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● 「例の企画」出張編 2 のレポート ●

 2002年8月8日に「例の企画」出張編がおこなわれました。今回は、アナログ系のゲームもかなり盛り込んだ、いつもとは違う構成になりました。取材のためにデジカメを持ち込んだので、写真を交えながらのレポートになります。

七夕飾り in 仙台駅

 ちなみに、上の写真は仙台駅の七夕飾りです。8/8 は七夕の最終日と重なって新幹線がものすごく混んでいました。雑談ついでに、偶然笹かまぼこ屋の七夕飾りをとったのですが、写真に写っている「大漁旗」は、私おすすめの笹かまぼこです。わさびのみで食べると素材の甘みも出ておいしいのです。


● 1品目 いただきストリート アレフガルド (13:00〜15:00)

 今回は、メンバーの都合も加味してメインの「アレフガルド」を一番最初にプレイしました。いたストオフではプレイされないのですが、恒例ということで今回も入れてみました。

 「例の企画」では、りゅうおうのしまがかなりの勝率を誇っているのですが、今回はメンバー的に荒れそうな感じがしました。

 序盤は、いつもよりまったりとした展開になりました。とはいっても、1周目からドムドーラが 3軒になりましたが。他は、りゅうおうの島が手つかずな以外はどこも 2軒止まりでした。

 3軒のドムドーラが 5倍買いで 4軒になりましたが、株数が少なくパフパフのへやを MAX 増資するだけにとどまりました。ちなみに、このお店で破産するとハンドルネーム明かしの刑をうけ、恥ずかしい記録がページに残ってしまいます。

 ゲームは、早い段階で動きました。チャンス 85番の「りゅうおうのしまへ行く」から、りゅうおうのしまが 3軒までのびました。2周目の段階でのできごとだったのですが、99株からの増資で買い物料が 1000Gをこえていました。

 しばらくは、だれも来なかったのですが、私が 86番から島に飛んで、そのままりゅうおうのしろに 3回振り込んで店売りに。この収入と、店売りの競売でほぼトップが確定しました。

 その後は 2位争いが起こりましたが、ここで珍しい事件が起こりました。カジノのルーレットで、掛金 100Gのところで、黒、2nd、一点買いの 7 という賭け方をしてきました。ルーレットの結果は、下の写真のようになりました。

黒の 7

 なんと、一点買いの黒の 7 が出てしまいました。いたスト 2 での対戦数はけっこうあるのですが、一点買いが当たったのを見るのは初めてでした。7に賭けたのは、トップのりゅうおうのしまの所有者だったりします。

 全員が島に入る展開でしたが、大きな支払いがなく、インサイダーで資産をふやす展開になりました。終盤は、運よく島での支払いがなかったドムドーラの所有者が 270株近いインサイダーで追い込んで来ます。

 ところが、このあたりで 2周目に入ったチャンスカードで、いきなり 85番が出て 3000G台の支払いが起こりゲームが決まりました。私は、序盤での 3000Gオーバーの支払いが効いて 3位でした。

 おまけですが、今回提供していただいたいたスト2 の中に入っていたデータです。どうしてこんなデータが入っていたのかは分かりません。

変なキャラクター 1 (名前にアルファベットは入らないはず)変なキャラクター 2 (ツッコミどころは多いですが、試合数と順位の数が一致していません)


● 2品目 アナログゲームの盛り合わせ (15:00〜18:00)

 今回は、未プレイのものを中心にアナログゲームをいろいろと持ってきたので、まとめてプレイしました。

 初めは、先日テストプレイで入手した「あずまんがコート」のカードを見せてみました。「例の企画」のメンバーは、テストプレイにだいぶ協力してもらっていました。今回は、デザイン上の意見を聞いてみました。

- カードが色分けしてあるので分かりやすい
- 数字が少し小さい (6 と 9 がまちがえやすい)
- 上部はキャラクター名ではなく、カード名のほうがいい (数字カードとのかねあいで)

