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● 横浜ゲーム会 2024年6月 ●

 2024年6月1日、イベントなどで少し間が空きましたが、オフラインのゲーム会に参加しました。今回は、テストプレイや新作も含めて色々とプレイしています。書ける範囲でレポートしましょう。


●テストプレイ その1

 手始めはテストプレイから。ルールにバリエーションが入り、いくつか試してみました。プレイ感が変わってくるので、どちらの方向に向かうかが楽しみではあります。

●テストプレイ その2

 その次は、新しいテストプレイから。比較的手軽な作品ですが、ジレンマがあります。

●テストプレイ その3

 さらに、テストプレイが続きます。少し考えるタイプの作品です。要素が色々と入っているゲームなので、どのくらいのボリューム感になるかというところでしょうか。

●アカデミー [ボドゲーマ] [BGG]

 お次は、メビウスから日本語版が発売される Amigo のトリックテイキングゲームです。

 3人の場合は、2-1、4人の場合は 2-1-1 の陣営に分かれます。陣営の勝利を目指し得点を稼ぎつつ、規定点を取った上で、特定のカードをトリックで獲得できれば勝利という感じです。

 3人でプレイしましたが、1人陣営はルールが決められる分、8トリック中4トリック以上をとる必要があります。切り札と追加ルールのどちらかを決めますが、追加ルールは基本的に 1人陣営に有利に働きます。手札運もありますが、トリックを取ればよく、ビッドもないのでその分は楽ではあります。

 チーム戦のトリックテイキングは、独特なテクニックも少しあります。席順は大事ではありますが、コントロールは効きにくいです。勝利条件が絶妙な感じなので、ギリギリ1トリックを争うことが多いと思います。

 リーチがかかると、2人チーム側で勝利条件がかかると、突然裏切りが必要になってくるのは、勝利条件の妙でもあります。たまたま、勝利条件のカードが切り札の最強カードになったので、変則的な展開になりました。

 プレイヤーは選びそうですが、ドイツ製らしくない感じのゲームでした。

●マインドアップ [play:game] [BGG]

 その次は、CMONのカードゲームから、比較的シンプルなカードゲームです。

 カードをプロットし、数字の大きさに応じてカードを獲得し、出したカードが次の獲得対象になるという感じです。カードの「色」の獲得順によってレートが変わってくるのですが、何色目が何点になるかは全員共通ですが、ランダムで決まります。

 現代のゲームにしては少しシンプルなゲームではありますが、あったようでなかった感はあります。コントロールできるかできないかのギリギリをついてくる感じの、手堅い作品でした。

●南チグリスの学者 [play:game] [BGG]

 その次はこちらをプレイしました。世界各国の言語で書かれた書物をアラビア語に翻訳していくゲームです。翻訳までのステップがかなり多いのが特徴です。

 アクション選択のゲームで、4種類のアクションか休息を取り収入をもらうかのどちらかですが、アクションにはバリエーションがあります。翻訳家を雇うか一時的なアクションをする、旅をして書物をギルドに送り込むかリソースを獲得する、技術トラックを進める、翻訳するという感じです。

 ダイスプレイスメントのゲームですが、ダイスの色がアクションの前提条件になることもありますし、ダイスの目がアクションの強さになるものもあります。ダイスの色は、白、赤、青、黄と2色の混色になっています。ダイス2個までを組み合わせられるので、赤と青のダイスを使えば紫色のアクションができるという感じです。

 要素が複雑に絡み合っているので、初見での見通しはよくない感じです。得点の獲得手段はいろいろとありますが、書物をある程度翻訳していかないとボーナスカードが入手できないので方向性がつかみにくくなります。序盤は、条件を満たせば色々ともらえる上に、全部クリアすると収入と追加アクションが使えるようになるので、そこを目指す感じでしょうか。

 得点アクションですが、ギルドのマジョリティが比較的効いてくることと、翻訳したときのボーナスカード、翻訳家を引退させたときの得点あたりが影響を受けます。バッグビルドの要素もあるのですが、白ダイスを獲得するマイナス効果も悩ましいです。

 ダイスの色も、出目も少しどうにかなる感があります。労働者で色替えができたり、出目を6にすることができますし、数字/色しか参照しないというアクションもあります。

 中盤くらいまでプレイすると全貌がつかめるのではないかと思います。プレイの長さとしては通常モードでも十分長いです。


 というわけで、テストプレイと新作がバランスよくプレイできた感じでした。


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