりに建てるときにはヘリポートじゃないのかという意見がありましたが、あえて税務署にしました。
うらのきりどおりが 3軒になりインサイダー体制に入ったのですが、細かいインサイダーという作戦をとったので、かなり多めの株数で相乗りをすることができました。あとはゾンビどおりの株をどれだけ買えるかが勝負の分かれ目というところで、クロスワープの税務署から収入があり増資資金を得ることができました。
自分のみのルートになったゾンビ通りが 4軒になり増資体制というところで、相乗りを警戒しつつ小刻みなインサイダーをするようにしました。銀行を通ってすぐに増資という、地の利を生かした戦術とやろうとしたわけです。
相乗りのマークがあるので、思い切った動きもできず 13000G くらいで手詰まりになってしまいました。ここからが正念場でしたが、ヘリポートと 2軒の税務署がかなり役に立ちました。自分で 5回以上は税務署に止まったと思います。
中でも強烈だったのが、ヘリポートでひめいどおりの先のダイアに止まったあと、チャンスカードで 8 番を引き 3割り増しの再移動で 6 を振り、1ターンに 2回ヘリポートに止まるという荒技をやりました。行き先は、とおぼえ通りの税務署で、3割り増しの払い戻しで 850G ほどもらいました。
結局、クロスワープの株を 400株までためて、5倍買いも含めた 1400G 程度のインサイダーで 6000G を稼いで目標金額を突破。そのままゲームセットになりました。
2軒目の税務署は、ルート取りで通ることがありそうだったことと、ヘリポートで踏むことを考えて建てたのですが、そこまで稼げるとは思わなかったですね。空き地の選択で決まったゲームでしたね。
ちなみにこのゲーム、いただき総額とふりこみ総額がどちらも 3512G で、収支 0 という珍しいことが起こりました。意識しても絶対にできない偶然の出来事です。
2戦目は、いたスト 3の摩天楼でした。摩天楼はいたスト 2 からのマップですが、ルートの自由度が高めで株も比較的買いやすく長期戦必死のストリートです。相性自体はよくも悪くもないストリートですね。
こちらも 1周目はあまり店を買えない展開でしたが、2周目からは店はそこそこ変えました。しかし、エリアとしてはうまく集まらず、長期戦になりそうな展開でした。
ここで、3軒をうまく集めたプレイヤーがデパートの収入をもらい、独走ムードに入りそうな展開になりました。このままでは勝ち目がないので、交渉で場を動かそうとしました。全員の流動資産が少ない状態でいかにうまくまとめるかがポイントですね。
なかなか交渉がまとまらなかったのですが、私の流動資産が増えてきたので、マーク周りのサウスウエストの 3、4軒目と銀行周りのセンターストリートの3軒目というアンバランスな交換交渉を私が 4軒エリアをもらうということでまとめました。流動資産は私がサラリー含めて 150株程度、交渉相手はサラリー含めて 198株オーバーです。
早いタイミングで相手に得をさせる交渉でしたが、私は増資あまりが大量にある 4軒エリアを入手できたわけです。相乗りの恐怖や銀行周りの 500G が 2回などがあったのですが、銀行からの直接増資が何回か決まってなんとか目標金額を貯めることができました。
最後に変な出目を振ると危険な状態があったのですが、無事に銀行にたどり着いてゴールインしました。
このゲームのポイントはやはり交渉でした。私はトップになったのですが、交渉相手もトップの総資産 6000G くらいの時に 2000G 台の最下位から、3位まであげるような結果になったので、交渉としてはうまくいったと思います。
いたストの交渉はいろいろな要素が絡むので難しいのですが、1回の交渉が勝負を決めるという場面はよくありますね。特に今回のように、煮詰まった展開になったときには交渉が大事だと思いました。
実は 2戦目の開始前に抜け番宣告をされていたので 3戦目は試合に参加せず、観戦モードに入っていました。抜け番宣告をされてこそ、常連なのでしょう。スペースコロニーは相性の悪いマップなので、いい抜け番だったかもしれません。
