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● 桃太郎電鉄ワールド ●

 かなり発売から時間がたってしまいましたが、更新ネタの都合で特集しましょう。全世界が舞台の桃鉄です。今回は、3年決戦を中心にいろいろと書いていくことにしましょう。


- 以前のシリーズとの違い -

 基本的に、いつもの桃鉄ですが、ここ最近の桃鉄なので増資がありません。あとは、特定の都市を独占すると歴史ヒーローが登場していろいろと強力な能力を繰り出してきます。名産怪獣も出てきます。

 年数は通常モードで最大50年です。100年対応と比べて長さは半分ですが、全物件制覇は 50年でやる必要があるので難しいです。最高額のモモタローランドは桃鉄2010/タッグマッチほどではないものの 4兆円です。次の高額物件は 1兆円ですが、1000億円台の物件は点在しています。鉄道はありません。

 収益率の桃鉄と思いきや、今回は最大で 200% の物件までしかないのでそれほど伸びません。10億円〜500億円クラスに鉱業物件が加わり、臨時収入+収益率アップのトピックスがあります。今回は臨時収入の桃鉄かもしれません。

 カードはこれまでのシリーズと比べて比較的買いやすい配置になっています。急行カードは 400万円、それ以外の価格はそれほど変わっていません。いつもの桃鉄限定でたいらのまさカードが売られていたりします。また、刀狩りカードや乗っ取りカードも売られているので注意が必要です。ちなみに、この作品も種別なしで 8枚まで持てます。

 マップはかなり広いです。下手をすると目的地まで 70マスを超えることもあります。急行系のカードは30マスのリニアまでですが、ワープ駅やぶっとびカード、ぶっとび駅、物件飛びカードなどがあるので、そのあたりを活用することになりそうです。

 貧乏神関連ですが、所持金の1割を寄付するというものが追加されています。新ボンビーは、デビル系のカードを発生させるデビルボンビー、カードを消滅させた上に規定枚数消してしまうチャージボンビーが追加されています。そのほかに、ロシアンボンビーが再登場です。ハリケーンボンビーはいつも通りです。

 キングボンビーは相変わらずですね。ボンビラス星は副賞に加えて、入ったときにカード全消滅します。潮騒攻撃はありませんが、目的地から一番遠いマスへご招待されます。

 というわけで、ざっと以前のシリーズとの違いをお送りしました。


- 3年決戦 -

 今回も 3年決戦がありますが、これがなかなかバランスが取れていると思われるので、いろいろと書いていきましょう。

●いつもの桃鉄との違い

 3年決戦では、歴史ヒーローが出てきません。あと、ロシアのウラジミールのカード売り場の内容が変わっており、たいらのまさカードが買えなくなっています。あとは、チャージボンビーが出てこないようです。

 各種の収支に影響のあるインフレ率は高い状態からのスタートですが、カードは定価のままです。といってもワールドでは 8倍付けにしかならないのですが。

●初期状態と初手

 初期状態ですが、1億円と急行周遊カードとぶっとびカードを持っています。最初の目的地はあまり遠い場所は選ばれません。見たことのあるところでは、モスクワ、ヘルシンキ、カイロあたりが多いようです。

 スタート地点のロンドンから 8マスのところに、ブレーメンのカード売り場があります。急行カード、特急カード、急行周遊カード、ぶっとびカード、スペシャルカード、徳政令カードとどれも使い勝手のいいカードがそろっています。ここは、ロンドンから 8以上で確定で止まれるマスなので、初手から急行周遊カードを使って狙うのがいいでしょう。5/12 で行けます。

 カードを買えた場合は、基本的に急行カードを買えるだけ買って、状況に応じて特急カードを買うことくらいでしょうか。状況は、他のプレイヤーのカード状況と目的地によります。モスクワ目的地で、先手番で入れれば特急カード 2枚+急行カード 4枚、後手番の場合は特急カード1枚+急行カード5枚などです。

 桃鉄全般にそうですが、ワールドでも急行系カードが切れるといろいろと不利なので、しっかり武装しておくに越したことはありません。一番残念なパターンは急行カード 6枚購入直後 7600万円の現金を銀次に全額持って行かれることですが。

 カード売り場に行けなかった場合は、基本的にカードマスでカードを補充した方がいいと思います。デビルカードと銀次に遭遇がハズレですが、それ以外ならほぼ 4月の現金よりはいいと思います。3年決戦のデビルカードは 1ターンあたり 7000万円台を削ってくるので、初手で引いてしまったら方針変更です。

 あと 3の時は、遠くなるのを覚悟でリバプールに行くのも手です。ここのビートルショップはトピックスはないものの、3000万円 200% の優良物件です。決算まで所有するというのが条件になりますが。

