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● 桃太郎電鉄16 ●

 今回は遅くなってしまいましたが、「桃太郎電鉄16」の紹介をします。2006年12月7日発売ですね。ここ最近は、デジタルボードゲームもちょっとだけ動きがありますが、今のところ例年通りおとなしい感じです。


 定番ボードゲームということで、ここを見ている方にはすでに説明不要かもしれませんが、一応説明しましょう。サイコロを振って、目的地を目指し日本全国を回り、物件を買ってお金を儲けていくという、コンシューマーボードゲームの定番です。

 今回は、日本を舞台に特別なモードもほとんどなくシンプルな作りになっています。ルールの変更はほとんどなく、変わらぬ楽しさというのはあります。

 いつもの桃鉄は、100年まで対応になりました。USAのあたりから長期間プレイについていろいろと考えられるようになったのです、今回はさらにいろいろと仕掛けが入っています。

 15年目まではいつも通りの感じなのですが、カードの値上がりのタイミングが一気に来ます。20年目あたりから、宇宙に行けたり、北海道大移動のイベントがあったりとシリーズ恒例の特殊イベントが続きます。35年目あたりから、カード駅などの追加、50年目を超えても、新空路ができたり、新要素が増えたりと盛りだくさんです。

 全都市踏破、全都市独占、全都市最大増資、全カード収集と、やり込み要素はさらに増えました。ここのところ、いつもの桃鉄は、1人で100年でも楽しめるように考えられています。

 3年決戦は、ひさしぶりにマイナーチェンジがありました。最初の資金は1億円ですが、急行周遊カードが1枚持っている状態からのスタートです。また、急行カードの値段も400万とかなり安くなっています。値段変更は、いつもの桃鉄でもありますが、3年決戦よりも効果が大きいですね。

 USA以降は、ブロックカードがなくなっており、キーカードの使い方がより重要になっています。ナイスカードも点在しているので、攻めどころが難しく悩ましいのです。

 全体的なテンポアップも図られていて、初期のころとくらべてだいぶ楽しめる作りになっていると思います。USA以前までしかプレイしていない方は、ぜひ最新の状況を確認してみてはいかがでしょうか。

 さて、ここからは例によってシリーズ比較のコアな話題を。

 「桃鉄16」は、マップ構成自体にあまり大きな変化はありません。青森近辺は、五所川原に入るループができました。ちなみに、今回は青森の新駅が多く、五所川原の物件など強力なものが多いのです。新潟近辺に1つループができています。

 フェリー路線は、宮崎から九州への上陸が可能になりました。これにより、鹿児島、宮崎が若干近くなりました。あとは、沖縄近辺の航路ががらりと変わりました。そのほかには、九州新幹線ができたことでしょうか。

 カード売り場自体は、数が多めで品揃えもそこそこです。今回は急行カードが安くなっていますし、のぞみカードまでは売られています。戦略の要となるカードが多めに持てるようになっているという印象です。売値は、前作同様 1/4 の設定です。

 カード自体は、急行系と便利系になり、急行系はサイコロの数が増えるものだけになりました。リニアカードも30マスからサイコロ8個とばらつきが出るようになっています。周遊カードは、のぞみまでの全急行カードと、ぶっとびにまで増えています。

 もっとも、ぶっとびカードは選択肢がいろいろとありますし、ぶっとび駅の存在や、エアポートカードが使いやすくなったりというのもあり、重要性が若干下がっているかもしれません。カード売り場の銀次も健在なので要注意です。

 物件ですが、15よりもさらに収益率のいい物件が増えたような気がします。これまでの強弱関係が変わることもよくあります。収益率の桃鉄になったと思いますが、増資の伸びもよくなっています。要所の独占はかなり強いです。

 貧乏神ですが、今回から人間プレイヤーだけにやってくる悪行ができました。従来のクイズ系は人間にしかやってきません。あと、今作品の目玉は伏せ字攻撃でしょう。対人戦で出てくるといろいろな意味で盛り上がります。

 マイナスカードの一部は、停止したときのイベントに置き換わりました。これにより、デビルカード以外のマイナスカードが減ったことになります。おはらいカードとおはチンムカードは一応売られているので、デビル系の対策も重要になってきます。あと、ビンゴカード、ラリーカードはお楽しみコーナーに移動し、スペースを食いません。

 名産怪獣は相変わらずですが、全体的にいい効果のものが多く、出現率は若干抑えられた感があります。

 今作品は、特にプレイアビリティが上がったような気がします。桃鉄はだいぶ前からプレイアビリティの高さが評判ではありますが、今回は無駄なイベントとか、メッセージを極力削って快適なプレイになっています。あと、ちょっとした不便さが解消されており、全体的にすっきりとした感じになっています。

 対人対戦は 3年決戦に、じっくり楽しむのはいつもの桃鉄と、役割分担がされているような気がします。今回の3年決戦は、前作以上の面白さになっていると思います。


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