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 ● いたストモバイル ●

 ここのところ、桃鉄をはじめボードゲームの携帯アプリ移植がされていますが、2007年10月に「いたスト」も移植されました。今回は、出始めの情報を元にいつも通り機能比較などのレポートをお送りしたいと思います。

 いたストを始めたいという方は、お持ちのハードのいたストをプレイしてみるのがいいでしょう。現状では PS2, PSP, DSでプレイできるような状況です。

 確認環境はDoCoMoなので若干違う部分があるかもしれませんが、参考までにどうぞ。

 なお、この文章は追加マップの情報を適宜書き加えていく予定です。


- 全体的なこと -

●入手まで

 まずは、アプリの基本的な情報からです。これを書いている時点では DoCoMoの 903i以降、704i以降の対応機種ということでまだまだプレイできる方も少ないのではと思います。

 入手先は、スクエニモバイルです。月額使用料がかかるタイプで月300ポイント(315円相当)がかかります。また、アプリのダウンロードにはそれなりのパケット代がかかります。実測値ですがおおよそ 800〜1000パケットくらいかかるので、パケットパックなどの加入はほぼ必須でしょう。

●基本スペック

 基本的に、PS版のいたストGKの移植と考えていただければと思います。初期状態でマップが4つ、キャラクターが4人入っていて、ダウンロードで入れ替えという形になります。マップは1マップ100ポイントです。キャラクターは、ゲーム内のコインで交換できます。

 ルール自体はいつものいたストです。マップはGK仕様ですが、SP以降のルールに準じているので、そのあたりは注意が必要です。詳細は未確認ですが目標突破から徒競走のゴールになりそうですし、サラリー入手前にゴール判定があります。

●プレイ感覚など

 プレイ速度「超はやい」、セリフ「オフ」が選択できるため、他のどのシリーズよりもスムーズに進行します。特にコマの動きはかなり速いですね。

●登場マップ

 初期状態では、いたスト2初出の「かいがら島」「レイクマウンテン」「ムーンシティ」と初代いたスト初出で、いたスト2仕様になっている「左半球」の4マップが入っています。

 10月の時点でダウンロード可能なマップは、いたスト2初出の「クローバランド」と、初代いたスト初出でいたストGK仕様になっている「アメリカ大陸」の2つです。この2つは名作マップですね。

●COMキャラクター

 COMキャラクターは、今のところD〜Aランクまでが選べます。行動特性はDSと同じ感じですが、「サラリー取らず」の動きがたまに見られます。Dランクは株購入数制限と、100Gまでの増資制限が、Cランクも株購入枚数制限と、200Gまでの増資制限がかかっているようです。GKマップでは、防衛増資が早いとそれなりにやっかいだったりします。

 10株売りももちろんやってきます。モバイル版では、複数種類の株の10株売りも目撃しています。それ以外は、株の扱いは、それほどうまくはないようです。所持金不足以外のタイミングでの売り抜けは見ていませんし、株撤収も増資完了くらいしかやってこないように見えます。株の全撤収は状況自体、未確認です。


- 前作以前からの変更点 -

 ここからは、例によって前作からの変更点を中心とした、コアな話題です。いわゆるSP以降向けと、3以前向けの両方を意識して書いておきましょう。

●ルール全般

 ルールの基本は、初代と変わりません。増資あまりの数値は確認できる限りでは GKと同じ仕様と思われます(1軒 1.5倍、2軒 2倍、3軒 4倍、4軒10倍)。買い物料の伸びも同じと思われます。

 終了条件は、SP以降に準拠と思われます。目標金額突破後、銀行にたどり着いたプレイヤーが勝者になります。目標金額を超えると、音楽が変わります。

●チャンスカード

 チャンスカードは、おおよそ SP以降と同じです。00〜99までの2桁表示になっています。おなじみのカードはおなじみの番号が振られています。

 GKから効果が変わったところでは、20番「好きなお店が20%アップ」、21番「どこかの株を20枚もらう」、26番「超ラッキーチャンス(分け前は50%)」、35番「好きな株を35%高く売れる」、99番「ラッキープレゼント すべてのマークがそろう(マークがそろっている場合はどこでもカード)」という感じでしょうか。

