2024年8月10日、バネストの25周年ゲーム会に参加してきました。1999年8月6日開店で、25周年を記念してのゲーム会です。バネストで購入できるゲームをプレイするのがメインということで、普通に楽しんできました。
1時間ほどトークショーもありましたが、参加者だけのお楽しみということで、ゲーム部分だけをレポートしましょう。
到着してすぐにプレイしたのは、こちらの作品から。このゲームの思い出は、ゲームマーケットのオークションで落札したことがあります。今年、小箱になって発売されています。
昔ながらの、少しひねりのあるスゴロクタイプのゲームです。穴に落ちないように、もっとも遅くプレイした方が得点が高くなります。ライトな作品としては、色あせない感じです。
その次は、トリックテイキングテーブルから。比較的シンプルな、トリックアボイダンス系のゲームです。マストフォロー、ノートランプで 5スートありますが、マイナスカードのスートだけ枚数がかなり多くなっています。
ランダムに決められたスートの「7」が大きなマイナスカードになります。手札のうち 4枚を左隣に渡すので、どのカードを渡した方がよいかが悩ましいところで宇s。
基本的には、「ハーツ」と同じようなプレイ感だと思って差し支えないと思います。リードの制限はないので、いきなりマイナススートを打ち出すこともできます。ノートランプのトリックアボイダンスなので、いったん勝つと、そのまま勝ち続ける展開になります。
その次は、少し変則的なポイントトリックテイキングゲームです。マストフォロー、切り札ありですが、切り札スートが台札によって変更するタイプです。
強いカードに失点、弱いカードに得点がかいてある、ポイントトリックテイキングゲームです。トリックの勝者は、ダイスを 1個取ることができ、手札として扱うことができます。しかも、ダイスを出すときだけマストフォローの義務を無視できるので、切り札を好きなタイミングで出せるようになります。
ダイスはランク0のカードなので、通常のカードに負けるものの、早い巡目で切り札を出したり、取りたくないトリックを捨て札で回避できたりします。
あとは、Xカードの存在です。好きなときに出せる最弱のカードですが、カードとダイスの Xの個数がトップだとその数だけ失点、2位だとその数だけ得点というルールです。Xの総数はゲーム開始時から分かっているので、何枚取るかがポイントになります。 1人だけ Xカードを使い切るのは、かなりリスキーなので、どのタイミングで使うかが悩ましいところです。
経験者向けの少しひねったトリックテイキングゲームでした。
その次は、比較的ライトなロール&スタンプです。ロール&ライトのジャンルではありますが、スタンプを押すのがポイントです。
ダイスを3つ振り、親が1つ選択し、子が残りの2つの内好きな方を選択します。選択した出目に対応するスタンプを押し、動物を並べていくことになります。動物は5種類いて、種類ごとに最大数の群れすべてが得点になります。同数の場合は得点になるのもポイントです。
上級ルールでは、3種類のボーナス条件が出てきますが、ゲーム経験者なら最初から入れて問題ないでしょう。ボーナスによってかなり打ち回しが変わるタイプのゲームです。簡単な方に難度調整ができるので、手軽に楽しめるかと思います。
ゲーム会の時点では、これから販売予定のゲームですが、これを書いているときにはバネストで販売開始したようです。フィッシング系のゲームで、手札のカードを使って場札のカードを取るのですが、得点獲得のためにはもう1ステップ必要です。
得点化するためには、自分の場のカードを使って、場札のカードを取る必要があります。それまでは、自分の場に保持しておく必要があります。
ほかのプレイヤーの攻撃要素として、手札から、相手の場のカードを指定して自分の場に移すことができます。これに対しての防御方法もあります。手札の自由度はそこまで高くないので、攻撃せざるを得ないこともあります。
誰かの手札が尽きるとラウンド終了で、全員手札から1枚出し、次のラウンドの場札を決めますが、このときに、自分の場にある、1枚目に選ばれた色の山を1つ失います。これも少し攻撃要素があります。
通常カードは1枚1点で、5点のカードもあり目を引きますが、枚数勝負になる感じもします。最終ラウンド終了時に自分の場に残っているカードはすべて得点化できるので、大量得点の可能性も残っています。
変わったプレイ感覚の、少し昔の雰囲気もあるカードゲームでした。
その次は、プレイしたいゲームを選んでみました。日本語版は CMONから出ていますが、先行でドイツ語版の扱いがありました。バネストの扱うゲームは、日本語版で出る作品も多く、先見の明があると思います。
4×4の場札から隣接するカードを2枚獲得するだけのシンプルなゲームです。カードは両面構造で、材料と建物になっています。材料カードはそのまま獲得し、建物の建設に使えますが、建物カードは必要なコストを払いきれないと獲得できます。
建物を獲得すると、自分の前に並べ、基本的には追加の材料を生み出します。これにより、高コストの建物が建てやすくなったりします。「宝石の煌めき」と近い感覚です。
あとは、特殊ボーナスを獲得できる建物があり、ここが「ポイントサラダ」になっています。カードは中盤、終盤になると協力で高コストのカードが出てくるようになります。
特殊ボーナスだけは、早い者勝ちで、序盤の建物ほどコストは安いですが、生産力アップも必要ですし、得点条件にも絡んでくるので獲得するタイミングが悩ましいところです。
「ポイントシティ」ほどのランダム性はなく、「宝石の煌めき」ほどの重さはないという感じのゲームでした。
終了後に、リクエストがあったのでプレイしました。7人でしたが、ゲーム中に 1〜2回くらいメニューで事故が起こる感じがします。パーフェクトは出にくいですが、適切な判断力が要求されるゲームかと思います。
ゲーム会では色々とプレイできました。トークショーも面白い話が聞けたりしました。名古屋の店舗なので、ゲームマーケットや通販での利用が中心ではありますが、バネストにしかないラインナップが楽しみなので、今後も利用していきたいと思います。