ザッピングで 4つのテーブルをぐるぐると回っていました。スペースコロニーは独特の戦い方を要求されるストリートなのですが、4つもテーブルがあると展開も多彩ですね。やはり 10株売りの横行する、恐ろしい展開が見られましたね。
見ていた中で一番すごかったのは、チャンスカードで 53 番を引いて銀行直行。サラリーをもらってぎりぎり目標金額に達成し、そのままトップでゴールというシーンでしたね。いたストをやっていて、ここまでびっくりするようなことは少ないですね。
私の場合は 17番、71番、70番、22番で目標金額越えというのをやったことがありますが、チャンスカードの 1枚も大きいというのが分かりますね。逆に 20000G を超えたあとで 13番を引いてしまい逆転されたこともありますから。
結局 2戦 2勝という結果で終了しました。株のうち回しがうまくいったということもあり、株もうけは両試合とも 10000G を超えました。ホラーハウスで 13000G 越えの株もうけはなかなか出ないと思いますね。
ゲーム間はあまり時間がとれなかったこともあり、そこまでゲームはできませんでした。持ち込んだ「トレインダイス」をやってみましたが、これも単純でそこそこウケていました。
3試合目のゲーム間は、そのまま全部の試合を見ていたので結局何もしなかったですね。比較的長時間のストリートが多かったので、しょうがないことですね。
宿舎ではいつもどおり、アナログゲーム特集をやっていました。最初に 6人でできる簡単なゲームということで基本の「6ニムト」をプレイしました。今回は、風船さんがゲーム提供でした。このゲームは 5〜6 人でやると収まりがいいような気がしますね。
次に、ゲームマーケット発売記念ということで「カウントダウン」をやりました。0 のサイコロでカウントダウンというルールを加えてのプレイでしたが、6人までならちょうどいいかと思いました。
結果は 1ラウンド目に 7ダメージ、2ラウンド目に 8ダメージを受けて迎えた最終ラウンドで、14ダメージの爆弾も爆発させてしまい、一人負けの展開になりました。「実は計画的な犯行だった」というオチだったのでしょうか。いたストオフでやるとやけに爆発率の高いゲームですね。
メンバーが増えたので、場所を移動してまったりとダイスゲームでもと思っていたのですが、4人で「キャントストップ」の説明をしている最中に、どんどん部屋に人が増えて、最終的に 11人にまでふくれあがりました。「メイドインワリオ」などを渡すものの、ゲーム説明要因の不足が起こっていました。
はじめにゲームの方のレポートをすると、「キャントストップ」はワンサイドゲームになりましたね。7 を 1ターンで完走させてしまうのは、なかなか起こらないですね。
前回の G1 ではアナログゲームが 3人で、ここのところ人数の少ないことが多かったので、持ち込みゲームも少人数を対象にしていたのですが、見事に裏目に出た感じです。8人を超えた場合は 2つに分けるという方法をとるのですが、今回はルール説明の都合で分けられませんでしたからね。
多人数ゲームの受け入れをするかどうかは今後の検討の対象になるのですが、宿舎の性質上やはり 3〜6人のゲームに絞ることになりそうですね。
時間帯が 25:00 くらいになったので、早めに切り上げて休むことにしました。翌日はゲームマーケットがあるので、体力を蓄えておこうというわけです。
今回は G2 ということで、より楽しむことを目指していたのですが、なかなか充実していたと思います。初めての方もいたストの深い部分が見られたのではと思いますね。8000G からの大逆転とかもありましたからね。
アナログゲームの消化率もそこそこ高く、持ち込む荷物が少なかった割にはうまく回すことができたと思います。コンセプトを決めてゲームを持ち込むのはたまにやるかもしれませんね。
翌日はゲームマーケットに参加してきました。こちらはアナログゲームになるので、別の機会にレポートしようと思います。