 28番のマハラジャは、チャンスカードを引いた場所から登場します。逆に、SPから効果が変わったといえば23番は「スカ」です。92番は「もう1枚カードを引く」になっています。

 いたストSPから、チャンスカードによるお店価格の変動は、すべて増資あまりの調整になっています。なので、お店価格のダウンは増資あまりの増加につながります。逆に、お店価格が上がると増資あまりが削られます。

 増資あまりの変動なので、初期状態では買い物料に対する影響が大きいです。初期段階からお店価格20%アップの場合、買い物料は 40%アップです。チャンスカード 84番「隕石がお店を直撃」で 50%下がると、買い物料は 1 になります。

 細かい話ですが、36番、54番、58番の 100Gで増資、銀行に行ける、好きなマスにワープのカードは、カードを引いたときに現金で 100Gを持っている必要があります。DSのように、現金がなくてもOKだったシリーズもあるのでそのあたりは注意です。

●カジノ

 カジノは「いただきスロット」、「ハイ&ロー」の2種類です。どちらも「いたスト3」に近い感じです。

 「いただきスロット」は、いたスト3準拠です。参加料はかからず、チェリー(50、100、200G)、一番高い株×10、どこでもカード、ワープ、ラッキーセブン(1000G) が入っています。

 「ハイ&ロー」は、いたスト3から若干の変更点があります。10G スタートですが、1問正解で 20G、以降倍に増えていき、1280G で行き着きと思われます(640Gから続行できたのは確認済みです)。確認した限りの情報ですが、今回のカードの出方はまともなようです。

●画面周り

 携帯画面に対応していますが、意外と情報量は多いです。いたストSPのような感じで資産表の上に達成度が表示されます。自分の資産がすぐに確認できないのが、難点かもしれません(お店を買うときも表示されないので)。逆にそれ以外で特に難点はありません。

 3ボタン+方向キーで操作できますが、斜めが入りにくい機種のために移動にはテンキーが使えます。10株売り、9株売りのショートカットはありませんが、数字はテンキーでも入力できました(フォーカスが甘いため、使いにくいですが)。

●空き地

 空き地マップが登場したため、空き地の仕様が明らかになりましたので、追記します。

 選択できる空き地は、「ヘリポート」「動物園」「税務署」「料金所」「マイホーム」「不動産屋」「コンビニ」の7種類です。軒数は各建物について、マップ全体で「2軒」と他のシリーズとは異なります。お店価格は、コンビニ以外は200G、コンビニは1000Gと従来通りです。

 コンビニ以外の建物は、チャンスカード 08番、10番、30番などの買い物変化の効果を受けません(休日にはなります)。これは、SP以降の仕様ですね。ただし、株の配当はすべての建物で出ます(料金所を通過したときも配当が出ます)。このあたりはポータブルに近いかもしれません。

 戦略上重要になってくるコンビニインサイダーですが、ポータブル以降の仕様で、株売却後に株価が上がります。また、税務署についてはその時点での買い物料(収入額)が表示されるようになっています。

●マップ固有の情報

・かいがら島

 いたスト2から登場のマップです。4軒5エリアのとても小さなマップで、数少ない最大出目「5」のマップです。該当するのは、初代のおのころ島とここくらいしかありません。

 いち早く3軒以上を揃えて、増資をしてという感じになります。短期決戦なので店どりはとても重要です。チャンスカードは、比較できるほどプレイしていませんが、57番(好きなマスにワープ)が入っていました。

・レイクマウンテン

 これも、いたスト2からのマップです。4軒6エリアの小さなマップです。後に紹介するアメリカ大陸を小さくした感じのマップです。

 若干ルートどりの選択肢はありますが、基本的には買い物料勝負のマップです。これも3軒以上をうまく作ってという感じになるでしょうか。

・ムーンシティ

 いたスト2からのマップです。4軒6エリアの小さなマップで、マップの上下と左右がループしています。3エリアずつぐるぐると回ることができるのが特徴です。

 最大出目の小ささと、ぐるぐる回れるということもあり、3軒ができやすく歩きにくい場面に出くわすことが多いようです。また、このマップは高いお店は少ないものの、極端に安いお店も少なく、防衛増資が入ると5倍買いが極端にしにくくなるというケースもあります。

