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● カードを守る ●

 カードゲームではもちろんなのですが、ボードゲームでもカードを使うゲームはよく見かけます。普段は何気なく使っているカードも、何回もプレイしていくうちに徐々に痛んできます。

 痛んだら買い直せばいいじゃないかという考えもあるのですが、絶版の危険性もあるドイツゲームなどではそうもいかない場合があります。今回は、「カードを守る」というテーマでカードとスリーブについてを書きたいと思います。


- スリーブを使うようになったわけ -

 昔は私も、カードが傷むことについてはそんなに気にしていませんでした。しかし、いろいろとゲームをやっているうちに「カードって痛む物なんだなあ」と思うようになったわけです。まず最初に、そのあたりのエピソードを紹介します。

 私は、トレーティングカードゲーム(MAGIC)も多少プレイするのですが、そのときにカードが傷むことに初めて気づきました。カードを乱暴に扱っていた覚えはないのですが、あるとき裏面が摩擦などによってすり切れていたのです。

 普通のカードゲームではどのカードも同じ頻度で使われるため、痛みなどは気にならないのですが、トレーティングカードゲームは性質上、特定のカードを頻繁に使用することもあるので、新しいカードと混ぜた時などに違いがはっきりと分かるのです。

 カードの摩耗で種類を判断するとかという気は全くないのですが(そんなことをやったら、ゲームとして面白くなくなりますから)、トラブルを避けるためにゲームで使うカードはなるべく均質のほうがいいと思ったわけです。

 もう1つのエピソードは、私のまわりで使われていた「カタン」に関してです。この「カタン」は数十人というプレイヤーを「カタン」の世界に引き込んだほど長い間使われてきたもので、500回以上はプレイされたと思います。

 「カタン」は材料カードと発展カードという2種類のカードを使うゲームなのですが、特に手札になる材料カードは度重なるプレイによりかなり痛んでしまいました。もとはそんなに薄いカードではなかったはずなのですが、いつの間にかへにゃへにゃになってしまったのです。

 こんな感じで、「今度自分のカタンを買う時はスリーブくらいはつけたいなあ」と思ったのでした。(あと、私は汗っかきで、手にも汗をかくタイプなので、カードが傷むのが早そうだというのもあります。)

 このような経験から、最近ではよくプレイされそうで、カードが傷みそうなゲームにはスリーブをかけることにしています。


- Hammer が使用しているもの -

 スリーブといってもいろいろな種類のものがあります。特に、ボードゲーム関係の場合はさまざまなサイズのカードに対応する必要があります。そこで、私が実際にスリーブとしてどのようなものを使っているのかを紹介します。

● 商品包装用の袋

サイズ: 6×10cm, 7×10cm など
価格: 100枚で200円弱
入手しやすさ: 探さないと見つからない

 これは、私がちょっと大きめの文具店で見つけたものです。もともとは、店舗用品で商品を包装する際の袋です。スリーブとして利用する際は、カードを入れたあとで余った部分を切るようになります。

 店舗用品というかなりマニアックなものを利用しているため、普通はなかなか見つからないでしょう。文具屋を見ていた時にたまたま見つけた物なのですが、普通は(私のように)文具屋でじっくりとものを見ることなんてしないですね。

 スリーブとして扱った時の固さは、やわらかいです。ソフトスリーブよりもやわらかい感じです。しかし、カードを保護するだけならば固さはあまり気になりません。あと、サイズがあまり厳密ではないのでぴったりの大きさのものを入れようとすると入らない場合もあります(ロストシティは入らなかった)。

 入手しにくいことと、切り取る作業に手間がかかることと欠点はあるのですが、大きな利点はサイズがいろいろとあることと、値段が安いことです。「カタン」のカードのように、微妙なサイズのカードを大量にスリーブに入れたい場合はもってこいだと思います。

● ビニール製のカード入れ

サイズ: 名刺サイズ(5.7×9.1cm), B8(6.7×9.6cm) など
価格: 30枚で150円くらい
入手しやすさ: たいていの文具屋で売っている

 最初にスリーブとして思いついた方法です。これは、私の「カタン」のスリーブに使いました。もともとの用途も名刺などの保護用です。これも、利用する際は余った部分を切るようになります。普通のカードゲームサイズのカードならば、名刺用のものを使えば切らなくても大丈夫なはずです。

 固さは、そこそこ固いです。ソフトスリーブと比較すると、かなり固いと思います(ただし、メーカーにもよります)。サイズ的に、ぴったりと収まるカードがあるが強みです(「カタン」の場合は名刺用で本当にぴったりです)。

