2024年1月28日、ゲームマーケット明け恒例のクローズドのゲーム会に連続参加してきました。こちらは、2日連続の 2ゲーム目です。予定があったので途中からの参加でしたが、プレイしたゲームをレポートしましょう。
途中参加で、6人になったのでこちらをプレイしました。マストフォロー、ノートランプのトリックテイキングゲームですが、トリックを取らないことが目的になります。
基本的に、ランクの高いカードがトリックを取り、出したカードが失点になりますが、特定条件を満たすと天変地異が起こり、ランクの低いカードがトリック取り、ほかのプレイヤーも含めて出されたカードがすべて失点になります。
今回は 6人でプレイしたこともあり、パーティーゲームよりにはなりますが、ある程度はコントールができる感じがします。特殊カードが 2枚あり、場に 1枚しか出せず、8トリックしかないので、人数が多い場合は使い忘れにも気をつける必要があります。
ランクが極端なカードが手札に多くあると苦しく、3ラウンド目が高ランクの手札が多かったのですが、低いカードをうまく処理して、高いカードで少しトリックを取って、ギリギリ逃げ切った感じでした。
昼食を挟んで、少し早めに戻ってきた 3人でプレイしました。ドロー&プレイでカードの効果をチェックして、勝利条件を満たすミニマルなゲームです。
場札と手札の状態に応じた勝利条件が設定されており、数字の小さいカードほど難度が高く、大きいカードほど難度は低くなりますが、数字順で処理されるため、先に勝利条件を満たすことができます。
プレイしたカードは左隣に回るため、どのカードを流したか、どのカードが出てきたかなどがポイントになってきます。情報が出そろってくる、ゲーム中盤からが勝負になるかと思います。不思議な感覚のゲームでした。4人がよさそうです。
もう少し時間が合ったので、こちらをプレイしました。ドロー&プレイのゲームで、手札1枚、カードの効果を適用して、おたからを入手し、規定の得点を目指します。
カード効果は、やや派手なものが多い印象です。一気に資産を削るカードもあるのですが、自分の手数にたいしてはメリットにならないので、切りどころが難しい感じです。
場の状態に合わせたカードプレイが重要になりますが、カードの補充は見えているところから取る必要があるので、相手にも情報が流れるのがポイントでしょうか。終盤はどこで仕掛けるかが悩ましいところです。
カードの引きもありますが、手軽な感じなゲームなので、それはそれで、という感じです。
その次にプレイしたのは、こちらです。ここまで 3人でプレイしています。正体隠匿系のトリックテイキングゲームで、ランダムにキャラクターが配られ、勝利条件を満たすのが目的です。必須条件として指定するキャラクターを当てる必要があり、もう1つの条件はトリック数に関わるので、そこからヒントを得てという感じです。
マストフォローですが、トランプスートがあります。「ザ クルー」にちかいカード構成ですが、枚数はもっと少ないです。6トリックをおこなったあとで、トリックを取ったカードを除外した残りのカードで 4トリックをおこないます。
6トリック目と10トリック目の勝者には、配られなかったキャラクターのうちどちらか一方を見ることができます。
手札が配られた直後に、左隣のプレイヤーに1枚カードを渡します。これで多少コントロールするのと、渡されたカードをヒントにキャラクターを絞り込むという感じになります。
いきなり手札にトランプスートが3枚ともあり、ほかのスートの上2枚が出てきたので、確定 5ウィナーの珍しい手札です。残り1枚を渡すことになりますが、1ルーザーが残る展開になります。ここはパワープレイで 5トリックを取りました。
6トリック目の勝者でキャラクターを見て、目的のものが見つかったので、あとは目標を達成して逃げ切るだけになりました。トランプがすべて出ているノートランプの場なのでウィナー計算がしやすく、1ウィナーの手なので、それだけ勝利してあとは適当に処分して逃げ切る形に。偶数トリックを取ることが条件なのでこれで十分です。
結果として、両方の条件を満たし、逃げ切りました。パワープレイになると推理要素が潰れますが、上級者向けのトリックテイキングゲームだと思います。勝ち数を調整するために、ウィナーを捨てる必要が出てきそうですし。
7人でプレイしています。ゴーアウト系のゲームですが、ナンバーカード、ルールカード、ピクシーカードの 3種類のカードがあり、条件に合うようにプレイしていきます。
ルールカードには、ナンバーカードの出し方が書かれており、ピクシーカードは手番開始時か手番終了時に発生する特殊効果が書かれています。最初はルールカードが出ていないので、ナンバーカードが出せません。
ルールカードとピクシーカードは出した直後に同種のカードが出せないという制限もありますし、上がりカードはナンバーカードのみに制限されます。
ピクシーカードがこのゲームの大きな要素で、さまざまな条件でカードが増えたり減ったりします。パーティーゲームの様相はかなり強いです。個人情報がトリガーになる場合もあります。