 周回を重ねる前に、場が固まってしまい、重い展開になりやすいというのも特徴かもしれません。そして、このマップの場合、店どりが悪く歩けなくなってしまうと、とことんまで落ちることが予想されます。

 あまりチャンスカードを引けないマップなので、カードに関しては有力な情報が集まっていません。

・左半球

 初代いたストからのマップです。買い物料などの仕様は、いたスト2に準拠しています。いたスト3では、最大出目が変わった形で、いたストポータブルでは「飛空挺」で登場しているマップで、初代、2、GK、3、ポータブル、モバイルと、シリーズの中で最多登場数を誇っています。

 いたストの、特にルートどりと株の基礎をつかむことができるマップです。4軒9エリアの広いマップで、分岐がそれなりにあり高い店をよけながら周回していくことが可能です。

 初期所持金の関係上、お店価格は安いものの(といっても、ポータブル以降のマップよりも高いですが)、株が買いやすいという特徴もあり、こまめに株を買って儲けるというのが基本になります。

 点在している高めのお店を確保し、5倍買いや交渉で手を伸ばしていく攻め方になりやすいです。独占を作るとよけられやすく、相乗りもされ安いですが、増資あまりが武器になってきます。3軒でもそれなりの買い物料が狙えるでしょう。

 シンプルなマップですが、あまり他に類を見ないかもしれません。すべてはここから始まったといっても過言ではない名マップです。

・クローバランド

 いたスト2からのマップです。4軒9エリアの比較的大きなマップで、最大出目8のマップです。ここは、3つの葉っぱに分かれたエリア構成が特徴的で、サラリーはもらえなくなりますが、どこか1つは通らなくてもゲームは進められます。

 客足の流れなども重要になってきます。対人戦ではないので交渉でどうこうするという感じにはなりにくいですが、2つ以上の葉っぱに影響力を持っておくといろいろと楽になります。

 値段が高めのお店が多いので、そこを足がかりに増資していくという感じですね。ただし、序盤に高い店をつかむと極端に動けなくなるケースもあり、このマップ(に限らず、いたスト2、GKからのマップ全般)の難しいところでもあります。

 チャンスカードも全部は見られていませんが、82番「幸せのクローバー」は、引いたマスに隣接するお店のお店価格が 10%上がります。また、99番も登場しますが、このマップではかなり強力です。ワープひとつでかなりゲームが動くので、手詰まりの時に狙ってみるのも面白いでしょう。

・アメリカ大陸

 初代いたストからのマップです。買い物料などの仕様も初代のままで、他のマップと比べると若干安い設定になっています。4軒8エリアに、飛び地の7軒エリアがついた広いマップです。

 ここは、買い物料勝負のマップです。上下のサンフランシスコ、シカゴ、ロサンゼルス、ニューヨークはよけることができず、高いお店も点在しています。高いお店を軸に3軒以上のエリアを作り、買い物料をとれるかが勝負を分けることになります。

 もう一つの特徴は、ハワイです。シリーズ唯一の7軒エリアで、株の上がりは極端に悪いものの、4軒以上になり安く、増資あまりが爆発的に伸びていきます。推定ですが、独占をすると 4軒エリアの 1.5倍ほどの買い物料の伸びになります。

 チャンスカードは、中央の銀行よりの 4軒のお店にワープするカードが1枚ずつと、ハワイへ行くのカードが2枚入っています。マップ固有のカードですが、93〜98に割り当てられていました。

 シリーズをプレイしている方のための情報ですが、今回のハワイは逆回りができます。これにより「2」で銀行に戻れたり「5」「7」でチャンスのスペードに戻れるようになり、若干脱出率が上がりました。また、チャンスカードは 20番と、84番が入っています。どちらも一点増資がよく見られるマップだけに効果は大きそうです。

・ドリームワールド

 いたスト2からのマップです。シリーズ通して一番最初の空き地マップということで、ここでも空き地の使い方が重要になってきます。8エリアですが、メインランドが6エリアと若干エリア数は少なめかもしれません。

