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● 焼きたて! ジャぱん ●

 DSでは初めてのデジタルボードゲームになるでしょうか。「焼きたて! ジャぱん」のゲームが 2006年1月12日に発売されました。携帯ゲーム機でのボードゲームは珍しいものがありますし、画面写真が非常に気になるということもあり、購入してみました。発売日からしばらくたってしまっていますが、紹介をお送りしましょう。


 ゲームのタイトルにあるどおり、同タイトルのマンガを題材にした原作ゲームです。価値の高いパンを作って、お店に配置し、他のプレイヤーに食べさせてポイントを稼いでいくというゲームです。

 ボードゲームというジャンルで見ても珍しい 3人専用のゲームです。各プレイヤーが、1人ずつキャラクターを選択し、ゲームスタートです。

 ゲームの流れは、ルーレットを回してマスを進んでいき、止まったマスに応じた食材を入手してパンを作っていくというものです。マップを周回すればボーナスがもらえます。周回についてはよくある感じですね。

 キャラクターによって、得意なジャンルと苦手なジャンルがあり、同じ食材を入手しても作れるパンは違ってきます。「カレーパン」や「ふっくら食パン」のような安いものから「究極フォアグラの田舎風サンド」のような超高級なパンまで、食材の組み合わせによっていろいろなものができます。

 手に入れた食材は、自分で使うだけでなく、後で使うために冷蔵庫に入れたり、妨害をするために、他のプレイヤーに渡したりすることができます。食材が変な組み合わせになってしまうと非常に価値の低い「邪ぱん」になってしまうのです。

 パンを作ったら、それをお店に出すわけですが、ここにゲームの2つめのポイントがあります。まず、お店の店長を選ぶ必要があります。店長には「おすすめパン」というものが設定されており、条件を満たすパンを渡すと寝返ってしまいます。

 また、ある程度パンを食べさせるとレベルアップして勢力範囲が広がり、持てるパンの数が増えます。これを利用して大きな拠点を作るのが、勝利への道になりますね。また、他のプレイヤーのお店と勢力範囲が重なると、負けた方のお店がなくなってしまうバトルが発生します。

 お店の配置、店長の選択、バトル対策などの駆け引きは、悩ましくも面白いものがあります。

 食材によって大きくポイントが跳ね上がったり、バトルなどで一発逆転があったりと、派手な展開になりやすいゲームではありますが、根底に流れるものはしっかりとしているのではと思います。

 なお、原作ゲームではありますが、原作を知らなくても楽しめる作品になっています。かくいう私も原作は見たことがなかったりしますから。

 対人戦の機会がないため、COM戦だけの感覚でですが、マップによってプレイ時間は 40〜90分くらいでしょうか。それなりにボリュームのある作品だと思います。

 さて、ここからは例によってコアな話題をお送りしましょう。

 スタッフロールを見ると、あの「天空のレストラン」の総監督と同じ方が監督をされております。ということで、このゲーム「天空のレストラン」と同じような流れをくんでいます。このページをごらんの方なら、プレイしたことのある方もいらっしゃるだろうということで、進化した点などを中心に紹介しましょう。

 まず、全体的に要素が単純になりました。MPの概念がなくなり、所持金扱いのPPに統合されました。呪文はトリックスとして、PPを消費するようになっています。

 あと、シェフの目覚めがなくなっており、序盤からそれなりの値段のものが出るようになりました。その代わり、終了2時間前の 15:00 からジャパンラッシュになり、妨害ができなくなります。これにより、逆転の要素が増えているような気がします。なお、時間の進み方は 1ターン 10分と固定です。

 ギャルソンは、店長としてまるまる残っていますが、ギャルソンアイテムはありません。その代わり経験値は、増資することで増やすことができます。

 パンの種類は 600種類と少なくなっていますが、PPのバランスはだいぶ調整されています。冷蔵庫があることもあり、それなりの価格だと 4品が普通、高額パンは 5〜6品というのが多く見られます。

 多少エフェクトは気になるものの、「天レス」のようなもったりした感じはありません。3人プレイに減ったこともあり、対人戦はおおよそ 90分で決着がつくかと思いますが、実際に試してはいません。

 実際にプレイしてみると、本当に進化した「天レス」という感じを受けると思います。料理一般ではなく、パンに限定しているのでレシピアップなどの感覚はつかみにくいですが、勝負所などの感覚は同じような感じで、もうちょっと濃縮されているのではというのが個人的なイメージです。

 というわけで、「天レス」にはまった方なら購入しても損はないかと思います。あと、これを書いている時点で出たばかりの攻略本も、資料的な価値が高いです。あわせて購入してみるのがいいのではと思います。


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