全体的には、ルールカードの枚数が多めで、ゲームは若干収束性が悪そうな気がしています。ナンバーカードだけは複数枚出せるルールもあるので、突然ゲームが終わることもあります。
その次は、4人でこちらをプレイ。4人限定のゲームで、トリックテイキング風のゲームです。ノースートでランク数は少なめですが、基本的に同ランクのカードの数字合計がそのランクの「強さ」となり、最も強いスートのカードを出したプレイヤー全員がトリックの勝者になります。
弱いカードは、枚数が多く、同時に複数枚出すことができます。このとき、1枚は使用され、残りは手札に戻ります。また、ランクによってカードをオモテ向きして出すか、ウラ向きにして出すかが決まっており、どんなカードが出ているかの推測はできます。
トリックテイキング風ではありますが、流行を作り出すか、流行に乗るかというゲームのような気がしました。手札によってできることはだいぶ変わってくるのと、複数出しができる弱いスートでどこまで押せるかの判断が必要になってくるでしょう。
基本ルールの場合、かなりあっさりとしたプレイ感ですが、トリック数をビッドする選択ルールもあり、これが入ることで、悩ましい感じになってくるかと思います。
その次は、5人でこちらをプレイしています。秋のゲームマーケットあわせでバネストから販売された作品です。
各プレイヤーは 5種類のカードを持って、3ラウンドを生き残ることが目的の、読み合いのゲームです。カード構成がとてもシンプルなので、再現を避けるため説明は簡略化します。
各プレイヤーは 1枚カードをプロットし、順番に応じて行動します。バッティングしていた場合は、行動なし、バッティングしなかった場合は、後続のカードを出したプレイヤーを脱落させることができます。
これを繰り返して、生き残っていれば得点が入ります。弱いカードを数多く残していると追加の得点が入ります。
ルールはシンプルですが、かなり悩ましいゲームです。最初はノーヒントですが、少しずつ得点が入ってきたりすると、読み合いが発生します。得点を積み上げるタイプで逆転が難しいこともあるのと、状況によっては最適解が出てくることもありますが、ミニマルで悩ましい読み合いができるゲームは珍しいかと思います。
その次は、3人でこちらをプレイしています。西遊記をテーマにした、変則的な競りと順位付けのゲームです。ゲームは 11ラウンドに分かれており、報酬がオープンされ、戦力を比べ、順位に応じた報酬を獲得します。
戦力を投入しないと、ボーナスの報酬を手に入れることができますが、得点はトップを取らないと獲得できないのと、得点獲得の手段が少なめなので、適切なところで力を出す必要があります。
特殊なカードもいくつかありますが、1枚、恒久的に戦力アップできるカードが強そうな印象です。2回登場し、所有者が変わる可能性もあるので 1枚目はリスキーですが、2枚目のタイミングが力のいれどころかもしれません。
シンプルなゲームではありますが、それなりのボリュームがあります。人数的には 4人のほうがいいかもしれません。
終了時間も近くなったので、6人でこちらをプレイしました。紙製のコースターを使ったケーキカットのゲームです。
ケーキを模したコースターに、全員で得失点となるトッピングを書き込み、もとから書かれているものも含めて盤面が完成します。そのあとで、コースターを裏返し、何が書いてあるのか分からない状態で、複数人のケーキカットをおこないます。
親プレイヤーが、少しずつ回していき、ほしいと思った時点で挙手してそのピースを獲得し、次の親になる、という流れです。これを 1人 2ピース獲得するまで繰り返します。
状況が見えないのと、複数人でピースを取り合うことになるので、判断がなかなか難しいのと、思ったよりもピースの大きさはばらつきます。体験自体が楽しいゲームですが、ケーキカット問題を本当にやるとこんな感じになる、という思考実験のような要素もあります。
今回は、後半に大きめのピースが残り、ピースの大きさで勝負がついた感じですが、プレイ環境によりかなり展開が変わってくると思います。アイデア勝負のゲームですが、参加者にも好評でした。
最後に 6人で、久しぶりにプレイしました。
前回プレイは 2016年10月のようです。しりとりをテーマにしたカードゲームで、この手のゲームの元祖だと思います。2002年に初登場、2003年のゲームマーケットで初期版を入手しました。永岡書店版を経て、いまはメビウス版が流通されています。
場札の文字で始まり、手札の文字で終わる言葉を言いながら、該当するカードをバスケットに投げ込むという非常にシンプルなゲームです。ゲームはリアルタイムで進んでいきます。
ワイルドカードの使い方、出現頻度の低い文字の使い方、上がりワードとなる 4文字以上の言葉の作り方などテクニックはありますが、瞬発力が要求されます。相変わらずですが楽しいゲームです。
17:00 までということで、少し短時間でしたが、ゲーム数はかなりプレイできました。次回は春のゲームマーケット終了後になるでしょうか。