 昔からプレイされている方への注意点としては、最大出目が「7」の「いたスト3」の仕様になっていることと、コンビニインサイダーがやりにくくなったこと(株売り後に株価アップのため)が上げられます。なので、従来のシリーズとはまた若干違った感じになっています。

 一番の見所は空き地ですね。このマップではヘリポートが有力ですが、2軒の制限が絶妙ですね。税務署も料金所も動物園も活躍の機会があります。仕様の変更に伴いコンビニが若干使いにくくなりました。

 7まで出るドリームワールドなので、外周の4エリアが重要になってきます。センターストリート、ミラクルエリアも使い勝手はいいですが、若干回避されやすいという特徴はあります。

 内周ですが、敗者復活の色合いが濃いエリアになると思います。空き地の影響を受けやすいのと高いお店が内周を回っていないととれない場所にあるためです。

 チャンスカードは、マップ固有の「全員集合」が入っています。これの登場の有無で内周の使い勝手が若干変わっていきます。火災発生はなくなりましたが、「しあわせのぼうし」「4倍買いチャンス」「マークエンジェル登場」「ラッキープレゼント(99番)」などが入っています。3倍買いチャンスもあるため、空き地も必ずしも安全ではありません。

・日本列島
 いたスト2から登場のマップです。飛び地2つを含む全10エリアですが、かなり広いマップになっています。初期所持金、目標金額、最大出目に変更点はありません。

 このマップの大きな変更点は、「飛び地の移動制限が緩くなった」ことでしょう。北海道も九州も飛んだあとに好きな方向に進めるようになっています。

 これによって、北海道は、最初に「6」で飛ぶと 1, 3, 5, 6 で空き地がとれるという計算になります。初手で北海道を狙う価値も十分に出てきました。ヘリポートを建てて空き地を早めに押さえ込んでしまえば、どうにかなりそうな気がします。マイホームも効果的に機能するエリアだったりします。

 その他は、過去の経験が生かせるのではと思います。回避されやすい東海道、関西、中部、北陸以外はおしなべて使いやすいエリアといえるでしょう。高いお店をつかみすぎると息切れするので注意が必要です。どちらかというと買い物料勝負のマップだと思います。

 チャンスカードは「交通渋滞」「京都に全員集合」「景気回復」「金融不況(バブル崩壊、金融ビッグバン)」が入っています。全員集合は周回を乱されやすいですし、交通渋滞は事故につながる可能性があります。金融不況は、増資あまりを削られるため、以前ほどつらいカードではありません。序盤に引かれるとチャンスが広がります。

 広いマップなので、マークの取り間違いには十分注意を。また、西に出る場合は九州のマークの関係上、東海道経由でハートから取っていくとスムーズに周回できるでしょう。

・摩天楼

 いたスト2から登場のマップです。9エリア、最大出目7の広いマップで、2層構造になっています。増資時などのマップの切り替えはちゃんと携帯のボタンでできるようになっています。

 このマップは、特にシリーズを通して変わっているところはありません。交通の要所となるマーク近辺のノースイーストとサウスウエスト、1Fの4エリア、そしてセンターストリートが主要エリアになります。

 ルートの自由度が高いので、それなりに高いお店をよけることができますが、エリアがそろい出すと層も行かなくなります。逆に言うと、通行量の少ないエリアをインサイダーエリアとして固めるということもできたりします。

 特に1Fにはお店価格の高いお店が点在し、資金不足になりやすいマップではあります。2周くらいまではちゃんと周回することと、倍売りカードを有効に使って序盤の資金不足を解消するなども重要になってくるかと思います(店がとれないと厳しいマップでもあるのですが)。

 センターストリートは買い物料狙いという意味では使いにくいものの、株購入のチャンスを押さえ込むことができるという意味で強力なエリアです。ここはだけは揃えさせないように注意です。あとは株を買いにくいマップだけに、証券取引所を通るときにうまく現金を作っておくといいことがあるかもしれません。

 チャンスカードは、「火災発生」「交通渋滞」などが入っていますが、マップ固有のものはありません。「マハラジャ登場」のカードや倍売り系のカードが数多く入っているため、一点張りの増資も有効なマップです。

