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● 桃太郎電鉄DS ●

 発売から時間がたってしまいましたが「桃鉄DS」の紹介です。発売日は2007年4月26日、連休前のいい時期に出ています。今年は、DSのボードゲームがいろいろと出てくるということもあり、その先駆けとなる作品ですね。


 ボードゲームの定番のひとつということで、ここを見ている方には説明は不要かもしれません。サイコロを振って、目的地を目指して日本全国(首都圏)を回って、物件を買ってお金を儲けるというゲームです。DS版は、携帯アプリの移植になりました。というわけで、いろいろと作りが変わっています。

 プレイ人数が「3人」限定になりました。これまでの作品は、2〜5人(PCエンジン版)までの選択肢があったのですが、プレイ時間(ダウンタイム)の兼ね合いで3人にしたとのことです。「桃鉄16」でも3人がおすすめといっていたので、そのあたりの考えが合ってのことでしょう?

 対人戦を考えると、選択肢は広い方がいいと思うわけで、このあたりは賛否両論あるかもしれません。DS版に限っては物件数の都合なども合っての判断かもしれませんが。

 マップは、TOKYOとJAPANの2種類から選べます。TOKYOは首都圏を舞台にしたマップで3000万円が初期所持金に。JAPANは日本を舞台にしたマップで1億円が初期所持金になっています。目的地の賞金はいつもの桃鉄と同じなのですが、若干資金繰りがよく、動きやすくなっています。

 年数は 3年、5年、10年、20年、30年の固定制になっています。これも、携帯版に合わせた仕様変更です。ちなみに 3年モードの目安が 36分ということで、1か月1分という分かりやすい計算式になっています。これも高速化の流れでしょうか?

 短時間対戦と、やりこみ重視の長期戦の2極化は進んでいる模様で、COM戦独自のイベントなどもいろいろとあるようです。全駅踏破、全都市独占の要素は今回もあります。

 最新版からの大きな仕様変更が2つあります。1つは「増資」ができないことです。このため、物件の収益率自体が高めに設定されており、独占都市に止まったときにカードがもらえるかもしれないというボーナスはあります。また、物件駅もマップのサイズにしては多くなっています。

 もう1つは、カードです。種別なしの8枚持ちになりました。カードの種類も大きく削られていて、初期のころの桃鉄に近い感じになっています。移動カードは新幹線止まりで、周遊カードは特急周遊まであります。〜進めるカードがなくなり、スペシャルカードにまとめられています。

 便利系のカードも、最寄りの駅で、★に願いを、ぴったりなどの使い勝手のいい新しいカードはあるものの、妨害系のカードがかなり初期のものだけに絞られています。ブロックカードはありませんが、強力なカードもそれほど多くはありません。なお、カード価格は16に近く、急行カードが400万円になっています。

 プレイしたテンポのよさなどはあいかわらずです。このあたりはシリーズを通して常に気にしている部分なので、よくまとめられているかと思います。

 ここからは、過去の比較を中心としたコアな話題です。

 JAPANマップは、いつもの桃鉄とだいぶ違います。マス数とか、フェリー航路とかがかなり省かれているため、距離感がつかみにくいかもしれません。別マップと見てもいいかもしれません。また、移動力の高いカードが少ないので、そのあたりも影響するかもしれません。

 TOKYOマップは、首都圏在住であればなるほどと思う所を題材にしています。基本的に、横方向の路線はかなり再現されていますが、攻略の都合から縦方向の路線(都心を経由しない路線)は省かれる傾向にあります。具体的に路線名をあげると、武蔵野線、南武線、横浜線のあたりが省略されている模様です。

 なので、実際には近いはずの横浜→町田とか、埼玉県の各都市の距離感とかで思わぬ罠が待ちかまえている場合もあります。都心からはどこからもアクセスしやすいですが、西方向なら、埼京線、西武、中央線、京王線、小田急線、東武、東海道線の各ラインが思ったよりも距離がある感じですね。

 カードバランスなども、JAPANとTOKYOでかなり違いますし、攻略のポイントも違ってくるものと思われます。TOKYOは強力なカードが買いやすいですが、JAPANは買いにくい印象があります。

 貧乏神関連は、ゆるめのバランスになっている模様です。物件売りはいつも通りですが、カード購入は1倍の値段ですし、たまに当たりカードを引いてくることもあります。キングボンビーも対策カード自体はないですが、強力な悪行も減っています。

 大きなマイナスになりにくく、目的地の金額も上がりやすく、カードのインフレも 4倍までしか行かないこともあり、大崩れしにくいようになっているのかもしれません。

 対人戦は、これを書いている時点ではプレイしていませんが、いつもとはまた違った感覚になるのではと思います。バランスはそれなりにとれていると思いますが、展開自体は若干地味になるかもしれません。

 いままでとはちょっと違った「桃鉄」、それが「桃鉄DS」だと思いました。


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