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● 横浜ゲーム会 2024年9月 ●

 2024年9月1日、1週間あいての横浜ゲーム会です。今回は、テストプレイと比較的新しめの作品をプレイしました。今回も、ダイジェストをお送りします。


●スラム アンド ショーダウン

 手始めは、自分の作品のテストプレイから。ほぼ最終版のカードデザインにしたので、UIのチェックが中心です。スーパートランプのアイコンが少し見づらいので、変更するくらいでしょうか。プログレッシブの得点上昇はよさそうなバランスです。

 ひとまず、メイン部分のバランス調整は今回か次回で終了でしょうか。カード入稿も近いですし。あとは、ソロプレイのルールをどうするかでしょうか。

●モジョ [play:game] [BGG]

 その次は、新しい作品をプレイすることに。ノック系のゴーアウトですが、手札が残り3枚になると、自動的にノック状態のモジョタイムに入ります。成功すれば失点なし、失敗すれば10失点を追加で受けます。

 失点は比較的低めになるので、うっかりモジョタイムに入らないように手札の調整が必要になります。同色のカードはスタックして最大数1枚の失点になるので、そこも活用しつつでしょうか。少しプレイ感覚に癖がある、手軽なカードゲームでした。

●クランズ アンド グローリー [ボドゲーマ] [BGG]

 その次は、メビウスから発売予定のこちらの作品を。メビウス便で先行頒布されたとのことです。変則的な得点獲得のゲームで、数字と色の属性があるカードをプレイします。カードは同色か同数のカードが隣か対面にないと出せません。

 カード配置後に、チップを配置することができますが、チップはどんどん積まれていき、最初に積んだチップはゲーム終了時にもっとも数字が小さいカードを、2番目はその次に小さいカードを獲得していきます。空振りもありますし、取り逃しもあります。

 低い数字は固めて、高い数字は散らしてというところと、先行利益を取るか、最後に相乗りで高得点カードを獲得するかになるでしょうか。少しひねった得点の入り方をするのと、多人数だと第三者の影響が多いので、2人向けかもしれません。

●レール オン ザ ヒル

 秋向けの作品のテストプレイです。パズル的な要素もありますし、上級ルールもあるので、幅広く楽しめるかと思います。詳細情報は、しばらくお待ちください。

●パイレーツ オブ マラカイボ [ボドゲーマ] [BGG]

 「マラカイボ」のカードゲーム版でしょうか。要素がすっきりとした感じのゲームになっています。ポイント トゥ ポイント ムーブメントと、1マスは前進する必要があり、移動先の効果を発揮するゲームです。

 購入に使えるリソースは、お金だけですが、収入をどう稼ぐかが悩ましいゲームです。3種類の品物は需要と供給で最終的な単価が決まります。

 条件を満たして得点を稼ぐか、お屋敷で得点を稼ぐかどちらかが主な得点手段ですが、1ラウンド目は本当に地盤固め、2ラウンド目の中盤あたりからが本格的な得点行動になる感じです。とはいえ、アクション数が必要なものは 1ラウンド目から仕込んでおくと手数が楽になります。

 「マラカイボ」は少し要素が多すぎる感じはありますが、こちらはすっきりとまとまった感はあります。最近は、この手の従来の作品を改善したものが多いですね。

●フィット トゥ プリント [ボドゲーマ] [BGG]

 その次は、Kickstarter で出ていた作品です。リアルタイムで新聞を作っていくアクションパズルゲームです。取材で長方形のタイルからなる記事を集め、集めきったと思ったらレイアウトに入り、完成したら印刷となります。

 記事には配置制限があり、同じジャンル(色)の記事どうし、広告どうし、写真どうしは隣接できません。写真は隣接している記事のジャンルにより得点が入ります。あとは、条件ボーナスの特ダネがあります。記事は明るい話題と暗い話題があり、バランスを取る必要があります。また、使わなかった記事には失点があります。

 とにかくリアルタイムなので、ざっくりとした感覚が要求されます。配置のときは、記事を裏向きにすることで 0点になる代わりに、配置制限を回避することができます。空白は、連続した最大領域のマジョリティで得点が決まるので、ほどよい空欄になるように工夫が必要になります。

 配置パズルは、失点の兼ね合いで、敷き詰めるよりも適度な空白をもうけたほうがいいので、少しコツがいるでしょう。慣れによる得点の差が出やすいゲームかもしれません。

 プレイ感は軽めのゲームなのと基本ルールで十分な複雑さはあるので、楽しみたいときにという感じでしょうか。

●ドラゴンキーパー [play:game] [BGG]

 最後は、GPから発売されているこちらをプレイすることに。セットコレクション系のゲームでしょうか。

 手番でできることは、カードを最大3枚まで補充し、そのあとで、山札の条件を満たす色と枚数のドラゴンをプレイして、得点を獲得するという感じです。カードプレイは3色目になると1色、4色目になると2色を封印する必要があります。そのかわりに、4色目をプレイすると、順位に応じたボーナス得点が入ります。

 ほかのプレイヤーのターンでも、条件を満たせばドラゴンカードをプレイできるので、いかに自分の有利なようにコントロールできるかがポイントでしょうか。プレイした枚数に応じて得点が変わるのですが、ある程度の早さは必要になってきます。

 思ったより早くゲームが終わるので、じっくり貯めるよりも、早めにプレイしたほうがいい場面もあります。先行で得点が高いアミュレットの完成ボーナスと4色達成のボーナスの動向には注意が必要です。後半になると、完成時の得点が高くなるので、量と質の兼ね合いが必要になるでしょうか。比較的、軽めのゲームだと思います。


 そろそろテストプレイシーズンが終了しますが、9月はゲーム会が少し少なくなりそうです。作業期間もスタートしますし。

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