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● 横浜ゲーム会 2023年10月 ●

 2023年10月8日、3連休中日の横浜ゲーム会に参加してきました。今回は少し前の作品も含めて色々とプレイできました。今回もレポートをお送りします。


●グミトリック

 手始めにプレイしたのは、ゲームマーケット2023秋の OKAZU brand の新作からです。5人プレイの場合は、スート数が多くなるぶん、ボイドスートが出やすくなりますが、飲まれる可能性も出てきます。どの人数での楽しめる作品になっていると思うので、できあがりが楽しみなところです。

●さらサーチ

 その次も、ゲームマーケット2023秋の OKAZU brand の新作からです。対象年齢が 4歳以上となっていますが、上級者向けのオプションも多数用意されています。今回は、色々とオプションを入れた状態でプレイしました。

●テストプレイ

 その次は、テストプレイです。限界に挑戦した感じになったでしょうか。

●クイックサンド [ボドゲーマ] [BGG]

 ここからは、市販の作品から。ホビージャパンから最近出たばかりのリアルタイム協力型ゲームです。

 既定数の砂時計を使ったゲームで、カードをプレイして砂時計を前のマスへ進めていき、すべての砂時計をゴールさせたら勝利という感じです。

 レベルが低いうちはゲームになれる感じではありますが、砂時計をひっくり返すという要素があるので、すぐに動いたほうがいいという訳ではないのがポイントでしょうか。

 レベルが上がると色々と制限が出てくるので、そのあたりで難易度の調整もできますし、砂時計も入っている数と時間が変わってくるので、それなりに幅広くプレイできる感じでしょうか。

●フリーライド [play:game] [BGG]

 その次は、Friedmann Friese の作品です。少し前に、バネストで販売されていたかと思います。ヨーロッパを舞台に鉄道を敷設し、目的地をクリアしていくゲームです。

 基本的なアクションは、2ポイント分の路線敷設か、2マス分の移動かどちらかです。

 路線敷設をすると所有権を主張できます。移動は目的地をクリアするために必須で、自分の路線と国鉄はノーコストで使えますが、他人の路線を使うと使用者にコストがかかります。コストを払ったあとは、その路線は国有化されて、無料で使うことができます。これがフリーライドといわれる理由でしょうか。

 序盤は、路線を引きながら少しずつ目的地をクリアしていくことになりますが、ある程度目的を達成すると、目的地を2つ持てるようになります。行きがけにほかの目的地を達成できます。終盤になると、移動距離が 3マスに増えます。

 最終得点は、目的地のうち、重複していないものが高得点、重複しているものは低得点、そして、お金がそこそこの得点になります。このバランスが悩ましいところになります。

 特にゲーム中盤は、路線敷設をしたほうがあとの得になったりするので、そのあたりが悩ましいところです。

 プレイ人数は 4人がちょうどいいようと思いました。次の手番までに状況が変わりすぎない程度になるかと思いますし、マップの広さとしても、そこそこの広さになるかと思います。

●リベルタリア [play:game] [BGG]

 その次に、こちらの作品をプレイすることに。最近出たばかりのゲームでしょうか。特殊能力の多い「はげたかのえじき」といった感じです。

 ゲーム開始から、40種類のうち規定枚数のカードが追加され、同時入札でプレイします。同点の場合は名声順がタイブレーカーになります。効果の解決順は数字順ですが、先に数字の小さい順から効果を処理し、あとで数字の大きいほうから順に処理という感じです。

 多人数のほうが面白いゲームと思いますが、カードの効果による振れ幅が大きいと思いました。名声のタイブレイカーが大きいゲームではあるのと、得点条件に絡んでくるところはあるかと思います。プレイバランスも最近にしては珍しく、プレイヤー間で取るタイプだと思います。

●QE [ボドゲーマ] [BGG]

 最後にプレイしたのは、少し前に発売されたこちらの作品から。

 最近では珍しい競り系のゲームですが、入札金額が任意の正の整数になるのがポイントです。落札するとものがもらえますが、入札金額を支払うことになります。各プレイヤーでもっとも入札金額が多いプレイヤーは脱落します。

 5人の場合は、3ラウンドしかないので、少し手数が少ないです。入札回数は 2〜4回くらいになるので、そのあたりに収まるように、最大にならないように気をつけながらプレイする必要があります。

 親の金額は最初に提示する必要があり、入札金額は、親のプレイヤーは分かりますが、それ以外のプレイヤーは誰が落札したかの情報しかありません。提示額と入札額をヒントに、最適な入札額を入れてうまく獲得していくことになります。

 思考実験のようなゲームなので、多くは情報を出さないほうがいいかもしれませんが、不思議な体験のゲームでした。

 ゲームをプレイするうえで、構造上の問題が2点ほどあるかと思います。詳しくは書きませんが、1つはほぼ敗北が確定する手であるものの、ゲームをロックさせられます。もう1つは、談合を組むことができるのではないかという点です。プレイヤー間でバランスを取るタイプのゲームですね。


 今回は、人数が多めだったので、少し前の作品もプレイしました。制作作業期間があるので、しばらくはお休みでしょうか。


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