・海底都市

 いたスト2からのストリートが続いています。9エリア、最大出目7のマップで、4方向にルートを取ることができる構造になっています。左半球と形式は似ていますが、最大出目や、チャンスマスの多さ、お店価格の高さなどがあり、別物のマップになっています。

 このマップは、もともと周回ボーナスが高く、ワープ系のカードが有利という印象がありますが、モバイルでもその傾向は変わりません。57番のどこでもワープが追加されています。

 お店価格が高く、ともすれば、序盤が資金不足に陥りやすいマップですが、超いただきチャンスが追加されました。序盤で 7などが出たら、かなり有利に事を進めることができそうです。あと、建築王も入っており、お店資産が増えやすいマップなだけに効果が期待できます。

 マイナーチェンジでは、海底油田発見がSPなどと同じく斜め方向にもヒットするようになっています。これにより、マリンファクトリーの太平洋物産など高いお店に当たるようになって、端の4エリアにも若干うれしいカードに変わりました。あとは、株手数料がないことがこのマップでは一番大きいかもしれません。

 テクニカルなマップなのには代わりありませんし、チャンスカードもよく引かれる傾向にあり、2周目に突入することもあります。

・太陽系

 いたスト2からのストリートです。9エリア、最大出目7のマップで、上下左右がループしているものの、構造としては左半球に若干近いです。

 違いとしては、銀行に至るマスがちょうど2マスの対称形なことと、分岐の直後に約物マスがあることでしょうか? 空き地の存在ももちろん大きいですね。お店価格の高いものが分岐から遠い場所にあり、最大出目が7なのでこちらも勝負に行きにくい構造になっています。

 一番の違いは、いたストモバイルの空き地の仕様です。基本的にいたスト 3と同じですが、軒数はそれぞれ2軒ずつ。コンビニの株価アップは株売り後なので、1周目からのコンビニインサイダーがかなりやりにくくなりました。ヘリポート、動物園、税務署、料金所あたりが候補になるでしょうか。若干早い者勝ちの要素もあります。

 チャンスカードの傾向ですが、いたスト3に近く、どこでもカードが出てきません。変わったところでは、景気回復と好きなお店を20%アップが入っています。カジノでもどこでもカードが手に入りにくいため、なかなかサラリーが取れないということも十分にあります。

 こちらもテクニカルなマップですが、20000Gまでの道のりが若干遠い感じのマップですね。高いお店、1軒で攻撃力のある動物園、税務署、移動の要になるヘリポートあたりが効いてくるのではと思います。

・フリーウェイ

 いたスト2からのストリートで、12エリア、最大出目7のマップです。マップの形状からルートが分かりにくいですが、交差点は直進しかできないためルートの自由度が低めのマップです。空き地はありませんが、全体的にお店価格が高く3軒からの買い物料勝負が楽しめるマップです。

 東京の都心を舞台にしており、エリア名が地名になっています。平均のお店価格は 350G を超え、株価の平均も 14.8Gとかなり高い設定です。参考までに、いたストDSで目標金額が15000G超えているマップのお店価格の平均は 224Gほどです。

 高いお店を押さえるのも重要ですが、いかに3軒以上を押さえて、増資できるかが勝負です。お店価格高いので 3軒から999Gの増資が入り買い物料が 4桁になるという感じになります。もちろん 4軒になったときの伸びはさらに大きくなります。

 序盤をいかに乗り切るかがポイントになってくるでしょう。このマップほど自主競売が使われるマップはありません。店売りになりそうな場合、2軒以上の拠点が作れそうな場合など、積極的に活用していきましょう。ワープにはいると周回がしにくくなるので、ルートどりには要注意です。

 チャンスカードは、従来のシリーズとほとんど変わりません。お店価格が高いので 33番は有効ですし、特徴的なカードとしては、景気回復、交通渋滞、建築ラッシュ、六本木エリアのお店へ行くがあります。

 買い物料勝負のマップはDS版のいたストにも多いですが、こちらはお店価格が高く3軒からの戦いになりやすいと思います。周回ができてしまうマップなので、思ったよりも破産は起こりにくいかもしれません。

