2020年9月20日、4連休2日目は横浜ゲーム会に参加しました。この4連休は人も出ていたような感じでした。久しぶりの鉄道ゲームも含めて、プレイしたゲームをレポートしましょう。
手始めはこちらの作品から、人数が集まるまでということで、4人でプレイしています。2戦プレイしました。
1戦目は得点の確定が多すぎて届きませんでした。4人の場合は自分のターンが回ってくるまでの間に、減点が回ってくるパターンもあるので、色数が多くなるとリスクが大きくなりますね。あとは、終盤の 15点は大きいと思いました。
2戦目は、昼食を挟んでという感じで、こちらは全体的に得点が伸びました。適度なタイミングで得点化できるとのびやすいようです。大きく逆転できるタイプのゲームではないですが、手軽な感じでいいですね。そして、ペナルティはかなり大きいので止め時は大事なゲームです。
今回のメインイベントです。春の連休中に入手しましたが、対人戦では初めてです。Kickstarterでバックした 18XXシリーズの作品で、短時間の初心者向けの作品です。今回は 5人でプレイしています。ひとり回しでは何回かプレイしましたが、5人でのプレイは初めてです。
ルールは把握していたので、ルール説明は 1830 からの差分でプレイしています。順番は 1番だったので、迷わせないような選択で P6 に $205を値付けしました。今回は PLN がついていたので、しばらくは塩漬けで収入をもらう作戦に。
P2が $45の値付け、P1を定価の$20で購入、P3を$50の定価で購入、P5を$105の値付けということで、P4を定価の$80で購入し、かなり安い競りになりました。5人プレイの場合は、$540持ち、会社設立は $420からなので $180 以上を使うと、基本的に自力での設立はできなくなります。P5を購入したときは $350までラインが下がります。P6の場合は、$95設立でないとロスが大きいので、2人がかりでないと設立できません。
プレイ順で、LVを$70で設立、C&Aを$70で設立、B&Oを$80で設立で落着しました。PRRを$80という選択もありそうでしたが。自分自身は設立に関われないので、序盤で配当の出るLVを2株購入しています。
個人会社2社持ちで、最初の運営ラウンドで $45の収益が出ています。B&Oは2、LVは2-2-2、C&Aは2-2で、輸出で最後の 2列車が出ての終了。次の株式ラウンドで 3株目を購入し、収益の出る株数は並んだことになります。
2ラウンド目は、B&Oから時代を進めず、LVが3列車を購入してスタート、C&Aが3列車で、3列車が輸出され、ここから運営は2ラウンドに。3列車はあと3両です。B&Oが3列車を購入して、しばらく時間が止まることに。LVの所有者がSRの路線を引いたところでラウンド終了に。3列車が輸出され、3列車はあと1両に。
ここで、満を持して、2株売りで PLNを設立。このラウンドは SRしか設立されなかったのと、SRは$80だったので、順番で紛れが起こらない展開に。となると 3列車が購入できて $120が節約できる形になります。3-4を購入するのがいい形になるのですが、先行でパーマネントがとれそうなので、無配当を出さない方にシフトしました。
SRとB&Oが4列車を購入し、LVが4列車を購入して、1両が輸出されて、パーマネント待ちの形に。PRR、C&O、NWRがすべて設立し、8社すべてが登場したことになります。これだとD列車が出る形です。B&Oは先行していますが3-4の形なので、5列車の1両目以外は買えない形になっています。
パーマネント合戦は LVが5、PLNが5、C&Aが5、NWRが6、C&Oが B&Oの 4列車を購入し、直後に Dに改造、B&Oは自腹$200で6、PRRがDで$300の自腹で1株売り、SRがDで$500の自腹で2株売りになりました。
このゲーム、ひとり回しでプレイしていても感じるのは、4からDの改造がかなり強いということです。自腹額が $200押さえられるので、今回は 2株売りが免れた形になりました。D列車が走る会社が手元に残るのも強いですね。
