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● 横浜ゲーム会 2024年9月 (2回目) ●

 2024年9月14日、前の週はイベントで開催自体がなかったので、2週間ぶりの横浜ゲーム会です。今回は 5人集まったので、独特なラインナップになりました。今回もレポートをお送りします。


●スラム アンド ショーダウン

 UIのテストの最終回です。5人プレイでのテストプレイの機会にもなりますし。人数が多くなると全体的な得点が低くなる傾向になりますが、今回は特に点差が詰まりました。UIとしてはいくつか改善点が見えたので、修正して入稿になります。

●モジョ [play:game] [BGG]

 その次は、5人でプレイできる作品から。簡単な説明は前回のレポートをご覧ください。

 2連続でモジョが成功する珍しい事態になりました。直前のプレイヤーと同じ数字はルール上出せないのですが、最高数の 12を出されると、モジョに強制突入するということもあったりとか。どちらかというとモジョをよけるゲームになりがちですが、スピードがあればモジョに突っ込んで大量失点を狙う手もあります。

 少し変わったプレイ感ですが、フィラーのゲームとして、手元にあってよさそうな感じです。

●Railways of the Lost Atlas [play:game] [BGG]

 時間が入るか微妙な感じでしたが、やってみることにしました。昨年 Kickstarter のキャンペーンがあり、予定よりも早めに届きました。ようやくプレイする機会ができました。

 18XX系のゲームですが、マップを自分で作るところからスタートするのと、12社の特殊能力があるマイナー会社を組み合わせるというところに真新しさがあります。5株マイナーから2社合併で 10株メジャーになるのと、自社の資金が時価で入ってくるので、独特な打ち回しが必要になります。

 計算を間違いやすいところは、設立したばかりのマイナー会社の最初のアクションとして、定価で列車が購入できるところです。株価上限はありますが、競りでつけた値段がそのまま 2株分の資金として会社に入るので、損は出ますが、すぐに走れる方が利益になるパターンはままあります。

 5人の初期資金は 220 なので、オープニングが分かりやすいです。140 か 150 で競り落として、3株スタートにすることがほとんどだと思います。ここの配当金で所持金が 80 を超えるプレイヤーが出てこずに、70を走った会社の株が買われない事態になりました。  「1846」と同様、インクリメンタルなので序盤に株を買われない会社は強いですし、配当が出る会社なので、さらに有利になります。4列車で詰まる形になりますが、合併前提で 3列車と 3/4列車の 2社を持って、壁系からどう打開するかの勝負になります。

 今回は、1ラウンド遅く 2社目を立てる展開が見られたので、会社の資金が多く ∞列車が 7社で 4両出ました。通常、このゲームをプレイするとトークンでのブロックがそこまで派手ではないので、700以上の配当が出ることもままあります。5〜6列車だと 300〜350くらいに落ち着くことが多いようです。

 最終的に、会社の資金に余裕ができた会社が無配当からの∞列車を購入し、5回走ったのでそのまま逃げ切りの形になりました。

 結論としては、慣れたプレイヤーは株数制限と銀行破産のルールを入れた方がよさそうというところです。5人は 10枚までですし、銀行も 8000 なので、∞列車が走りきれない展開になるかもしれません。それでもインクリメンタルで、配当で株価がジャンプアップするので配当優勢ではありますが。

 可能性は色々と感じますし、バランスはプレイヤー側に持ってきている部分もありますが、新しい時代のゲームという感じはあります。マイナー会社はいくらでもバリエーションを作れそうです。

●ファイブタワーズ [play:game] [BGG]

 少し時間が余ったので、こちらをプレイすることに。2023年の作品ですが、1990年台後半くらいのフィーリングのある競り系のゲームです。これも、最近プレイしたので説明は過去のレポートに任せましょう。

 高い塔をいかに建てられるかもポイントですが、-6点は意外と許容範囲になってくるかもしれません。-3点になるのがきつい展開だと、そもそもの得点が足りないような感じでしょうか。競り自体の切れ味はありますが、カードの出方に左右されやすいので、プレイ感としてはそこまで重くないでしょう。


 ここから、作業シーズンに入ります。翌週はイベントとぶつかるためオフラインのゲーム会はお休み、その次の週は、通院と作業のため、次の参加は 10月以降になるでしょうか。

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