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● 「例の企画」の原点 ●

 ちょっと過去を振り返ってみようということで、仙台時代最後の企画もの「例の企画」について書こうと思います。掲示板やページのネタとして登場していた割には、詳しい説明も何もなかったので、いったい何をやっていたんだと思われる方も多かったのではと思いますね。


- 「例の企画」とは -

 「例の企画」とは、Hammer が仙台にいた最後の年度の 2001年 4月 〜 2002年 2月にかけて、アナログゲームだけではなく、コンシューマーのボードゲームもはやらせようという考えから発案した企画です。

 「例のゲームをプレイする企画」を短くして「例の企画」になったのが命名の理由です。例のゲームは、きっかけとなった「ドカポン」という説もありますが、私としてはコンシューマーのボードゲーム一般を指していると思っています。

 この時期は、ちょうどコンシューマーとアナログを融合させたページをという考えがあり、実際の行動に移した企画ともいえるでしょう。あれだけまとまった時間コンシューマーをプレイできる機会はなかなか作れないですからね。

 「例の企画」では、Hammer が所有するコンシューマーボードゲームから、ネタを選んで対人戦でプレイしていました。特徴としては、コンシューマーがメインなことと、長時間にかけて複数のゲームをやるということでしょうか。競技というよりも、ゲームを楽しむというのがメインですね。

 手探りで始めた初回から、「いたスト」の定着、「天レス」ブームなど、いろいろなイベントを経て本編で 10回おこなわれました。途中で「いたストオフ」の初参戦も挟んでいるので、「いたストオフ」の文化が流入したりもしました。

 仙台にいる間の限定企画なので 2002年の 2月の Final で「例の企画」の本編は終了したのですが、リクエストがあって、都合がつけば「例の企画」をまたやってみたいと思っています。


- 語られなかった本編の記録 -

 「例の企画」は Part 2 からプレイレポートを掲載していたのですが、今回のコーナー設立にあたって幻の前哨戦と Part 1 の様子を簡単に紹介します。

● 前哨戦 (2001/4/14 夕方 〜 4/15 12:00 ころ)

プレイしたゲーム:ドカポン 3・2・1

 「例の企画」を本気でやるつもりになった、きっかけとなる企画でした。雑談をしているうちに、私も含めて「ドカポン」好きのメンバーが意外と多いことから「やってみよう」といったのがきっかけでした。前日にぱっと決まった企画で、軽く 10時間を超える企画になるあたりが怖いですね。

 プレイは、フリーのふつう 1レベルからだったと思います。1戦目は 20週を 5時間くらいかけてやりました。フリーモードということで、いきなり高レベルの大陸にいって「お店を襲う」のに失敗し、4,000,000G という破格の賞金がかけられたところから、妙にテンションが上がりました。

 なんと、賞金首を見事に倒し 4,000,000G もの大金がゲーム中に流通するようになりました。このゲームでは、戦闘で相手を降参させても所持金の 1/8 を奪えますし、全体攻撃で所持金の 1/4 を奪うというものもあるので、ゲーム中に大金が流れると、一気に場が豊かになるのです。

 「ドカポン」らしい展開も随所に見られ、かなり楽しいゲームでした。「ドカポン」にはまっていた時期が、あの当時から 6〜7年前のことでしたが、当時の面白さは損なわれていないと思いました。

 2戦目は、途中で寝るために参加しなかったのですが、15週でプレイし「名前を変える」攻撃が炸裂していたようでした。他のプレイヤーに変な名前を付けられてしまうというのも、あのゲームならではですね。

● Part 1 (2001/5/25 22:00 〜 2001/5/26 4:00)

1品目:いただきストリート ゴージャスキング (左半球)

 いたスト初お広めということでルール説明をしたあとで、初めてならということで左半球を選びました。初代からいたストをプレイしている私の場合ここを選ぶことが多いのですが、あまりにも基本すぎたかもしれません。

 1週目でいきなり独占があり、355G の振り込みがありと波乱含みのスタートでした。どこのエリアを独占したかは記録が残っていないのですが、買い物料から中近東(ホルムズクラフト 71/390)と断定できます。その後は、意外とまったりとした展開になっていました。

 当時は「いたスト 3」が発売されていなかったので、サイコロは 8まで、4軒の最大増資は 10倍というのもまったりとした原因だったかもしれません。特に安いエリアでは、増資あまり 3倍分の差が響いてくることになるので。

 あのときは、本当に基本に忠実にドイツ 3軒とオーストラリア 3軒をうち回していたような覚えがあります。対戦結果までは残っていなかったのですが、「難しいけど面白い」という反応が多かったので、定着しそうな予感はしていました。

2品目:天空のレストラン (デリシャスビーチ)

 こちらは、料理ネタということで出したような覚えがあります。対人戦はほぼやったことがなかったのですが、プレイ時間がかかるということは計算済みでしたね。

 初めてのプレイヤーがいるのにもかかわらず、目覚め直後に「フォアグラとトリュフと松茸のスープ(3200G)」を作ったらしいです。おそらくヤナケアーノを使っていたのでしょう。そのほかにも、無敵の 6000G 台のテーブルができたりとかなり出入りの激しい展開で食い倒れが出たほどでした。

 思い通りに料理が作れないということもあって、料理ネタでのアプローチではちょっと厳しいかと思いました。こちらは、ある程度このゲームを知っている必要があると認識したものです。これが、後にブームになろうとはこの当時は思いもしませんでしたね。


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