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● 横浜ゲーム会 2022年8月 ●

 2022年8月7日、横浜ゲーム会に参加しました。今回は作品数も多めでした。レポートをお送りしましょう。


●コード破り [play:game] [BGG]

 手始めはこちらから。2007年の作品で、これを書いているときに数奇ゲームズから日本語版が出ています。かなり昔にプレイした覚えがあると思っていましたが、前回プレイは 2007年8月25日、15年くらい前です。

 シンプルなダイスゲームで、条件に満たすダイスをキープし、それ以外を振り直し、1つもキープできなければバーストという感じです。マイクロチップの出目は得点に直接は結びつきませんが、常にキープでき、2つ以上キープしていると、サイコロがなくなったときに、再度振り直せる権利が得られます。

 ルールはシンプルですが、ゲームが進むにつれて、出目の自由度が低くなり、じりじりとした展開になるのがポイントです。あまりに攻めすぎるとほかのプレイヤーの得になってしまうので、どこで勝負するかのゲームになるかと思います。

 少なめの人数のほうがいい感じではありますが、人数幅も広めで、シンプルにダイスゲームの醍醐味が味わえるゲームかと思います。

●乗り間違い [play:game] [BGG]

 お次も、数寄ゲームズからの日本語版作品です。こちらは 2001年の作品のようですが、未プレイでした。マストフォロー、トランプありのトリックテイキングゲームです。スートも 4スートなので平均的ですね。

 トランプが決定している状態で、全員に手札を配り、余ったカードを公開したうえで、今回、トリックを取ったほうがいいのか、取らないほうがいいのかを投票します。

 そのあとで、トリックテイキングをスタートし、中盤のはじめくらいで、投票結果が明確になります。そして、基本ルールでは終盤のはじめの方で、一番得点が低いプレイヤーに、切り札変更権が与えられます。

 投票結果が決まるまでの扱いが悩ましいゲームです。中途半端にトリックを取るのはよくないので、どのように手札を残すかが必要になるでしょうか。

 プレイした感じだと、トランプありなので、カードが強いプレイヤーが単独になるとどうしようもない感じになるのが少し気になります。そのための上級ルールのような気もします。

●Railway Boom

 その次は、テストプレイです。タイトルが公開されたので、こちらにも反映しますが、ゲームの内容はまだ公開されていないので、詳細は省略ということで。

●イーオンズ エンド:終わりなき戦い [play:game] [BGG]

 その次にプレイしたのはこちらです。人気のある作品ですが、未プレイだったので。エキスパンションを入れています。難度は高めといわれている作品です。

 デッキ構築をしながら、次々の出てくる困難に対処していくのですが、中盤からの難度が急に上がる感じがします。リソースは限られているので、敗北条件にならないように調整していく必要があります。

 デッキ構築のゲームではありますが、カードの引き順は完全に決まり、手番順がランダムになっているのが特徴です。速度感がかなり悩ましい感じではあります。

 デッキを構築する要素も大事ですが、中盤に入る頃には困難に対処する力も必要になってきます。すべてのカードを処理できれば勝利条件を達成できるのですが、手番数をオーバーしても厳しいので、そのあたりの調整が難しいでしょうか。

●イッツ ア ワンダフル ワールド [play:game] [BGG]

 その次は、こちらの作品を。プレイするのは2回目ですが、今回は拡張が入っています。前回プレイは 2020年7月で、2年くらい前でした。

 拡張セットの内容ですが、追加デッキは相当派手な内容が入っています。枚数の調整は入りますが、結果的に山札の山が厚くなるので、マッチするカードが出てくるかどうかの部分が少し薄まる感じがします。

 初期の手札でそこまで収入が上がらず、特化型に攻めようと思いましたが、得点が伸びるカードが出ないままで終了しました。プレイ人数によるところもありますが、キーカードを軸に組んでいくほうがいいかと思いました。

●コーデックス ナチュラリス [ボドゲーマ] [BGG]

 最後にプレイしたのはこちらです。箔押しのカードが印象的なパズルライクなカードゲームです。

 初期配置のカードから、条件に合うようにカードを配置し、カードにかかれている条件を満たすと得点が獲得できるという感じです。全体の目的と、個人の目的があるので、得点を伸ばすチャンスは多少用意されています。

 得点を取りやすさに振ると配置しにくくなり、配置しやすさに振ると得点が伸びにくくなるという感じです。必要なカードをカットするプレイもありますが、目標との兼ね合いが悩ましいところですね。

 シンプルなだけに少し荒い感じもありますが、パズルライクなゲームが好きな方にという感じでしょうか。


 今回は、新作、旧作から色々とプレイしました。日程の都合で次回は少し間が空くような気がします。


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