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● 横浜ゲーム会 2022年10月 ●

 2022年10月8日、横浜ゲーム会に参加しました。長時間ゲームがあったので、今回は作品数が少なめです。いつも通りレポートをお送りしましょう。


●カフーツ [ボドゲーマ] [BGG]

 手始めはこちらからプレイ。リゴレから秋のゲームマーケットで先行発売とのことですが、今回先行でプレイできました。

 協力型のカードプレイとお題達成のゲームで、1人1枚のカードをプレイしていき、カードが出せなくなる前にお題を既定数達成することを目指します。

 場札4枚、お題4枚、手札4枚と、枚数に関してはきれいなデザインになっています。山札が尽きてもアウトですが、途中で出せなくなってもアウトなので、うまくコントロールする必要があります。

 中級の難度でプレイしましたが、どの順番でお題をこなしていくかも大事になってきます。手数を戻すのはロスになるので、できるだけ避ける必要はあります。もちろん、手札が出せなくなるとアウトなのでそうならないようなコントロールも必要になります。

 山札が尽きて、手札も全員で残り10枚を切ったくらいの時点で、お題が3枚残りましたが、ギリギリでクリアしました。

 比較的シンプルな協力型ゲームで、ソロプレイにも対応しているので、ややクローズドでプレイされるところによさそうです。

●1862 [play:game] [BGG]

 お次は、いくつか選択肢がありましたが、このタイミングでプレイしないと逃しそうな気がしたので、1862を選びました。

 18XXシリーズの鉄道ゲームで、イギリスを舞台としています。ランダムに登場する会社と、運行できる列車の権利が特徴で、リプレイ性が高いつくりになっています。

 いきなり競りから始まるので、とっかかりはないですが、序盤で立地のいいローカル会社は経営が安定しやすく強い印象を受けました。

 列車運行はかなり独特で、ローカル列車は盤外に出られない代わりに、小都市からの収益があり、運行距離に応じて会社にお金が入ります。特急列車は盤外に出られますが、小都市は通過します。貨物列車は両端の都市と距離に応じた収益があります。

 複数車両運行したときには、ルートは交差できますが、1つの都市からは1回しか収益を計上できません。盤外の収益はかなり高くなっています。

 会社の設立も独特です。競りで設立すると、100%ぶんの資金が会社に入ります。自力で設立すると、会社の資金は、株が買われる都度に入りますが、高い初期価格で設立できます。なお、運行開始は50%で、競りでの設立時には、運行開始まで持っていく義務があります。

 会社の合併もでき、資産は併合、株価は合計の約7割くらい、株券は合算したものを100%に集約します。これにより、会社の資金注入ができ、運行列車のバリエーションが増えます。

 序盤は様子を見て、競り値をつけずに、ロンドン近郊の貨物会社を初期株価100ポンドで設立。安い会社の株を拾ってから、自社株を10%拾って、配当の出る株を買うことに。

 列車は、アグレッシブに買われた方で、時代の進みも早かったです。Aの列車の寿命は意外と短く、BやCもそこまで長くない印象です。ただ、A列車が買われないと、展開は遅くなりそうです。

 パーマネント列車が出る頃に、2社目がまとまって出てくることに。200ポンド〜150ポンドくらいの設立でしたが、合併がほどよいタイミングでありました。9社から最終的に4社まで減りました。

 終盤は、パーマネント列車をいかに早くそろえるかが大事でしょうか。会社の自社株は買い戻しはできますが、売ることができないのが、1846や18EUと違うところで、自力で買い支える必要が出てきます。

 列車の購入が1ラウンド早いプレイヤーが、株価上限の1000ポンドに到達し、ゲームセットでした。自社株を1枚買っていた分で2社目の設立価格が低めになりましたが、1枚多く株が持て、1枚多く資金注入ができたので、結果として、2位終了。低めの値付けが適正価格になったかと思います。

●ロストシーズ [play:game] [BGG]

 最後に、こちらをプレイ。タイル獲得でお題を達成していくゲームです。

 縦横で4マス×4マスのタイルを配置しますが、ゲーム開始時に、それぞれの列のお題を決めます。難度は2段階からの選択です。

 軽い感じのタイルは位置ゲームでしたが、お題のばらつきはかなり大きいようです。シンプルな作品なので、準備運動にという感じでしょうか。


 というわけで、今日はようやく「1862」をプレイできました。新作も色々とプレイできています。ここからしばらくは、イベント前なのでオフラインのゲーム会からは離れそうです。


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