 以上の意見がありました。関係者も見られると思うので、意見を掲載してみました。

 その次に、出発前に作った私のバージョンも公開しました。DQM をフィーチャーし、モンスターイラストも入っています。

 例のモンスターはイラストに入っているのですが、「全部例のモンスターじゃないの?」という意見をもらいました。そんな濃いゲームがあったら見てみたいですし、真っ先に買うでしょうね。仮に発見したら、どんな反応をしめすのでしょう。

 こちらのほうは、プロトタイプ版に近いので、メンバーにはなじみがあったかもしれませんね。あと、個人的に作ったコートのメンバーカードも公開しました。自分のバージョンのカードをモチーフにしています。


 品評会はそこそこに、持ってきたゲームをプレイしました。1つ目は、先日購入してプレイしていなかった、「ブクブク」です。「6ニムト!」に近い感じのゲームです。

 全員でカードを 1枚ずつ伏せて、同時にオープンします。簡単にいうと、上から 2番目のカードを出すと悪いことが起こります。「6ニムト!」と同じく、近い数字のカードが多いときついですね。

 カード運の要素を減らすために、全員の手札を回して人数分のラウンドをやる方法もあるのですが、単発でやっても面白いと思いました。人数は 4〜5人がいいと思います。

 そんなに複雑なゲームではないので、「6ニムト!」からステップアップとしてやってみるのもいいかと思います。

 ゲームの紹介が長くなったので、簡単に結果を。私は得点の高い、真ん中あたりのカードを多く持っていたのですが、3位になることが多く、ハンデをそのまま守りきって勝ちました。


 2つ目は、これも英語版を買ってからプレイしていなかった「キングダム」です。「市場のお店」の英語版で、ドイツゲームでは有名なクニツィーアの作品です。

キングダム (台は気にしないこと)

 5×6 の土地に、得点タイルやお城タイルを置き、得点を稼ぐゲームです。1ターンにタイルは 1枚しか置けないので、状況を整えるか、見切り発車するかが悩むところです。このあたりがクニツィーアらしいですね。

 最初の 2ラウンドは比較的に動きが小さかったのですが、3ラウンド目は勝負に出るプレイヤーが出てきたので、盛り上がってきました。結局は、最後の勝負で大量得点をとったプレイヤーが逆転しました。

 最初は何をしたらいいか分かりにくいゲームなのですが、さくさくと進行するのと、考える要素があるのがいいですね。私にとっては、勝ちがたいゲームなのですが。

 プレイ人数は 4人がおすすめで、30分程度で終わります。それほど重くはないゲームなので、ちょっとゲームになれてきた方におすすめです。


 3つ目は「シップレックト」です。これは、先日のゲーム会でプレイしました。メンバーによって変わるゲームなので、持ってきたわけです。

シップレックト (これも、台は気にしないこと)

 最初は相場を見ながらと思っていたのですが、ストップやストライクで重なることが多かったですね。ペナルティのあるビッドロックも何回か起こりました。

 最終的には、2人がリーチの状態からストライクでの横取りで勝負がつきました。私はというと、ビッドロックで 3の支払いをしただけで、ほとんどゲームに参加できませんでした。苦手なタイプゲームなのでしょうか。

 このゲームは 4人がおすすめで、時間は 30分くらいで終わります。多少のゲーム慣れが必要だと思いますが、読みあいの好きなプレイヤーにはいいと思います。


● 料理イベント (18:00〜20:00)

 今回は、会場を提供してくださった Candra さんが料理イベントを開いてくださいました。私を含めてメンバー的に量を食べる方なので、作るほうは大変だったかと思います。完成品はこちらです。

パスタ

 調理中の時間で NUMERO をプレイしました。初挑戦の方も交えての 3人での対戦になりました。所有ゲームの中でもかなり「きわもの」の部類に入るのですが、意外に盛り上がりました。メンバーが全員こういう計算ものにアレルギーが無いというのも原因でしょうね。


● 3品目 いただきストリート 3 レインフォレスト (20:00〜21:00)