ここからは、株式ラウンド1回を挟んで終了でした。Dの計算はそこまで難しくなりませんが、少しずつ収益が上がるのはこのゲームらしいところです。最終的には B&O の所有者が $300差で逃げ切りました。B&Oはほぼ売られない形でもたれていて、株を下げる形にすらできなかったので。逆に仕手戦をされていたら、順位が下がっていた感じでもありました。社長株の差ですが、初手で株屋をやっている以上は、これ以上もうけるには会社を飛ばされるリスクを負う形にしかできません。
プレイ時間は 4時間ほどでしたが、1830をうまく短時間に押さえ込んだ形になったのと、いろいろなところに今っぽさが見えているというところですね。最初の競りがものすごく難しいのですが、値段が大きくつり上がる展開にはなりにくいでしょうか。
1社目の選択は悩ましいところですが、PRRが出なかったのが意外といえば意外ではありました。個人会社の相性からは PRR、LV、B&Oと出ると予想していたのですが、P2の所有者がLVを設立したので、そこでずれた形になりました。ニューヨークの入り方が悪くなるので、収益が伸びにくくなります。それでも 2-2-2-3 での配当は高いのですが。
高い個人会社ほど、能力が使いにくくなっています。5人の P5は能力も配当もないので、吸い出し前提となり難しいです。B&O設立を前提に値付けしますが、他の個人会社を拾うと、B&Oの設立は $70 に下がり、悩ましいところではあります。逆に言うと、後手番にオーバービッドされたら、他の個人会社を取って、B&Oを乗っ取る作戦もありますね。
P4も難しい能力ですが、こちらは Revenueが $15もあるのと、PLN、C&O、NWRが 2社目で設立したときの足がかりになります。満額で購入するのは難しいかもしれませんが。
その次は、今年のドイツゲーム大賞を受賞したこちらをプレイすることに。各プレイヤーに配られたお絵かき道具を使って、写真を表現して当ててもらうタイプのゲームです。
写真と道具による差はありますが、限られたお題でいかにうまく答えられるかが楽しいゲームですね。これだけの道具を集めたのがこのゲームの新しいところでしょうか。写真のバリエーションはありますが、一度選ばれたお題は、交換するバリエーションルールは入れたほうがいいと思いました。
プレイ中に 3回ほどありましたが、他のプレイヤーが表現した物で同じお題が出ると急にやりにくくなるので。全く同じ表現をするのも面白みはないので。
ドイツゲーム大賞らしい、これまでにない斬新なゲームではあります。Essen最終日で購入して、日本語化されたという話も聞いたりしているので、スーパープレイだと思います。
最後にプレイしたのはこちらです。かわいらしい絵柄でパッチワークの模様を配置し、条件を満たすとボーナスポイントが入る、パズル系のゲームです。
このゲームの難しいところは、2要素が6種類×6種類になっているタイルを、ヘックス上に配置していくというところです。ボーナスの条件はそれぞれの要素を見なければならず、重複したボーナスが取れたりというのもあります。ひとつひとつの条件はそこまで複雑でもないのですが、6種類あることと、ヘックスになっているのが非常に複雑にしています。
パズル系のゲームではあるのですが、種類数が too much な感はあります。4種類×4種類のスクウェア配置だと多少は緩和されるかと思いますが、それだと今度は簡単になりすぎるのでしょうか。
かなり悩むタイプのゲームなのと、得点効率がすべてのゲームではあります。タイルピックもあるので、少なめの人数のほうがいいかもしれません。
というわけで、久しぶりに 18XX をプレイできました。Chesapeake は 1846 程度のプレイ時間で楽しめる作品ですし、1846 のような変則的な要素もないので、入門編や短時間向けということでは、こちらもよさそうな気がします。バリエーションは P6 の初期株式で担保するような形になるかと思います。