2001/7/7 20:00 〜 2001/7/8 8:00 でコンシューマのボードゲームをプレイしようという「例の企画」が行われました。今回はいろいろと見所があったので、感想なども含めて報告します。なお、今回の参加者は 6名で、メンバーを変えつつ行いました。
なお今回の文章は、例の企画が終わって仮眠を取った後の昼に書いております。若干文章がおかしい部分もあるかもしれませんが、あえてそのまま残しておきます。
1品目は前回の「例の企画」で人気の高かった、「いたスト」です。ストリートは「スペースコロニー」で、メンバーは全く初めての方が 1人と、前回初めてやった方が 1人、経験者が 2人(うち 1人は私)という構成でした。
(攻略本といっしょに見ていただけると分かりやすいのですが)ゲームの展開は、序盤に私がガバメントエリア 3軒、キャンパスロード 2軒のエリアを作り、他のプレイヤーが有力な 3軒エリアを持たないまま、私のキャンパスロードが 3軒になり、かなり有利な展開になりました。
私が株をためて、ガバメントエリア 3軒 → キャンパスロード 3軒 → ガバメントエリアの店を 5倍買いして 4軒、という展開に持ち込むのですが、中盤以降外周の飛び地に飛ばされて、最後のガバメントエリアの増資が思うようにいかないばかりか、税務署に合計 3回入るということもありました。
そうこうしているうちに、増資が飽和状態になったプレイヤーが、ダウンタウン 2軒 → 5倍買いで 3軒 という展開に持ち込み、そのまま 300 株近くため込んで増資を開始。そのエリアの買い物料が 800G台の店にどんどん入っていき、いつの間にか目標金額を達成されていました。
こんな楽勝ペースから、負けることもたまにはあります。ちなみに私は 2位でした。
個人的な感想としては、もうひとりの経験者の方の株の売り買いがけっこう参考になりました。買う株数も売る株数も、状況によって変わってくるものですね。このあたりは、今度参加するいたストオフでもよくチェックしてみようかな?
2品目は、私も対人戦は全くやったことのない「ディオラムス」です。もちろん私以外の全員が未経験と思ったのですが、1人だけ体験版をプレイしたことがあったようでした。あと、「ドカポン」の経験者はけっこう多かったです。
1回説明も兼ねて、コンピュータキャラクターを弓でえげつなく攻めるというのを見せたあとで、プレイを開始しました。キャラクターと武器の種類は、フェイ・フォン(もちろん素手)、ゼクシー(弓)、フーマ(短剣)、花魁(弓)でした。私はフェイ・フォンを使用しました。マップは、六波羅蜜です。
序盤は、弓の特性を生かして花魁とゼクシーがちょこちょことダメージを与えていく一方、フェイ・フォンとフーマはなかなか近づけずに、チャージを繰り返し、武器やアイテムをためていきます。中盤で、このままではどうしようもないと、全員の間合いが近づき臨戦態勢になりました。
最初に脱落したのは、ゼクシーでした。HP の残っているフーマに攻撃を仕掛けようとしたら、うっかり攻撃範囲に入ってしまい、そのまま射殺されました。次に抜けたのは、フーマでした。止まった場所が悪く、花魁に弓の3回攻撃をくらい撃沈しました。
残ったのが、フェイ・フォンと花魁です。花魁が遠距離でちくちくとダメージを与える一方、フェイ・フォンが近距離攻撃で一気にダメージを与えていく展開がしばらく続きました。残り HP がお互いに あと 2発くらいしか耐えられないくらいに、死神 2つでリーチのかかっているフェイ・フォンが勝負に出ました。
ダメージを与えて、あと 1発に持ち込みますが止まった位置が悪く、弓の2回攻撃をされる位置に止まってしまいます。花魁は、2回攻撃を決めますがなんと HP が 残り 19 でぎりぎりセーフ。死神の追撃も運良くかわし、フェイ・フォンが次のターンでとどめを刺しました。
感想としては、操作がやりにくい(方向指定はナナメ入力をします)といったものはありましたが、全般的にはよかったのではないかと思います。「ドカポン」の経験者が多かったせいか、4択になるコマンド入力にはすぐになじめたようでした。あと、単純な戦闘ゲームなのでそんなにドロドロとしないという感想もありました。
個人的には、やはり対人戦はひと味もふた味も違うと思いました。必殺技にカウンターしたり、特殊攻撃に備えて回避したりという読みあいは面白いものです。攻撃をすると、どんな防御をしたかが分かるというのは、特に対人戦ではいいシステムだと思いました。
ちょっと間をおいて、前回いろいろと話題になった「天空のレストラン」をプレイしました。マップは妖精のテラス、シェフは笠井、舟森、服部、ヤナケアーノを選びました。ちなみに、これは見物していました。
