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● ゲームのらくがき 「うっかりくん」(仮) ●

 がらくた置き場のコーナーがすっかり放置状態になっています。ここが、ゲームの原案を紹介できる場所だと思っているので、ネタが浮かんだら、できるだけ載せるようにしたいですね。

 今回のテーマは、ワードゲームとダイスゲームの融合です。このジャンルだと関西JAGA発の「ダイスでポン」やりんちゅさんの「もじきゅーぶ」の印象が強いのですね。普段は何かのゲームから出発と言うことが多いのですが、今回は独自路線からになります。ルール紹介の前にアイデアの元でも。

 携帯電話に搭載されている「連想入力」というものをご存じでしょうか。「あはやあ」という五十音の行だけの文字から「おはよう」という単語を導き出すというやつです。

 ただ、さすがに行だけではことばを作るのが難しいと言うことで、もっとバリエーションの少ない母音だけからことばを広げたらどうなるかという好奇心がこのゲームの原動力になっています。

 母音をベースにすると、韻を踏むということにもなりますし、不明瞭な発音であれこれ考えてみるのも不思議な世界観を醸し出すのではと思ったりしました。リアルタイムワードゲームにしてはかなり「静」のゲームになってしまいました。

 プレイ人数には特に依存しません。時間も難度もかなり自由が利きます。


- ルール -

● ゲームの目的

 母音の書かれたサイコロから、該当することばをいち早く見つけます。

● 用具

 サイコロ 10個 (各面には「あ」「い」「う」「え」「お」「ん」「っ」のどれかが書かれている。組み合わせは後述)

● ゲームの流れ

 適当なプレイヤーが、さいころを適量振ります(はじめは4つがいいでしょう)。
 出た目の音を母音として持つことばを探します。「ん」「っ」はそのまま使います。使う文字の順番は問いませんが、すべてのサイコロを使わなければいけません。
 一番早く正解のことばを答えたプレイヤーの勝ちとなります。

● ことばのルール

 基本的に、ことばは単語であれば何でもかまいません。名詞でも動詞でも OK です。

・母音の使い方
 「あ」「い」「う」「え」「お」はそれぞれの段の好きな文字になります。たとえば、「あ」は「あかさたなはまやらわ」などとして使うことができます。

例:「あ」「い」「お」「う」という目が出たときは、「かいぞう」「さしこむ」と読むことができます。1文字ずつのばしながら読むと答え合わせができます。

注意:出たサイコロを1文字も変えることなく、そのまま読んではいけません。

・長音
 長音記号「ー」は前の音と同じ母音になります。
例:「タイマー」は「あいああ」、「こーひー」は「おおいい」になります。

・拗音
 拗音(「しゃ」「しゅ」「しょ」など) は、2文字で1つの音になります。たとえば、「しゃ」は「あ」、「しゅ」は「う」「しょ」は「お」になります。

例:「あいおう」という組み合わせの場合「たいしょう」と読むこともできます。

● 回答例

 このゲームの場合、回答例を出した方がわかりやすいのでいくつか例を挙げておきます。ちなみに、経験上の難度ですが 3文字はとても簡単、4文字はふつう、5文字は難しい、6文字はかなり難しいです。

・あうお
そのままの順番で「かくご」「アウト」「マグロ」「かつお」、順番を変えて「さこく」「おわる」「そうしゃ」などもあります。3文字の場合は、いくつことばが思いつくかという遊び方もありそうです。

・ういいん
 出たままの順番で「クイーン」、「すいしん」、順番を変えて「きんいつ」などがあります。

・ああいいっ
 5文字になるとかなり難しいです。「マッハいち」とか「ひっかかり」とかがあります。

● サイコロの構成

 10個のサイコロの構成は以下の通りです。

(あ, あ, い, う, え, お)
(あ, あ, い, う, お, ん)
(あ, い, い, う, え, お) × 2
(あ, い, い, う, お, ん) × 2
(あ, い, う, う, え, お)
(あ, い, う, う, お, ん)
(あ, い, う, え, お, ん)
(あ, い, う, え, お, っ)

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