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● オンラインボードゲーム会 2022年2月 (4回目) ●

 2022年2月19日、先週に引き続きのオンラインゲーム会でした。今回はゲーム選択に時間がかかりそうなので、少し変わったものをプレイしたりとか。というわけで、レポートをお送りします。


● 18Tokaido

 18xx.Games でプロトタイプのアルファ版としてリリースされたものです。タイトル通り日本の東海道本線がメインの舞台です。日本海側も含まれます。2〜4人プレイですが、2〜3人がお勧めとのことです。今回は 4人でプレイしています。

 舞台は日本ですが、時代背景はよく分かりません。会社は 7社、東京、大阪が高収益で、盤外の東京湾、大阪湾も高くなっています。1社目向けの会社と2社目向けの会社が明確に分かれています。3人以下の場合は1社ランダムで抜けます。

 個人会社は 6社の競りなしで、正順→逆順で定価購入します。購入されなかった個人会社は流れます。最初の株式ラウンドは逆順なので、購入する個人会社はある程度分かりやすくなります。

 今回は、3番手なので、おそらくマップ中央の愛知電気鉄道がとれそうで、個人会社の選択は、お金を使い切らない選択で、収益率が悪くない笹子トンネルを取ることに。4人の場合は 480円持ちで、70円×60%が最低設立額なので、設立する場合は 60円までしか使えません。

 大規模会社の横浜新橋線は常に登場しますが、10%株がついてくる井上勝は若干弱い印象があります。このゲームはかなりスピードが速いのと、配当が 0 なので。今回の展開では流れました。

 80円の寝台列車を購入したプレイヤーは、会社設立ができないので 3社設立の形に。横浜新橋線、山陽鉄道、愛知電機鉄道の3社が 70円で設立。前の2社は、列車4両でも走れるので 2-2-2-3 の形に。愛知電機鉄道は 2-2-3 で、3列車を出して、笹子トンネルを吸収して 1株余計に購入する形に。残金 20円、配当 10円、笹子トンネルの購入費用 40円で、ちょうど 70円が残ります。

 このゲームは、SR前に1両列車が輸出されるので、展開がかなり早くなります。2列車 8両、3列車 5両なので、SR 3 の前に 3列車がなくなります。株屋のプレイヤーはここで 4社目を 95円で設立できます。70円設立だと、基本的に後設立の会社が先に動きます。なので 2-2-2 が走れるのは 2ラウンドしかありません。列車代とトークン代で 460円が出て、個人会社の購入で 60円くらい払うと、残金は 180円くらいで、4列車が買えません。

 なお、序盤の配当ですが、品川横浜線は 300〜330くらい、魚市場と山陽鉄道の組み合わせも 300くらい出ます。愛知電機鉄道の 2-2-3 は、横浜にトークンが置けるので 260 くらいです。

 4列車は 4両ありますが、後発の関西鉄道が 4 を購入、愛知電機鉄道は収益が出るので 3-4 の形を取って、あと2両。SR4 の前に輸出されてあと1両。先発が 4-5 の形になって詰まるパターンです。愛知電機鉄道がこの形で 250まで出せて、株をより多く持てることに。

 SR4で、残りの 3社が出ましたが、このゲームは設立順でトークンが上に行くので、購入順では順番が入れ替わりません。売却して株価が下がれば変わりますが。日本鉄道が 4-5 の形で購入、七尾鉄道は 5 を購入し、残りのお金をトークン代を残して愛知電機鉄道の 3列車 410円で購入。しなの鉄道が 5を購入の形に。関西鉄道は 6列車を購入、愛知電機鉄道は 440円持ちで、4列車は 200の配当が出たの無配当で 6列車を購入、山陽鉄道は 6列車を自腹、1株売りです。

 品川横浜線は 4列車を引き上げて 2回配当を出す形に。この結果、愛知鉄道の 6-4 が1回走れて 500の配当が出ました。SR5の前に E列車が輸出され、4列車が消滅し、最後のラウンドに。

 ここからは株の埋め合いになりましたが、この前の時点で 13/14株まで持っていたので、ほぼそのまま持ちっぱなしの形に。終了条件の兼ね合いで、列車なしの会社が飛んでくる心配はないので、かなり平和裏に終わります。株下げも、おそらく買う株がない問題になるかと思いますし。

 収益はそこまで上がらないのですが、外れの方の路線はトークン1個でだいぶ変わってきます。他のゲームで D列車扱いの E列車ですが、ルートがつながらずに 300台の配当でした。横浜の通常都市を灰色にすると 1か所トークンスペースが空くのでいろいろな会社の収益がありますが、自分の2社だけ得にならないので、神戸を育てました。E列車は名古屋で詰まりそうですが、北側西側の会社が抜けられるので。

 3ラウンドは比較的早く終わり、300円くらいの差で逃げ切りました。2社経営で、会社の残金が 10円の展開だとさすがに逃げ切れます。

 プレイ時間は 2時間くらいでした。東海道新幹線で東京から新大阪までは 2時間30分前後なので、それよりも早いです。2-2-3 の持ち方が 2社になると、1ラウンド長引き、もう少し時間が延びます。

 個人会社の兼ね合いと路線敷設の兼ね合いもあり、そこまで展開にバリエーションが出なさそうな気もしています。出てこない会社もありますが。個人会社の選択肢がもう少し増えて、東京、大阪のつながりがもう少し面白い形にとれると広がりそうな気もします。スピーディーなゲームなので可能性は感じます。

● ファーム コンプレックス

 1時間30分くらいあったので、テストプレイもできました。バリエーションルールも試したりとか。バリエーションは、なくてもよさそうなので、入れない方向で。あとは、少しマップバランスを変更してという感じにしましょうか。テストプレイフェイズも終了し、制作作業に入ります。

● ゲシェンク [play:game] [BGG]

 最後は、こちらをプレイすることに。定番ですが、考える要素はあります。

 今回は、20番代がなかなか出なかったので、カードの選択が悩ましいところでした。10スタートでしたが、20をとってこの2枚で逃げ切りを狙ったのですが、ハイカードの出方で、中抜きで 1巡余計に回った 29+チップ11枚を取りました。18点の失点は確定するのですが、他のプレイヤーのチップの回らなさを見てという感じです。

 終盤は、カードの出方で、失点とチップを稼がれての終了でした。全体的に失点が多い展開でした。


 というわけで、今回は思ったよりもプレイできた感じになりました。


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