序盤は全員が、目覚め前にしては高額な 1000G 〜 1500G の料理をどんどん完成させていきました。そんな中、1周目で他のプレイヤーのテーブルにどんどんはまり、所持金が 270G まで減ってしまったプレイヤーがいました。あんなに順調にはまるのも珍しいです。下手をすれば「くいだおれ」まであったかもしれませんでした。
1周目終了後も、順調に高い料理を作っていきシェフの目覚めになりました。ここまでで、ヤミ料理や値段が 3桁の料理はほとんど見ていません。これも珍しいですね。
中盤の展開は、服部のプレイヤーが得意のマシンガン戦法で 1000G 台の料理をどんどん作ってテーブルを埋めていくという戦術をとり、他のプレイヤーからお金を奪っていきます。ヤナケアーノのプレイヤーも同じような感じで進めていきますが、イベントに多く止まっているせいか料理の数は少なめです。舟森のプレイヤーは、1000G 後半の料理を着々と完成させますがみんなにうまくよけられてしまいます。
そんな中、舟森のプレイヤーが餅で「力うどん(700G)」のレシピを立て、春菊でリーチ。このゲームに慣れた方はお気づきかもしれませんが、これは高級メニューの予感が。レシピの変更にかけて森へ行き、しいたけを入手、「寄せ鍋(1800G)」のリーチに変更しました。
さらに、レシピ展開を期待して山へ行くと、なんと松阪牛が。これで「松阪牛のしゃぶしゃぶ(4800G)」という超高額メニューのリーチになり、これを完成。レシピ展開としては申し分ありません(材料を見ていてしゃぶしゃぶになりそうだとは思っていました)。これで、最高料理はほぼ確定です。
しかし、なかなかテーブルを拡張することができません。とりあえず、適当な場所にしゃぶしゃぶを配置し、最高テーブルも暫定トップに。ギャルソンバトルが起こり出す中盤で、なんとかメインのテーブルを拡張。そんな中で引いたカードは「料理のお引っ越し」これで、10000G 弱のテーブルが完成しました。
序盤で遅れた、笠井のプレイヤーは他のテーブルへの支払いが多く、常に所持金が少ない状態でした。そんな中、ギャルソンバトルの最初の攻撃で★ゾロの瞬殺をしたり、「トリュフ添え伊勢海老ズッパティペッシェ(3200G)」を完成させたりと、見せ場はありました。
ただ、テーブルの値段が 5000G くらいに上がってきて、タイムスリップで 30分戻されて、2時台の時点で総資産が 10000 に満たないくらいと、ゲーム終了まで生き残ることが絶望的な状況になってしまいました。
このあたりで、カードで「松坂なる牛」が引かれ、時間との戦いを強いられるなか、ヤナケアーノのプレイヤーが「モロッコ風焼きガエル(2000G)」のリーチをかけ、必要な材料を手に入れようとした1マス手前で時間切れに。あえなくヤミ料理に転落してしまいます。
また「伊勢なる海老」でも、いい値段のメニューが立っているときに、伊勢海老が投入。これもヤミ料理に転落してしまいます。ちなみに、このときの伊勢海老で、先ほどの「トリュフ添え伊勢海老ズッパティペッシェ(3200G)」が完成しています。
さらに、予言で恐怖の大王が登場、高いテーブルができて予断を許せない状況の中、大王のダイスの目がよくなんと1周が過ぎた時点で支払い0。全部かわしてしまいました。滅多に見られない出来事が起こりました。
サラリーが切れる 4時の時点で、トップが服部のプレイヤー 総資産は 80000G 程度、2着はヤナケアーノのプレイヤーで 70000G 程度、3位は舟森のプレイヤーで 50000G 程度。最下位は笠井のプレイヤーで 7000G 程度。
最後の1時間でテーブルが伸び出し、大王のよけたところがすべて埋まり安全地帯が無くなりました。みんなバイダスなどでよけますが、MP の尽きたヤナケアーノのプレイヤーが 舟森のプレイヤーの 10000G 近いテーブルにはまり、大きく後退。
後は誰がどこに止まるかと、どのタイミングで食い倒れになるかにかかっているところでしたが、それ以上大きな振り込みが無く、なんとゲームが終了してしまいました。
結果は手広くテーブルを作った服部のプレイヤーが 84000G くらいで優勝(最高額テーブルの 2位がありました)。その次が舟森のプレイヤーで 80000G くらい(最高額のテーブルと最高額の料理で 20000G 増えています)。でした。
今回は、服部のプレイヤーが持ち味を生かして勝利したのですが、かなり他のプレイヤーのテーブルをよけられたのも勝因のひとつでしょう。あと、最後まで生き残った笠井のプレイヤーは奇跡としかいいようがありません。
「くいだおれ」確定の状態からいかに生き残れるかはこのゲームのもう1つの要素で、生き残れたら称えられてもいいのではと思いました。ともかく、これは今まで見てきたなかで間違えなく「ベストバウト」だと思いました。
