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● いたスト経験者向けコラム (Into the Gray Area) ●

 今回は、いたスト関係のお話です。お休み中ということもありちょうどネタに困っていたところでしたが、ハソマーから原稿を受け取りました。ちょうどいい機会なので、この原稿の一部をここで紹介しましょう。

 まずはじめに注意書きを。この文章は、いたスト経験者向けに書かれています。基本的な用語説明はされていないのでご了承ください。本文に書かれているテクニックの一部は、実際に対人戦で使えるかどうか怪しいものもあるので、ご注意ください。手段を選んで、楽しい対人戦をお楽しみください。

 それでは、さっそく本文に入りましょう。


- Into the Gray Area -

Written by ハソマー

 今回は、いたストのテクニック集ということで、実際に対人戦で見たものから、これは使えそうだというものまで、だらだらと書くことにする。ここに書かれているテクニックは、グレーなものも含まれているので、対人戦で使う場合は自己責任でやってほしい。


●「お店を売る」コマンドの活用

 「お店を売る」コマンドは、3/4 でしか売却できないこともあり、できれば使いたくないコマンドであろう。ここでは、このコマンドをあえて使ってみるというテクニックを紹介する。

・インサイダー後の資金調整
 株価が高くなってくると10株売りの時のダメージが大きくなるのは周知の事実だが、999G の増資をして売る株がないという状態に陥ることがあるかもしれない。このとき、多めに株を売ったり、売り抜けたりしてダメージを軽減させる方法が一般的だが、あえて「お店を売る」を使って見るのも面白い。

 不要な店であれば、ゲームに影響を与えることも少ないこともあるが、200G のお店なら、10株売りをするよりもはるかに小さい損失で済むはずだ。本来、増資額を調整すべきところだが、そういう状況になったときの選択肢のひとつとして覚えておいて損はないと思う。

・攻撃的な使い方
 例えば、序盤に独占エリアができて一番安いお店に MAX 増資をしたものの、邪魔な相乗り株があり、自分の株が少なくなってこれ以上の手が打てないことも出てくるだろう。こういうときに株を引き払った上で、「お店を売る」で増資済のお店を売ってみると面白いことが起こる。

 所有者は、売却時に 25% の損失が出るものの、売却直後、競売が始まる前にお店価格が戻ってしまうため、相乗り株を持っているプレイヤーはその相乗りが「なかったこと」になってしまうのだ。相手の流動資産が少ないときほど大ダメージを与えることができるだろう。

 自主競売にかけても同じような現象が起こるが、競売対象のお店が買われてしまうと株価の値下がりが起こらないという難点がある。もちろん、タイミングを狙うことはできないものの、お店を売れるカードを引いたときも同様の効果を期待することができる。

 このテクニックは、大量の相乗り株を持っているプレイヤーに手痛いダメージを与えるのに使うことができるが、かなり直接的な攻撃のため使うタイミングには十分注意してもらいたい。

●交渉の活用

 「交渉」は、欲しいエリアのお店同士を交換し、お互いに軒数を増やすという使われ方が多いが、それ以外にも使い道がある。ここでは、交渉の活用法をいくつか挙げてみることにする。

・指し値交渉
 どうしてもお金が足りないが、持っている店が他のプレイヤーの独占を阻止しているような場合、おいそれと競売に出しにくい場合がある。独占狙いのプレイヤーにだけはるかに高い価値があるため、比較的安価で独占を許してしまう場合があるからだ。しかも、こういう店を競売に出してしまうと、競売者の責任問題にまで発展しかねない。

 こういう場合は、競売に出さずにまずは交渉を持ちかけてみよう。独占者に対して、自分で欲しいと思った金額を提示してみるのだ。独占を前提にするため、かなり足元を見た価格設定をしてかまわないと思われる。ここで満足のいく回答が得られるようであれば、もちろん売ってしまってかまわない。競売に出すよりもはるかに高い値段になっているからである。

 独占者が交渉に応じない場合は、流動資産のある上位プレイヤーに、定価から多少上乗せした金額を提示して様子をうかがうのだ。場合によっては、競売に出す可能性を示唆してみるのもいいかもしれない。

 自主競売に出すより利益が出たり、リスクを減らしたりすることができるのがこのテクニックの長所といえよう。相場は状況によって異なるため、明確な指針を示すことができないのと、相手が交渉を受ける意志がないと何の意味もないというのが短所である。もっとも、交渉を受けないので仕方なく競売に出した、という理由づけにはなるかもしれないが。