 いたスト 2戦目は、ランダムで選んだ結果、レインフォレストになりました。いたスト 3 の中でも正統派のストリートですね。

 ファーストスローから事件が起こりました。なんと、4人中 3人が 3 を振りました。このストリートは、3 だと店 1軒とワープのゾーンになっているのです。結局 2人ががけしたどおりに行きました。

 その後、がけしたどおりの 1等地をおさえ、2軒までのばしました。それから、空き地を押さえ、マイホームを建設。さらに 1軒増やし、序盤で 4軒になりました。

 このストリートは、ワープが避けにくいという特徴があり、さらにマイホーム効果で、ちょっとずつもうけていきます。マイホームからは 4/7 の確率で脱出されるのですが、ぐるぐる回るプレイヤーが多かったのです。

 私は、がけしたで 300G クラスの支払いが続き、店売りまで行くほどでした。「今日は自主競売がよく聞かれますね。」といわれました。確かに、絶不調でしたね。

 最終的には、がけしたは 6軒まで伸び、一点増資で飛ばしにかかります。5000G オーバーの店ができましたが、そこにははまらずに他の店で総資産が 3桁まで減ってしまいました。

 それから 2軒目の 3000G オーバーの店ができ、そこにふりこみ破産してしまいました。私にしては、対人戦でも珍しい破産になりました。

 このストリートの場合、ワープが避けにくいのと、株屋の存在でがけしたが要注意だと思いました。空き地もありますし、4軒まではすぐに伸びますからね。


● 4品目 ファンタジービジネス (21:30〜22:30)

 メンバーの都合で、4人での対戦は最後になりそうなので、いたストをもう一戦やるか、アナログをやろうか迷ったのですが、未プレイのゲームをやることにしました。

ファンタジービジネス

 このゲームは、競りで買ったアイテムを、シートに売値を記入して売却するというゲームです。このゲームの特徴は、価格設定や物のやりとりの交渉が自由にできるということです。これによってゲームの難易度が格段に上がります。

 全 10ラウンドのゲームですが、1ラウンドで予想していた事件が起こりました。買ったばかりのアイテムが特殊カードで奪われてしまいます。これでほぼ破産状態になったわけです。

 2ラウンド以降は、比較的さくさくと進みました。値段設定も裏切りあり、カードによる妨害などもありと、起こりうる要素が盛り込まれました。

 最終的には、独占をくずすカードを抑止力に、独占物件を最高額で売って逆転勝ちになりました。私は、終盤で安値で売るはめになって、逆転されてしまいました。

 今回は、4人でプレイしましたが、5〜6人くらいがちょうどいいかと思いました。時間は 45分くらいだと思いますが、メンバーに大きく異存しそうです。

 ゲーム慣れが必要ですし、バランス的に悪い部分もありますが、ルールをちょっと変えれば、面白くなりそうなゲームだと思いました。ちょっと昔のゲームを思い起こさせるゲームですね。


 メンバーが 1人減ったので、本編はこれで終わりです。その後の動きですが、ネット関係のネタで、海外の DQ や BOF サイトを紹介したり、普段見ているところの一部を公開したりしました。

 その後で持ってきた「ワードバスケット」をプレイしました。慣れているせいか、Wild 5, 6, 7+ の使い方がうまかったと思いました。

 さらにメンバーが減って、仮眠をとってから、いたストオフの最終調整ということで、サパタのちじょうえをやりました。私は 2位だったのですが、4軒所有の時に理不尽な相乗りを com にやられました。トップをノーマークにしての妨害を受けると凹みますね。結局 3位で終わりました。

 以上が、今回のレポートになります。参加してくださった皆様に感謝します。特に、今回の企画をサポートして、会場も提供してくださった Candra さんに感謝します。いたストは 3連勝でしたが、オフではどうなるでしょう?

 以降は、いたストオフがコンシューマ系の中心になると思いますが、コンシューマの活動は今後も続けていくつもりです。


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