2024年7月6日、2週間あいての横浜ゲーム会です。テストプレイシーズンということで、新作は後半でになりますが、新しい作品やメビウス便を中心にプレイしました。今回も、書ける範囲でレポートします。
手始めのテストプレイは、バランス調整のフェイズに入りました。構成が変わったり、少しルールが追加されたりしています。シンプルながらも悩ましい作品になってきました。
お次は、軽めの作品をテストプレイしています。詳細は書けませんが、組み合わせの妙があります。
自分の作品も、調整してのテストプレイです。無駄を削ったら、見えてくるものが出てきました。テストプレイの序盤ですが、ものすごく珍しいものが見られたりとか。方向性はこのままで、各要素はシンプルにしようと思います。
こちらも少し調整が入りました。得点要素の取り方が悩ましいところです。こちらもどのように動くかが楽しみです。
ここからは、市販ゲーム枠です。新しい作品で、コンポーネントからは重量感がありますが、プレイ感は軽めです。ビンゴ系のゲームではあります。
ターン数が少ないので、得点要素の密度は高めです。列をそろえることも得点源になりますが、ボーナスタイルで得点が伸びるのも大きいです。プレイ感は軽めですが、ユーロゲームのシンプルな悩ましさがあります。
その次は、「エバーデール」の流れをくむ作品です。可変のワーカープレイスメントとカードプレイのゲームです。カードをプレイするためのリソースが少し重めなゲームではあります。
エバーデールで色々と面倒だったり分かりにくかったりしている要素がシンプルになり、目的もより明確になり、プレイしやすさは上がっています。得点とオールマイティのリソースになる宝箱も序盤が少し軽めになっている要素かと思います。
カードによるコンボはあります。季節ごとの推奨アクションをこなしつつ、早取りの目標を稼ぐのが目的になりますが、目標を重視しなくても得点を伸ばす道はあるようです。
ノーコストで動物カードを出せる要素は、種類ごとと制限が緩い代わりに、ゲーム中3回しか使えない効果になっています。序盤でリソースを稼ぐのもいいですし、終盤で得点を稼ぐのも有効です。
販売時点での定価は 10000円を超えますが、決定版としていい作品かと思います。
ここからは、メビウス便のゲームです。シンプルな知覚系のゲームです。お題と同じ形で同じ大きさの宝石を探す、リアルタイムのゲームです。
ちょうどで当たれば得点、1つ違いだと得点要素になるレンズを獲得できます。全6回で得点を競いますが、タイルの裏面は明るめの色になっており、大きさの感覚がつかみにくいのと、遠近法や、視覚効果もあって、難易度が上がっています。
これは、比較的軽い作品で、アナログなゲームならではというところです。
その次は、ガラガラの抽選器を使った、レース系のゲームです。ゲームを始める前に、抽選器の工作があります。
色の違う玉が各色 3つあり、4個×3組が外に出ており、残りは抽選器の中に入っています。1組を抽選器の中に入れて、ぐるぐると回して、4つの玉を出し、色に応じた場所に配置して、すべてが埋まったら移動力と、ポーションを獲得します。
自分の手番でそろえるとポーションを獲得し、障害物を抜けることができたり、特殊効果が得られたりします。ほかのプレイヤーの手番でそろっていると相乗りで移動力だけ獲得します。
シンプルなレースゲームです。3人の盤面が少し偏っているので、ブルーオーシャンが強い印象はあります。これもアナログならではの作品だと思います。
その次も、メビウス便です。Zochのカードゲームです。同時入札でカードを獲得するシンプルなゲームです。
このゲームのポイントは、獲得した得点カードが手札に入り、同時入札に使えるところです。あとは、使用済みのカードを補充できるカードもあります。
手札5枚に対し、競りは 9回あるので、そのままで行くと得点カードを切り売りする必要が出てきます。なので、補充カードは大事です。低得点のカードは、競り専用のカードよりも数字が小さいので、狙ったカードを入手しやすいというメリットもあります。
これは、手軽でいいカードゲームですね。5人までのプレイ人数の幅もありますし、小箱なので手元にあってもいい作品だと思います。
最後は、少し時間があったので、全員がルールを知っているこちらをプレイすることに。これも同時プロットのゲームですが、獲得したカードを逆順で得点計算の処理をするのがポイントです。アナログだと手計算は必要になりますが、実際に手を動かすので、手札と場札は混ざらない利点はあります。
カードの巡り合わせによるところも多分にあります。プレイ時間が短いので、そのあたりも含めて、独特の雰囲気がある軽い作品です。
今回は、テストプレイと新作で、かなりの作品をプレイしました。7月はテストプレイが続きそうです。