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● オンラインボードゲーム会 2021年11月 (2回目) ●

 2021年11月27日、ゲームマーケット明けのオンラインゲーム会に参加しました。平日期間はオフライン開催でしたが、予定の都合上、オンラインでの開催になっています。


● キャントストップ エクスプレス [play:game] [BGG]

 手始めは、こちらの作品から。久しぶりにプレイした紙ペンゲームです。前回プレイは 9年前の 2012年12月で、当時は「エクストラ」というタイトルで、Schmidt のダイスタワー付きのゲームシリーズの1つでした。「チョイス」がオリジナルのタイトルでしょうか。

 得点条件が「エクストラ」と違っているようで、少しプレイ感覚が変わります。5つのダイスを 2つ、2つ、1つに分けて、2つの合計数と、1つの数字を埋めていきます。2つの合計数の方が主な得点方法で、1つの数字の方は中盤以降の選択肢の縛りとゲーム終了条件にかかってきます。

 いったん数字を進めると -200点の負債を抱え、既定数埋めれば得点が 0 からプラスに転じます。ここの条件が、版によって変わったようで、こちらの方が得点が伸びにくくなっています。

 今回は、序盤からで目が偏ったので、厳しい展開になりました。開始する数字が多くなってしまうと、負債を回収しきれなくなるので、どの数字を捨てるかもポイントになります。数字のバランスも重要になってきます。

 基本的には、終了条件を満たさないように動いていくのですが、ターンが続くと新規に数字を開始するハメになることもあるので、そのあたりが悩ましいところです。少しクラシカルな感じはしますが、今でも色あせないゲームではあります。

 「エクストラ」もプラスにするのは難しいのですが、こちらはさらに難度が高いですね。

● リスボアマーケット [ボドゲーマ] [BGG]

 お次はこちらの作品をプレイ。初プレイの作品です。見た目よりもアブストラクト感が強い、お店配置のゲームです。

 ゲームの目的はお金を稼ぐことですが、商店を配置して、お客さんからお金をもらうというのが主な流れです。お客さんには需要がありますし、商店の売り上げを増やすレストランの配置もあります。

 序盤、特にお金が厳しいゲームで、お店を配置するコストが高めです。固め打ちの効率は高いのですが、コストが高いので序盤からは狙えません。お客も収入が大きいものは、ゲーム中盤以降にならないと置けないので、そのあたりも悩ましいですね。

 思ったよりも早くゲームが終わります。4人の場合は、特に状況も大きく変わりますし、マス数も少なくなるので、稼ぎどころが悩ましい感じです。中盤に 12収入を上げて逃げ切った感じになりました。3人だとプレイ感が変わってくるかと思います。

● ザ クルー 深海に眠る遺跡 [play:game] [BGG]

 お次は、こちらをプレイすることに。ミッション20からプレイしましたが、全体難度が 10 で通信制限もランダムであるので、難度がかなり高いです。ミッションどうしの相性が悪いものが出たり、4人でプレイする場合、船長が 2枚取る 5枚目も出始める難度です。

 BGAのインターフェイスも若干変更になり、矛盾するミッションが出たときに、手動でミッションの配り直しを宣言できるようになりました。説明書にもありますが、カードがあまりにも偏ると達成不能になるミッションがあります。

 4人で5つのミッションになり、カードを取る系のミッションが出てくると、トリック数の遊びが少なくなります。なので、サイドスートでお茶を濁しているとトリック数が足りなくなります。

 ログブックを見る限り、ミッションは 32まであるので、中盤を超えましたが、さらに難度が上がる感じです。終盤は、相性がよく1トリックで2つ達成できるミッションを選ぶようになってくるかと思います。

● サンクトペテルブルク [play:game] [BGG]

 ここからは、3人でこちらの作品を。BGAは旧版準拠ですが、折を見てプレイしています。

 建物1番手で、天文台を引けたので、序盤の収益は豊富でしたし、アップグレードで建物の収入も高い状態でしたが、貴族の種類が集まりませんでした。4の貴族が3枚まで集まったりしましたが、アップグレード貴族が出てこなかったのもあります。最終的には貴族の枚数の差で決着がついた感じでした。

 旧版はやや荒削りなバランスですが、プレイ時間もほどよい感じではあります。3人も順番が回りやすくなるのでいいですね。

● アズール [play:game] [BGG]

 最後は、こちらをプレイ。前回プレイは 2017年12月でした。通常版の「アズール」はシンプルですが、かなりプレイヤー間の相性も出てくるゲームです。伸ばし合う展開になるか、潰し合う展開になるかでだいぶ変わってきます。

 中盤に、タイルを多く残してラウンドまたぎになって少しピンチな場面もありましたが、失点なしで切り抜けて、終了条件を満たすために、スタートプレイヤーを取りに行く展開に。3人だと、2巡目くらいまで役に立つので、スタートプレイヤーの価値は若干上がるようです。

 10点ボーナスも獲得して、大きく逃げ切った形になりました。ピンチを抜け出してから逃げ切るまでの速度が 1ラウンド早かったのが勝負を分けた感じになりました。


 というわけで、今週は久しぶりにタイトル数を多くプレイしました。12月からは、オフラインでもゲーム会が入ってくるかと思います。


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