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● ビバあいづで行こう ●

 仙台(東北)にいるうちにぜひともやっておきたいネタがありました。フリートークの秋田旅行の買いにちょっと紹介した、「エルフェンランド」のマップバリアント「ビバあいづで行こう」です。今回はオリジナルゲームではないので、ルール部分の紹介はしません。一応、「エルフェンランド」経験者向けにします。

 原作を知らない方のために簡単に説明をすると、「エルフェンランド」は、エルフの成人の儀式としていろいろな交通手段を使いながら、国中のさまざまな都市を回っていくゲームです。できるだけ多くの都市を回ったプレイヤーの勝ちになります。


- 「ビバあいづで行こう」のストーリー -

 かなり昔にプレイしたときには、知られていなかった「ビバあいづで行こう」のストーリーです。バリアント紹介にあたって公開しようと思います。

 仙台在住の学生のグループが夏休みを利用して東北旅行をすることになりました。4日間にできるだけ多くの都市を回っておみやげを手に入れるのが目的になります。事前の計画に従って列車の載らなければいけませんが、台風や大雨などの影響で交通手段に影響が出る恐れもあります。計画通りに進められなければ、新幹線やヒッチハイクなどの強硬手段を使うこともあるのです。


- 「エルフェンランド」からの変更点 -

 このゲームは、「エルフェンランド」のマップバリアントということで、東北地方のマップを使います。マップは後ほど紹介します。スタート地点は仙台で、目的地も使用します。

 移動手段も変わります。エルフェンランドとの対応は、ドラゴン→特急、ユニコーン→急行、雲→準急、エルフサイクル→快速、イノシシ→通勤快速、トロール→各駅停車、いかだ→新幹線です。ちなみに実際にはそんな列車は走っていないのですが、移動のしやすさが分かりやすいのと、ゲームということで多少のリアリティは犠牲にしました。3枚で移動のキャラバンはヒッチハイクになります。

 地形は路線の色で表します。対応は草原→青、森→緑、山→オレンジ、砂漠→黄色、川→赤(新幹線の路線)に対応します。カード枚数と移動手段タイルの枚数はそのままです。

 川は、東北新幹線に対応しています。仙台から離れる方向に行くときは 1枚ですみます。湖は山形・秋田新幹線に対応します。ちなみに公開当時は山形新幹線が山形までしか走っていませんでした。今では新庄まで開通したので、マップが変化しています。

 災害タイルはそのまま使います。夏の旅行ということで台風の影響を受けることがあるわけです。新幹線は悪天候に強いので、災害の影響を受けないことになっています(実際には東北新幹線だけの話なのですが)。


- マップと移動コスト -

 マップと移動コストは次の通りです。

都市一覧
(★:目的地)

1 青森  ★
2 大館
3 秋田  ★
4 大曲
5 盛岡  ★
6 宮古
7 北上  ★
8 釜石
9 一関  ★
10 酒田
11 新庄
12 山形  ★
13 気仙沼 ★
14 古川  ★
15 小牛田
16 石巻  ★
17 仙台
18 福島  ★
19 郡山  ★
20 いわき
東北のマップ

移動手段とコスト

手段/路線
各駅 1 2 2 2 -
通快 1 1 - - -
快速 1 1 2 - -
準急 2 2 1 - -
急行 - 1 1 2 -
特急 1 2 2 1 -
新幹線 - - - - 2(1)

- デザイナーズノート -

 旅行ものはかなり昔からやってみたかったのですが、「エルフェンランド」というかなりいい素材にめぐり会えたからこそだと思います。

 マップを作るのにあたり、東北の旅行の本とか時刻表とかを参考にした覚えがあります。あと、目的地カードもけっこう凝った作りになっています。各都市のキャッチフレーズがついていたり、バックにどの県にあるかが書いてあったりします。

 ちなみにテストプレイでは、1回だけパーフェクト(19都市 20点)が出ました。原作より都市は 1つ少ないのですが、路線数も少ないので難易度はそんなに変わらないそうです。

 名前のもととなったのは、郡山から会津若松の間を走る磐越西線の特急「ビバあいづ」からです。盲腸線を作らなかったので、会津若松が存在せずゲーム中ではまぼろしの路線になってしまったのですが...


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