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● 横浜ゲーム会 2022年9月 ●

 2022年9月23日、横浜ゲーム会に参加しました。今回は新作を多めにプレイした感じになりました。いつも通りレポートをお送りしましょう。


●ダイス&デンジャー [ボドゲーマ] [BGG]

 手始めはこちらの作品から。気になっていた紙ペンゲームですが、メビウスで和訳付きが入るようになったので、入手性が上がりました。英文タイトルは Dungeons, Dice and Danger で、Richard Garfield の作品です。

 ダンジョン探索をテーマにしており、ダイスを5つ振り、親は 5つ、子は 4つの中から 2個ずつの組み合わせを選んで、合計数を埋めていくという流れです。

 スタート地点は自由埋められ、それ以降は隣接地点を埋めていくことになります。モンスターを倒すと得点が入りますし、先着での得点要素もあります。出目が使い切れない場合は、ダメージが入って蓄積すると失点になります。

 スタート時点で、ダンジョン攻略を進めるため、どこから攻めるかがポイントになってきます。できるだけ多くので目に対応できるようにする必要がありますが、ゾロ目を要求されるマスがあるので、若干ですが事故が起こりにくくなっています。

 ダイスピックは、比較的古典的な感じです。「エクストラ」や「キャントストップ」に近いでしょうか。なので偶数を残しておくことが重要になります。出にくい2〜3と11〜12にはボーナス点があるので、そこをどう攻略するかも得点稼ぎでは必要になります。

 今回は、早取り要素を中心に進めて行き、方向性が被らなかったので得点が伸びるようになりました。親のダイスを使える権利は、ほしいタイミングで使った方がよさそうです。事故回避にもなりますし。

 ボスモンスターが倒され、最深部のモンスターまでいかに早く到達できるかがポイントでしたが、松明でショートカットして、早めに到着して、仕留めた上でのゲーム終了でした。金貨がすべて取れたのと、早取りボーナスが多めに取れたので、逃げ切れた結果になりました。

 ダイスピックは、少し古典的な感じもしますが、それなりにボリュームがあり、動向も楽しめる感じのゲームですね。マップが4種類あるのでバリエーションはそれなりにありそうな気がします。

●フレイムクラフト [play:game] [BGG]

 お次は、こちらの作品から。Kickstarterで出ていたのは知っていたのですが、ケンビルから日本語版が出るという話がキャンペーン中に出ていたのでそちらを待つことにしていた作品です。

 ファンタジックな街が舞台のゲームで、手伝いをするドラゴンをうまく派遣して、材料を集めて得点を稼いでいく、右肩上がりな感じの、リソース管理系/契約達成系のゲームです。

 序盤は、伝説のドラゴンで少し方向性が決まりますが、ある程度手が進んでから、全体の方向性を決めていくことになるかと思います。追加で登場する都市の特殊効果が強いので、そのあたりが出始めてからが本番でしょうか。

 中盤以降はかなり派手な展開になります。少し荒い感じもしますが、収束性はあるのと、ゲーム終了条件を満たした後は、条件を満たしたプレイヤーのターンで終了するので、よほど点差がついてない限りは終わらせる意味はあるかと思います。

 今回は、終了条件は手前で満たされましたが、ちょうど1手番で得点行動が足りていたので、ギリギリで逃げ切った形になりました。お手伝いのドラゴンがいないときついのと、ほかのプレイヤーにリソースを与えても、やったほうがいい行動はありそうだという感じです。魔法カードは上級カードの方が組み合わせとして面白くなりそうです。

 カードイラストはすべてユニークイラストで見応えがあります。パブリッシャーの Cardboard Alchemy はアメリカですが、イラストはアメリカっぽくないと思ったら、イラストレーターの Sandara Tang は シンガポール在住のようです。

●ワイナリーの四季 ザ・ワールド [play:game] [BGG]

 その次にプレイしたのは、発売されたばかりのこちらの作品です。「ワイナリーの四季」の協力プレイ拡張になります。いくつかのシナリオが入っているのと、差し替え用のカードが入っているのと、協力用の変更点もあります。

 目的は、全員が所定の勝利点を稼ぎ、かつ、全員共通の名誉点を既定まで高めることです。ラウンド数は6ラウンドしかないのと、序盤は地盤固めをするので、どこで得点を伸ばしに行くかが悩ましいところです。

 序盤は、能力強化に充てていきますが、並行して基板を作っていくことも必要になります。3人でプレイしましたが、3人の場合はアクションスペースが狭いので厳しい感じになっています。得点化の方法は、契約の達成に加えて、ワインを直接売却し、得点を得るアクションもうまくいけば追加されます。

 毎ラウンドでイベントがありますが、初めてのシナリオでは有利になる効果が色々と入っています。4ラウンドの時点で間に合うかどうか心配になり、5〜6ラウンドで以下に得点行動をとれるかがポイントになるかと思います。

 最終的には、追加要素の親方トレードで得点源となるワインを渡しての終了でしたが、追加された要素をいかにうまく使うかがポイントになるかと思います。プレイ時間はかなりかかったので、そのあたりは注意が必要かと思います。


 というわけで、今日は新作を中心に色々とプレイしました。気になっていた作品が色々とプレイできたでしょうか。次回は10月3連休でしょうか。それ以降は、共倒れを防ぐためオンラインに切り替える予定です。


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