・おかしのくに

 いたスト3からのストリートで、5エリア、最大出目6のマップです。形状は違いますし、最大出目も6になっていますが、基本的に「かいがら島」と同じ戦い方になるマップです。

 「かいがら島」との違いは、チャンスカードの内容が一番大きいかもしれません。プレイ回数が少ないですが、マップ固有の株を獲得するカードは、全員に一番高いエリアの株が30枚配られるようになっていました。

 ちなみにマップイラストはもちろん書き下ろしになっています。音楽も、今確認しましたが「いたスト3」とは別のものを使っているようです。さすがに狭いマップの音楽は覚えていないわけで。

・ソフィーの洞窟

 いたスト2からのストリートで、10エリア、最大出目7のマップです。3階建てのマップで、5軒エリアや6軒エリアも含んでいます。エリアごとの特徴がはっきりと分かれたマップです。空き地も各フロアに2つずつ配置されています。いたストGKだけでなく、いたスト3でもベストセレクションではないマップになっています。

 マップの構造は旧作と同じですが、飛び地となる地下3階の回転方向は自由に選べます。これにより、エリアを取るのも脱出するのもやりやすくなりました。このマップは空き地の選択が悩ましいのですが、2やGKとも3とも異なる仕様なので、独自の判断をする必要があります。

 具体的には、コンビニインサイダーがやりにくい仕様のため、地下1階で悪魔の沼地の空き地の選択が変わります。また、各2軒の制限もかなり絶妙です。地下3階のマイホームは脱出率が2倍になっており、これも状況が違います。

 チャンスカードも新しいものがいくつか見えています。「景気乱高下」はいわゆるパルプンテと同じです。2回しか見ていませんが、商店→コンビニ(100G)とコンビニ→商店(99G)を見ました。コンビニは範囲が広いので、下手をすると増資分がすべてキャンセルされるおそれもあります。

 これまでのシリーズでなかったものとして「どこでもカードタイフーン」「超いただきチャンス」「好きなお店を20%アップ」「4倍買いチャンス」を見ました。どれもこのマップでは使い勝手のいいカードです。

 そして「混乱のかぶと屋へ行く」と「輝きの宝石屋へ行く」の2枚の定点ワープは健在です。特に後者は 500/96 の高いお店なので、一発で破産のピンチまでありえます。

 基本は同じですが、空き地の仕様とチャンスカードの変更点も相まって、いいアレンジになっていると思います。名作マップだと思うので、SP以降から始めた方にも、体験してもらいたいですね。

・クイーンバニー号

 ここからは、いたストGKが初出のマップに入ります。9エリア最大出目7のマップで、ルートの自由度が高いのが特徴的です。空き地はありませんが、全体的のお店価格が若干高く、初期所持金が 1800Gと少なくサラリーもそれほど高くないため、序盤の資金繰りが厳しいです。このあたりはGKのマップに共通しています。

 マップの性質上、買い物料でもうけるというよりも、株でもうけるタイプのため、いかにうまく株を買えるかが勝負になってきます。なので、銀行周りのセンターブリッジは再重要エリアです。3軒だと買い物料が期待できますし、独占すれば大きな壁+銀行通過後の増資チャンスを手に入れることができます。

 あとは、マップ上奥まった場所にあるアンカーラインとテイルブロックが比較的強いエリアになります。分岐点からの距離が遠いため高いお店を避けにくいのと、比較的お店価格が高く、3軒からでも買い物料の高い店ができます。

 COM戦では、摩天楼と同じようにサラリーを無視してお店を取りに行く傾向があるため、COMの資金切れになりやすい場所ではあります。

 チャンスカードは従来とはかなり違ったカードが入っています。新しいところでは、好きなエリアの株価20%アップや、いたストポータブル、いたストDSで登場したトリプルスロットに相当する、お店価格スロット、株価スロットがあります。古くからのカードでも、3倍買いチャンス、4倍買いチャンス、景気乱高下などが入っています。