 微妙なサイズがあることと強度が強いことが魅力ですが、高価なのが難点です。「カタン」の場合カードは全部で120枚ありますから、4セットで 600円くらいかかったと思います。ちなみに、前に紹介した袋だと 350円くらいででき、80枚ほど余ります。

● ソフトスリーブ

サイズ: MAGIC用(9.2×6.6cm), ミニサイズ(8.8×6.2cm) など(物によって多少差がある)
価格: 100枚で200円くらい
入手しやすさ: TCG を扱っているところなら売っている

 今では、トレーティングカードゲームもかなり種類が増え扱う店も増えてきました。それに伴い、カードを保護するスリーブも充実してきました。ソフトスリーブは売っているなかでも安く、透明で薄いほうです。ミニサイズのほうは、いわゆる名刺サイズのカードにもぎりぎりで対応します。

 固さはやわらかいです。MAGIC の方では 2倍の厚さのものが出たそうですが、ここで使うゲームにはまだありません。サイズの種類は少ないです(用途からして当たり前なのですが)。

 入手しやすいことと、値段が安いこと、名刺サイズのカードに対応することが利点です。難点は、サイズが違うカードには全然対応しないことです。

● ハードスリーブ

サイズ: MAGIC用(9.2×6.6cm), ミニサイズ(8.8×6.2cm) など(物によって多少差がある)
価格: 100枚で500円くらい (種類にもよる)
入手しやすさ: TCG を扱っているところなら売っている

 ソフトスリーブと同様に、ちょっと厚めのハードスリーブも扱う店が多いようです。昔は、高価なもの(100枚で1000円近くするもの)が多かったのですが、最近になって安くなってきました。サイズ的にはソフトスリーブと同様です。

 固さは、ハードスリーブという名前通り固いです。固いスリーブだと、多少スリーブのほうが大きくても快適にプレイすることができます。

 値段はちょっと高価ですが、固さという点で評価できます。あと、裏地が透明でないのでちょっと痛んでしまったカードに対しても使うことができますし、カードの種類別に色分けすることもできます。


- スリーブの利点と難点 -

 どんなスリーブを使っているかを紹介したところで、実際にスリーブを使ったときの利点と難点を、私の経験をもとに紹介します。

[スリーブの利点]

● カードが傷まない

 これまでさんざん述べたように、カードを保護するのがスリーブの役割です。カードが傷まなければ、いろいろと面倒なことを防ぐことができます。しかし、カードを乱暴に扱っていいというわけではないのでご注意を。

● スリーブは傷んでも交換できる

 スリーブ入りのカードでも、何度も使っているうちにスリーブ自体が痛む場合があります。場合によっては、スリーブが破れることもあります。こんな場合でも、あわてずにスリーブを交換すればいいわけです。カードが判別できるほど痛んでしまった場合は、こうはいきません。

● リフルシャッフルが簡単にできる

 カードがあまり偏らないシャッフルの方法に、リフルシャッフルというものがあるのですが、スリーブを使うことで簡単に行うことができます(シャッフルのことについては近日中に書きます)。

 やり方は、カードを半分ずつの山に分け、一方の山をもう一方の山に食い込ませるように入れるだけです。力を緩めてカードを持ち、テーブルを土台にして徐々に入れるようにするとうまくいくでしょう。

 ちなみに、この方法でシャッフルを行う時は、固いスリーブのほうがやりやすいです。また、スリーブを多少傷めるので、嫌がる人もいるようです。

[スリーブの難点]

● コストがかかる

 スリーブをかけるのには当然お金と手間がかかります。カードが傷むのを防ぐ保険のようなものですから、あまりコストをかけたくないのも分かります。また、あまりプレイしないゲームにスリーブをかけても、ちょっともったいないような気がします。

● カードが厚くなる

 スリーブには厚さがあるので、収納の際に問題が生じる場合があります。ボードゲームのように箱に余裕があるものならいいのですが、そうでない場合は、箱に収まらなくなるという恐れもあります。

● スリーブ同士がくっつく

 普通にプレイしている時でも、注意しないとカードを2枚いっしょに引いてしまうことがあります。スリーブはビニールとかでできていますから、静電気でくっつくことがあるのです。

 また、しばらくプレイしていないでいると、スリーブ同士がくっついてしまう場合があります。久しぶりにプレイするゲームでは、開始前にスリーブがくっついていないかどうかを調べる必要があります。

 あと、スリーブをかけた直後はカードが滑りやすくなっています。シャッフルする時に気をつけないとカードが飛んでいってしまいます。山札にしたときに、ちょっとした弾みで崩れることもあるので注意しましょう。


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