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● オンラインゲーム会 2022年7月 ●

 2022年7月31日、久しぶりにオンラインゲーム会に参加しました。BGAで比較的新しい作品を交えつつという感じで、プレイしたゲームをレポートしましょう。


●スペース ベース [play:game] [BGG]

 手始めは、こちらの作品を。オンライン版でも久しぶりですね。5人、光速モードでプレイしています。

 スタートは 8〜9 で固まったので、7〜10に散った形になりました。減点させる能力が効きやすい形になりましたが、手数が足りませんでした。基本収入が 10を超えたり、資金 30が貯まる時期が早いと、減点では追いつかない感じになります。30点台が枯れてくると、また長期戦の様相になりますが。

 初期配置を取らずに、1番手を取って、3レベル資金12の4収入を取るという手があるようです。5〜6は出やすいので序盤にとれると強いですが、事故も起こりやすい形ではあります。

 なお、どちらかに 5 か 6 の目が出る確率は 11/36 (うち 1/36 はゾロ目で2回分)、合計の目で出る確率がそれぞれ 4/36、5/36 で、期待値は それぞれ 16/36、17/36 です。1〜6の出目の収入に関しては同コストなので、性能差はあります。

●クルセイダーズ [play:game] [BGG]

 その次は、BGAで最近入ったこちらから。エキスパンションが入り、BGAでは 6人まででプレイできるようになりました。

 5人プレイの場合は、建物の制限が少しだけ緩くなります。十字軍の遠征先は変わらないので、Crusade の競争は激しくなります。マジョリティはより低い数でとれることになりますが。

 完全公開情報のマンカラですが、選択肢はそこまで広がらないので、ほどよい感じはします。どこかでロスが出てくるのですが、いかに効率よく動くかがポイントになるかと思います。特殊能力はマンカラの要素の調整という感じです。

 マンカラ自体は見通しが良く、全体的にじりじりと進む感じではありますが、終盤にかけてだんだん速度が上がってくる感じがいいですね。さすがに 5人だと建物は建てきらず、Crusade のリソースも厳しいので、ターン数自体は少し少なめかもしれません。展開速度が上がるということは、必要な移動力が増えるのでその分のアクションロスは出るかと思います。

 日本語版が出ていましたが、プレイ人数の幅が少し狭めなのと、TMGの撤退でエキスパンションの動向が怪しかったので、手を出しにくいところでありましたが、他のパブリッシャーから保留になったエキスパンションも含めて発売されるとのことで、今後の動向は気になります。

●世界の七不思議 建築家たち [play:game] [BGG]

 その次は、タイミングの妙でプレイできなかったこちらの作品を。世界の七不思議の簡易版という感じで、ドラフトがカードをめくる要素に変わっています。7人までプレイできますが、かなりライトな感じです。

 材料を集めて七不思議を建築していくのが目的ですが、戦闘による得点があったり、素点が増えたり、技術で特殊効果が入ったりで、ちょっとだけデュエル版の様相も入っているようです。

 材料の価値が上がる技術はブレは大きいものの強力だという印象はありましたが、今回は金を持った状態で経済を獲得、それ以降も山札から金を2枚掘り当てたので、ものすごい早さで七不思議が完成しました。

 七不思議の基本点が 25点、最後の2段階で 12点前後の配点があるので、他の要素よりも速度が上回りました。地味に、1枚2〜3点の得点カードは単純な得点効率では高いのもポイントです。戦争は水物ですが、好戦的なメンバーがいると動きが速くなります。

 ライトな感じのゲームですし、ダウンタイムはあるので 7人フルメンバーはテンポよくプレイする必要はありそうですが、悩む要素はそこまで多くない感じです。

●ザ クルー:深海に眠る遺跡 [play:game] [BGG]

 最後は、こちらをプレイすることに。久しぶりなのでレベル1からプレイしています。こちらは、難度ごとのミッションになっており、組み合わせの妙もかなり増えましたし、テクニックを要求させるプレイが出てきます。

 1トリックで青と赤のカードを同数獲得する、という、絶妙なプレイングが要求されるものが出てきたりとか。黄色か緑のカードで、シングルトンが2人おり、2人とも青と赤のカードを持っていれば、うまくいくという計算だったりします。通信で態度を示すことも重要になってきます。

 1トリックで、切り札を含まず、7未満のカードだけを獲得するというミッションもありました。基本的には、1巡で 7〜9 を消費し、2巡目を 6で勝利するときに、6以下のカードをディスカードする流れになりますが、7, 8, 9 のうち 2枚のダブルトンがあると事故ります。5人の場合、全員 2枚ずつで事故るケースもあります。この場合も 7, 8, 9 の所有者が割れていれば助かりますが。

 前作は特定のカードを取るので、2巡目に入ると極端に難度が上がりますが、こちらは単純なレベル制なので、徐々に厳しくなってくる感はあります。


 というわけで、久しぶりのオンラインゲーム会でした。移動時間がかからないのは利点ですし、自動計算は善し悪しもありますが、手軽にプレイできるというのはいいですね。


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