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● 桃太郎電鉄G ●

 かなり久しぶりになりますが、デジタルボードゲームの雑記になります。今回は新作をプレイした感想ということで、2005年6月30日に発売された「桃太郎電鉄G」を取り上げます。


 おそらく、デジタルボードゲームの中で最も知名度の高いシリーズが、「桃太郎電鉄」シリーズだと思います。今回は、数年ぶりに携帯ゲーム機版がリリースされました。芸能界に「桃鉄」が広まったのはGB版があったからと聞きますから、今回もいろいろな方がプレイされることでしょう。

 ゲームの内容は、本当にいつもの「桃鉄」です。日本全国を舞台に、目的地にいち早く到着したり、物件を買って収益を得たりしてお金を稼いでいくというゲームです。

 このゲームのいいところは、なんといっても、洗練されたスムーズな操作感と、愛着のわきやすい舞台でしょう。GBAになってボタンの数が減ってはいますが、ちょっと操作すれば、全体マップと行けるかな? は使えるかと思います。

 速度的には「はやい」レベルまで選べるので、実用的にはあまり問題ないかと思います。CPUの思考時間でちょっと固まるのをどう見るかだと思いますが、我慢できる範囲内でないかと思います。

 画面の見た目は、PS版の桃鉄に匹敵するくらいきれいです。表示範囲が狭いのを差し引いても、かなりいいできだと思います。気になったのは、物件画面と全体マップで画面切り替えがあったり、「買えるだけ買う」コマンド実行後に、増資後の収益率が見えないままマップ画面にいってしまうことくらいでしょうか。

 ゲームモードは 99年まで楽しめる「いつもの桃鉄」と「桃鉄3年決戦」の 2種類だけです。が、桃鉄を楽しむ上では十分だと思います。

 さて、ここから先は、シリーズ経験者向けのお話を。

 今回は、「桃鉄12」のシステムを継承した感じになっています。ゲームのテーマに従って若干カード売り場が多いような気がしますし、売られているカードの種類もさまざまです。カードの値段はそれなりに安いので、いかにカードを使いこなすかが重要です。

 カードといえば、防御の要の「ブロックカード」が今回もありません。「武器よさらばカード」はアルにはありますが、売られている場所はかなり限られており、ノーガードでの戦いが繰り広げられます。攻撃カードはカード駅でひろうのがほとんどですが、いいカードが手に入りやすい、ナイスカード駅もあります。

 マップにはほぼ変更はありませんが、札幌と旭川をつなぐ路線ができたり、新潟から佐渡の距離が 5マスになったり、千葉のカード地帯がナイスカード駅とマイナス駅になったりしています。稼ぎどころなどには変化がないので、従来通りの戦略は使えることと思われます。

 物件駅ですが、若干増えました。北海道の中央部は路線も物件駅も増えたので使い勝手がよくなりました。定番の駅はありますが、物件の構成などが変わっていることもあるので、要チェックです。

 物件については、今回も「桃鉄X」以降を踏襲して「増資の桃鉄」だと思います。今回は、食品物件の収益率も 50% のものをけっこう見かけますし、高額物件でもそこそこの収益率を出すものがあったりします。

 貧乏神は、相変わらずですね。キングボンビーは低確率ではありますが「1兆円捨てる」があります。「たいらのまさカード」があったりすると大変なことになりますね。ピヨピーは 11 のブラックボンビーと性質は似ていますが、最悪のボンビラス駅でもお金を取られるだけなので、それほど被害は大きくないかもしれません。

 3年決戦モードは、新要素としてデッキが使えるようになりました。これは、「いつもの桃鉄」の1人プレイで保存したカードをそのまま使えるというものです。序盤はまったりしがちな 3年決戦の動向がますます早くなることでしょう。

 ちなみに、メタゲームとして面白いのは、シャッフルカード、武器よさらばカード、陰陽師カードなどがあります。誰が 1番目に動けるかが重要かもしれません。

 軽くプレイした感想ですが、やはりいつもの桃鉄という感じでした。GBAではありますが、安っぽい感じはしませんでした。GBA版の桃鉄という立場で考えると完成度は高いのではと思います。いろいろなハードでいろいろなプレイヤーにプレイしてもらうのはいいことですね。


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