2023年11月18日、2週連続で横浜ゲーム会に参加してきました。テストプレイも進みましたし、最近の気になる作品もプレイしています。今回も、書ける範囲でレポートをお送りしましょう。
OKAZU brand の製品版が到着したので、製品版でプレイしています。3人の場合、4スートでバランスハンドになりやすいのですが、どのようにしのぐかがポイントになります。
単純にトリックを取るプレイが強かった場ではありますが、伏せ札で回避したり、ディストリビューションにかけて、低い札を得点に回したりということもできます。軽めですが、独特のテクニックもあるトリックテイキングゲームです。
その次も、もう1つの新作をプレイしています。こちらはリアルタイムゲームですね。テストプレイで相当数プレイしているのですが、適度に合間が空いているので、プレイ感覚が短い方が強くなります。
とはいえ、上級ルールで動物と皿の組み合わせを混ぜると、特定の動物狙いで混乱しやすくなるので、そのあたりもいれながらプレイするといいかと思います。難度調整ができるゲームなので、お好みに合わせてという感じでしょうか。
春向けのテストプレイで、自分の作品をプレイしています。先週は 2本走らせていましたが、同時に調整はかなり難しいので 1本に絞って調整することにしました。
動きとしては想定通りでしたが、ラウンド数の短縮案をもらったりとか。いくつか要素が変わったりするのですが、こちらはセルフテストがかなり回しやすいゲームなので、時間をかけて調整はできるかと思います。
こちらのテストプレイは、詳細は省略ということで。
市販作品ですが、Kickstarter版が届いたばかりのこちらをプレイすることに。「テラフォーミングマーズ」のダイスゲーム版です。
リソースの生産をするか、アクションをするかがの選択になります。リソースはダイスで示され、6面体のうち 3つ、2つ、1つ の割り振りで別のリソースになっています。ランダムで引き当てることもできますが、補助アクションでダイスを1つ支払って出目を変えられます。
逆に言うと、手元にないダイスの資源を獲得するのが少し大変で、補助アクションで好きなダイスを1個獲得し、振ってリソースを確定させる効果が必要になります。
グローバルパラメータは半分くらいのステップになったかわりに、1段階上げると2点入ります。ゲーム終了は 2段階を最大にするとトリガーになるので、そこまで長期化はしません。また、パラメーターが上がりきった場合でも、1点は入るので効率は悪いものの、無駄なアクションではなくなります。
ダイスの増え方、消費が独特なので、最初は雰囲気がつかみにくいかと思います。生産のときにダイスを3つまで減らす必要があるので、ある程度使い切ってからにする必要があります。
直接攻撃のカードもありますが、ほかのプレイヤー全員が影響します。枚数自体はそこまで多くありません。
こちらには、アワードとマイルストーンがあります。ランダムで決まりますが、会社による相性が強く表れるので、この組み合わせがゲームを決めるのでは、というところはあります。
プレイした感じは、原作の雰囲気を残したままダイスゲームに落とし込んだ感はあります。盤面の得点は限られているので、アワードとマイルストーンは大事になってきます。とはいえ得点を上げたときのボーナスカードもあるので、早めに得点を稼ぐことも大事になってきます。
その次にプレイしたのは、こちらの作品でした。最近発売されたばかりの、ここ最近では珍しい競りゲームです。
滅び行く帝国をテーマにしたゲームで、災害の発生をいかに食い止めるかというゲームです。災害の獲得は、リソース支払って回避するか、支払われたリソースを受け取り災害を受けるかの選択になります。これが1つめの競りの要素です。
災害の回数はかなり多いので、全部の災害を回避するのは難しく、いかにうまく災害を受け入れるかがポイントになります。災害を受けると土地が荒廃し、土地の効果と追加効果、得点が得られなくなります。
ゲームの初期段階は土地の並び方が全員同じですが、ラウンドが進み、土地の交換が発生し、非対称になるといろいろな思惑が出てきます。また、災害を受け取ったりすると特殊効果がつくようになります。荒廃したときや、荒廃した土地をトリガーとする能力もあるので、いい形をいかに作るかもポイントになります。
また、ゲーム中に武力を比べる握り競りがあります。規定のポイントで得失点とリソースの獲得があるほかに、トップ賞のボーナスと、それ以外は土地が強制的に入れ替わってしまうペナルティがあるので、悩ましい感じです。
都合がいい特殊効果をいかにうまく獲得するか、リソースをいかにうまく残すか、そして、荒廃は避けられないので、いかにうまく荒廃させられるかがポイントになります。
さらにその次は、こちらの作品をプレイすることに。最近ホビージャパンから出た作品ですね。
7色のルーンを獲得し、呪文を覚えたり、使い魔に配置することで得点を獲得していきます。すべての呪文を覚えるか、使い魔に配置しきるとゲームが終了になり、得点を競います。
序盤は、ランダム性が大きいところです。ルーンの獲得効率はランダムで袋から引くほうが高くなるので。引いたルーンと出た魔導書の種類に応じて呪文を覚えていくというのがメインの展開でしょうか。
呪文書の組み合わせでの強弱はありますが、狙ったものをとれるかどうかは運の要素が強いのでどのようにゲームを組み立てるかがポイントでしょうか。朝、昼、夕方とフェイズの違うところで発揮する効果をとると強いのですが、とれるかどうかも引きにだいぶかかってきます。
中盤以降は、全体の得点が見えやすいので、ゲームを終わらせられない展開も出てきます。終わらせると、1ターン追加でプレイはできるものの、このあたりは好き嫌いが分かれそうな感じです。
見た目よりも運の要素が大きい、エンジン構築型のゲームだと思います。序盤中盤にうまくいい呪文が覚えられるかでしょうか。
最後に、こちらをプレイしました。海外では最近あまり見なかった、知覚系のゲームです。
穴が2つ空いたカードを2枚つかい、1枚をオモテ向きに、1枚を裏向きにします。オモテ向きのカードにはいくつかの的があり、ウラ向きの穴にちょうど当てはまる2つの的を回答していきます。答え合わせをして正解すれば次のプレイヤーに、間違った場合は次のプレイヤーの手番になります。
「窓拭き職人」の系統のゲームではありますが、ほかのプレイヤーの答えがヒントになるのと、ターン制なのが大きな違いです。展開は早くないものの、独特の感覚がある軽いゲームでした。
テストプレイから、気になる新作まで色々とプレイできました。イベント対応の進行になるので、次回は少し間が空きそうです。