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● ゲームのらくがき「すうじであそぼ」 ●

 今回も、コンセプトを中心に紹介します。計算ダイスゲーム「すうじであそぼ」です。学習ゲームになったので「〜であそぼ」シリーズで名付けようと思います(重複は怖いですが)。

 6月末にうっかりと思いついてしまったゲームですが、ソロプレイばかりやっていて、多人数用のアイデアがさっぱり思い浮かばないでいました。そんな中、「いたストオフ部活動合宿」や JAGA などに、軽く出してみていろいろとアイデアをもらって、公開できるようになりました。

 コンセプト中心で、多人数用のルールはまだまだ発展段階にあります。いいアイデアがあったら是非お知らせください。


● ゲームの目的

 数字と演算子で計算をし、お題の数字を作ります。サイコロはすべて使い切る必要はありませんが、多く使った方が高得点になります。

● 用具

お題ダイス  3個 (数字ダイス A, B, C が各1個ずつ)
数字ダイス  5個 (数字ダイス A, B が 2個ずつ、C が1個)
演算子ダイス 4個 (演算子ダイス A が 3個、B が 1 個)

● ダイスの目

数字ダイス A  {1,2,3,4,5,6}
数字ダイス B  {1,2,3,6,7,8}
数字ダイス C  {1,2,3,4,5,8}
演算子ダイス A {+,+,−,−,×,÷}
演算子ダイス B {×10,×11,×12,2乗,2乗,平方根}

● 計算のルール

1. 数字ダイス
 数字ダイスは、その基本的にその数字として扱います。ただし「6」の数字は逆さにして「9」として使用することもできます。2つ以上の数字ダイスを並べることで、2桁以上の数を作ることができます。

例:数字ダイスの「2」と「6」を両方使うことで、「26」「29」「62」「92」を作ることができます。

2. 演算子ダイス
 演算子ダイスは、ダイスに書かれた演算をおこないます。演算の優先順位は、数式で書いたときと同様で、2乗と平方根、かけ算と割り算、足し算と引き算、の順になります。カッコを使用することはできません。

 「−」は、数式の先頭に使ったときのみ「符号」として扱います。演算記号{+,−,×,÷} を隣接させることはできません。

3. 定数倍
 「定数倍」{×10,×11,×12} は、数字の後ろに使用します。「定数倍」の後ろに「数字」を使用することはできません。

例:「2」「3」「×11」を「23×11」や「32×11」と使うことはできますが、「3×112」や「2×113」と使うことはできません。

3. 2乗
 「2乗」は数字の後ろに使うことができます。「2乗」の適用範囲は、直前にある「数字」のみです。

4. 平方根
 「平方根」は数字の前に置くことができます。「平方根」の適用範囲は、直後にある「数字」のみです。

例:「4」「6」「+」「平方根」で、「√9+4」として「7」をつくることができます。

5. 冗長な式
 計算式にあってもなくてもいい、冗長なダイスは、得点計算の際に取り除かれます。

例1:「5+1−1」は単に「5」になります。
例2:「8+2÷11×11」は「8+2」になります。
例3:「5−12」は「5−1」になります。
例4:「3+1√42」は、「3+4」になります。

● 基本ルール (ソロプレイ用/多人数プレイ兼用)

 お題ダイスを 3つ振り、今回作る数字を決めます。お題ダイスの出た目でできる 3桁の数字のうちどれか 1つを作るのが目的になります。

 例えば、「1」「2」「5」が出た場合「125」「152」「215」「251」「512」「521」のどれか 1つを作ることになります。

 数字ダイスと、演算子ダイスをすべて振り、出た目で、お題の数字が出来るかどうかを考えます。

 お題の数字ができた場合は、答え合わせをし、正解したときだけ、後述の式にしたがって得点が入ります。不正解の時は 0点です。

 できそうにない場合は、得点を支払ってサイコロを振り直すことができます。振り直しにかかる得点は、サイコロを 1つ振るごとに 1点です。振り直す代わりに、サイコロの目を選ぶこともできます。この場合は、1つにつき 5点かかります。

● 得点計算

 計算式ができ、正解していれば得点が入ります。入る得点は、使った数字ダイスの数と、演算子ダイスの種類によってかわります。

 演算子ダイスは「+」「−」が1点、「×」が2点、「÷」「定数倍」が3点、「2乗」が4点、「ルート」が5点になります。この得点の合計に、使用した数字ダイスの数をかけたものが、得点になります。

 振り直しの結果、得点が 0 以下になってしまったら 0点です。また「数字のみ」の答えを作っても 0点になります。

例:「446」というお題に対して「212+4+1」を作りました。この数式は、演算子が「+」「+」「2乗」で 6点、数字ダイスが 4個で、24点になります。これを作るときに、ダイスを 3個振り直したので、最終的な得点は 21点になります。

例:同じく「449」というお題に対して、振り直しなしで「447+2」ができました。これは、演算子が「+」だけなので 1点、数字ダイスが 4個で、4点にしかなりません。

 多人数プレイの場合は、お題ダイスはそのままで次のプレイヤーの番になります。数字ダイスと演算子ダイスをすべて振り直し、同じお題に対して、計算をします。何題かプレイしていちばん得点の高いプレイヤーの勝利となります。


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