 とくに3倍買い、4倍買いチャンスは、自力5倍買いが状況を打開する手になりやすいこともあり、要注意のカードです。

・サパタの地上絵

 いたストシリーズの空き地なしのマップの中でもっとも難解なマップと思っています。8エリア、最大出目6のマップです。お店価格はそれなりに高いものがある割に、周回が長く、初期資金が 1500Gしかないため、2周目くらいまでの資金繰りがかなり厳しいマップです。ルートの自由度は高めです。

 対人戦では、銀行周りのサンドストリートを軸に、ねっささばく+サークルラインの安全地帯を作るのが強力ではありますが、COM戦の場合COM自身が序盤からマークをとらずに狙ってきます。なので、逆にボーイズライン、ガールズラインといった交通の要所を押さえるのがポイントでしょうか。

 エリアの優劣がつきやすいのですが、特に回避可能で銀行からも遠いレフトベースやライトベースの価値が低めです。単純にインサイダーエリアに回すにしても5軒エリアが足かせになりやすいのです。固め打ちからの33番の売却や28番での収入狙いという使い方になりそうです。

 チャンスカードですが、このマップにはGK版から建築ラッシュが入っています。5倍買いのタイミングも重要ですが、3倍、4倍、5倍買いチャンスがすべて入っており、このあたりも足がかりになりそうです。

 新しいところでは、あったら便利なマークエンジェルと、99番のラッキープレゼントが入っています。周回に時間がかかりやすく、重い展開になりやすいので、この2枚はどちらもうまく入手できると強力なのです。

・スペースコロニー

 10エリア、最大出目7の広いマップです。本土は2つのループからなり、ループ間は銀行と2本のブリッジでつながっています。上下がループしているマップです。ルートの自由度はそれなりといった感じです。飛び地は4軒×2エリアで、マークがすべてそろっており、空き地が1つずつあります。

 ルートの選択肢はあるのですが、銀行周りの5軒エリアは3軒以上押さえると強力な武器になります。銀行周りは株を買ってすぐの増資ができるため有力ですが、このマップでも例外ではありません。あとは、飛び地の2エリアですね。エリアが2つだとそろいにくい印象はありますが、飛び地自体は回避不能で脱出率は低めです。

 いたストモバイルの仕様として、飛び地の回転方向が選べるというのがありますが、このマップでもそうです。脱出率には影響ありませんが、空き地が若干とりやすくなっています。そして、この仕様のためマイホームや全員集合での脱出率が高めです。

 このマップは、初期資金は多く、高い店の数も限られていますが、周回が長いのと、サラリー額が低めなので 2周目まではかなり資金繰りが厳しい状態になっています。中途半端に飛び地に捕まって周回が遅れるのが一番厳しいと思います。

 チャンスカードは、マップ特有のコスモポートソユーズへ全員集合があります。SP以降の追加カードは無理矢理プレゼント、好きなエリアの株価が 20% アップが入っています。建設ラッシュが元々入っているのと、飛び道具になるカードが少ないので、5倍買いのタイミングは重要です。

・原始時代
 GKからのマップで、10エリア、最大出目8のかなり広いマップです。メインのループと、マークが含まれる4つのループからなるマップです。ルートの自由度は比較的高く、2つのループを行ったり来たりすることができます。空き地も点在していて、いろいろな攻め方ができるマップです。

 このマップ、対人戦では攻め方が難しいマップです。エリアが多く、各プレイヤーが染めあう形になりやすく、交渉が起こりにくいのと、早いうちにマークがとれなくなり重い展開になりやすいこと、周回に時間がかかるのもあります。ルートによっては銀行を通過するタイミングがとれるため、株の持ち合いも起こりやすいのです。

 銀行周りのマグマだまりは有力エリアではありますが、株が高く、育てにくいという難点もあります。中央のループは交通量が多いものの、火山が噴火のカードでお店価格が10%下がります。

 定点ワープのカードが2枚入っていて、うち1枚は空き地が対象になっています。そのため、空き地に税務署やコンビニを建てておくと大当たりができる可能性が発生します。点在する空き地はポータブル仕様ではおしなべてヘリポートが使いやすいでしょうか。

 チャンスカードは元から特徴的なカードが入っているので、そのほかのカードの印象がそれほど強くありません。


 そのほかのマップ、通信対戦など書き切れていない部分がありますが、それは追々ということで。


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