 ちなみに、最初の目的地がヨーロッパやカイロ以外の場合は、距離が遠くなるので無理にブレーメンを目指す必要はありません。記憶している限りでは、西側に目的地が行くことはなかったのですが。

●1年目の目的地と移動

 1年目は、基本的に初期状態からの急行カード武装と目的地を獲得し地盤を固めることが目的になります。6月〜9月はプラス駅の選択もアリです。特に 8月はプラス駅の収益が 1億円くらいまで伸びます。

 2回目以降の目的地ですが、覚えている限りで、ニューヨーク、マイアミ、ニューオーリンズ、キューバ、ロンドン、コペンハーゲン、ベルリン、、バルセロナ、マルセイユ、ローマ、ベネチア、デリー、ケニアあたりがあったような気がします。ヨーロッパと北アメリカが中心です。

 目的地になる地域が狭いので、1年目でぶっとびカードを使うのはよろしくありません。孤立して貧乏神の可能性が高くなります。1年目は、いかに孤立して貧乏神を持たないかがポイントだと思います。1年目は、カウンター狙いでヨーロッパから出ないというのもアリだと思います。

●2年目〜3年目の目的地と移動

 2年目以降になると目的地が全世界に散らばるため、ここからが本番になります。目的地が 2年目と3年目で変わるかどうかまではわかりませんが、シアトル、ロサンゼルス、リオデジャネイロ、ボリビア、レイキャビク、オスロ、イスタンブール、ドバイ、ジャカルタ、シンガポール、上海、ウランバートル、東京、ジャカルタ、シンガポール、シドニーあたりが出た覚えがあります。

 大陸間の移動が加わりますが、空路、陸路、ワープ駅、ぶっとびあたりが手段として考えられます。空路は買い物ができないものの、リオデジャネイロやシドニーは空路を使わないと遠くなりがちです。大西洋を縦断し、南にオセアニアまでという伸び方です。マイナス駅をよけにくいので注意が必要です。

 陸路は、急行系のカードがほしいところです。ヨーロッパからアジアに抜けるのはロシア経由と、トルコ経由の2通りです。中東の赤マス地帯に注意する必要があるのと、インドから中国へ抜けるルートがマス数的に意外と遠いことでしょうか。アメリカの南北は、空路の方が早い印象はありますが、メキシコから中米にかけては道が狭いですね。

 ワープ駅は、おそらく 3年決戦ではキーとなるかと思います。資金が 0 になる代わりに、行き先を選べます。資金がマイナスの時は 0まで戻りますし、資金を物件やカードに換えておけば被害は少なくてすみます。

 ワープ駅の場所は、ヨーロッパのベラルーシ、アフリカのマラケシュ、アジアのブータン、オセアニアのソロモンの4箇所です。このうち入りやすいのはベラルーシとブータンで、近くにカード売り場などもそろっています。マラケシュからナイジェリアは 13マス、ソロモンからジャカルタは 11マス、東京は 10マスです。南北アメリカ大陸にはないのでご注意を。

 ぶっとびカードはかなりのギャンブルです。最悪で 60マスくらいの距離になることを考えると、残り 40マスくらいでやっとという感じです。貧乏神回避には欠かせないですし、他のカードにはないワンチャンスのカードですね。安定して買っているときより、どちらかというと負けているときに使うべきカードと思っています。

●地方と物件駅

 ヨーロッパは、おそらく 3年決戦では一番メインの舞台になるかと思います。高収益でトピックスありの物件があるのと、通過する機会が多いことがあげられます。駅単位でおすすめなのが、7000万円で独占できるウィーン、目的地の範囲で独占でき、収益率が高くトピックスもあるローマ、高額トピックスありのマルセイユ、トピックスはないものの 5000万円で独占できるピサあたりでしょうか。ウィーンとローマは寄り道してでも狙う価値はあります。

 物件価格に対して、収益率が高い物件が多いのも特徴です。乗っ取りカードがあるため、高額物件に手を出しにくいものの、80% を超える物件は優良物件です。

 3年決戦では、1000万円を超える高額物件でトピックスが発生すると 1億円以上の収入が出るので、そのあたりを狙ってみるのもいいでしょう。ロンドンの魚フライ屋、マルセイユのブイヤベース屋、ブルガリアのヨーグルト工場、ローマのピザ屋とパスタ料理店あたりが該当します。

 カードはブレーメンで補充するのがいいでしょう。南に方に行ったときにはカードの補充がしにくいのに注意です。

 アフリカですが、エジプト近辺はレバノン、アレクサンドリア、エジプトと低価格で独占しやすい駅があります。1年目でも目的地次第で通過するので気をつけておくといいでしょう。このあたりはカード売り場がないので補充がしにくいです。ケニア近辺は到達までにマイナス駅が多いものの、迂回路も多いです。ナイジェリアはどこからも遠いですが、南側のブラザビルのカード売り場が比較的入りやすいです。

