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● オンラインボードゲーム会 2020年5月 ●

 2020年5月10日、オンラインボードゲーム会をおこないました。今回は1作品リクエストがあったので、そちらのプレイをすべく色々と試しています。今回もレポートを送りします。


●ニムト [play:game] [BGG]

 というわけで、今回は BGAではなく、BSWでプレイするということで 1時間くらい試行錯誤をしていました。事前準備として、BSWのクライアントとアカウント作成まではおこなっていました。

 ブラウザがからもできますが、Java対応なので Chrome や 新しい Edgeでは動かせない、これだけのために FireFox を導入するのもどうかということで、クライアントにしました。Javaは必要なので最新版をダウンロードしています。

 1時間弱で導通確認までできました。ユーザー情報を見ることもできましたが、コマンドを使うので慣れが必要です。/help はコマンド一覧だけですし、/help [コマンド] はドイツ語表示されますし。一応言語は ja:en で設定しました。未訳部分は英語で出て欲しいので。

 いわゆる昔ながらのクライアントなので、少し古くさい部分もあります。ゲームを非公開で立てるまでにかなり苦労しました。全体的にもっさりとしているのと、読み込みが重い場合があるのと、非公開にするタイミングを逃すと入られてしまうこともあります。

 そして、「ニムト」を非公開で立てられたので、プレイすることに。UIは古くさいのとボリュームが少し大きいので手元で調整が必要です。プレイ自体は問題なくできました。こちらも 66点終了のルールです。

●ザ クルー [play:game] [BGG]

 お次は、2卓に分かれてプレイすることに。ルールもなし、ドイツ語版の状態でプレイすることに。テーブルまではすぐに立てられました。

 協力型のトリックテイキングで、昨年の Essenのスカウトアクション 1位の作品で、日本語版もジーピーから発売予定です。トリックテイキング部分は、4スート各9枚+切り札スート4枚の40枚です。3人なので1枚多いプレイヤーが出ます。

 ミッションを達成すればクリアという感じです。最初の内は特定のカードを特定のプレイヤーが獲得するという内容ですが、ミッションの枚数が増えたり、達成順の指定があったり、特別な指定があったりします。

 ゲーム中のテキストがドイツ語なのと、操作のUIが独特だったりしたので、説明書を見ながらのプレイになりました。司令官は、「切り札の4」を持ったプレイヤーからというのも重要な情報です。1枚余ったカードはプレイされず、獲得もされないとのことです。ミッションの内容はフレーバーテキストがほとんどですが、特別なミッションだけは意味を理解する必要があります。

 カードの内容は公開できませんが、無線通信でシングルトン、トップランク、ボトムランクのカードを公開して示すことができます。トリックのリード前に使用するのと、トランプスートには使えないこと、条件を満たさないカード(3枚以上あるスートの中間のランクのカード)には使えないことには注意が必要です。シングルトンは、トップ、ボトムに優先されます。BSW上では自動的に適合する場所に無線チップが置かれます。

 この無線通信も、ミッションによって制限があったりします。

 最初のうちは比較的簡単なミッションですが、たまに難しいシーンがあったりします。トリックテイキングの基本テクニックは間違いなく知っておく必要があります。ボイドスートを作って、マストフォローの制約を外してから、ミッション達成に必要なカードを送り込んだりなどです。トランプスートもあるので、ランで取り切るのは少しリスクがあります。

 最初の変則ミッションである、ミゼールも、なかなかにテクニカルです。司令官は1ウィナー持ちなので、それ以外のプレイヤーの中から「調子の良し悪し」をYes/Noで確認して、指定したプレイヤーはトリックをとらないというものです。

 マストフォローに引っかかって最強のカードが出てしまうような致命的な状況になったら無線通信を使う、各スートのカウンティングをする、リードは上から、必要に応じてトランプドローをおこなう、ミゼールプレイヤーは短いサイドスートの強いカードをディスカードするなどです。ミゼールプレイヤーから遠いプレイヤーからのリードが最適ではあります。

 プレイした感想ですが、独特のプレイ感はありますが、中毒性はかなり高いゲームで、スカウトアクションの評判も納得でした。

●世界の七不思議 [play:game] [BGG]

 最後は、こちらをプレイすることに。定番ではありますが、整理運動としてプレイしやすいので。2回プレイしています。

 1ラウンド目の残り2枚の段階で両脇から軍事カードが出てくる残念な展開でした。こうなると、軍事は過当競争を避けるために諦めたほうがいいことが多いので。これで軍事カード 2枚が落ちてこなくてよかったわけですが。

 市民の建物、軍事+α、ギルドあたりが得点が伸びやすい印象はあります。文化はカットされやすいのが難点です。


 今回は試行錯誤もありましたが、新しい環境も試すことができました。来週も、オンラインで何かをする予定です。


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