ここから先はフリープレイということで、「ディオラムス」をもう 1回プレイしました。マップはソロモンの昼で、キャラクターと武器の種類はガルガ(斧)、花魁(弓)、ゼクシー(杖)、ファルガス(斧)です。私はファルガスを使用しました。
序盤は弓を持っている花魁が、ワープに飛んで遠距離から HP を削りに行く作戦に。各プレイヤーが HP を少しずつ削られる中、そんなことは許さんばかりにどんどんワープに入っていきました。
最初に入ったのは、ゼクシーでした。お互いに HP を削るものの、花魁のほうが HP が多く有利な状態に。しかし、ゼクシーはレアアイテムの「パワードスーツ」「韋駄天のわらじ」などを手に入れ、能力値を大幅にあげ、万能なタイプになっていました。
次にファルガスが入って、花魁とゼクシーにダメージを与えたところで、ゼクシーの残り HP はわずか 95 になり、隙をついて逃げました。ほぼ同時期にガルガがワープで飛び、近接戦 2人対飛び道具 1人の展開になりました。
マップの形から、飛び道具が圧倒的に強く花魁がガルガ、ファルガスをともに倒して、残りはゼクシーのみに。ゼクシーはアイテムをうまく入手し、HP を 2000 くらいまで回復させていました。ファルガスが病院を消したため、HP の回復はありません。
ここで、花魁はゼクシーに近づこうとするが、他のプレイヤーを倒した場所が悪かったせいか、死神があっという間に 2つに。攻撃範囲内にはいる頃には HP が約 500 差と、花魁が若干有利な状態に。ところが、花魁が攻撃をし始めたあたりで、死霊に追いつかれてゲームセット。あえない最期を遂げたのでした。
個人的な感想は、マップの形状によっては弓がかなり強力になることを実感しました。追いつかれずに、連続攻撃できるのは強いです。あと、相手を仕留める場所も重要ですね。
最後に、もう一度いたストがやりたいというリクエストがあったのでプレイしました。ストリートは日本列島です。私も参加しました。
序盤のですが、1 ターン目でチャンスを引いたらいきなり 77 が出ました。日本列島はエリア数が多いので、これだけで 600G 以上のもうけがでました。同じ 1 ターン目で、私がチャンスを引いたら 80 でした。建設ラッシュでいろいろと起こるはずでしたが、全プレイヤーで買っている店が 1 軒のみで何も起こりませんでした。
スタートから波乱の多そうな展開でしたが、以外とスムーズに行きました。私はいきなり飛び地に飛んで、九州 3 軒、北海道 3 軒に関西 2 軒という状態にしました。他のプレイヤーも北陸 3軒と東北 3軒とか、中国2軒と東海道 2軒などと、なかなか順調です。全員集合でサラリーが遅れてしまったプレイヤーがいました。
中盤は、北陸のインサイダーを 150 株くらいで開始し、東北に乗り換えるプレイヤーと、東海道と中国も株数を増やして増資し着実に資産を増やしていくプレイヤーが頭ひとつ抜け出した感じになっていました。
私は、空き地だらけなので、対して増資できませんでしたが、北海道に 1000G の動物園と税務署があり、九州も4軒に増やし、悪くはない状況です。出遅れたプレイヤーも、関東 3軒と北海道 3軒にして、なんとか追いついてきました。
終盤ですが、株数は少ないものの北陸を独占し、後数回増資すれば目標突破と言うところまで来ました。また、中国も 2回の 5倍買いで独占にし大量の株で追いかける形に、私もサラリーが遅れたため 200株 くらいで九州のインサイダーに入るつもりでしたが、なかなか増資できず、中国の店を踏んで 120 株くらいまで減らされました。
このまま、北陸に増資をされて終わってしまうかと思った矢先に、全員で飛び地に行くという状況になりました。この時点で、トップが 21000G ほどでした。今までは素通りされていた九州の店も、買い物料のみを狙って増資しているうちに、いい感じで飛び込んでくるようになり、株数をキープしつつ 2000G クラスの店と、3000G クラスの店ができていました。
ここで、トップのプレイヤーが私の税務署に振り込み約 2100G の振り込み。これを 5倍買いされたので、総資産が逆転しました。このあと、大量に増資した九州の店から 3回収入があり、最終的には 30000G を越えてゴールしました。
感想としては、日本列島は 20000G からは飛び地で変わってくると実感しました。かなり昔に、やはり同じように飛び地で逆転されたことがあります。このときも 21000G くらいからだったと思います。こういったジンクスってあるのでしょうか?
今回はこの 5品で終了しました。合計で 11時間もプレイしていたわけです。夜通しプレイしていたのと、かなり詰め込んだので疲れましたが、なかなか見所のあるゲームができたと思います。この企画に協力してくださったプレイヤーのみなさま、ありがとうございました。そして、また機会があったらやりたいですね。