 アジアですが、トルコから中東にかけては一本道が続きます。中東の赤マス地帯は急行系のカードで飛び越えるのがいいでしょう。サウジアラビア近辺は一本道で目的地になっても止まりにくかったりします。インド近辺はカード売り場が多く、補充ポイントの一つです。このあたりは3年決戦でも独占可能なチベットとネパールがあります。

 東南アジアも一本道が多いですが、3年決戦で独占しやすい駅も多いです。ハリケーンの被害は 3年決戦でもあるので注意が必要ですが。ジャカルタやシンガポールは目的地になります。

 中国は迂回路が多く、カード売り場にも止まりやすいです。日本は止まりにくい場所ですが、福岡は3年決戦でも独占可能な値段です。秋田はナマハーゲン登場地点で 3年決戦でも出てきます。1月あたりに付近をうろつくのは危険です。ウランバートル近辺と、万里の長城のあたりはナイスカード駅が多いです。

 ロシアは、3年決戦では物件価格の関係からあまり使われないと思います。ヨーロッパからウランバートルの場合は、ロシア経由が近いこともあります。ウラジミールのカード売り場は新幹線周遊カードが売っています。あとは、東側のタイシェトは、となりの芝生カードと福袋カードが売られています。

 オセアニアは、3年決戦では行きにくいですが、ホスピタル駅が活用できそうな場所でもあります。戻りはぶっ飛び駅を使うのもいいでしょう。

 北アメリカは、3年決戦では買いにくい物件が多いです。目的地になり独占できるニューオーリンズや、1億円 80% の物件がならぶニューヨーク、トピックス狙いでモントリオールやオタワあたりが狙い目です。いただきますカードが売られているケベックや、新幹線カードが補充できるカンザスシティーなど資金ができてから使いやすいカード売り場があります。

 中南米は、収益率2倍のイベントがあるウユニ、収益率の高い物件があるリオデジャネイロが狙い目ですが、3年決戦でギリギリ買えるガラパゴスがあります。8億1000万円で独占でき、全物件の収益率が 100% のため、ここを独占すると、一気に勝利ライン近くまで収益をたたき出すことができます。入りにくい場所ですが、エクアドルからのイベントでの移動もできます。

●貧乏神対策

 貧乏神はできるだけつけないというのが鉄則ですが、今回の3年決戦は特にその傾向が強いです。

 普通の貧乏神の悪行は、ほぼノーダメージから壊滅的な被害まで様々です。感覚的に攻撃力の強い方から、カードを買ってくる、乗り越し精算、瓦割り、寄付金あたりです。

 カードを買ってくるを選んだのは、もれちゃうぞカード10億円があるからです。キングボンビーのサイコロ 10個振り 2回分程度で、3年決戦の悪行の中では最大級のダメージです。次点はおばカード2億円ですが、こちらはまだ使い勝手がいいです。乗り越し精算も1億超えのダメージがあります。

 デビルボンビーは、おはらいカードである程度復旧できるものの、デビル以上の攻撃力が高いのでやっかいです。キングでビルは 2億円程度持って行きます。あとは、他のプレイヤーに渡った「お先にどうぞカード」の動向にも要注意です。捨てられないカードで、カード枠があふれる場合は、古いカードが消えていくようになります。

 ハリケーンボンビーは、相変わらず物件を飛ばしますが、3年決戦くらいの軒数になると、すぐに致命傷になりかねません。

 ロシアンボンビーは、3年目に入ったら基本的にカード枠を埋めるだけの存在ですね。2年目までの-*億円カードは返済しないと一気に借金転落なのでご注意を。ロシアにいなければ出てこないので 3年決戦ではお目にかかる機会は少ないですが。

 キングボンビーは、どれも凶悪なものが多いです。1年目の目的地から一番遠いマスとか、カード封印とか、空しく過ごせなど、後に影響を与える攻撃は確率は低いものの逆転不能になりかねない、致命傷です。なお、サイコロ10個振りのダメージは 1回あたり 5億円程度です。

●要注意カード

 3年決戦での要注意カードはいくつかあります。

 徳政令カードは単体では借金をゼロにするだけですが、同じプレイヤーが 3回、5回と使うと記念仙人が出て、それぞれ福引きカードとダイヤモンドカードをプレゼントします。徳政令カード 5回は、戦略として使ってくるのを見たことがあり、対策が必要になってきます。所持金がマイナスのプレイヤーが1人でもいれば使えるのに注意です。

 対策としては、先に徳政令を使って相手に使えなくさせるのと、おばカードを使って徳政令の使用を禁止することが主です。刀狩りカードやいただきますカードで手に入れたダイヤモンドカードを奪い取るのもありますが、徳政令カード使用後は、ご愛顧で連続行動される可能性があり、完全な対策にはなりません。