・トップ崩しの交渉
 トップが自分のエリアに近づいてきて、回避できないような状態になったときが、交渉のチャンスである。軒数を増やすことで、買い物料を増やすことができるのもあるが、トップが近づいてきているのを材料に交渉がまとまりやすいということもあるためだ。

 トップがいる状態のプレイヤーは、当然有利なので等価交換というわけにはいかないが、トップを止めるという働きがあるため、交渉が成立することによるメリットが一番大きいタイミングであるといえるだろう。

 お店状況が悪く交換交渉がしにくかったら、「お店を買う」で 3〜7倍くらいの値段をつけたり、逆に「お店を売る」で利益を山分けする感じで高値で売り払うことも考慮に入れておくといいだろう。

 交渉ひとつでトップの資産が削れて、ゲームが長引き、あわよくば逆転というのが、最善のシナリオとなる。トップの見極めと、ゲームが伸びたことでどのくらい有利になるかが難しいところと思われる。

・選択と集中
 買い物料が期待できるエリアは持っているものの、順位は4位。流動資産がなく増資することすらままならないという状況が出てくることはあるかもしれない。こういうときは、そのほかの店の資産をある程度さばいてしまってもかまわない思う。

 放出するのであれば、複数のプレイヤーがほしがるようなお店や、独占条件のお店などがある。「競売に出す」、「お店を売りたい」コマンドを活用して、できるだけ高値で処分しよう。それ以外のお店は、増資場所や強制売却のために取っておいてもいいだろう。

 こうして得た現金を元に、最低限の株を買って後は増資を試みよう。目標金額に乗せることがなければ、多少の相乗りは無視してしまってもかまわない。買い物料収入が入れば、もっと増資できるかもしれないし、5倍買いで独占に持ち込むこともできるかもしれないからである。

 このテクニックは、エリアの絞り込みと、お店をいかにうまく売却できるかが勝負である。コマ位置などのタイミングなどには常に気を遣う必要がある。タイムリーにお店を売れば、それだけ値段が上がるからだ。

・代理5倍買い
 5倍買いのときに、「はい/いいえ」を選択できる状態で、4倍で買うという交渉を仕掛ける協定 4倍買いがあるが、同タイミングでできるかもしれないテクニックを紹介する。これは、かなりグレーなテクニックなので、参考程度に見て欲しい。

 自分は、ぎりぎり 5倍買いできるくらいの流動資産しかないが、独占を崩せる 5倍買いのチャンスがあり、5倍買いしないとそのまま逃げ切られてしまうような状況になったとする。通常は、かなり悩ましい場面ではあるが、ここで、上位のプレイヤーに今止まっている店を 3〜5倍の値段で売るという交渉を仕掛けてみる。

 倍率は、後の 5倍買いの有無などにもよるが、5倍買いをされるという前提なら、4倍ちょっとくらいが折半のラインになる。5倍買いをする側には何も残らないので、5倍ちょっと(完全代理)が上限になるだろう。落としどころは総資産状況により違うと思われる。

 交渉を仕掛ける側が、代理5倍買いをするように依頼する形になると、おそらく談合に抵触するだろう。あくまでも 5倍買いしようとしているプレイヤーから持ちかけるのが、せめてもの礼儀かもしれない。テクニックとしては談合すれすれと思われるが。

 あとは、マイホームなど、飛び地で自分で踏んでしまう可能性があるようなものについて、代理5倍買いを要求するのはあるかもしれない。この場合は、自分が踏みそうなことをアピールして全員集合されると困るプレイヤーに売りつけてしまってもかまわない。


 今回は、お店に着目したテクニックを紹介したが、いかがだっただろうか? 5倍買いがあることも影響して、普段は使う機会の少ない「お店を売る」や「交渉」のコマンドだが、プレイヤーに与えられた選択肢のひとつとして、勝利へのステップに活用して欲しいと思う。


 というわけで、ハソマーの原稿の一部をお送りしました。いろいろなテクニックがありましたが、対人戦なら特に手段を選んで楽しいゲームにしたいものですね。自分では使わないにしても、自衛策として引き出しの中に入れておいてみてもいいかもしれませんね。

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