2023年7月1日、横浜ゲーム会に参加しました。今回はテストプレイもありました。公開できる範囲でプレイレポートをお送りします。
手始めは、メビウス便からこちらの作品をプレイ。1巡の入札とセットコレクションのゲームです。
ゲームの目的は、同じ数字のカードを集めてチリソースを既定数作り、カードを使い切ることです。ゲームは前半戦と後半戦に分かれています。
前半戦は、手札から同じ数字のカードを好きな枚数だけ出し、枚数が多い順、同数の場合は数字の大きい順に、場に出ているカードを獲得します。このときに、手札から出したカードは獲得しても、捨て札にしてもかまいません。これにより、手札のカードを整えることになります。獲得したカードはラウンドの終了時に補充され、全員の手札がなくなるまでおこないます。
後半戦は、前半戦のアクションに加えて、チリソースを作るアクションが入ります。チリソースは既定数以上の同数のカードで作ることができますが、入札順なので後手番になると先に作られてしまう可能性があります。それ以外に、カードを獲得してもいいですし、パスをすることで、獲得したカードを手札に戻すこともできます。
お手軽なフィラーですが、少し変則的な感じがします。小箱でないのが少し残念です。オールマイティのXがかなり強いので、初期手札からは除外し、場に出るときは 1枚組までの制限を入れると、少し締まってくるかと思います。
お次は、テストプレイをしました。プレイ時間のわりに、ボリュームがある作品でした。
その次は、少し前にアークライトからリリースされた、こちらをプレイすることに。
惑星上に植物を茂らせて得点を稼ぐのが目的のゲームです。春から冬まで4つの季節があり、季節の終了時に得点計算があり、太陽の方向が動きます。
各ラウンドは、スタートプレイヤーからカードを1枚選んで獲得していきます。カードには、基本アクションの対象地形と、追加アクションの種類、最終得点計算のときの価値が書かれています。
基本アクションは、幹を3つ配置するか、2つの木を1段階成長させるか、幹を1つ配置し1つの木を1段階生長させるか、好きな場所に1つだけアクションするかのどれかです。獲得したカードに応じた場所の制限があります。
追加アクションは、どの場所でもよく、書かれているアクションをします。追加アクションは、同種のアクションをすると成長し、アクション回数が増えるので、いかに活用するかになってくるかと思います。
得点計算は、太陽の方向に応じて、成長した木に日光が当たれば得点になります。日陰になってしまうと得点がとれません。あとは、生長した木と茂みでつながったエリアの広さに応じた得点が入ります。
ゲーム終了時には、成長した木に対して、地形ごとに決まった単価で得点が入ります。この得点要素も大きいです。
プレイした感覚は、少しパズル的な要素があります。スタートプレイヤーは重要ですが、アクションの縛りもあるので、手前のプレイヤーにとってもらうのを願う形になるかもしれません。特に、最終手番を続けると不自由になります。
テーマ自体は、木の生長ですが、ホテルチェーンと株式のような経済ゲームにも置き換えられそうな、そんな気がしました。
最後にプレイしたのは、こちらです。少し前にホビージャパンから出ていました。
このゲームのポイントは、透明なカードと通常のカードを組み合わせて 1人の人物を作るところです。50×60枚あるので 3000人ということになります。
既定数のラウンドをおこない、アイテムの入手したり、評判を上げたり、得点になる人物を獲得することで、得点を稼ぎます。
1ラウンドは、4ターンからなり、手札からカードを1枚ウラ向きにプレイし、どこかのアクションをプレイします。アクションエリアとカードの数字は違っていても、アクションは可能です。ただし、手下を送られると、評判を取られてしまいます。
そのあとで、基本アクションをするか、人物を1人雇います。雇うのにはお金が必要になりますが、資金も思ったよりも多く無いといった感じです。獲得した人物は、特定の条件をトリガーに、効果を発揮するという感じです。
プレイした感じですが、人物のパターン数が多いのか、少し大味な感じがします。得点の高いアイテムをいかに見つけて獲得できるか、強力な人物をいかに獲得できるかで勝負が決まるのですが、どちらも出たとこ勝負という感じがあります。
特に、評判を上げるカードの発動条件が緩いと、一気に得点が伸びきってしまいます。あとは、アイテムはいったん取られたら、そのままになるので、リードしたプレイヤーを落とす手段がなさそうな気がしています。
今回は、ゲーム数は少なめでしたが、やや時間のかかるゲームを多めにプレイできました。