 ダイヤモンドカード自体も要注意です。カード駅でまれに手に入りますが、売却価格は 25億円程度です。接戦の状態なら、これ 1枚で勝利ラインに届きます。徳政令 5回の対策が必要なのはこのためです。ダイヤモンドカードを売るときは、ある程度カードを買っておくことをおすすめします。カード売り場にも銀次は出てくるので。

 カード売り場で買える攻撃カードもいくつかあります。刀狩りカードは防御的な使われ方が多いのですが、4億円を使ってまでとなるとちょっと微妙です。究極の防御法は、刀狩りされる前にカードを「使う」「すてる」です。なので、必要になってから買ったのでは手遅れになる可能性もあります。

 いただきますカードは、同マスに止まる必要がありますが、確実に止まれないだけに「使う」「すてる」の防御がしにくくなります。抑止力として有効です。なお、カードを購入した直後から効果を発揮するので、ケベックのカード売り場など止まりやすいところでは要注意です。ターンの消費がないので刀狩りより凶悪です。

 おばカードは、漢字が書かれたカードが一切使えなくなる攻撃カードで、売られているだけに凶悪です。急行、特急、新幹線と安価な急行系カードを封じるため、3年決戦では急行系カードはほとんど使えなくなります。徳政令カードを封じる働きもあります。この2つが大きな役割ですね。持続時間も長くだれかに貧乏神をつけて孤立させる手段としては強力です。

 ただ、ひらがな、カタカナのみのカードは使われてしまいます。おばカードで反撃も可能ですし、のぞみカードは使われてしまいます。実際にあった反撃例としては、スペシャルカードで他のプレイヤーにちょうど止まり、いただきますカードでとっかえっこカードをもらって、それを使うというところまでやりました。たいらのまさカードも使えますね。

 2枚の攻撃カードで共通していえるのは、カードの状況をよく見ておくということです。おばカードは意外なカードが通るので、過信しすぎると痛い目に遭います。

 便利系では、福袋カードは要注意です。4枚〜8枚のカードが入手でき、中にはデビルカードが紛れ込んでいる場合がありますが、目的地の賞金が2倍になる虎につばさカードを最も簡単に手に入れる方法にもなります。急行カードや特急カードなども高確率で入っており、急行系を整えやすいというのもあります。デビルのリスクがあるのでどちらかというと反撃用です。

 隣の芝生カードは売っている売り場こそ少ないものの、相手のカードを完全コピーできるので、うまくいけばトップの整ったカードをそのままそっくりということも可能です。使いどころは難しいですが強力です。

 オール6カードは、普通に買うと 4億円と効果ですが、カード駅でもまれに手に入ります。カード枠は 2枚使いになりますが、急行カード、特急カード、新幹線カードと組み合わせて 12、18、24を確実に出せるので、かなり使い勝手がいいです。カードが整った状態でのダビング候補の一つと思います。

 カード駅で入手できるものとして、青マス倍増カードは要注意です。青マスの収入が 4倍になり、8月だと 4億〜5億くらいまで稼げます。期間消滅なので、冬に手に入ると夏まで持ちませんが、これも状況によっては期間延長のためのダビング候補になりえます。使われて怖いカードですね。

 おしなべてカードの効果をいかに知っているかがポイントになりやすいです。このあたりが桃鉄カードゲームと呼ばれるゆえんでもあります。

●逆転への道

 2年目終了時点で資産マイナスでも、逆転できる可能性は十分にあります。そのあたりの話でも。

 マイナスを消す方法はたくさん用意されています。徳政令カードを使う、目的地に入る、ワープ駅に入るなどが確実な方法です。あとは、ぶっとび駅に止まると、飛ぶ飛ばないにかかわらず借金帳消しにしてくれる可能性があります。

 負けているときの逆転はトップを落とすことも考えなければなりません。攻撃カードは、自分の伸び目を確保しつつという感じになります。なので本当に負けているときはそこまでの余裕はないかもしれません。そのためにもカード駅で地盤を固めることも大事です。

 トップが安定しているときは積極的に目的地に入って場を動かした方がいいです。目的地が移っているうちにトップがたまたま孤立したりという事故を引き起こすことがあるかもしれません。画面上の残りマス数には要注意です。逆にトップの場合は、状況によっては目的地を取りに行かず、貧乏神がつかない距離を保つという方法もあります。

 あとは、貧乏神をつれて孤立の状態をいかに保たせるかです。一手のミスで一気に崩壊するのが桃鉄の怖さでもあり、おもしろさでもあります。


 そんなこんなで桃鉄WORLDの文章をお送りしました。次回作以降の動向が気になるところではありますが、今回の3年決戦もまたいろいろと考えられていると思ったりとか。


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